【よう実】船上試験（干支試験・惑星試験）のルール・結果は？アニメ版と漫画の違いは？

ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）で行われた船上試験について詳しくネタバレする前に、まず最初にようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）の作品情報を紹介しましょう。

• 作品名：ようこそ実力至上主義の教室へ
• 原作：衣笠彰梧（きぬがさしょうご）
• キャラクター原案：トモセシュンサク
• 作画：一乃ゆゆ
• 掲載誌：月刊コミックアライブ
• 発表期間：2016年1月〜

よう実の愛称で親しまれている漫画「ようこそ実力至上主義の教室へ」は、衣笠彰梧のライトノベルのコミカライズ作品です。ライトノベルが刊行された翌年の2016年に、月刊コミックアライブで連載開始。2023年1月現在も連載中の人気漫画です。ライトノベルのみならず漫画も人気で、スピンオフ作品も制作されています。

漫画にもなった「ようこそ実力至上主義の教室へ」は、ライトノベルとして2015年にMF文庫Jから刊行されました。刊行後、若い世代を中心に話題を集め、人気を獲得。翻訳版も制作され、韓国やアメリカなどでも人気を集めています。2022年10月には、シリーズ累計発行部が750万部を突破した人気ライトノベルです。

よう実の人気は、原作のライトノベルや漫画だけにとどまらず、2017年にはアニメ第1期の放送がスタート。アニメも人気を獲得し、2022年には第2期のTVアニメも放送されました。また、2023年には第3期のアニメ放送も予定されています。

ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）は、進学率・就職率が100％の進学校である東京都高度育成高等学校（高育）が舞台。高育は、自由に使用できる10万円分のプライベートポイントが、毎月振り込まれるの好待遇。身だしなみも自由で、私語や居眠りといった授業中の態度も黙認されている自由な校風の高校です。1年D組の新入生たちは好待遇に喜び、自堕落な生活を送ります。

1ヶ月後、Dクラスの生徒にはポイントが振り込まれず、高育のシステムを体感することに。高育は、学校側の評価によって、生徒はA〜Dクラスに分けられており、評価によって待遇が決まる実力主義の高校でした。低評価を獲得してしまった生徒たちが一致団結し、上位クラスに上り詰めて、好待遇を獲得しようとする姿を描いた物語です。

船上試験はよう実の特別試験であり、豪華客船に乗船中に行われました。まず、1学年が複数のグループに分けられます。グループの中には、予め選出されている優待者が1人います。その優待者が誰なのか？を探り合う人狼ゲームのような心理ゲームです。

船上試験は、漫画とアニメどちらでも登場した人気試験です。アニメでは船上試験（惑星試験）・漫画では船上試験（干支試験）として行われました。名称がアニメと漫画では異なり、内容も少し違います。そこで、2つの違いや内容・結果について詳しくネタバレしていきましょう。

船上試験（干支試験）ルール

• 1学年の全クラスの生徒は干支の名前の12グループに分けられる
• グループの中に優待者が一人だけ存在している
• 試験期間は3日間
• 1日2回・1時間の話し合いを各グループで行う
• 試験終了後の30分間に優待者が誰かを各自で学校にメールで回答

船上試験（干支試験）の優待者は、予め学校から携帯で伝えられています。試験終了後の30分間に回答を出来るのは、1人1度のみ。しかし、試験終了前に、優待者を学校側に回答することも可能です。この試験では、回答するタイミングや回答の内容によって、参加メンバーが取得できるポイントが変わってきます。そこで、クリア方法や、獲得ポイント数などについて紹介していきましょう。

船上試験（干支試験）のクリア方法は、4パターン存在します。試験終了後の30分間に回答するクリア方法が2つ、試験終了を待たずに回答する場合のクリア方法が2つの計4つです。

1つ目のクリア方法〜試験終了後、グループ全員が優待者を正解する〜

• 優待者：100万プライベートポイントを獲得
• 優待者以外のメンバー：50万プライベートポイントを獲得

2つ目のクリア方法〜試験終了後、未回答者や不正解者がいる場合〜

• 優待者：50万プライベートポイントを獲得
• 優待者以外のメンバー：ポイント無し

3つ目のクリア方法〜試験終了前に、優待者以外の誰かが正解を回答〜

• 正解者：50万ポイントを獲得
• 正解者のクラス：50クラスポイントを獲得
• 優待者の所属クラス：マイナス50クラスポイント

4つ目のクリア方法〜試験終了前に、優待者以外の誰かが不正解を回答〜

• 不正解者：ポイント増減無し
• 不正解者のクラス：マイナス50クラスポイント
• 優待者：50万プライベートポイントを獲得
• 優待者の所属クラス：50クラスポイントを獲得

このポイントの獲得数を考えながら、相手の動向を探っていく必要があります。試験終了後に回答すればペナルティはありませんが、クラスポイントは取得することができません。そのため、優待者はどうやって隠し通すか？優待者をどのように探っていくか？が、船上試験（干支試験）の焦点になります。

船上試験（干支試験）で、各グループが回答した結果について、ネタバレします。干支で分かれた12のグループが回答した結果について、わかりやすく表にまとめて一覧でみていきましょう。

• 子（鼠）：試験終了前に、優待者以外の誰かが正解を回答
• 丑（牛）：試験終了前に、優待者以外の誰かが不正解を回答
• 寅（虎）：試験終了前に、優待者以外の誰かが不正解を回答
• 卯（兎）：試験終了前に、優待者以外の誰かが不正解を回答
• 辰（竜）：試験終了後、グループ全員が優待者を正解する
• 巳（蛇）：試験終了後、未回答又は不正解を回答

• 午（馬）：試験終了前に、優待者以外の誰かが正解を回答
• 未（羊）：試験終了後、未回答又は不正解を回答
• 申（猿）：試験終了前に、優待者以外の誰かが正解を回答
• 酉（鳥）：試験終了前に、優待者以外の誰かが正解を回答
• 戌（犬）：試験終了後、未回答又は不正解を回答
• 亥（猪）：試験終了前に、優待者以外の誰かが正解を回答

船上試験（干支試験）のクラスポイント結果

• Aクラス：−200クラスポイント
• Bクラス：クラスポイント増減なし
• Cクラス：＋150クラスポイント
• Dクラス：＋50クラスポイント

船上試験（干支試験）のプライベートポイント結果

• Aクラス：＋200万ポイント
• Bクラス：＋250万ポイント
• Cクラス：＋550万ポイント
• Dクラス：＋300万ポイント

兎グループのメンバーは、Aクラスの竹本・町田・森重、Bクラスの一之瀬・浜口・別府、Cクラスの伊吹・真鍋・藪・山下、Dクラスの幸村・外村・軽井沢・綾小路の14人です。

兎グループの優待者と結果

• 優待者：軽井沢恵（Dクラス）
• 回答者：森重卓郎（Aクラス）
• 結果：森重（Aクラス）が不正解を回答

船上試験（干支試験）の兎グループの結果は、優待者の軽井沢が50万プライベートポイントを獲得しました。森重を不正解に導くことが出来た軽井沢が所属するDクラスは、50クラスポイントを獲得しています。一方で、不正解を回答した森重の所属するAクラスは、50ポイントを失う結果となりました。

竜グループのメンバーは、Aクラスの葛城・西川・的場・矢野、Bクラスの安藤・神崎・津辺、Cクラスの小田・鈴木・園田・龍園、Dクラスの櫛田・平田・堀北の14人です。

竜グループの優待者と結果

• 優待者：櫛田桔梗（Dクラス）
• 回答者：グループメンバー全員
• 結果：試験終了後に全員が正解を回答

船上試験（干支試験）の竜グループの結果は、優待者である櫛田桔梗が100万プライベートポイントを獲得しました。また、櫛田桔梗以外のメンバーが全員正解しているため、50万プライベートポイントを獲得しています。試験終了後に全員が回答したため、クラスポイントの増減はありませんでした。

漫画で行われたよう実の船上試験は、アニメでは干支試験ではなく惑星試験と名称が変更されています。干支試験と他にも違いがあるのか？惑星試験の詳しいルールや結果を考察していきましょう。

よう実の船上試験（惑星試験）のルール・結果の考察1つ目が、「綾小路は火星グループだった」です。干支試験で兎グループだった綾小路は、惑星試験では火星グループに所属しています。火星グループは、兎グループの名称が火星グループに変更されたのみで、メンバーは兎グループと同じ14人です。

よう実の船上試験（惑星試験）のルール・結果の考察2つ目が、「惑星試験のルールと内容」です。惑星試験は、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の8グループで行われました。ルールや内容については、干支試験と同じです。

よう実の船上試験（惑星試験）のルール・結果の考察3つ目が、「最終結果はCクラスの圧勝」です。船上試験（惑星試験）の結果も、干支試験と同じくCクラスの圧勝でした。しかし、8グループに変更されたことで取得ポイントが干支試験と異なる部分があります。そこで、惑星試験の結果や獲得ポイント数をわかりやすくまとめていきましょう。

各グループの回答結果

• 水星：試験終了前に、優待者以外の誰かが正解を回答
• 金星：試験終了前に、優待者以外の誰かが不正解を回答
• 地球：試験終了後、未回答又は不正解を回答
• 火星：試験終了前に、優待者以外の誰かが不正解を回答
• 木星：試験終了後、グループ全員が優待者を正解する
• 土星：試験終了後、未回答又は不正解を回答
• 天王星：試験終了前に、優待者以外の誰かが正解を回答
• 海王星：試験終了後、未回答又は不正解を回答

船上試験（惑星試験）のクラスポイント結果

• Aクラス：−100クラスポイント
• Bクラス：クラスポイント増減なし
• Cクラス：＋100クラスポイント
• Dクラス：クラスポイント増減なし

船上試験（惑星試験）のプライベートポイント結果

• Aクラス：＋200万ポイント
• Bクラス：＋200万ポイント
• Cクラス：＋450万ポイント
• Dクラス：＋250万ポイント

よう実の船上試験（惑星試験）のルール・結果の考察4つ目が、「火星グループの優待者と結果」です。火星グループの優待者は、干支試験と同じくDクラスに所属している軽井沢です。

試験後の結果によると、Aクラスが50ポイントを失っているため、回答者はAクラスの誰か。火星グループの試験結果は、軽井沢が50万プライベートポイントを獲得、Dクラスが50クラスポイントを獲得し、Dクラスが勝利しています。

よう実の船上試験（惑星試験）のルール・結果の考察5つ目が、「木星グループの優待者と結果」です。木星グループは、干支試験では竜だったグループであり、メンバーも同じです。

このグループの優待者も、干支試験と同じく櫛田でした。試験の回答法も同じで、試験終了後に、グループメンバー全員が優待者を回答し、正解しています。そのため、櫛田は100万ポイントを獲得し、その他のメンバーは50万ポイントを獲得する結果になり、クラスポイントの増減はありません。

よう実の船上試験の優待者は、学校側からメールで選出されたことを知らされます。そして、そのメールには「厳正な調整の結果」との記載があります。そのため、ランダムに選出されたわけではなく、何かの法則によって選出されたことが明らかになりました。そこで、優待者が選ばれた法則について、考察していきましょう。

結論からいうと、「優待者は干支（惑星）の順番と、参加者の氏名の五十音順を重ねて選出されている」と考察することが出来ます。わかりやすくするために、干支と惑星を順番の表と、グループメンバーの氏名も五十音順の表を比較してみましょう。

• 1番：子・水星
• 2番：丑・金星
• 3番：寅・地球
• 4番：卯・火星
• 5番：辰・木星
• 6番：巳・土星
• 7番：午・天王星
• 8番：未・海王星

• 1番：綾小路・安藤
• 2番：一ノ瀬・小田
• 3番：伊吹・葛城
• 4番：軽井沢・神崎
• 5番：外村・櫛田
• 6番：竹本・鈴木
• 7番：浜口・園田
• 8番：別府・津辺
• ※兎（火星）・竜（木星）順

この表を見ると、兎（火星）グループは4番目のグループであり、優待者の軽井沢も氏名の五十音順で4番目ということがわかります。同じ様に、竜（木星）グループ5番目のグループであり、優待者の櫛田も氏名の五十音順で5番目。そのため、優待者は干支（惑星）の順番と、氏名の五十音順を重ねて選出されているといった法則なのでは？と考えることができます。

よう実の船上試験の優待者が選ばれた法則に、高円寺は気付いたのかどうかについても考察していきましょう。高円寺こと高円寺六助（こうえんじろくすけ）は、1年Dクラスに所属している生徒です。高円寺は、船上試験（干支試験）では猿グループに振り分けられました。

そして、1回目のミーティングを終えるとすぐに回答を送信し、試験を終了させています。猿グループの試験結果は、「試験終了前に、優待者以外の誰かが正解を回答」でした。そのため、高円寺の回答が正解したことが明らかになっています。

高円寺はとてもプライドが高く、自己中心的な唯我独尊タイプの人物です。協調性は全く無く、周囲に関心もないため、クラスメイトの意見を真面目に聞くとは思えません。そのため、「高円寺は、自ら優待者選出の法則に気付き、回答を導いたのでは？」といった考察が多くあがっています。

よう実の船上試験の裏切り者についても、考察していきましょう。結論からいうと、「船上試験で裏切り者が居たか？」については、わかっていません。理由は、「作中にはっきりとした描写がないため」です。しかし、よう実のファンからは、「竜（木星）グループの優待者である櫛田が、裏切り者では？」といった声が多くあがっています。

よう実の船上試験の裏切り者を考察の2つ目が、「櫛田は自分のクラスを裏切った？」です。櫛田が所属する竜（木星）グループは、メンバー全員が櫛田が優待者であると回答し、正解しています。この結果を導いたのはこのグループのみで、メンバー全員が優待者選出の法則をそれぞれに導き出したとは考えにくいです。また、Cクラスの龍園は、2日目に優待者の法則に気付いています。

龍園は試験終了前に回答すれば、50万プライベートポイントを取得、50クラスポイントを獲得でき、Dクラスから50クラスポイント減少させることが可能でした。それなのにも関わらず、龍園は試験終了前に回答せず、試験後に回答を選択し、全員がポイントを取得する結果を導いています。しかし、試験後に回答する方法は、不正解者が一人でもいれば龍園はポイントを取得出来ません。

龍園の不審な行動から、「櫛田と龍園が手を組み、優待者が櫛田だとメンバー全員に教えていたのではないか？」と考えられます。実際、櫛田は100万プライベートポイントを獲得し、クラスポイントは無し。龍園も50万プライベートポイントを獲得し、個人的にはwinwinな関係が成り立ちます。そのため、「櫛田が優待者であることを明かし、Dクラスを裏切った」といった考察は信ぴょう性がありそうです。

よう実の船上試験の裏切り者を考察の2つ目が、「櫛田は自分のクラスを裏切った？」です。船上試験が終わり、2学期に体育祭が開催されました。体育祭では、櫛田が龍園の味方に付き、Dクラスを裏切ったことが明らかになっています。

体育祭の出来事もあり、船上試験でも裏切ったことはほぼ間違いないと考察されています。そして、櫛田が裏切った目的は、「Dクラスの綾小路と堀北を退学にするため」ということも明らかになりました。

よう実の船上試験（干支試験・惑星試験）は、面白いと人気を集めている特別試験の1つです。しかし、「1回で船上試験のルールを理解するのは無理」・「何回か読まないとルールが把握出来ない」といった声が多くあがっています。

船上試験は、原作や漫画の時から面白いと支持されていたよう実の特別試験です。そのため、「アニメでも早く船上試験を見たい」といった声が多く、1期の放送後から続編が期待されていました。しかし、アニメ2期で船上試験が放送されると、「干支試験が惑星試験に変更されてて、すごく違和感」・「漫画で思っていた試験と違う」といった感想が多くあがっています。

「漫画とアニメで船上試験が違いすぎる」と批判が上がる一方で、「アニメの船上試験も面白い」といった声もあがっています。「海外の人にも理解しやすいように、惑星試験にしたのでは？」といった、変更を理解する声も多いです。また、「漫画のときと優待者選出の法則が同じところがすごい」といった声もあがっています。

よう実こと「ようこそ実力至上主義の教室へ」の船上試験は、豪華客船で行われた高育の特別試験です。漫画では干支試験、アニメでは惑星試験として開催されています。船上試験は、「ルールが複雑だけど、面白い」といった声があがっている人気試験です。船上試験の内容を見て気になった方は、一度「ようこそ実力至上主義の教室へ」を見てみてはいかがでしょうか？