【魔入りました！入間くん】収穫祭の結果・優勝者をネタバレ！漫画やアニメでは何話？

『魔入りました！入間くん』で人気のエピソードの1つに、悪魔学校バビルスで行われる収穫祭の様子を描いたものがあります。ここでは『魔入りました！入間くん』の収穫祭について、ネタバレありで詳しく紹介していきます。

収穫祭は漫画『魔入りました！入間くん』の何話から始まり、何話で終了するのか。アニメでは何話で描かれたのかをチェックし、また結果や優勝者などの内容もチェックしていきましょう。ストーリーのネタバレがありますので、これから『魔入りました！入間くん』の漫画やアニメを見る場合は注意してください。

『魔入りました！入間くん』は、2017年から『週刊少年チャンピオン』にて連載されている漫画作品。2022年12月時点で、漫画単行本が30巻まで発売されています。作者は漫画家の西修です。2019年10月にテレビアニメ化され、第2期まで放送されました。2022年10月からは、テレビアニメ第3期が放送されています。

鈴木入間は、両親によって悪魔に売られてしまった不幸な少年。悪魔たちが住む魔界に連れて来られた入間は死を覚悟しますが、入間を手に入れた大悪魔サリバンが入間に求めたことは命ではなく、自分の孫になることでした。それを承諾した入間は、人間であることを隠してサリバンが理事長を務める悪魔学校バビルスに通うことになり、様々な悪魔たちと交流していきます。

悪魔にとって、魔界での強さを示す位階（ランク）はとても重要です。入間が通う悪魔学校バビルスの生徒たちは、自身の位階を上げるために毎日勉強に励んでいます。位階を上げるには位階昇級試験を受けてそこで良い結果を出さなければなりません。1年生に与えられる昇級のチャンスは7回あり、そのうちの1つが収穫祭です。収穫祭の試験会場は学校の裏庭に造られた森林フィールドで、試験時間は6666分（4日15時間6分）。

森林で収穫した食材をフィールド各地にある報告塔へ持っていくことでポイントがもらえ、最も多くポイントを獲得した悪魔が優勝となります。食材を集めて提出するという一見シンプルな試験なのですが、舞台となるのは魔界の森です。人間界には存在しない危険な動植物が生息しているため、森の中で4日間を無事に過ごすだけでも難しく、毎年怪我人が続出しています。

収穫祭で優勝という輝かしい結果を残した悪魔には、ある称号が与えられます。それが若き魔王候補の称号「若王（じゃくおう）」です。過去に優勝し若王となった悪魔たちは皆、順調に位階を上げて魔界にその名を轟かせる存在になっています。バビルスの収穫祭で優勝し若王となることは、大変名誉なことなのです。

先述の通り、過去に収穫祭で優勝して若王となった悪魔は皆、位階が高く有名な人物ばかりです。前年の優勝者は、バビルスの生徒会長であるアザゼル・アメリでした。彼女の父で、魔界を代表する13人の高位悪魔の1人であり、魔関署警備局の警備長を務めるアザゼル・アンリも過去の優勝者です。バビルスの空想生物学教師であるバラム・シチロウも優勝経験があるようでした。

ここからは『魔入りました！入間くん』の収穫祭の結果・優勝者を紹介していきます。収穫祭が終わった直後に発表された結果では、優勝者は入間と同学年の悪魔オロバス・ココとなっていました。オロバスは「幻燈（トラウマ）」という強力な家系魔術を持つ悪魔。彼は入間たち問題児クラスに強い対抗心を抱いており、収穫祭では何が何でも彼らに勝とうと闘志を燃やしていました。

結果として、彼は5万8千ポイントを獲得し、各5万ポイントだった入間とシャックス・リードを押さえてトップに立ちます。彼が優勝して若王になるかと思われましたが、得点の集計結果に誤りがあり、最終的に優勝したのは入間とリードでした。集計結果の誤りを指摘したのは、入間たちと同じ問題児クラスのメンバーであるアンドロ・M・ジャズです。

入間とリードは、収穫祭で最も得点が高い最難関収穫物「伝説の（レジェンド）リーフ」を手に入れていました。レジェンドリーフは単体で10万ポイント。そのポイントを分けたため、入間とリードは5万ポイントずつ持っていたのです。しかしそれでも、オロバスには届きませんでした。そのため優勝はオロバスだと思われたのですが、その結果にジャズが異議を唱えます。

彼は収穫祭の集計結果に誤りがあることに気づきました。レジェンドリーフを入手するためには「始まりのタネ」と「終わりの鉢」が必要であり、終わりの鉢は単体で2万ポイントです。その2万ポイントが忘れられていたのです。教師陣が改めて集計した結果、入間とリードは6万ポイントずつ獲得していたことがわかり、2人は逆転優勝。若王となりました。

他の1年生たちと違い、問題児クラスは特別な教室「王の教室（ロイヤル・ワン）」を使っています。王の教室を使うに相応しい存在であることを求められた彼らは、全員が早々に卒業ラインである位階「ダレス（4）」へと昇級することを義務付けられていました。入間とリードは収穫祭で若王になったことで、ダレスへと昇級しています。

漫画『魔入りました！入間くん』の収穫祭が何話から何話で見ることができるのか知りたい、という人は少なくないようです。ピンポイントで収穫祭のエピソードをチェックすることができるように、ここでは収穫祭のエピソードが漫画の何話から何話まで描かれているのか紹介します。

収穫祭のエピソードは、コミックス11巻95話「問題児クラスの新学期」から、コミックス16巻142話「タネ明かし」で見ることができます。すぐに収穫祭のエピソードを見たい場合は、11巻から16巻を購入するといいでしょう。

漫画『魔入りました！入間くん』で人気の高いエピソードである収穫祭は、2022年10月から放送が開始された、アニメ『魔入りました！入間くん』第3期で描かれました。アニメ『魔入りました！入間くん』第3期は全21話予定となっており、収穫祭前の準備から収穫祭終了までが1シーズン内で描かれます。

ここからは『魔入りました！入間くん』の収穫祭の内容をネタバレありで紹介していきます。入間とリードのコンビが収穫祭でどのような活躍をし、どのような流れで優勝という結果に辿り着いたのかチェックしていきましょう。

収穫祭は個人戦ですが、問題児クラスの面々は特訓を共にした2人がコンビを組んで収穫祭に挑むことになりました。入間の相棒はシャックス・リードです。収穫祭が始まり、入間とリードがまず行ったのは、環境に慣れることでした。自分たちは元々この森で生まれたのだと勘違いするほど環境に慣れ、食材を集めて食事をしながら休んだのです。

これは4日間のサバイバルを生き残るうえで重要なことでした。環境に慣れることができず、ポイントを集めるどころか4日間保たなかった生徒が、これまでには多く存在していたのです。結果として入間たちの行動は良い方向に転がりましたが、入間は収穫祭で勝てる方法を熟知していたわけではありません。過去のサバイバル経験から生まれた自然な発想だったのです。

入間＆リード組の1日目は、0ポイントで終わりました。森には慣れましたが、寛いだままでは収穫祭で優勝することはできません。そこで2人が考えた一気に優勝を掴み取る作戦が、収穫祭で最もポイントが高いレジェンドリーフの収穫を目指すというものです。レジェンドリーフのポイントは単体で10万ポイント。山分けしても1人5万ポイントを獲得できます。

しかし、レジェンドリーフの収穫は簡単ではありません。これまでの収穫祭で誰も手に入れられたことがないため、レジェンドリーフは最も高ポイントなのです。レジェンドリーフの収穫条件は誰にもわかりません。入間とリードがまず行うべきことは、レジェンドリーフに関する情報を集めることでした。入間とリードは、レジェンドリーフの情報を手に入れるところから大変な苦労をすることになります。

入間とリードは、一発逆転を狙ってレジェンドリーフを探すことになりました。レジェンドリーフはこれまで誰も収穫できたことがないものであるため、当然ながらレジェンドリーフの情報を持っている生徒はいません。最もレジェンドリーフに詳しいのは森で暮らす魔生物たちですが、彼らと会話をすることも不可能でした。しかしそこで2人は、魔生物たちと会話ができる存在を思い出します。問題児クラスのカイム・カムイです。

カムイの家系能力は「翻訳（なかよし）」という、魔生物とコミュニケーションが取れるものだったのです。2人はカムイを探し出し、魔生物たちから情報を聞き出してもらおうと考えました。

入間とリードは、森の中で魔獣の王国を築いていたカムイとクロケル・ケロリを発見します。そこでひと悶着あったものの、入間とリードはカムイの力を借りて、魔獣たちが歌うとある歌を翻訳してもらいました。その歌こそ、レジェンドリーフに辿り着くヒントだったのです。

魔獣たちの歌のおかげで、レジェンドリーフを収穫するには「始まりのタネ」と「終わりの鉢」が必要であるとわかりました。入間とリードは二手に分かれ、始まりのタネと終わりの鉢を捜索することにします。入間は始まりのタネがあると思われる場所に行き、そこで「口なしナフラ」の異名を持つアンプシー・ナフラと出会いました。

罠にかかっていたナフラを救出した入間はナフラと共に道を進み、そこでトートーという魔神に遭遇します。トートーは始まりのタネを守護する存在。トートーから始まりのタネを手に入れるには、力ずくで奪うか、何か面白いことをしてトートーを楽しませるしかありません。

入間は後者を選び、人間界の漫画のストーリーをトートーの前で演じて見せました。人間界の物語など知るはずもないトートーは大喜びし、入間は無事に始まりのタネを手に入れます。

一方、リードは終わりの鉢を入手するために鉢の試練に挑んでいました。鉢の試練では、終わりの鉢を守っている魔神を相手取り、100のゲームに挑まなくてはなりません。ゲームはとても難しいものでしたが、根からの勝負師であるリードはその難関を乗り越えて終わりの鉢を獲得します。大活躍したようなのですが、入間の活躍が丁寧に描かれた一方で、リードの活躍はほとんど描かれませんでした。

不憫なリードに、さらなる試練が襲いかかります。教師陣による中間発表で、終わりの鉢が2万ポイントであること、それをリードが持っていることが森中に知れ渡ってしまったのです。当然、リードは他の生徒たちから狙われてしまうことになります。

終わりの鉢を持っていたリードの前に、リードが好意を抱いている問題児クラスの女子生徒イクス・エリザベッタが現れました。彼女から「嫌い」と言われたリードはショックのあまり気絶。目を覚ますと、終わりの鉢は消えていました。実は、リードの前に現れたエリザベッタは偽物でした。オロバスの家系能力によって見せられた幻覚だったのです。こうして、終わりの鉢はオロバスの手に渡ってしまいました。

入間とリードはエリザベッタのところへ行き、彼女がリードに「嫌い」と言って終わりの鉢を奪った事実はないことを確認します。彼らは幻覚を見せていた犯人がオロバスであることを知り、さらにオロバスが問題児クラスの生徒だけを狙っていることに気づいて危機感を抱きました。このままでは、また問題児クラスの誰かが狙われるかもしれません。入間たちは、1人で行動しているウァラク・クララが危ないということに気づきます。

入間はオロバスの幻覚に襲われていたクララを救出し、オロバスはその場に駆けつけたアスモデウス・アリスによって倒されました。入間たちはオロバスから終わりの鉢を取り返そうとしますが、倒れていたはずのオロバスの姿は消えていました。オロバスの姿がそこに残っていたとしても、彼から終わりの鉢を取り戻すことは不可能です。既にオロバスは終わりの鉢を本部に提出していました。

ところが、オロバスが本部に提出したはずの終わりの鉢を、問題児クラスのアロケル・シュナウダーが入間たちの元へ持ってきました。アロケルはジャズと組んで収穫祭に参加していたのですが、ジャズがオロバスのせいでリタイアすることになってしまったため、オロバスを陥れるために動いていたのです。

オロバスが入間たちから奪った終わりの鉢は、教師の姿に変装したアロケルの手に渡っていました。アロケルは自分が持っていても仕方がないものだからということで、終わりの鉢を入間とリードに託します。

アロケルの活躍のおかげで、始まりのタネと終わりの鉢が入間とリードのもとに揃いました。あとはレジェンドリーフを開花させるだけです。しかし、肝心の開花方法がわかりません。とりあえず、始まりのタネと終わりの鉢を合体させてみましたが、反応はありませんでした。そこで動いたのが、入間に助けられて以降、行動を共にしていたナフラです。

ナフラは虹如露（にじじょうろ）というアイテムを持っており、それを使って始まりのタネに水をかけました。水をかけられた始まりのタネは光り始め、そのタイミングで入間たちは、花を咲かせる呪文「クワンクワン」を唱えます。クララが魔力を分けてくれたおかげで強力な魔法を発動することができた入間たちは、ついにレジェンドリーフを開花させることに成功しました。

収穫祭が終了し、ギリギリでレジェンドリーフを開花させることに成功した入間とリードは、レジェンドリーフの10万ポイントを分けて5万ポイントずつ獲得しました。オロバスは5万8千ポイントを有しており、彼には届きません。しかしジャズの指摘によって、終わりの鉢の2万ポイントが計算から漏れていることが発覚。入間とリードには1万ポイントずつが与えられ、合計6万ポイントずつで入間とリードが逆転優勝を果たしました。

史上初めてレジェンドリーフの収穫に成功した2人は共に若王となり、位階「4（ダレス）」へと昇級します。執拗に問題児クラスを狙っていたオロバスは自らの非を認めて入間たちに謝罪し、入間たちもオロバスのことを許しました。

収穫祭終了後、優勝した入間とリードは、レジェンドリーフの開花条件にナフラが関係していることを知りました。レジェンドリーフの開花条件は、次の通りです。まず魔獣たちからヒントを聞き出し、ヒントの謎を解読。続いて、始まりのタネと終わりの鉢を手に入れるための試練を受けます。その過程で罠にかかった隠しキャラであるナフラを助けなければなりません。

レジェンドリーフの開花には、ナフラが持つ虹如露が必要不可欠だからです。始まりのタネと終わりの鉢を合体させ、虹如露で水を注ぎ、膨大な魔力で「クワンクワン」の呪文を発動させて、ようやくレジェンドリーフは開花するのです。自分勝手で飽きっぽい悪魔という生き物が達成するにはあまりにも難しすぎる試練でした。

レジェンドリーフを開花させられる者がいるとすれば、それは悪魔らしくない悪魔でしょう。レジェンドリーフは、悪魔らしくない悪魔に出会いたいという何者かの願いによって生まれたのです。

レジェンドリーフが存在する理由はわかりましたが、そうなると気になる点が、収穫祭とレジェンドリーフを作ったのは誰なのかということです。現時点で、その答えは明らかになっていません。しかし、入間はレジェンドリーフを開花させた瞬間に見えたビジョンから、レジェンドリーフを作った者が誰なのか当たりをつけているようです。

開花の瞬間、入間が見たのは魔界の先代魔王デルキラの姿でした。デルキラは好奇心旺盛で平和と娯楽を好んだ悪魔らしくない悪魔であったといわれています。そのため、デルキラが自分と似た存在に出会いたいと考えてレジェンドリーフを作ったのではないか、と考えられています。

収穫祭のエピソードがアニメでは何話程度で描かれるのだろう、と気にするファンのコメントです。収穫祭は、漫画『魔入りました！入間くん』で描かれた長編エピソードの1つです。アニメにすると何話程度になるのかと考えたファンは少なくないようでした。

収穫祭をアニメ化してほしいと考えていた、漫画『魔入りました！入間くん』の読者のコメントです。収穫祭は見どころが多い人気エピソードの1つ。そのため、アニメ化してほしいという声は多く挙がっていました。実際に収穫祭がアニメ化され、漫画読者は歓喜したようです。

『魔入りました！入間くん』で描かれた収穫祭の結果に関するコメントです。収穫祭は入間とリードの優勝という結果で終わりましたが、2人以外の問題児クラスの面々もそれぞれ成長を見せ、活躍していました。結果発表時にキャラクターたちの成長を感じ、嬉しくなったファンは少なくなかったようです。

収穫祭が描かれる、アニメ『魔入りました！入間くん』第3期の視聴を勧めるコメントです。1期から2期は『魔入りました！入間くん』の世界観やキャラクターを視聴者に伝えるためのエピソードが多くなっています。1期も2期も面白いのですが、3期で描かれる収穫祭の面白さは別格だといわれているため、作品を見たことがない人はチェックしてみるといいでしょう。

ここでは『魔入りました！入間くん』で描かれた収穫祭の結果・優勝者や、収穫祭が漫画やアニメでは何話で描かれたのかなどについて、ネタバレありで紹介してきました。収穫祭は、入間を筆頭とした問題児クラスの絆や成長が描かれた人気の長編エピソードです。

消失の魔王デルキラについての謎が深まり、入間の正体が人間であるということがある人物にバレてしまう重要なエピソードでもあるため、漫画でもアニメでもしっかりとチェックしておきましょう。