【無職転生】闘神鎧（とうしんがい）とは何？魔王バーディガーディの強さを考察

『無職転生』の闘神鎧は、ラスボスとしてルーデウスの前に現れた魔王バーディガーディが装着していた鎧です。闘神鎧を装着したバーディガーディは戦闘能力が飛躍的に上昇しており、「七代列強」序列三位に相当する強さを誇ります。では、闘神鎧とは一体どのような鎧なのでしょうか？ここからは闘神鎧とバーディガーディについてネタバレを交えて考察していきます。それではまず、無職転生の作品情報から見ていきましょう。

『無職転生』は理不尽な孫の手による異世界ファンタジー漫画です。2014年1月から2022年11月までに単行本26巻が刊行されています。異世界に転生した主人公が圧倒的な魔力を駆使して活躍するハイ・ファンタジーの先駆者的作品で、なろう系の代名詞、金字塔と呼ばれているようです。2022年12月現在は漫画化・アニメ化されており、それぞれ漫画が17巻、アニメが第1期の第1クールと第2クールが展開されています。

本記事で紹介するバーディガーディは、無職転生の青少年期編にて初登場しています。青少年期編はルーデウスとエリスの別れから2年の月日が経った頃が描かれました。ルーデウスは未だ行方不明の母・ゼニスを探して中央大陸北部を旅しています。ある日、ルーデウスのもとにエリナリーゼが現れたのをきっかけにゼニスが無事だと判明しました。ゼニスが無事だと知って安心したルーデウスは、魔法大学に入学することとなり…

無職転生の闘神鎧(とうしんがい)とは、膨大な魔力によって自我が芽生えた最強の鎧のことを指しています。魔龍王ラプラスの最高傑作。魔術無効化や帝級の剣術でも表面しか傷つけられないほどの強度、そして再生能力を持っています。装着者は疲れも痛みも感じないため常に最高の力を発揮できるようになりますが、鎧に意識を乗っ取られて闘争本能のまま死ぬまで戦い続けるようになってしまうという欠点がありました。

無職転生の作中で闘神鎧を装着した人物は、魔大陸ビエゴヤ地方に君臨する魔王バーディガーディです。魔大陸ガスロー地方に君臨する魔王アトーフェラトーフェ・ライバックの弟でもあります。筋肉質な肉体と黒い肌、6本腕が特徴的。不死魔族の血を引いているため、戦いで死んでもしばらくすると復活します。

それでは早速、無職転生の闘神鎧を装着したバーディガーディの強さを見ていきましょう。まずはじめにバーディガーディの基本的な強さや能力を紹介していきます。

バーディガーディの漆黒の肌は強力な闘気で覆われているため、剣神流の剣王による「光の太刀」並の攻撃力でないと傷一つ付けることができません。さらに、体が再生する不死魔族でもあるため、たとえ傷を付けたとしてもすぐに再生してしまいます。

前述の通り無職転生のバーディガーディは不死魔族で、体が爆散してもすぐに肉片が集合して再生します。そのため王級レベルの威力で攻撃し傷を付けたとしても意味がありません。まともなダメージになるのは、帝級レベルの威力です。ただ、あまりに威力が高い攻撃を受けると、体の破片が飛び散って集合するのに時間がかかるため、すぐに完全再生するというわけにはいきません。

バーディガーディは攻撃力も防御力も段違いに高く、世界でも片手で数えられるぐらいしかいない剣帝と互角の能力を持っています。ただ、不死身の肉体と6本腕を生かした力任せの戦法を好むため、完全に力を使いこなせている状態だとは言えません。また、一定以上の攻撃力を持つ相手にはまるで相手になりません。

バーディガーディはラプラス戦役にて魔神ラプラスと戦いました。魔神ラプラスとは、歴史上で魔神の称号を持つ唯一の人間のことを指しています。

「七代列強」序列四位の強さを誇り、ルーデウスと同等の魔力総量と膨大な魔術の知識を有していました。しかも魔法の出力に耐えうる肉体と技術を持っていたため、その一撃は桁外れだったようです。そのラプラスと戦ったバーディガーディは、その時の戦いについて「魔神ラプラスの一撃で体のほとんどを消滅させられて死ぬかと思った」と語っています。

闘神鎧を着用時のバーディガーディは、約4,200年前に起きた第二次人魔大戦にて龍神ラプラスと戦いました。この時のバーディガーディは闘神鎧に完全に意識を乗っ取られており、「あらゆる武器を錬成」「あらゆる武術を模倣」「1000を超える奥義から最適なものを自動選択」といった闘神鎧の性能を存分に発揮しています。

そして、バーディガーディは奥義を使って龍神ラプラスの魂を分断し、記憶と魔力を失った「技神ラプラス」と記憶と龍族としての力を失った「魔神ラプラス」に分けています。闘神鎧を着用したバーディガーディは「七代列強」序列三位の強さに相当するようです。

バーディガーディは闘神鎧を装備した状態で、ルーデウスたちの前にラスボスとして立ちはだかりました。ただ、この時のハーディガーディは闘神鎧の性能をフルに発揮していなかったため、「魔術無効化」「帝級の剣術でもほぼ無傷」「圧倒的な再生能力」「桁外れの破壊力とスピード」などが特徴的な「七代列強」序列下位レベルの強さしかありませんでした。第二次人魔大戦の時よりもかなり弱かったようです。

無職転生のバーディガーディは、闘神鎧を装着した状態でルーデウスたちの前に立ちはだかったラスボスです。しかし、バーディガーディはラスボスとして登場するようなキャラではありませんでした。そこで、ここからはバーディガーディの婚約者や性格を具体的に見ていきましょう。

無職転生のバーディガーディは、食べ物をくれたお礼としてルーデウスに魔眼を与えたキシリカ・キシリスの婚約者(フィアンセ)です。キシリカは体のサイズが小さいため、巨大のバーディガーディとは凹凸コンビとなりますが、無職転生の作中ではお互いに大事に思っているような発言もあり相思相愛であることがうかがえます。

無職転生のバーディガーディは、「不死身の魔王」という危なそうな異名の割にいつも豪快に「フハハハハ」と笑う気のいいキャラクターです。無職転生に登場する魔王の中では穏健派で、友人を作って酒を飲み、共に騒ぐことを好んでいました。作中では無職転生の主人公ルーデウスと気さくに話しています。

先に無職転生の闘神鎧を装着したバーディガーディの強さを紹介してきました。では、ここから無職転生の作中で描写されたバーディガーディの活躍シーンをネタバレします。バーディガーディの活躍を知ることで、バーディガーディの基本的な強さや能力と、闘神鎧の具体的な性能の理解を深めていきましょう。

まずはじめに無職転生のバーディガーディがルーデウスに決闘を申し込むシーンをネタバレしていきます。バーディガーディは婚約者の魔界大帝キシリカからラプラス並みの魔力量を誇るルーデウスについて聞き、興味を持ったためルーデウスが通うラノア魔法大学にやってきました。その後バーディガーディはルーデウスに決闘を申し込みます。

続いて無職転生のバーディガーディが決闘でルーデウスに負けたシーンをネタバレしていきます。ルーデウスとバーディガーディの決闘内容は、ルーデウスの全力の一撃でバーディガーディの体を傷付けられればルーデウスの勝ちというものです。結果はルーデウスのストーンキャノンによってバーディガーディの上半身が吹き飛ばされ、ルーデウスの圧勝となりました。

続いて無職転生のバーディガーディがラノア魔法大学にスポンサーとして入学したシーンをネタバレしていきます。バーディガーディはルーデウスとの決闘で騒ぎを起こしたお詫びということで、スポンサーとしてラノア魔法大学に入学します。しかし、入学しても真面目に授業に参加せず、酒を飲みながら遊び歩いていました。

続いて無職転生のバーディガーディがルイジェルドと出会ったシーンをネタバレしていきます。バーディガーディはラノア魔法大学に約1年ほど滞在しました。スペルド族のルイジェルドにスペルド族の村があることを教え、そこまで案内するために大学から姿を消すこととなっています。

続いて無職転生のバーディガーディがギースに協力したシーンをネタバレしていきます。ある日、バーディガーディはヒトガミの使徒であるギースから、ルーデウスを倒すための協力を持ち掛けられました。当然、ルーデウスとは決闘したのをきっかけに友達となっているため、最初は断っています。しかし、飲み比べの席で命を懸けたギースと、ヒトガミからの謝罪を受けてルーデウスを倒すことを了承しました。

実はバーディガーディはかつてヒトガミに騙され、婚約者であるキシリカを殺してしまったことがあります。ヒトガミはその時のことを謝罪していました。そして、バーディガーディは騙されたことに対して怒ってはいたものの、ヒトガミの助言によって救われた恩も事実であり、キシリカも復活しているため、ヒトガミから謝罪されれば許せる程度でそこまで気にしていませんでした。

続いて無職転生のバーディガーディがルーデウスたちとの最終決戦に臨んだシーンをネタバレしていきます。ルーデウスを倒すことを了承したバーディガーディは、闘神鎧を着用したことで「七代列強」序列三位の「闘神バーディガーディ」としてルーデウスの前に現れました。

ルーデウスたちとの最終決戦では、ルーデウスの仲間であるアトーフェや鬼神マルタ、ルイジェルド、エリス、シャンドルがバーディガーディに攻撃しますが、バーディガーディはその攻撃を物ともしませんでした。こうして、バーディガーディは着実にルーデウスたちを追い詰めていきます。しかし、最後は魔導鎧零式と王竜剣カジャクトを装備したルーデウスに腕を斬り落とされて闘神鎧ごと封印されてしまいました。

ここまで無職転生の闘神鎧について解説し、闘神鎧を装着したバーディガーディの強さや能力を紹介することで、闘神鎧とはどのような鎧なのかを具体的に見てきました。では最後に無職転生の闘神鎧に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

こちらでは無職転生の闘神鎧を着用したバーディガーディに関する声があがっています。どうやらこの方は、無職転生のバーディガーディ(闘神鎧あり)がどれほどの強さを誇るのか気になっているようです。シャンドルのセリフがバーディガーディの強さに興味を持つきっかけを生んでいるようなので、バーディガーディとルーデウスたちとの戦いに注目してみると良いかもしれません。

こちらでは無職転生のバーディガーディが魔眼で見えない理由に関する声があがっています。どうやらこの方は、無職転生の闘神鎧の魔力を通さないという性能によって、バーディガーディが魔眼で見えなくなっていると考えているようです。しかし、実際は闘神鎧を着用した影響ではなく、第二次人魔大戦で飲んだ魔眼殺しの霊薬の効果が影響していました。

こちらでは無職転生の闘神鎧を着用したバーディガーディと龍神ラプラスに関する声があがっています。どうやらこの方は、第二次人魔大戦にて闘神鎧を着用したバーディガーディと戦った龍神ラプラスの強さが気になっているようです。

無職転生の作中で龍神ラプラスの戦闘シーンは描写されていませんが、確かにバーディガーディは第二次人魔大戦にてラプラスと戦っているため、ルーデウスたちとの最終決戦で見せたバーディガーディの強さからラプラスの強さが想像できるかもしれません。

本記事では無職転生の闘神鎧を着用した魔王バーディガーディの強さや能力を紹介し、闘神鎧とは何かをネタバレ解説してきました。これを機に本記事のまとめを参考にしつつ、無職転生の闘神鎧を装着したバーディガーディの活躍シーンに注目していただければ幸いです。