機動戦士ガンダム 水星の魔女は少女革命ウテナに似てる?パクリと言われる理由は?

水星の魔女が「少女革命ウテナのパクリ」と言われているのをご存じでしょうか?少女革命ウテナとは、1997年に放送されていた少女向けバトルアニメです。個性的な雰囲気や脚本・ストーリーから、当時話題となったアニメ作品の1つとして知られています。こちらの記事では、なぜ水星の魔女が少女革命ウテナに似ていると言われているのかを紹介しています。ストーリーやキャラの設定、OPなどの類似点を比較して、噂の真相を調査しました。

機動戦士ガンダム 水星の魔女は少女革命ウテナに似てる?パクリと言われる理由は?のイメージ

目次

  1. 水星の魔女と少女革命ウテナとは?
  2. 水星の魔女は少女革命ウテナに似てる?パクリ?
  3. 水星の魔女と少女革命ウテナの共通点を比較
  4. 水星の魔女と少女革命ウテナの結末は?
  5. 水星の魔女と少女革命ウテナに関する感想や評価
  6. 水星の魔女と少女革命ウテナが似てる理由まとめ

水星の魔女と少女革命ウテナとは?

こちらの記事では、ガンダムシリーズの『水星の魔女』が、テレビアニメ『少女革命ウテナ』のパクリではないかという噂について紹介していきます。水星の魔女と少女革命ウテナの共通点について、『水星の魔女は少女革命ウテナに似てる?パクリ?』の項目の中で詳しく紹介しているので、気になっている人はそちらの項目に目を通してみてください。

他にも、水星の魔女と少女革命ウテナの作品情報や、両作品の結末などについても紹介しています。まずは、下記の項目で水星の魔女と少女革命ウテナの作品概要と物語のあらすじを紹介しているので、それぞれの作品情報をおさらいしたい人は、そちらもチェックしてみてください。

機動戦士ガンダム 水星の魔女の作品情報

機動戦士ガンダム 水星の魔女の概要

  • 監督:小林寛
  • 原作:矢立肇、富野由悠季
  • シリーズ構成:大河内一楼
  • キャラクターデザイン:モグモ(原案)、田頭真理恵、戸井田珠里、高谷浩利
  • メカニックデザイン:JNTHED、海老川兼武、稲田航、形部一平、寺岡賢司、柳瀬敬之
  • アニメーション制作:サンライズ
  • 放送期間:2022年10月2日~2023年1月8日(Season1)、2023年4月放送予定( Season2)
  • 話数:全12話
  • 主題歌:YOASOBI「祝福」(OP)、シユイ「君よ 気高くあれ」(ED)

水星の魔女は『機動戦士ガンダム』のシリーズの1作品で、2022年に放送されたアニメです。作品の原作・脚本を手掛けているのは、ガンダムシリーズの原作者として、これまでにも多くのガンダムシリーズを担当している矢立肇さんと富野由悠季さんです。水星の魔女は、ガンダムシリーズ初の女性主人公を起用しており、テレビアニメの放送開始前から話題となっていました。

2023年2月現在では、第1期が全12話で放送終了となっており、2023年4月から第2期が放送予定となっています。水星の魔女の放送が開始された翌月には、KADOKAWAが発行する月刊ガンダムエースにて、小説が連載開始されました。こちらの小説版水星の魔女は、SF小説を手掛ける作家・高島雄哉さんが執筆されています。

機動戦士ガンダム 水星の魔女のあらすじ

水星に住む少女スレッタは、大企業ベネリットグループが運営するモビルスーツ産業の高等専門学校・アスティカシア高等専門学園に編入することになります。学園に到着する直前に、宇宙空間を漂う人影を発見したスレッタは、その人物の救助に向かいます。しかし、救助したその少女・ミオリネは、学園の脱走を邪魔されたと激怒するのでした。

少女革命ウテナの作品情報

少女革命ウテナの概要

  • 監督:幾原邦彦
  • 原作:ビーパパス
  • 原案:さいとうちほ
  • シリーズ構成:榎戸洋司
  • キャラクターデザイン:長谷川眞也
  • 音楽:光宗信吉
  • アニメーション制作:J.C.STAFF
  • 放送期間:1997年4月2日~1997年12月24日
  • 話数:全39話
  • 主題歌:奥井雅美「輪舞-revolution」(OP)、ED主題歌:裕未瑠華「truth」ほか(ED)

少女革命ウテナは、1997年に放送されたテレビアニメ作品で、第2回アニメーション神戸のテレビ番組の部最優秀賞を受賞した少女向けバトルヒロインアニメです。少女革命ウテナは影絵を使った表現や、男装した少女を主人公にした設定が印象的な作品で、その個性的な作風が話題となりました。

少女革命ウテナのアニメ制作陣は、『美少女戦士セーラームーン』シリーズでメインスタッフとして活躍していた幾原邦彦さんが募ったスタッフで構成されました。制作メンバーには、少女漫画家のさいとうちほさんや、美少女戦士セーラームーンシリーズや『新世紀エヴァンゲリオン』の脚本家・榎戸洋司さんなどが起用されています。

少女革命ウテナのあらすじ

幼い頃に両親を亡くした少女ウテナは、その時に自分を助けてくれた"王子様"に憧れるようになります。その思いはいつしか「自分も王子様になりたい」という気持ちに変わっていき、ウテナは男装をするようになります。ある日、ウテナは親友の恋心を踏みにじった西園寺と決闘をすることになります。その出来事がきっかけとなり、彼女は不思議なゲームに巻き込まれていくことになるのでした。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式サイト

水星の魔女は少女革命ウテナに似てる?パクリ?

水星の魔女は、アニメファンの間で「少女革命ウテナのパクリなのではないか?」と囁かれていることをご存じでしょうか?少女革命ウテナは1997年に放送されたテレビアニメです。男装をしたウテナという少女が、ヒロイン・アンシーの所有権をかけて、様々な人物と決闘をしていくという物語です。この少女革命ウテナと水星の魔女には、いくつかの共通点があります。

その共通点を比較した視聴者から「少女革命ウテナと似ている」「少女革命ウテナのパクりなのではないか」と疑問を持たれることが多いようです。こちらの項目では、そのようなパクリ疑惑が出た原因について紹介していきます。水星の魔女が、なぜ少女革命ウテナのパクリだといわれているのか気になっている人は、目を通してみてください。

水星の魔女は少女革命ウテナのパクリ?

正確に言うと、水星の魔女は少女革命ウテナのパクリではありません。しかし、少女革命ウテナを見たことのあるアニメファンからは「似ている」「パクリ作品だ」といわれることも多いことも事実です。では、なぜ水星の魔女が少女革命ウテナのパクリといわれているのかというと、その理由は水星の魔女と少女革命ウテナの脚本家が主な原因となっていると考えられます。

後述の『水星の魔女と少女革命ウテナの脚本家は同じ?』の項目で詳しく紹介しますが、水星の魔女のアニメ脚本を手掛けた大河内一楼さんは、少女革命ウテナにも参加されている脚本家です。そのため、脚本や設定の癖などが水星の魔女にも反映されていると考えられます。同じ脚本家がストーリーを書いているため、似ている部分が目立ってしまい「パクリ」と表現されることがあるというのが真相となっているようです。

水星の魔女と少女革命ウテナの脚本家は同じ?

上記の『水星の魔女は少女革命ウテナのパクリ?』の項目で紹介したように、水星の魔女と少女革命ウテナは、どちらも大河内一楼さんという脚本家がアニメ脚本を担当しています。また、少女革命ウテナは大河内一楼さんが小説家としてデビューした作品となっており、思い入れの深い作品のようです。大河内一楼さんは、『∀ガンダム』の第23話「テテスの遺言」の脚本や、『コードギアス』シリーズの構成なども手掛けています。

水星の魔女は少女革命ウテナを参考にした?

水星の魔女と少女革命ウテナの脚本家が同一人物だと判明し、なぜ両作品が似ているのかが明らかとなりました。では、両作品で脚本を担当した大河内一楼さんは、意識して水星の魔女を少女革命ウテナに似た作品にしたのでしょうか?

この答えについては、大河内一楼さんの口からは語られていないため、確かなことは分かりません。しかし、水星の魔女を見た視聴者から「少女革命ウテナに似ている」という意見が多くあがっているため、全く参考にしていないわけではないのではないでしょうか?

少女革命ウテナは、主人公が男装の麗人というという当時では珍しかった設定や、ヒロインを賭けて様々な敵と戦うという斬新なストーリーが評価されています。そのような作風によって多くのファンを獲得したため、意識的に水星の魔女に設定を反映した可能性も高いでしょう。

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水星の魔女と少女革命ウテナの共通点を比較

水星の魔女は、「ストーリーやOPの動画が少女革命ウテナに似ている」といわれています。こちらの項目では、ストーリーやOPなど、水星の魔女が少女革命ウテナに似ているといわれている部分を比較しました。こちらの項目で比較した部分が本当に少女革命ウテナと似ているのか、実際に見て確かめてみてください。

共通点①転校生が物語の主人公

水星の魔女と少女革命ウテナが似ているとされる要素の1つが、物語の導入の仕方です。水星の魔女では、スレッタが水星からの転入生として学園にやってきます。では少女革命ウテナではどうなのか比較してみると、こちらの作品のゲーム版では、主人公のウテナが転校生であることが判明しています。このことから、両作品を比較してみると、物語の導入部分が同じストーリーであることが分かります。

共通点②ヒロインの設定

水星の魔女と少女革命ウテナの比較2点目は、ヒロインの設定についてを紹介します。水星の魔女ではミオリネが、少女革命ウテナではアンシーというキャラがヒロインとして登場しています。この両者を比較してみると、「学園に自分専用の温室を持っている」「家族が学園の実権を握っている」「決闘で勝利した者の所有物になる」という設定がそっくりとなっています。この設定は、特に両作品が「似ている」といわれる理由です。

共通点③スレッタとミオリネの関係

水星の魔女では、主人公のスレッタがミオリネの婚約者・グエルとの決闘で勝利し、ミオリネの新たな婚約者となりました。この設定を少女革命ウテナの物語と比較してみると、「決闘で勝利した者がアンシーの花婿になる」という決まり事と同じとなっています。また、ヒロインの婚約者であるスレッタとウテナが、婚約者の温室の手入れをするという関係性も似ている要素となっています。

共通点④チュアチュリーとシャディクのキャラ

水星の魔女は、ストーリーだけではなく、登場人物も少女革命ウテナに似ていると指摘されています。例をあげると、ピンクのお団子頭が特徴のチュアチュリーと、ミオリネの幼なじみのシャディクがその人物のうちの1人です。チュアチュリーは少女革命ウテナのヒロイン・アンシーのペットに似ているといわれています。アンシーのペットは"チュチュ"という名前の小さな猿で、その大きな耳がチュアチュリーのシルエットに似ています。

また"チュチュ"という名前も、チュアチュリーの愛称と同じとなっています。そしてシャディクは、少女革命ウテナに登場する鳳暁生に似ているといわれています。鳳暁生はアンシーの兄で、物語で重要な役割を担う人物です。両者を比較すると、長い髪に胸元が開いた見た目や、女性の扱いが上手いという類似点が見えてきます。

共通点⑤決闘で物事が決まる

水星の魔女も少女革命ウテナも、OPの動画やストーリーの中で目を惹くのが敵との戦いのシーンです。OPからも分かるように、どちらもバトルもの作品となっています。物語の中で起きた問題は、決闘で勝った方の言い分が通るという絶対的ルールがあります。このように、決闘で物事が決まる世界観も、両者が比較される要因の1つとなっています。

共通点⑥最初の勝者

水星の魔女では、グエルという人物がヒロインのミオリネを一番初めに手にしていました。グエルはOP動画にも登場する、水星の魔女のメインキャラクターの1人です。このグエルは、OPの動画で仁王立ちしている姿からも想像できるように、自信家でプライドの高い性格をしています。彼と同じように、少女革命ウテナで一番初めにアンシーを我が物にしていた西園寺も、プライドが高い性格をしています。

西園寺も、少女革命ウテナのOP動画で描かれているメインキャラクターといて活躍しており、物語に欠かせないキャラクターの1人です。このように、最初にヒロインを手にしていた人物のキャラクター像が似ていることが、パクリ疑惑の原因の1つとなっています。

共通点⑦OPの構図

少女革命ウテナのOP動画が記憶に残っている人からは、水星の魔女のOPの構図が似ているという声もあがっています。主人公とヒロインが顔合わせになっているカットや、敵キャラクターが順番に映し出されていく構図などが、少女革命ウテナと一緒だと感じられているようです。

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水星の魔女と少女革命ウテナの結末は?

少女革命ウテナの結末

少女革命ウテナの結末は、最後に主人公であるウテナが学園から姿を消してしまいます。敵との戦いに勝利したウテナですが、最後にいくつもの剣に突き刺されてしまいます。この剣の描写は、作品を見たファンからは「物理的なものではなく、悪意や憎悪の比喩なのではないか?」と考察されています。その後、ウテナを失ったアンシーが、彼女を探しに学園を去る場面で物語は終了します。

水星の魔女の結末はどうなる?

水星の魔女は、2023年2月現在ではまだ完結していません。第1期の最終回では、ミオリネを助けるため、スレッタが敵をモビルスーツで叩き潰すという終わり方となりました。ミオリネを助けるためとはいえ、殺人を犯してしまったスレッタは、2期で様々な人々からひんしゅくを買うことになるでしょう。そのような流れから、最後はウテナと同じように、ミオリネや仲間達の前から姿を消すことになるかもしれません。

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水星の魔女と少女革命ウテナに関する感想や評価

こちらの方のツイートでは、「水性の魔女を見たと言ったら、少女革命ウテナをオススメされた」というコメントがあげられています。水星の魔女は、ガンダムシリーズ作品ですが、従来のガンダム作品より少女革命ウテナに似ている部分が多い作品です。そのため、「水星の魔女が面白かった」という人は、少女革命ウテナも気に入る可能性が高いと考えられているようです。

水星の魔女と少女革命ウテナは似ている点が多いため、主人公のスレッタにウテナの服装を着せた、二次創作イラストを描くファンもいるようです。こちらの方は、「スレッタではなく、ミオリネをウテナのポジションにした作品も見てみたい」とツイートされています。

少女革命ウテナは、作品を見た人から「型にはまった性別の意識を払拭するというテーマが込められている」と推察されています。そして、少女革命ウテナと類似点が多い水星の魔女も、そのようなテーマが題材となっているのではないかと予想されているようです。

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水星の魔女と少女革命ウテナが似てる理由まとめ

以上、水星の魔女と少女革命ウテナが似ているという噂について紹介してきました。水星の魔女と少女革命ウテナを比較したところ、ストーリーやキャラクター、OPの構図など多くの部位に類似点が見られました。その原因は、両作品の脚本家が同一なことが理由なのではないかと推察されます。両作品を視聴したファンからは「今後、スレッタはウテナのような結末を辿るのではないか?」という考察も浮上しています。

水星の魔女は、2023年2月現在、1期が全12話で完結しています。続編となる第2期は、2023年4月からの春アニメとして放送予定となっています。物語の続きが気になる人は、水星の魔女の公式サイトやSNSをフォローして、最新情報を随時チェックしてみてはいかがでしょうか?

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