2018年09月05日公開
2018年09月05日更新
ねずみ男の歴代声優まとめ!正体や実写版で演じたのは?【ゲゲゲの鬼太郎】
「ゲゲゲの鬼太郎」の登場人物であるねずみ男の歴代声優を紹介していきます。ねずみ男はそのユニークなキャラクター性で毎回騒動を起こしながら物語を盛り上げてくれています。「ゲゲゲの鬼太郎」の開始初期から登場しており、鬼太郎の悪友として活躍していますが、今回はそんなねずみ男の正体を検証し、声を担当してきた歴代の声優を画像付きでまとめていきます。さらに実写版でねずみ男を演じた俳優についても紹介していきます。
目次
ねずみ男の歴代声優をまとめて紹介!
ねずみ男は「ゲゲゲの鬼太郎」の歴代声優を紹介していきます。ねずみ男はお金に目がくらみ毎回何かしら事件の引き金を引いて鬼太郎を困らせています。しかし結局は失敗に終わり、鬼太郎に懲らしめられてしまうというのが「ゲゲゲの鬼太郎」のパターンとなっており、どこか憎めないキャラクターのために人気のキャラクターとなっています。今回はそんなねずみ男にスポットを当て、プロフィールや歴代声優などをまとめていきます。
ねずみ男というゲゲゲの鬼太郎のキャラクターの正体は?
プロフィール!
「ゲゲゲの鬼太郎」のねずみ男は、身長160センチ・体重49キロ・年齢およそ360歳とされています。見た目はネズミとそっくりな顔で、ネズミのように歯がいつも2本出ています。服装はいつも洗濯していないため汚いローブを1枚身にまとっており、ねずみ男自身も数十年に1度しか身体を洗わないという日本一不潔な男であるとされています。そのため吐く息は武器にもなり、身体中には皮膚病を患っていていつもお腹をかいています。
またねずみ男は「ゲゲゲの鬼太郎」に多く登場する妖怪たちのように完全な妖怪というわけではなく、「半妖怪」という人間と妖怪の間に生まれたと存在とされています。しかしネズミしか住んでいないとされる島に突如人間が生まれ、それがねずみ男だったという説もあります。漫画版の原作によると地獄と現世の中間に存在するねずみ男の里から現世に迷い込んだのがねずみ男だという事になっています。
性格はお金にがめついタイプであり、このお金への執念が毎回「ゲゲゲの鬼太郎」の物語のトラブルを引き起こす元となっている事が多いです。また強いものに媚びるところもあり、鬼太郎側に付く事もありますが、敵である妖怪の方が強いと分かると自分の事を「アタシ」と称していわゆるオネエ口調となり敵側に媚びて味方に付けてもらいます。このようにねずみ男は味方と敵の中間にいる存在である「トリックスター」となっています。
半妖怪の過去!
前述のとおり、ねずみ男は半妖怪ですが、どっちつかずの中途半端な存在だとされ、幼少時代から妖怪にも人間にも蔑まれて暮らしてきました。ねずみ男はこの事から人間の事も妖怪の事も信用できなくなってしまい、最終的にはお金しか信じられなくなってしまいます。ねずみ男のお金に対する執着心はこのような過去の経験から来ており、本人も「生きていくうえでお金だけは裏切らないと思い知らされた」と語っています。
ねずみ男の必殺技!
「ゲゲゲの鬼太郎」のねずみ男は前述の通り非常に不潔な身体をしているため、その不潔さ自体が武器になります。1つの武器に「口臭」があり、カエルやバッタを主食として常に食べていてなおかつ10年以上歯は磨かないため、人間はおろか妖怪さえも気絶させることが出来ます。また最大の必殺技に「おなら」があり、その臭さは口臭以上で上級妖怪である鏡爺や伝説の西洋妖怪であるドラキュラさえも失神させるほどの威力があります。
単純な肉弾戦ではビンタが強力な威力を誇っており、ねずみ男本人はビビビンタという名前を付けています。ねずみ男は「ビビビのねずみ男」という通り名があり、このビビビンタから来ているとされていますがアニメ版「ゲゲゲの鬼太郎」5期においては金儲けの話を察知するとヒゲがビビビっと反応するためとなっています。また半妖怪といえど妖力が備わっており微弱ではありますが鬼太郎を助けるために妖力波を放ったことがあります。
またねずみ男は鬼太郎の「カメレオンの術」のように透明化する能力も持っており、透明になるもしくはカメレオンのように自分の身体の色を変えて周りの風景に溶け込むことが出来ます。「ゲゲゲの鬼太郎」6期では人間の少女である犬山まなを助けるために透明化して学校へと侵入し、妖怪を見る事の出来る犬山まなに気配さえ感じさせなかったなど、ねずみ男の使える妖術の中では突出して性能の良いものとなっています。
ねずみ男はモデルとなった人物がいる!?
「ゲゲゲの鬼太郎」の原作者である水木しげるによると、ねずみ男の元になった人物は自身の漫画家としての先輩である梅田栄太郎だと語っています。水木と梅田が漫画家としてまだ売れていない時代にお金が欲しかった梅田は様々なお金儲けの案を思いつき実行に移しますが、あまり成功した事は無いという事で、この人物像をねずみ男に反映させたという事です。ちなみに梅田は最終的には漫画家を辞め、印刷業で成功を収めています。
ねずみ男の驚異的な生命力!
ねずみ男は半妖怪であるため、身体の構造も人間とは違っており、心臓が通常の人間の5倍の大きさで、毛が生えています。これはねずみ男のしぶとい生命力を表わす象徴となっており、あつかましい性格を表わしているものでもあります。またどんな腐ってしまった食べ物も食べる事ができ、体内に「ガス」として蓄積する事で強力なおならを出すことが出来るので、どんな不潔な環境でも通常の生活を送る事が出来ます。
3年前までの食べ物なら食べる事が出来るとねずみ男本人が発言した事がありますが、アニメ版「ゲゲゲの鬼太郎」5期の第52話「恐怖!夜道怪」では100年前の食べ物を笑顔で美味しそうに平らげており、これによりパワーアップしたおならで上位妖怪である夜道怪を失神させることが出来ました。また歯も非常に硬く丈夫なため、固いものでも食べる事が出来るので、ねずみ男にはほぼ食べられない食材は存在しません。
「ゲゲゲの鬼太郎」のねずみ男の活躍とは?
ねずみ男は1968年に放送された「ゲゲゲの鬼太郎」1期から現在の6期までレギュラーキャラクターとして登場しており、基本的には明るい性格のトラブルメーカーとして物語を盛り上げていますがシリーズによっては性格や活躍の仕方が異なる部分があります。1期と2期では後のシリーズよりも鬼太郎と行動する事が多くよく鬼太郎の家に入り浸っています。しかし金儲けのためなら鬼太郎を裏切るというところは後のシリーズと同様です。
3期からねずみ男は今までよりも明るくなり、ギャグ路線が強くなっていきました。また3期のヒロインである天童夢子の事が好きで、夢子に喜んでもらおうと奮闘しますが、結局は嫌がられるという結果に終わる事が多いです。4期では江戸弁のような口調に変わり、ねずみ男がメインの話も多く、そのほとんどが感動系の話で終わるという今までにない活躍を見せており、ねずみ男本人も主役の座を狙っている発言をしていました。
5期では鬼太郎と一緒にドライブするなど、鬼太郎との友情が今までよりも強く描かれており、子供にも弱い面を見せるなど卑劣な部分が薄くなっています。また携帯電話やパソコンなどの近代的なアイテムを使いこなしながら鬼太郎のアシストをする事が多くなっています。6期では不潔感が控えめに描かれており、悪臭を放つこともほぼなくなっていますが、悪い妖怪や人間と手を組んで金儲けに走るというところは変わっていません。
猫娘との関係
ねずみ男は「ゲゲゲの鬼太郎」1期からレギュラーとして登場していますが、猫娘がレギュラーキャラクターとなったのは2期からで、以来ねずみ男と猫娘は「ねずみ」と「猫」というだけあって犬猿の仲として描かれています。ねずみ男が金儲けのために鬼太郎を裏切り、最後には失敗するという定番の展開になると、ほぼ必ず猫娘による引っ掻きなどによる制裁が始まるというものがお決まりのパターンとなっています。
しかし猫娘は2期の第26話「大首」にてねずみ男がぽっくり病でなくなってしまった際には大泣きしたエピソードもあり、完全に嫌っているというわけではないようです。またねずみ男も猫娘が妖怪に命を奪われそうになった際には自身の命と引き換えに助けてくれるように懇願するなど、ねずみ男も大切な友達と思っておりお互いに気持ちをさらけ出せる親友として描かれるシーンが多数存在し、お似合いのカップルと称す視聴者もいます。
鬼太郎との友情
ねずみ男はお金儲けのために鬼太郎の事を裏切る事が多々あるので、悪友とは言えども見せかけの友情なのではないかと思う視聴者も多いです。しかし鬼太郎が命に係わるピンチなどに陥っている際には損得抜きで駆けつけ、自分の身が危険に晒されようが助けるシーンが多く存在します。「ゲゲゲの鬼太郎」1期にて、ねずみ男が西洋妖怪にとらわれ、「鬼太郎を裏切るなら自由にしてやる」といった要求をはっきりと拒否しています。
またねずみ男は「ゲゲゲの鬼太郎」2期にて牛鬼に身体を乗っ取られた鬼太郎が火山に落とされた際に今までの鬼太郎に対する自分の行動を悔やみました。そして目玉の親父が「鬼太郎は村のみんなのために死んだんじゃ」と言ったときに、ねずみ男は「みんなの幸せなんかどうだっていいんだ!俺は鬼太郎が生きていてくれた方がいいんだ!」と言いながら感情的になった事から鬼太郎の事を心の底から親友と思っている事が分かります。
ねずみ男の恋
お金の為なら卑劣な手も使うというトラブルメーカーのねずみ男ですが、劇場映画「ゲゲゲの鬼太郎 激突!異次元妖怪の大反乱」で一度だけ恋をしたことがあります。相手の女性の名前はカロリーヌで、金髪に青い瞳の可愛い女の子です。カロリーヌがピンチの時にねずみ男が助けた事によって二人は出会いますが、この事で親しくなりお互いに「カロリーヌちゃん」「ねずみ男ちゃん」と呼び合うようになります。
しかし実はカロリーヌは敵妖怪の親玉の娘であることが分かり、ねずみ男は騙されていたと思いますが、騙していたのはカロリーヌの父であり、カロリーヌは本当にねずみ男に惹かれていました。最終的にカロリーヌを信じたねずみ男でしたが、カロリーヌはねずみ男を助けるために死んでしまいます。最後にカロリーヌは「生まれ変わったらねずみ男ちゃんのお嫁さんにしてくれる?」と言い、ねずみ男の腕の中で息をひきとります。
水木しげるの一番のお気に入りキャラ!
水木しげるはねずみ男をもっとも気に入っているキャラクターだと語っており、鬼太郎のように正義の味方が主人公の場合、悪さをするキャラクターがいないと物語が成り立たない事で必要不可欠なキャラクターだとも述べています。またねずみ男は水木しげるのお気に入りのキャラクターというだけに「ゲゲゲの鬼太郎」以外の怪奇作品によく登場しており、ねずみ男の登場回だけを選りすぐった「ねずみ男の冒険」という本も存在します。
ねずみ男の歴代声優一覧!
大塚周夫(1・2期)
「ゲゲゲの鬼太郎」の1期と2期のねずみ男の声を担当した歴代声優キャストは大塚周夫です。東京都出身で1929年7月5日生まれで、2015年1月15日に虚血性心疾患のため85歳で亡くなりました。歴代声優の中で1番年長である大塚周夫の最後の仕事はバラエティ番組のナレーションで、番組の最後には、「この番組が最後の作品となったナレーター故大塚周夫さんのご冥福をお祈りいたします」という追悼メッセージが流れました。
大塚周夫は声優として自分が声を演じた歴代キャラクターの中で「ゲゲゲの鬼太郎」のねずみ男がお気に入りであり、人間の欲望に正直なねずみ男の行動はとても人間らしく共感を覚えると語っています。ねずみ男を演じる事になった当初は、今までに演じた事のない半妖怪というキャラクターだったために演じ方が分からず、原作者である水木しげるや、共演者である野沢雅子や田の中勇に相談し、少しずつねずみ男を作り上げていきました。
しかし3期からは声優陣が全員交代という事になり大塚周夫は残念がったという事で後任の富山敬に自分を超えるねずみ男を演じきってほしいと願っていたと語っています。それからねずみ男の声優は世代交代を続けていったので大塚周夫がねずみ男の歴代声優の1人という印象は視聴者からは薄かったのですが2008年に放送された「墓場の鬼太郎」で再びねずみ男の声を担当した事で、ねずみ男の声を演じていたことが再度知れ渡りました。
大塚周夫は代表作に「美味しんぼ」の海原雄山役や「忍たま乱太郎」の山田伝蔵役などがあり、海原雄山のように厳格なキャラクターや、山田伝蔵のように厳格さもありながらギャグシーンも多いキャラクターなど、広い演じ分けが出来る声優として知られていました。また海外作品の吹き替えにも多く出演しており、リチャード・ウィドマークは担当声優となってウィドマークの遺作までほとんどの作品を担当しました。
また声優の大塚明夫は息子であり、多忙のため家に帰らなかった大塚周夫とは昔は関係が良くなかったという事を大塚明夫が語っています。また大塚明夫が小学生の時に大塚周夫がねずみ男の声を演じており、同級生に「子ねずみ男」とからかわれていた事で役者という人生を考えもしなかったとも語っていますが、最終的に父の仕事を誇りに思った大塚明夫は声優としてデビューし、ねずみ男を演じていた父を尊敬していると語っています。
大塚周夫は元々俳優であり劇団にも入っていた事もあって、声優として活動するかたわら実写ドラマや実写映画に多数出演していました。特にNHKの大河ドラマには常連キャストとなっており、「徳川家康」の夏目治貞役や「源義経」の藤原忠清役などで出演していました。またフジテレビのドラマにもよく出演しており「ギフト」の宮戸大四郎役や「素晴らしきかな人生」の横山校長役を演じるなど実写での活動も精力的に行っていました。
富山敬(3期)
「ゲゲゲの鬼太郎」3期からねずみ男の声を担当した歴代声優キャストは富山敬です。中国出身の1938年10月31日生まれで1995年9月25日に膵臓癌のため亡くなりました。当時は「ちびまる子ちゃん」のさくら友蔵の声を担当しており、同作「すず虫がうるさい」の巻を収録後に体調に異常を感じ病院にて癌が発見されました。富山敬は人気声優として活躍しており本人が仕事を優先する姿勢だったために癌の発見が遅れたという事です。
富山敬の代表作に「宇宙戦艦ヤマト」の古代進役や、「銀河鉄道999」の劇場版などがあり、1970年代に大人気であった松本零士の作品に多く出演した事で、富山も同時に劇的に人気を伸ばしていきました。また富山敬は後輩声優である古谷徹や、「宇宙戦艦ヤマト」で共演した麻上洋子などから「誰にでも優しく、尊敬できる人物」と称されており、後輩や共演者の事を気遣いながら仕事をする事の出来る人物だったという事です。
富山の同僚や後輩に対する気遣いに関してのエピソードで、富山の後輩である堀内賢雄が居酒屋で酔っぱらいながら富山に間違い電話をしてしまい、富山だと分からなかった堀内は喧嘩口調になってしまいましたが、富山は全く怒ることなく優しくなだめるように対応したというものがあります。最終的に富山だと分かった堀内は焦りながら謝罪すると、「大丈夫だよ、今度ゆっくり飲もうよ」と優しい言葉をかけてくれたそうです。
また富山敬は声優仲間の青野武とは仲が良く、よくお酒を呑みに行っていたという事ですが、青野は酒癖が悪かったために他の客と喧嘩になった事があり、青野が怪我をした際には自宅に連れて帰り介抱したというエピソードもあります。このように素晴らしい人格の持ち主であった富山ですが、声優仲間であった富田耕生曰く、我慢強い性格で、タバコを毎日3箱吸っており、ストレスを相当ため込んでいたと語っています。
千葉繁(4期)
「ゲゲゲの鬼太郎」4期のねずみ男の声を演じた歴代声優キャストは千葉繁です。熊本県出身で1954年2月4日生まれの現在64歳で、ねずみ男に千葉の個性を反映させ、歴代で一番アドリブが多く江戸っ子口調などで明るいねずみ男を作り上げました。4期のねずみ男は歴代同様お金にがめつい性格ですが、お金儲けのための算段を立てている時などは千葉の口調によりまるで露天商のような喋り方になっていました。
千葉繁は元々役者として生計を立てており、元来の身体能力を活かしてスタントマンとしての活動や日活ロマンポルノに俳優として出演するなどしていました。しかしある日、撮影に向かう際に「開かずの踏切」に引っかかってしまい、撮影に1時間遅れてしまった事でプロデューサーを怒らせてしまい仕事が無くなってしまいますがマネージャーに「ドカベン」のオーディションを進められて出演が決まった事で声優への道を歩きはじめます。
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その後「北斗の拳」などの有名作品に出演し、「ハイスクール奇面組」では初の主人公を演じました。また「うる星やつら」のわき役であったメガネ役として出演した際に、メガネに千葉の個性を大いに反映させた事で人気キャラクターとなり、千葉の人気に火をつける事になります。また「演じている本人が楽しくないと、アニメを観ている子供達も楽しくない」と語っており、セリフにアドリブを入れる事に常に執念を燃やしています。
「北斗の拳」のナレーターを担当している事も有名ですが、ザコキャラクター達の声も何度か演じており、主人公であるケンシロウに倒された時の断末魔の声をナレーションよりも真剣に演じていたと語っています。この断末魔の声は声優陣がアドリブで「あべし!」や「ひでぶ!」などと叫ぶものですが、アドリブに命をかけている千葉は一度「ちぃーぶぁー!」と自分の名前を叫び、スタッフからNGを出されたというエピソードがあります。
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声優として現在大御所となっている千葉繁ですが、アニメ作品で千葉をモデルとしたキャラクターも存在し、アニメ監督である押井守が「機動警察パトレイバー」にシバシゲオという千葉を意識して作ったキャラクターを登場させ、このキャラクターは原作である漫画版に逆輸入されました。また実写作品「獣電戦隊キョウリュウジャー」で千葉が演じたドクター・ウルシェードは千葉本人そのままの実写キャラクターだったという事です。
高木渉(5期)
「ゲゲゲの鬼太郎」5期のねずみ男の声を演じた歴代声優キャストは高木渉です。千葉県出身で1966年7月25日生まれの現在52歳で、1987年に「ミスター味っ子」に出演した事で声優としてデビューを果たし以降はアニメ作品や海外映画・ドラマなどジャンルを問わず活躍しています。「ゲゲゲの鬼太郎」のねずみ男役や「ドラえもん」の先生役など、リメイクされたアニメ作品で重要キャラクターを演じる事が多い事でも知られています。
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代表作に「機動戦士ガンダムX」のガロード・ラン役や、「GTO」の鬼塚栄吉役などがあり、主人公の声を多く担当しています。「機動戦士ガンダムX」では初の主人公という事もあり、放送が終了した際にスタッフたちと打ち上げをした時には高木は感極まって泣いていたというエピソードを共演者であり声優仲間である堀内賢雄とかないみかがラジオ番組で語っていました。
高木はアフレコの最中によくアドリブを使うという事ですが、それは現場の空気を和ませるためであり、本来はアドリブがすぐ浮かぶタイプではないと本人が語っています。また2016年に放送された大河ドラマ「真田丸」に小山田茂誠役で実写ドラマ初出演した事をきっかけに実写作品でも活動するようになり、以降は「わにとかげぎす」の店長役や、「半分、青い。」の木田原五郎役で出演するなど実写映画などでも現在活躍中です。
また高木渉はアニメ「名探偵コナン」にも同姓同名の刑事役で出演しています。演じる事になった経緯は、スタッフがアニメオリジナルの刑事役を作る事になっていた時に、小嶋元太役であった高木渉がもっと出番が欲しいと希望していた事もあって声優を高木に決めました。刑事役の名前は決まっていませんでしたが、茶風林がアドリブで「名前は?」と聞いてきたために高木も「高木です」と返し、以後は高木渉の本名で定着しています。
ねずみ男の6期の声優を紹介!
声優は古川登志夫!
「ゲゲゲの鬼太郎」6期のねずみ男の声を担当した歴代声優キャストは古川登志夫です。栃木県出身で1946年7月16日生まれの現在72歳で、古川は5期の時からねずみ男の声優オーディションを受けて落ちてしまっており、代わりに蒼坊主を演じましたが、ねずみ男役を熱望しており今回は待望の役どころとなりました。代表作は「うる星やつら」の諸星あたる役が有名ですが、古川本人はあたると違って女性と話す事は苦手と語っています。
出演作品!
他の代表作に「機動戦士ガンダム」シリーズのカイ・シデン役や、「ONE PIECE」のポートガス・D・エース役など、重要キャラクターを演じる事が多いですが、「赤ずきんチャチャ」のピカポン役や、「Gu-Guガンモ」の浪人生役などのわき役も卒なくこなします。古川は役を演じるときにいつもキャラクターの個性に自分の個性をプラスし、面白いキャラクターに仕上げたいという事を常に考えていると語っています。
趣味など私生活は?
古川は「ドラゴンボール」のピッコロ役や「北斗の拳」のシン役などが有名キャラクターですが、特にピッコロは自分の演じたキャラクターの中でも気に入っており自身の趣味であるフィギュア集めと相まって、ピッコロのフィギュアは新しいものが発売されたら必ず買い集め全種類を制覇しているとの事です。また私生活では同じく声優の柿沼紫乃と結婚しており、家事が苦手な柿沼に代わって古川が料理を担当する事が多いという事です。
現在の活躍!
古川登志夫は現在「大阪芸術大学短期大学部放送学科」の声優コースの教授を務めており、後世代の声優の教育に努めています。また他の教授に「ドラゴンボール」の孫悟空役を務めた野沢雅子や、「金田一少年の事件簿」の金田一一役を務めた松野太紀がおり、豪華な顔ぶれとなっています。また古川登志夫は出身地である栃木県から2009年に栃木未来大使に任命され、2016年から現在までは栃木ふるさと大使に任命されています。
ねずみ男を実写版で演じたのは?
「ゲゲゲの鬼太郎」は2007年に実写映画「ゲゲゲの鬼太郎」として公開され、さらに翌年の2008年には続編である「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」が公開されました。この時に主人公である鬼太郎はウエンツ瑛士が演じましたが、ねずみ男はマルチタレントとして活躍している大泉洋が演じました。実写版のねずみ男は原作やアニメ版と同様に鬼太郎の悪友であり金儲けの事を常に考えていますが、実写版の年齢は1000歳となっています。
大泉洋演じる実写版ねずみ男は再現度が高いというファンが多く話題になりました。そんなねずみ男の1作目での活躍は妖狐一族の宝であった妖怪石をたまたま拾って質屋に売ってしまい、妖狐の怒りを買ってしまう事で今回の鬼太郎と妖狐の戦いのきっかけを作ってしまいます。2作目ではねずみ男が三浦半島から鞨鼓を盗み出したことで今回の事件の引き金を引いてしまうなど、前作と変わらずトラブルメーカーな部分が目立ちます。
実写映画「ゲゲゲの鬼太郎」を観た視聴者たちの多くが、大泉洋演じる実写版ねずみ男がアニメ版と似すぎているという声をあげています。本人も髭と前歯をつけただけでこれだけの再現度だった事に驚いており、実写版のねずみ男を演じる事が出来るのは大泉洋しかいないと自他共に認める形となりました。また話し方に関しても、大泉の話し方が元々ねずみ男と似ているというファンもいました。
ねずみ男の本名を紹介!
ねずみ男は金儲けのために名刺を作っていますが、ここに書いてある名前はたいていの場合「ビビビのねずみ男」と通り名で書いてありますが、実はねずみ男には本名があり、「根頭見ペケペケ(ネズミペケペケ)」と言います。この名前は原作漫画でねずみ男の母親が登場するエピソードで語られています。またペケペケの名前の由来は水木しげるが出兵したニューブリテン島のトライ族に教わった言葉で、「大便」を意味しています。
ねずみ男の名言一覧!
それにしても人生を不幸がる文化っていうのはどういうものですかねえ?
ねずみ男が自分の人生がうまくいかない時などに後ろ向きに考えてしまう人間が多いと感じた事で言った言葉です。ねずみ男は半妖怪という出生のために、人間からも妖怪からも蔑まれてきたという辛い人生を歩んできましたが、それでも自分の事を不幸だと思う事は無く明るく生きています。自分の過去の生い立ちなどが関係し、どんな辛い事があっても前向きに考えようと考えさせられるねずみ男の名言です。
軽蔑?よく世の中を知らない少年の言う言葉だ
ねずみ男が卑劣な手を使い金儲けをしようとした際に、少年から軽蔑すると言われてしまいますが、その時にねずみ男が少年に言い返した言葉です。子供の時は親や周りの大人が守ってくれるが、大人になったら綺麗ごとを並べても結局お金が無いと生きていけないという確信をついた言葉で、常に自分しか信じず、信用できる他人の少ない世知辛い世の中を生き抜いているねずみ男だからこそ出た名言となりました。
ねずみ男の歴代声優まとめ!
「ゲゲゲの鬼太郎」のねずみ男の歴代声優や実写版俳優を画像付きでまとめてきました。ねずみ男はお金儲けや自分の保身のためにいつもトラブルメーカーとなり事件の発端を作っており、鬼太郎や猫娘などの仲間たちを裏切る事が多々ありますが、どこか憎めないキャラクターで、ファンに長年愛されている事が分かります。またその人気には歴代声優や実写版俳優の力も大きかったという事が今回のまとめによって分かります。