【モブサイコ100】ブロッコリーはなぜ神樹になった？エクボとの関係と最後は？

モブサイコ100には、サイコヘルメットという名前の敵が登場しています。サイコヘルメットは主人公モブの見た目と非常に似ているのですが、もともとはただのブロッコリーの種でした。そして、その種が巨大なブロッコリーとなり、そこから神格化され、サイコヘルメットへと変わっていきます。そこで、ここからはサイコヘルメットとなった原因である神格化の理由や最後どうなったのかを解説していきます。

• 漫画タイトル：モブサイコ100
• ジャンル：コメディ、アクション、学園、青春
• 作者：ONE
• 掲載サイト：裏サンデー・マンガワン
• 発表期間：2012年4月18日 - 2017年12月22日
• アニメ版『モブサイコ100』の放送期間：2016年7月12日 - 9月27日
• アニメ版『モブサイコ100 II』の放送期間：2019年1月7日 - 4月1日
• アニメ版『モブサイコ100 III』の放送期間：2022年10月6日 - 12月22日

それではまず、モブサイコ100の作品情報から見ていきましょう。モブサイコ100は、裏サンデーのコミックアプリ「マンガワン」にて、2012年4月18日から2017年12月22日まで連載されていたアクション漫画です。2016年7月13日時点でコミックスの累計発行部数が120万部を突破している人気作で、2016年にはテレビアニメ化がおこなわれています。

ここではモブサイコ100のあらすじを簡単にまとめていきます。主人公はモブこと影山茂夫です。勉強もスポーツもできず、人付き合いにも不器用な彼には、超能力の力が備わっていました。しかし、特別な力は生きていく上で不要だと考えているモブは、注目されることなく素朴に生きています。ただ、感情の高ぶりが限界を迎え100％状態になると、災害レベルの暴走を引き起こし…

モブサイコ100の神樹編(13巻 第91話～14巻 第97話)に登場するブロッコリーは、突如として街に現れた巨大なブロッコリーです。モブサイコのアニメのオープニング曲・映像にも登場しています。作中ではエクボの洗脳によって信仰心が人々に広がり、ブロッコリーを神と呼び崇拝するようになっていきました。

モブサイコ100の巨大ブロッコリーは、最終的にエクボの企みが原因で自我を持つようになります。もともとは人々に神樹と呼ばれるただのブロッコリーでした。しかし、エクボが意図的にブロッコリーを神格化させたことにより、前述のように自我を持つに至っています。そこで、ここからはブロッコリーが神樹になった経緯やエクボとの関係をネタバレありで詳しく見ていきましょう。

ブロッコリーが突如として街に現れた理由には、霊幻とモブが農家から依頼を受け、畑の栄養を吸収し成長する上級悪霊「くねくね」を退治した時に報酬としてもらったブロッコリーの種が関係しています。そのブロッコリーの種は、モブが霊幻から時給の代わりに現物支給されることとなりました。そして、モブの学ランの内ポケットに入れていたブロッコリーの種が伏線になっています。

くねくね退治後、爪の本部との全面戦争となりました。そして、最後は超能力結社「爪」のリーダーである鈴木統一郎が、自分自身に溜め込んでいたパワーを爆発させて自爆することで、せめてもの償いをしようとします。しかし、モブは鈴木を一人にはさせまいと爆発を抑えようとしました。

モブは爆発を抑えるべく鈴木のエネルギーを吸収し、そのパワーを受け止める器になろうとしたのですが、思いがけないことにモブの学ランの内ポケットに入れていたブロッコリーの種がエネルギーを吸収します。こうしてブロッコリーの種が巨大化し、街に突然出現することとなりました。

突如として街に現れた超常現象的・神がかりのような巨大ブロッコリーは、人々にとってまさに神の象徴のような存在でした。そして、巨大ブロッコリーは神樹のように扱われ始めます。そこで、エクボは人々が神樹を崇拝することによって生じるエネルギーを利用しようと考えました。エクボは神樹に対する人々の崇拝で増幅するエネルギーと巨大ブロッコリーを奪い、世界の神になることを企んだのです。

エクボは巨大ブロッコリーを神樹にすべく、新興宗教団体を作ろうと画策しました。そこで、エクボはモブのカリスマ的能力を用いて新興宗教を作ろうとしましたが、モブが「もう悪だくみはやめたら？」と言って話に乗らなかったため、エクボが一人でサイコヘルメットの教祖となって巨大ブロッコリーを利用することにします。

サイコヘルメットの教祖となったエクボは、戦略的に段階を踏んで人々を洗脳していきます。人々の洗脳は洗脳対象に巨大ブロッコリーの一部を食べさせることで、体内に侵入し、そこから精神的に侵入することで達成されました。そして、少数派の篤い信仰心が隣人から隣人へと伝播することで、信仰が拡大するように進めていきます。

先にモブサイコ100の神樹編に登場する巨大ブロッコリーが神樹になった経緯を紹介してきました。そこで、改めてブロッコリーが巨大化した理由と神格化した理由を詳しく見ていきましょう。

まず、爪の本部との全面戦争にて、鈴木統一郎の膨大なエネルギーをモブ自身が吸収しきれずに、街中が吹き飛びそうな勢いの大爆発が起こりました。モブも鈴木も確実に死んだと思われるほどの大爆発でしたが、2人は見事に生きていました。なぜなら、モブの胸ポケットに入れていたブロッコリーがエネルギーを吸収したからです。その結果、ブロッコリーが巨大化しました。

そもそもエネルギーとは、ものの状態を変化させる能力のことの全般を指しています。そして、エネルギーにはさまざまな種類があり、よく耳にする種類として位置エネルギー、熱エネルギー、運動エネルギー、電気エネルギー、光エネルギー、原子エネルギー、化学エネルギーなどがあります。また、ものの状態変化の大きさはエネルギー量に比例しています。

つまり、エネルギー量が大きければ大きいほど、ものの状態が大きく変化するということです。では、ブロッコリーの種がモブが吸収しきれなかったエネルギーを受けることとなったのはなぜか？というと、おそらくエネルギーがない空っぽの状態だったために、エネルギーを受け取れる器がブロッコリーの種に存分にあったからだと考えられます。

ブロッコリーが神格化したのは、突如として街に現れたという超常現象的・神がかりのような巨大ブロッコリーそのものの存在と、エクボの企みによるものです。

巨大ブロッコリーに集まるエネルギーを使い目的を果たしたいエクボは、サイコヘルメット教の教祖となり、信者を洗脳していきました。そして、信者が勧誘を続けた結果、巨大ブロッコリーを崇拝する人が増え、巨大ブロッコリーは神樹であるという認識が広がっていくようになります。

街に巨大なブロッコリーが出現したことにより、ブロッコリーは人々の間で一種の神の象徴として成立していました。それを利用しようとしたエクボは、ブロッコリーに集まるエネルギーを奪い取ってどんどんパワーアップしていきます。

しかし、エクボは最後に自我が芽生えたブロッコリーと戦うこととなりました。では、ブロッコリーは最後どうなったのか？ここからはブロッコリーに自我が芽生えたシーンをネタバレし、ブロッコリーが最後どうなったのかを解説していきます。

サイコヘルメット教の信者たちが崇拝し祈りを捧げるようになったことで神樹となったブロッコリーは、信者たちのエネルギーを奪い吸収することによってさらなる巨大化を果たしました。しかし、エクボはモブの説得により目を覚まし、神になることを諦めることにします。そして、エクボはブロッコリーを神樹と認識させるために人々におこなった洗脳を解くと約束しました。

しかし、膨大なエネルギーを吸収していった結果、ブロッコリーにサイコヘルメットという自我が芽生えてしまいます。その後、巨大ブロッコリーことサイコヘルメットは、教祖となっていたエクボがサイコヘルメット教から去ることを虎視眈々と待っていました。そして、エクボがサイコヘルメット教の教祖を辞めた瞬間に姿を現し、モブの膨大なエネルギーを奪おうとします。

その後、モブは完全に眠ってしまいます。では、姿を現したサイコヘルメットはその後どうなったのか？というと、モブを守ることを決意したエクボと戦うこととなります。膨大なエネルギーを蓄えたサイコヘルメットはとても強く苦戦を強いられたエクボは、モブをこれ以上戦いに巻き込んでしまうと危険と判断し戦場から離れさせることにします。

そこで、エクボは衰弱したモブを洗脳し自分の足で歩いて帰れと命令しました。こうしてエクボの命令を受けたモブは、一人で家に帰ることになります。その後サイコヘルメットに一人で立ち向かったエクボでしたが、最後はサイコヘルメットの中に取り込まれ、自爆するような形で自らもサイコヘルメットとともに消滅しました。

ここまでモブサイコ100の神樹編に登場した巨大ブロッコリーについて、神樹になった経緯やエクボとの関係、巨大化や神格化の理由、そして最後どうなったのかをネタバレありで解説してきました。では、最後にモブサイコ100のブロッコリーに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

こちらではモブサイコ100に登場する巨大ブロッコリーとエクボの戦闘シーン関する声があがっています。どうやらこの方は、エクボが巨大ブロッコリーことサイコヘルメットと戦い、サイコヘルメットを宙に浮かして持っていくというモブがやろうとしていたことを替わりに果たしたことに感動を覚えているようです。

やはりエクボは物語序盤から登場していたキャラであり、モブのそばにいることが多かったため、エクボが最後にどうなったのかと気になっている方もいるのではないでしょうか？これを機にサイコヘルメットと戦ったエクボがどうなったのか、その後の動向に注目してみるのもよいかもしれません。

こちらではモブサイコ100に登場する巨大ブロッコリーに関する声があがっています。どうやらこの方は、巨大ブロッコリーに衝撃を受けたようです。ほかの感想では、ブロッコリーが空に浮かぶシーンが、天空の城ラピュタの木が浮かぶシーンと同じだということで衝撃を受けたという声があがっていました。ブロッコリーに対する衝撃の受け方はいくつかあるのかもしれません。

こちらではモブサイコ100に登場する巨大ブロッコリーのオチに関する声があがっています。どうやらこの方は、ブロッコリーのオチを評価されているようです。興味のある方は、これを機に最後ブロッコリーがどうなったのかをチェックしてみるとよいでしょう。

本記事ではモブサイコ100に登場する巨大ブロッコリーについて、神樹になった経緯やエクボとの関係、最後にどうなったのかをネタバレ解説してきました。モブサイコ100の巨大ブロッコリーが街に現れた経緯を辿っていくと、クネクネ退治の時に霊幻からブロッコリーの種をモブが貰っていたことがブロッコリー出現のきっかけとなっていたことから、モブサイコは意外にも伏線が張られているのがわかります。

ちなみにブロッコリーの花言葉は「小さな幸せ」で、作中ではそれに相反するようにブロッコリーが巨大化しています。そして、巨大な願望をそれを利用しようとしたのがエクボでした。エクボと巨大ブロッコリーがその後どうなったのかを見ていくとわかる通り、モブサイコ100にてブロッコリーが巨大化するという描写は小さな幸せに気づかせたかったのかもしれません。