猫娘の歴代声優一覧！美人すぎる6期を演じるのは庄司宇芽香【ゲゲゲの鬼太郎】

アニメ作品「ゲゲゲの鬼太郎」で人気の登場人物である猫娘は、現在までで様々な女性声優が担当してきました。今回はこの猫娘というキャラクターにスポットを当て、プロフィールから性格まで、その人気の秘密を検証し、声を担当した女性声優陣も画像付きで紹介していきます。また非常に美人と言われている現在の「ゲゲゲの鬼太郎」の6期の猫娘の声を担当している声優である庄司宇芽香についても画像付きで紹介していきます。

「ゲゲゲの鬼太郎」は水木しげるの漫画を原作としており、その原点は水木による紙芝居である「墓場の鬼太郎」となっております。アニメ・ドラマ・ゲームなど様々なジャンルに派生されながら現在もファンに愛されている作品で、2016年に水木が亡くなってからも関連商品などが作られ続けています。アニメ版「ゲゲゲの鬼太郎」は1968年に初めて1期が放送されてからリメイクを繰り返し、現在2018年の時点で6期となっています。

「ゲゲゲの鬼太郎」の物語は、幽霊族の最後の生き残りである主人公・鬼太郎が仲間である正義の妖怪たちと人間と妖怪が共存出来る世界を目指して、悪の妖怪たちと戦うというものです。多くの種類の妖怪が登場する事も特徴で、今回の題材である猫娘や、半妖怪であるネズミ男など親しみやすいヴィジュアルや性格をしている妖怪により、1期のテレビアニメ放送後などは当時の子供たちの間で妖怪ブームを引き起こしました。

猫娘は「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する人間と妖怪のハーフである半妖怪と呼ばれる存在で普段は人間と変わらない見た目をしていますが、怒ったりすると目が金色になり、口から牙をむき出しながら化け猫のような形相になります。年齢は昭和28年生まれであり鬼太郎よりも1歳年上となっています。原作では身長136センチで体重が29キロとなっていますが、アニメのリメイクが繰り返していくたびに成人に近い体系となっていきました。

もともと脇役であった猫娘がレギュラー化したのは「ゲゲゲの鬼太郎」が少年サンデーで連載されていた時で、当時の猫娘には「猫子」という名前がありました。ただしこの時の猫娘は、病気によって魚やネズミを見ると猫の姿になってしまう人間として描かれており、妖怪ではありませんでした。猫娘が妖怪としてレギュラー登場するようになったのは、アニメの3期が放送していたころの少年マガジン版「ゲゲゲの鬼太郎」でした。

「ゲゲゲの鬼太郎」のヒロインである猫娘は主人公である鬼太郎に恋心を抱いており、一度だけ鬼太郎が猫娘に「猫ちゃん」という愛称で呼んだ時は照れてしまい赤面し、普段は「おやじさん」などと呼んでいる目玉の親父に対して「お父様」という呼び方をしていました。鬼太郎は物語が進む中で多くの女性と接する機会がありますが、その時はその女性に対して嫉妬心をむき出しにし、反抗的な態度をとるなどしています。

しかし鬼太郎は恋愛には興味は無く鈍感なようで、猫娘が映画に誘ったりしてもいつも寝てしまうというのがパターンのようです。また猫娘はいつも鬼太郎に食事を作ってあげていますが、お菓子作りは苦手なようで、バレンタインデーの日に猫娘が鬼太郎にチョコレートを作ってあげた際には電子レンジを爆発させてしまったり、味の方も失敗してしまいます。しかし鬼太郎のために最終的には美味しいチョコレートを作る事ができました。

「ゲゲゲの鬼太郎」の猫娘は他の様々な能力を持つ妖怪とは違い能力には乏しい方で、鬼太郎のように多くの技は持ち合わせてはいませんが、妖怪としての運動能力は高いため、多くの妖怪を倒してきています。猫娘の最大の武器は鋭い牙と爪で、タイヤを切り裂けるほどの殺傷力を持っているため、強力な妖怪でなければ猫娘には歯が立ちません。また爪を伸ばして鎌のように使う事もでき、敵の身体を真っ二つにした事がありました。

猫娘は自分の妖力を電撃のオーラに変えて放出し敵を攻撃する事ができ、敵の攻撃を防御するときにも使う事が出来るなど応用する事が出来ます。また仲間の妖力を復活させることもでき、鬼太郎が倒れた際に仲間と共に妖力波を放って鬼太郎を復活させました。また猫娘はアニメ5期にて、いつも鬼太郎に守られている自分のふがいなさから、カラス天狗の道場で修業を積み、自分の運動能力を高めパワーアップを果たしました。

1968年から放送されていた「ゲゲゲの鬼太郎」1期の猫娘は、第20話「猫娘とねずみ男」でゲストキャラクターとして初登場を果たしました。この時の猫娘はクールな性格で、人間の地獄送りの代行という仕事を頼まれたときは何の抵抗も無く請け負っていました。髪型はおかっぱで、全体的に少し男の子っぽい印象を受けます。また猫娘のトレードマークともいうべき大きなリボンもこの時はまだ着けていませんでした。

1972年から放送された「ゲゲゲの鬼太郎」2期の猫娘は、1話目からレギュラーキャラクターとして登場していました。少年マガジン版の「ゲゲゲの鬼太郎」の猫娘をもとにして作られたため、大きなリボンをしています。この時の猫娘は、男だけの家族である鬼太郎と目玉の親父のために食事の買い出しや支度を担当してくれていました。気が強く男勝りな面を見せますが、鬼太郎の事を「さん」付けで呼ぶなど丁寧な口調で話しています。

また今でこそ常識人という印象の強い猫娘ですが、2期での猫娘はねずみ男からの金儲けの話に乗ったり、事件の引き金となる原因を作ってしまったりすることが多く、よく鬼太郎に叱られていました。1期では無かった猫娘の戦闘シーンも初めて描かれ、ヤマタノオロチと戦った際には首を一つ倒す程度の強さはありました。しかしヤマタノオロチは弱い妖怪だったため、猫娘の戦闘能力もそこまで強いものとしては描かれていませんでした。

1985年から放送された「ゲゲゲの鬼太郎」3期の猫娘は、今までのディフォルメされていたフォルムからリアルな人間の女性に近い体系になりました。「ゲゲゲの鬼太郎」3期では猫娘のほかに人間の女の子である天童ユメコがヒロインとして登場した事で猫娘にとっては鬼太郎をめぐる恋のライバルの出現となりました。しかしユメコが悪い妖怪によって危険にさらされた際には助けに向かうなど、大切な親友としても描かれています。

3期の猫娘は2期の時点で曖昧であったねずみ男のお仕置き役や天敵としてのポジションも確立されており、ねずみ男が金儲けのためなどで悪事を働こうとしている際などは、鋭い爪や牙で引っ掻いたり噛みついたりして、強い制裁を加えるようになりました。また鬼太郎がユメコに対して鼻の下をのばす場面があると、鬼太郎にも噛みつきや引っ掻きなどでねずみ男と同じように、容赦のない強烈な制裁を加えるようになりました。

「ゲゲゲの鬼太郎」4期の猫娘は、髪型が刈り上げのおかっぱに変更され色も紫色になっており、トレードマークの大きなリボンも赤からピンクに変更されています。この猫娘のヴィジュアルは、原作の猫娘に近づけ、なおかつ可愛くしようというスタッフの意向によって完成しました。「ゲゲゲの鬼太郎」4期はキャラクターや物語がクールな雰囲気で作られているため、猫娘も嫉妬するシーンが無いなど、大人びた性格となっています。

また4期ではねずみ男と同様に半妖怪だという事が判明しましたが、他の妖怪よりも妖力は劣るものの、同じ半妖怪であるねずみ男が弱い妖力波しか飛ばせない事に対して、猫娘は強力な妖力波を放つなどねずみ男よりは戦闘能力が高い事がうかがえます。また3期で猫娘の恋敵であったユメコの代わりに4期では村上祐子という人間の少女が登場しますが、猫娘との絡みはほとんどないため猫娘が嫉妬するようなシーンも皆無となりました。

2007年から放送された「ゲゲゲの鬼太郎」5期の猫娘は、髪型がおかっぱからショートヘアになり、色も紫から茶色になっています。4期から5期までの期間が長くなったという事もあり、ヴィジュアルも大きな変化を遂げています。また常に八重歯が出ているという事も特徴である事と、今までは作品に応じて毎回お決まりの服装が多かったのですが、5期の猫娘は決まった服装というものが無く、多くの種類の服を着ています。

また5期になり猫娘が大きく変わったところは、今までよりも人間界に溶け込んで生活しており、様々なアルバイトをしているという点です。面接を受ける際には21歳という事にしていますが、中学生くらいにしか見えないため、面接官に突っ込まれることが多いですが、化け猫の顔で怒りながら童顔だから子供っぽく見えるんですと言い上手く切り抜けています。ちなみに面接の際に名前は「猫田宏美」や「猫野塚宏美」などを使います。

猫娘には妖怪であるろくろ首の女性と仲が良く、猫娘は「ろくちゃん」、ろくろ首は「猫ちゃん」というように呼び合っており、一緒にバイトをする事もあります。しかしろくろ首は美人であり、恋愛もうまくいくことが多いため、対象の男性は違いますが、猫娘が嫉妬するシーンが多数あります。猫娘は今まで通り鬼太郎に対する恋愛感情は健在で、鬼太郎と長年親友であるねずみ男にさえ「羨ましい」と嫉妬する事もあります。

2018年から放送されている「ゲゲゲの鬼太郎」6期の猫娘は大きなデザインの変更が加えられており、今までのように少女のようなビジュアルではなくスタイルの良い大人の女性として描かれています。髪型は紫色になり、今までにはなかったロングヘアーで、頭の後ろでまとめているといういわゆるシニヨンヘアーとなっています。服装は4期と同じ服装に戻りましたが、靴はハイヒールを履いているという今までにない猫娘になりました。

6期の猫娘は性格にも大きな変化が加えられており、今までの明るい雰囲気は無くクールで無愛想な印象を受ける女性となっています。鬼太郎にも素直になれずに不愛想に接していますが、鬼太郎が死んだと勘違いした際には血相を変えて鬼太郎の家まで駆けつけるなど、今までのシリーズのように想いを寄せています。冷たい印象を受ける6期の猫娘ですが、犬山まななどの人間たちを助けるなど、照れ屋なだけで優しい性格をしています。

6期の猫娘は今でのシリーズとは違い、日常では人間と同じものを食べており、犬山まなとケーキ屋に行くなどしています。しかし今まで同様に魚介類は1番の好物のようで、カニを笑顔で食べるシーンがあり、猫娘はその時に「ホタテも大好き」と語っていました。また戦闘能力が今までのシリーズと比べて格段に上がっており、妖怪を爪で一瞬にして真っ二つにしてしまうなど、鬼太郎メンバーの中でも主力となる力を持っています。

まだテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」が白黒の時代に、ゲストキャラクターとして登場した1期の猫娘の声を演じたキャストは声優の山口奈々です。東京都出身で1938年8月10日生まれの現在80歳で、1966年に「魔法使いサリー」でサリーのママ役を演じてから様々なテレビアニメに出演してきました。有名な代表作に「タイガーマスク」の若月ルリ子や、「キャンディーキャンディー」のレイン先生役などがあります。

「ゲゲゲの鬼太郎」2期でレギュラーキャラクターとなり、大きなリボンが特徴的な猫娘の声を演じたキャストは元声優の小串容子です。1960年代から1970年代まで声優として活動していました。1970年代後半に声優を引退し、その後はフランスに渡り現在も暮らしているという事を、当時仲の良かった声優仲間である鬼太郎の声を演じていた野沢雅子や、目玉の親父の声優であった田の中勇が語っています。

「ゲゲゲの鬼太郎」3期で、赤くて大きなリボンがトレードマークとなり、鬼太郎を巡って天童ユメコを恋敵としていた猫娘の声を演じたキャストは声優の三田ゆう子です。東京都出身で1954年8月14日生まれの現在64歳で、1976年に放送されたテレビアニメ「リトル・ルルとちっちゃい仲間」のウィリー役でデビューし、以降は女性の役、男性の役を問わず幅広いキャラクターを演じてきました。

代表作に「めぞん一刻」の六本木朱美役や、「魔法のプリンセス ミンキーモモ」のピピル役などがあり、とくに魔法少女シリーズに縁があるとされており、「魔法天使クリィミーマミ」など、1980年代の魔法少女アニメブームになった4作品すべてにレギュラー出演しています。また声優仲間の山田栄子は親友で、三ツ矢雄二とは友達だと語っており、ラジオ番組である「アニトピア」で三ツ矢と共に出演した事があるという事です。

「ゲゲゲの鬼太郎」4期で大人びた印象になり、髪の毛も紫色に変更された猫娘の声を演じたのは声優の西村ちなみです。千葉県出身で1970年11月18日生まれの現在47歳で、代表作であるテレビアニメ「おじゃる丸」の坂ノ上おじゃる丸役が有名です。またテレビアニメ「ポケットモンスター」シリーズにもジュンサー役で出演しており、それ以外にもアチャモなどのポケモンの声も多く担当しています。

また私生活では2002年に一般男性と結婚しており、2005年に男児、2009年に女児を出産し、現在2児の母親となっています。趣味は野球観戦で、長い間読売ジャイアンツファンだったという事ですが、現在はソフトバンクホークスファンになっています。また大泉洋のレギュラー番組「水曜どうでしょう」のファンだと自称しており、北海道に旅行に行った際には真っ先にHTB本社を訪れたという事です。

「ゲゲゲの鬼太郎」5期で、4期からの期間があいたことで大きくビジュアルが変更され、可愛らしい印象となった猫娘の声を演じたキャストは声優の今野宏美です。北海道出身で声優以外にナレーターとしても活躍しています。1997年に発売されたセガサターン用恋愛ゲームである「センチメンタルグラフィティ」のヒロイン役の一般応募オーディションに合格し、山本るりか役で声優デビューを果たしました。

また本作「ゲゲゲの鬼太郎」5期の猫娘は、今野が今まで演じてきた役どころの中で最も歴史のあるキャラクターであり、視聴者の認知度も高く、5期では可愛く描かれヒロインとしての色が大きかったという事で、スタッフが演出の制作をする際に猫娘の声優である今野に意見を聞いて作品に取り入れるという制作方法をしており、今野にとっては今までの声優としてのキャリアには無かった高待遇だったという事です。

「ゲゲゲの鬼太郎」の猫娘役を演じた事により爆発的に人気と知名度を上げ、それ以降はタイムボカンシリーズである「ヤッターマン」のミキ役や、ドラゴンボールの最新テレビシリーズ「ドラゴンボール超」のクキ役など主要キャラクターを演じる事が多くなりました。また声優の先輩である林原めぐみを尊敬する人物として挙げており、キャラクターによって声を使い分ける演技など学ぶ部分がとても多いと語っています。

「ゲゲゲの鬼太郎」6期でさらに大きくビジュアルが変更され大人っぽくクールな印象となった猫娘の声を演じたのは声優の庄司宇芽香です。神奈川県出身で1985年8月8日生まれの現在33歳で、2008年に放送されたテレビアニメ「美肌一族」の美肌紗羅役でテレビアニメ初主演を果たしました。「ゲゲゲの鬼太郎」は5期でも少女役や警備員役などのわき役を演じていましたが、今回6期ではヒロインの座を勝ち取りました。

また6期のヒロインの1人である犬山まな役を演じた藤井ゆきよは、作中に庄司宇芽香演じる猫娘の事を「猫姉さん」と呼びますが、普段の庄司宇芽香が頼りになるお姉さんなので、自然とセリフを言う事が出来たと語っています。また藤井は、一見クールに見えるが女の子らしい可愛らしい一面もある6期の猫娘をうまく演じ分けている庄司を素敵だなとも語っており、先輩として尊敬されている事もうかがえます。

また多くのゲーム作品に出演経験のある庄司宇芽香は、小学校から高校まで女子高に通っていたというお嬢様育ちであったため、男子との恋愛に憧れてはいましたが経験をしたことが無く、恋愛ゲーム「ときめきメモリアル4」に郡山知姫役の声優を担当した際に発散していたと語っています。ゲーム作品の代表作にPSPゲームである「討鬼伝」の橘花役や、PS4ゲームである「北斗無双」のバット役などがあります。

庄司宇芽香はアイドルグループ欅坂46の番組である「欅って書けない?」のナレーションを担当している事も有名で、欅坂46の人気があがっていくと同時に庄司宇芽香の人気も上がっていったという事です。また他の活動としてはCD販売や、自身のブログでコスプレ写真なども披露しており、庄司は整った綺麗な顔立ちをしているためどんなコスプレも似合うというファンの声もあがっています。

テレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のヒロインである猫娘の1期から6期までの変化や歴代声優を紹介してきましたが、猫娘はスタッフにより可愛く作り上げられ、歴代声優たちによって命を吹き込まれた事によって、長い間ファンから愛されるキャラクターになった事がわかります。今回のまとめよってアニメ作品「ゲゲゲの鬼太郎」のストーリーや、ヒロインである猫娘への関心が深まっていただけたなら幸いです。