【ようこそ実力至上主義の教室へ】鬼龍院楓花の実力を考察！綾小路との関係は？

「ようこそ実力至上主義の教室へ」（よう実）は、MF文庫J（KADOKAWA）から刊行されているライトノベルです。作者は衣笠彰梧、イラストはトモセシュンサクで、1年生編が全14巻が発売されており、2020年1月から始まった2年生編が9巻まで発売中です。2016年には一乃ゆゆ作画により漫画化され、月刊コミックアライブで連載中です。コミックは2022年2月に第12巻が発売されています。

「ようこそ実力至上主義の教室へ」（よう実）の2年生編の漫画版も月刊コミックアライブで連載中で、コミック第1巻が発売されています。また、テレビアニメ放送はAT-X他で2017年に第1期、2022年に第2期が放送され、2023年に第3期が放送予定です。アニメーション制作はLerche、監督は岸誠二、橋本裕之の2人体制となっています。

「ようこそ実力至上主義の教室へ」（よう実）は、完全な実力主義を掲げる超名門校の高度育成高等学校が舞台の学園群像劇です。宝島社による「このライトノベルがすごい!」の文庫部門で第1位を獲得するなど、10代、20代の読者から多くの支持を集める作品です。また、今作品はシリーズ累計750万部を超え、2020年度版から4年連続となる読者投票第1位を記録しています。

主人公の綾小路清隆は、名門校と称される高度育成高等学校に入学します。この高校では、完全な実力主義が貫かれており、生徒たちは成績によってポイントを獲得していきます。そのポイントはクラスごとに集計され、最も高いポイントを獲得したクラスがAクラスとなり、進路は思いのままになります。劣等生ばかりのDクラスの綾小路は、クラスメイトの堀北鈴音らと学校の様々な問題に立ち向かっていきます。

ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）の、かわいいと話題の鬼龍院楓花（きりゅういんふうか）は、2年生編に登場するキャラクターです。鬼龍院楓花は高度育成高等学校の3年Bクラスに所属する生徒で、誕生日は4月10日、学籍番号はS01T004579です。非常に優れた頭脳と身体能力の持ち主で、OAAで高い評価を得ています。常に一人で行動しており、クラスの異端児のような存在です。

ここから「ようこそ実力至上主義の教室へ」（よう実）の2年生編で初めて登場した、かわいいと言われている鬼龍院楓花の、OAAの成績を紹介し、彼女の実力や強さについて紹介します。

OAAとは、生徒を項目別に評価した成績のことで、”over all ability”の略です。OAAの項目とは、学力、身体能力、機転思考力、社会貢献性の4つの項目からなり、これらの項目の数値から総合力が評価されます。鬼龍院楓花のOAAは、学力A⁺、身体能力A⁺、社会貢献性C⁺、機転思考力D、という成績となっています。OAAの中で学力がA⁺の生徒が、身体能力もA⁺というのは校内で鬼龍院だけで、学業だけなら学校でトップレベルです。

優れた学力や身体能力を持つ鬼龍院楓花ですが、上位のクラス（Aクラス）に対する興味は全く無いということで、クラスに協力することはありません。自分の思うままに学校生活を送っており、他人に関心が無く、友人などはいません。鬼龍院楓花のこのような性格は、同じ3年Bクラスの桐山によると、自由気ままに我が道を行く高円寺六助と同じタイプだと言われています。

自分の成績にしか興味がなく、クラスに協力しようとしない鬼龍院楓花ですが、気になる人物には自ら声を掛けにいきます。例えば、3年Aクラスで生徒会長の堀北学や、2年Aクラスで生徒副会長の南雲雅などの実力者には関心を示しています。また、2年Dクラスの綾小路清隆が並みの人間ではないことに気づいており、優れた洞察力を備えているということです。

鬼龍院楓花の特別試験での実力や強さをみていくと、鬼龍院は、無人島でのサバイバル試験にたった一人で挑みました。鬼龍院によると、思っていたよりも試験の内容が面白く、気合が入ったということで、試験途中の成績は9位を記録しています。このように、鬼龍院楓花は真剣な気持ちで挑めば、試験で好成績を出すことができる実力と強さを持っているということです。

ここまで、かわいいと言われている鬼龍院楓花が、学力、身体能力共に学校でトップの成績で、さらに、学業だけでなく洞察力も優れていることが分かりました。ここからは、かわいい鬼龍院楓花の初登場と特別試験などでの活躍シーンを紹介していきます。また、その優れた洞察力で綾小路清隆を並みの人間ではないと見抜いた鬼龍院楓花と、綾小路清隆との関係についてネタバレで考察していきます。

かわいい鬼龍院楓花の初登場シーンは、2年生編の2巻の5話です。その登場シーンをみていくと、3年Bクラスの桐山生叶と綾小路は生徒会のことや、生徒会長の南雲について話していました。その会話の中に入ってきたのが鬼龍院楓花でした。桐山によると 3年Bクラスは能力の無い者や変人ばかりのクラスだということです。桐山は鬼龍院も変人の一人だと考えているようです。

桐山は鬼龍院のことを、誰にも関心を示さず、自由気ままに行動する2年Dクラスの高円寺六助と同じようなタイプだと言い、嫌っています。綾小路にも鬼龍院について「相手にするだけ無駄」「クラスの遺物」などと話しています。

2年生編の特別試験の内容は無人島サバイバル試験でした。1年生から3年生まで全学年合同による試験で、夏休みに2週間をかけて行われるというものです。このような全学年による大掛かりな試験は学校創設以来初めてです。試験の内容は、無人島でサバイバルな生活をしながら、課題をこなしていくことです。課題をクリアするごとにポイントを獲得することができます。生徒たちはタブレットと時計が支給され、GPSで管理されます。

試験は1人から6人のグループに分かれて争われ、下位5グループが強制的に退学させられるという厳しいものです。無人島の前半戦のシーンでは、鬼龍院楓花は船から降りた際、3年生の様子を観察していた綾小路と少し会話しています。誰ともグループを組まず単独で参加している鬼龍院は、この試験の間、綾小路の動きを注視していくことになります。

鬼龍院は綾小路の動きを気にしながらも、試験途中で9位という成績をとっており、彼女が実力者であることが分かります。後半戦になると鬼龍院は、GPSを壊して綾小路の尾行を始めます。そして、試験の最終日、綾小路を退学に追い込みたい1年Dクラスの担任の司馬と月城理事長代理が綾小路を襲撃します。鬼龍院は、一人で月城と司馬を相手にすることになった綾小路を陰から観察することにしました。

二人を相手に苦戦している綾小路を、見かねた鬼龍院が助けに入ります。そして、綾小路と月城、鬼龍院と司馬という1対1の戦いを繰り広げ、綾小路の勝利に貢献しました。こうして、綾小路の能力や実力を見極めた鬼龍院は、今後の綾小路にますます興味を持つようになります。自由に過ごしてきた学校生活に満足していた鬼龍院ですが、心残りが出来たとして、留年制度があれば検討したいと思うようになります。

夏休みに行われた無人島サバイバル試験の後、豪華客船での7日間の休暇が全学年に与えられました。鬼龍院楓花はプールでくつろぐ姿が描かれました。かわいい鬼龍院が、スタイルも良いことに驚いたというファンの声が寄せられ、イラスト担当のトモセシュンサクの絵が好評となっています。

2年生編の体育祭は6巻で描かれています。体育祭は、生徒たちが各種目に個人で出場して点を獲得し、その点数で順位が付けられます。最後に各クラスで所属生徒の点数を合計して、クラスの順位が決まります。OAAの身体能力でA⁺を獲得している鬼龍院楓花は、体育祭でその実力を発揮し、Aクラスを目指すかと思われました。しかし、必須となる最低限の種目にしか出場しませんでした。

鬼龍院は生徒会長の南雲が綾小路を敵視していることを知っており、そのことで南雲と話します。鬼龍院は、南雲がBクラスをAクラスに押し上げた実績や、生徒会長としての手腕を称えた上で、暗に綾小路に関わるなと忠告しています。

ここまで、かわいい鬼龍院楓花の活躍シーンを紹介してきました。3年生の鬼龍院楓花は、卒業を前にして留年制度について語ったことがあります。ここでは、鬼龍院楓花が留年することが可能かどうかについて考察していきます。

鬼龍院楓花が通う高度育成高等学校には留年制度がありません。そのため、赤点を取ってしまったり、特別試験の成績が悪かったりすると留年ではなく、退学処分になるということです。ただし、この高校のシステムを活用することで、留年することができるかもしれないと言われています。次は、留年が可能かどうかについて見ていきます。

この高校はプライベートポイントを使って買い物をするシステムです。そこで、留年もプライベートポイントで購入が可能かどうかについて見ていきます。プライベートポイントとは「Sシステム」によって算出され、生徒個人に支給されるものです。Sシステムとは、プライベートポイントを算出する仕組みのことです。

Sシステムの算出方法について見ていくと、クラスが保有するポイントから生徒個人の査定（生活態度など）を引き、定期試験や特別試験、体育祭などの成績を加えたものがクラスポイントになります。そのクラスポイントに100を掛けた数字が、生徒個人に支給されるプライベートポイントです。基となるクラスポイントは、成績優秀者が集まるAクラスが最も高いポイントを保有することになり、プライベートポイントも高くなります。

プライベートポイントで留年が購入可能かどうかについては、これまでにそのような例は無かったということで、実際に購入できるかどうかは分かりません。購入が可能であったとしても、簡単に手に入るような数のポイントではないだろうと考えられています。Bクラスの鬼龍院楓花が留年を望むのなら、多量のプライベートポイントを集めるための行動をする必要があるということです。

鬼龍院楓花が留年できる方法として、プライベートポイントで留年を購入する以外に、Aクラスの卒業者に与えられる特典を使えば可能だという説があります。卒業特典とは、Aクラスの卒業生は希望の進路を手に入れることができるというものです。鬼龍院がAクラスに上がり、留年を希望すれば可能かもしれません。

鬼龍院がAクラスの生徒になるためにはBクラスをAクラスに押し上げる方法と、2000万のプライベートポイントを稼いでAクラスに移籍する方法があるということです。BクラスをAクラスに押し上げるにはクラスポイントを稼ぐことが必要ですが、南雲を中心とするAクラスのポイントと、鬼龍院のBクラスのポイントには大きな差があります。しかもOAAの導入者である南雲が3年生全体を統率しており、簡単なことではないようです。

こちらの方は、ライトノベルの中で1番のおすすめが「ようこそ実力至上主義の教室へ」だということと、登場キャラクターの中では、鬼龍院楓花推しだという感想です。

鬼龍院楓花は2年生編の2巻で初登場し、4巻では無人島サバイバル試験で、綾小路に協力するなどの活躍をします。今後、鬼龍院楓花は物語の中で重要なキャラクターになると思うという感想です。

「ようこそ実力至上主義の教室へ」は、頭脳戦や登場キャラクターそれぞれの個性がとても魅力的だということです。特に鬼龍院楓花と坂柳有栖がとても好きで、5巻が楽しみだという感想です。

ここまで「このライトノベルがすごい!」で第1位となった「ようこそ実力至上主義の教室へ」（よう実）の2年生編に登場する鬼龍院楓花について紹介してきました。かわいいと言われている鬼龍院楓花は3年Bクラスの生徒ですが、OAAでは学力、身体能力共にA⁺という優等生です。しかし、常に一人で自由に行動し、Aクラスへのこだわりも無く、クラスに協力することはありません。

誰にも関心がないように見える鬼龍院ですが、綾小路のことは興味を持っており、彼の能力を見抜いているようです。今後、鬼龍院が重要な存在になるかもしれないという感想も寄せられていました。ここまで「ようこそ実力至上主義の教室へ」（よう実）の、かわいいと言われている鬼龍院楓花についてのまとめでした。