【ワンピース】カダル少将は死亡した？強さ・登場回やフーズ・フー説を考察

「ワンピース」は、読んだことがなくても、誰もがその名前を知っている国民的漫画です。連載期間が25年を突破して、多くのキャラクターが登場しました。その中で、モブキャラクター的立ち位置でいながら、フーズ・フーの正体候補になっているのが、カダル少将です。この記事では、ワンピースのカダル少将を特集します。フーズ・フーの正体説の真偽、カダル少将の強さ、カダル少将の死亡説、アニメ声優などを紹介していきます。

ワンピースは、4億1000万部を誇るコミックスの累計発行部数や、初版300万部以上発行など、出版における記録をいくつも保持しています。また、メディアミックスが頻繁に行われて、人気と知名度を上昇させ続けていました。同作品は、もはや日本漫画界だけではなく、世界的なものだと評されているのです。この章では、ワンピースの概要とあらすじを取り上げていきます。

ワンピースは、週刊少年ジャンプ誌上にて1997年に連載スタートし、2022年12月現在連載中の漫画です。同作品のコミックスは、104巻まで刊行されました。原作者の尾田栄一郎にとって、ワンピースは初連載作品であり、代表作になっています。同作品は日本のみならず、海外での評価が非常に高い漫画として知られており、コミックスの全世界における累計発行部数が5億1000万部を突破しました。

ワンピースの人気が拡大していった理由に、メディアミックスを挙げるファンが多いといわれています。1999年よりテレビ版が放映され、2000年に劇場版第一作が公開されたアニメ版が、最もファン層の拡大に貢献したとのことです。また、ノベライズ版、ゲーム版、スーパー歌舞伎版など、他の漫画よりも多様なメディアミックス展開でも有名になりました。ワンピースは、現在も新規ファンを増やし続けている漫画なのです。

ワンピースは、伝説の海賊王であるゴールド・ロジャーが遺した正体不明のお宝「ひとつなぎの秘宝」を巡る物語です。多くの海賊たちが跋扈する世界の中で、主人公の少年モンキー・D・ルフィは、赤髪のシャンクスの影響で海賊王になあることを夢見ました。そのようなルフィが、悪魔の実を食べてゴム人間になったことで、状況が一変します。彼はシャンクスを快く思わない山賊の怒りを買って、泳げないのに海に放り投げられました。

ワンピースに登場するカダル少将は、その階級が示すように軍人であり、「偉大なる航路」海軍G-2支部に所属していました。カダル少将の誕生日は7月29日で、金髪に面長の顔でがっしりとした肉体、メガネが外見上の特徴です。武器は日本刀を好んで使用しており、日本人と何らかの関係があると推察するファンもいました。カダル少将は、登場シーン極めて少ないモブに近いキャラクターであり、正体や詳細も謎に包まれているのです。

ワンピースは、いくつもの伏線が複雑に絡み合っていることで知られている漫画です。それ故に、熱心なファンがSNSやYouTubeなどで、考察を展開しました。登場回数が少ないカダル少将も、伏線の一つではないかと推察されています。この章では、カダル少将の死亡説について考察していきます。また、フーズ・フーの正体がカダル少将であるという噂についても、同時に取り上げていきます。

ワンピースに登場するキャラクターには、死亡したのかはっきりしない消息不明の人がいます。カダル少将もその中の一人であり、「死亡した」という意見もあれば、「生きている」という考察をするファンもいて、二極化していました。カダル少将は、海軍の任務の一環で、15年前にタイヨウの海賊団に挑みます。その時の彼は日本刀を手に勇ましく向かっていき、功績を上げることが期待されましたが、結局それは叶いませんでした。

カダル少将を迎え撃ったのは、タイヨウ海賊団初代船長のフィッシャー・タイガーでした。カダル少将は、天竜人が人間を奴隷扱いしている事実を知りながら、「解放しろ」と海賊団に迫るのです。自らも奴隷だった過去を持つフィッシャー・タイガーにとって、その要求は信じがたいことでした。フィッシャー・タイガーはカダル少将を返り討ちにします。その後、カダル少将が死亡したのか、生き残ったのかについては不明です。

カダル少将の死亡説とリンクする事柄に、フーズ・フーの存在があるとするファンが多いといわれています。フーズ・フーは、コミックス97巻に収録されている第978話で初登場した海賊でした。百獣海賊団の真打である、飛び六胞の一人です。3mを超える長身と、顔の上半分を覆う赤いマスクが特徴であり、赤のスーツで、胸には目を模したタトゥーを入れていました。フーズ・フーは、お喋りで自己主張の強い人物として描かれています。

フーズ・フーを見た熱心なファンの多くは、カダル少将との共通点に気づきました。最も似ている点は、分厚い唇と体格です。また、あえて顔の上半分だけをマスクで隠している点も、正体がバレると都合が悪いからだと推察されました。仮に、正体がカダル少将だとすると、軍人が海賊をしていることは由々しき問題だからです。更に、フーズ・フーの武器が日本刀である点も、カダル少将正体説の有力な手がかりだといわれています。

しかし、一方でフーズ・フーの正体は別のキャラクターだという意見も見られます。一番の理由は、テレビアニメ版にフーズ・フーが登場した際、声優がカダル少将役とは別人でした（カダル少将役は山田真一、フーズ・フー役は野島裕史）。また、フーズ・フーは年齢や身長が判明していますが、カダル少将は謎のままです。このような整合性が合わない部分が謎となっていて、やはりカダル少将は死亡したのではないかと推察されます。

先述しましたが、ワンピースのカダル少将は、極めて登場シーンの少ないキャラクターでした。そのため、考察しがいのある人物ともいわれているのです。特に、彼がどのような強さや能力を有しているのかが、関心事とされました。この章では、カダル少将の能力と強さ、登場シーン、性格、そしてジンベエとの関係などを考察していくことで、彼のキャラクターを浮彫りにしていきます。

ワンピースのカダル少将は、日本刀を武器に戦う軍人ですが、フィッシャー・タイガーに討たれたことで死亡、または消息不明になりました。このことから、所謂かませ犬的キャラクターで、あまり突出した強さを持っていないと分析するファンもいます。その一方で、彼がヒナやTボーンといったかなりの強さを有する海軍少将と同じ階級なので、カダル少将も相応の強さと能力を有すると分析されました。

死亡説やフーズ・フーの正体説があるカダル少将が登場したのは、たった一回でした。ワンピースの原作漫画第622話において、カダル少将が初登場しました。コミックスでは、63巻に収録されています。ここでのカダル少将は、任務のため航行中に、タイヨウ海賊団と遭遇し、フィッシャー・タイガーに向かって「奴隷を差し出せ」と要求しました。しかし、フィッシャー・タイガーは、天竜人から奴隷を解放した英雄だったのです。

フィッシャー・タイガーは、日本刀で斬りかかってきたカダル少将を返り討ちにして、並々ならぬ強さをアピールしました。尚、この第622話は天竜人の奴隷だった少女コアラの初登場回であり、むしろそちらの方に注目が集まったとも評されています。

ワンピースのカダル少将は、登場シーンやセリフが非常に少ない人物であることから、性格がわからないという声が聞かれました。彼の数少ないセリフから、その性格を分析すると、任務に極めて忠実な軍人であることが窺えます。また、奴隷の解放に情熱をかけていることで、正義感の強い人物であることもいわれました。その一方で、タイヨウ海賊団にあらぬ要求をするなど、差別意識を根底に抱えた性格を指摘されています。

ワンピースに登場するカダル少将と関係の深いキャラクターに、ジンベエを挙げるファンは多くいます。ジンベエは、「海峡のジンベエ」の異名で知られる大海賊であり、麦わらの一味に加入する前はタイヨウ海賊団の二代目船長でした。また、頂上戦争が勃発する前には、世界政府の一大勢力である天下七武海の一人でもあったのです。侠客で知られるジンベエは、「ワノ国編」で正式にルフィの仲間になりました。

ジンベエは、タイヨウ海賊団にいた過去があるので、15年前にカダル少将と出会っている可能性があります。直接二人が戦う描写はありませんが、実際に戦闘したことを推察するファンもいました。もし、フーズ・フーの正体がカダル少将だとすると、二人が顔を合わせたのは二度目ということになるのです。

ワンピースのテレビアニメ版は、豪華声優陣が多数出演していることで有名です。また、声優陣の迫真の演技が、同作品の熱気を更に高めていると高評価されました。テレビアニメ版でカダル少将を演じた声優は、山田真一です。この章では、山田真一にスポットを当てて、プロフィールと経歴、主な出演作品などを紹介していきます。

山田真一は、3月12日に兵庫県で生まれました。年齢と血液型を非公表にしており、身長は172cmです。声優事務所の最大手である、青二プロダクションに所属しています。特撮好きで知られており、趣味に怪獣ソフビ収集、特技に「ウルトラマン検定試験全国37位」を挙げていました。また、スニーカーも集めています。イラストも趣味であることを公言し、宇宙人やUFOの目撃談のモノマネというマニアックな特技も明かしました。

山田真一は、青二塾東京校12期生となり、声優の基礎を学びました。頭角を現した彼は、卒業後そのまま青二プロダクション所属となり、声優デビューを果たします。1992年のデビュー以来、アニメ作品、海外映画の吹き替えなどで活躍しており、ナレーターとして多くの番組にも出演してお茶の間に名前を広めました。声優としては、演技力を高評価されていて、「得難いバイプレーヤー」といわれています。

• ゲーム版仮面ライダーシリーズ：仮面ライダーアマゾン役
• ネットミラクルショッピング：山田役
• 勇者王ガオガイガー：氷竜役、炎竜役、超竜神役、風龍役、雷龍役、撃龍役、幻竜神役、強龍神役
• 戦国無双：島左近役
• 魔法戦士リウイ：スキンヘッド・リー役
• 爆釣バーハンター：Mr.シシャモ役

山田真一の主な出演作品と、演じたキャラクターを上記しました。同作品で複数のキャラクターを演じることが多く、ワンピースでもカダル少将役の他に、ブランニュー役やリップ・ドウテイ役などを演じています。

この章では、ワンピースに登場するカダル少将に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。カダル少将は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

ワンピースの大ファンだと思われる方のツイートです。フーズ・フーの正体が、カダル少将であれば説得力があるけれども、多くのファンが「誰？」というだろうとつぶやいています。

こちらも、ワンピースの大ファンだと思われる方のツイートです。テレビアニメ版を観て、カダル少将とフーズ・フーの声優が違っていることに驚いたという感想を持っています。

同じく、ワンピースの大ファンだと思われる方のツイートです。カダル少将の誕生日である7月29日に、おめでとうツイートをしました。また、彼の再登場を待ち望んでいるとのことです。

この記事では、ワンピースに登場するカダル少将について特集してきました。モブキャラクターでありながら、注目される存在であるカダル少将のことを念頭に置いて、ワンピースを読んでみてください。