言の葉の庭は気持ち悪い?映画のあらすじ・感想や面白いという意見も調査

言の葉の庭は人気のアニメーション監督である新海誠作品の中でも、繊細なストーリーや映像美で話題となった作品です。言の葉の庭は面白いといった好意的な感想も寄せられる一方で、「気持ち悪い」と否定的な見方もされる作品です。ここでは、アニメーション映画・言の葉の庭の「気持ち悪い」「つまらない」といった感想から、ストーリーのあらすじや面白い魅力まで様々な情報をまとめていきます。

言の葉の庭は気持ち悪い?映画のあらすじ・感想や面白いという意見も調査のイメージ

目次

  1. 言の葉の庭とは?映画のあらすじを紹介
  2. 言の葉の庭が気持ち悪い・つまらないといわれる理由
  3. 言の葉の庭の面白い魅力
  4. 言の葉の庭と新海誠の他作品との比較
  5. 言の葉の庭に関する感想や評価
  6. 言の葉の庭が気持ち悪いといわれる理由まとめ

言の葉の庭とは?映画のあらすじを紹介

言の葉の庭の概要

気持ち悪い・つまらないとの感想も寄せられる映画・言の葉の庭の、あらすじや魅力を紹介していく前に、言の葉の庭の作品概要を紹介します。言の葉の庭は、「君の名は。」や「秒速5センチメートル」などの作品でも知られるアニメーション監督・新海誠による作品です。言の葉の庭は2013年5月31日に劇場公開されています。新海誠作品としては5作目で、新海誠にとって「はじめての恋の物語」と銘打たれた映画作品です。

新海誠作品の言の葉の庭は、劇場公開されるアニメーション映画としては上映時間が46分間と短めの作品でした。2013年には月間アフタヌーンで漫画版が連載されており、ダ・ヴィンチでは新海誠監督自身が執筆する小説版も連載されました。

言の葉の庭のあらすじ

言の葉の庭のあらすじを紹介します。高校一年生で15歳のタカオは、将来は靴職人になりたいと考えています。タカオは雨が降った日にはある公園へ行って、そこで靴の絵を描いて過ごしていました。ある雨の日、タカオは公園で27歳の女性・ユキノと出会います。タカオとユキノは雨の日に公園で共に過ごすようになります。謎めいたユキノに惹かれていくタカオは、彼女の為に靴を作ろうと決心します。

言の葉の庭

言の葉の庭が気持ち悪い・つまらないといわれる理由

理由①年の差のある恋愛

言の葉の庭は気持ち悪い・つまらないと否定的な感想も寄せられる作品です。言の葉の庭が気持ち悪い・つまらないといわれる理由をいくつか考察していきます。まず、言の葉の庭のあらすじを見ても分かりますが、主人公のタカオとユキノは12歳の年齢があります。一回りも年が違う男女の恋愛で、尚且つタカオはまだ未成年で高校生です。そして、タカオが想いを寄せるユキノは彼が通う学校の教師です。

12歳の年の差の恋愛となれば社会人同士なら問題はないものの、どちらかが未成年だと法律に違反する事になりかねません。この部分が気持ち悪い・つまらないといわれる理由の一つになっています。

理由②排他性がある

言の葉の庭が気持ち悪い・つまらないといわれる理由には、新海誠作品でよくありがちな「排他性」も挙げられます。言の葉の庭ではタカオとユキノの繊細で切ない関わりが緻密に描写されています。そこがまさに「2人だけの世界」のような空気感で、映画を見る人にとっては「気持ち悪い」と感じさせるのです。通常映画作品においては、観客をストーリーに引き込むために登場人物に共感させるような描写がされます。

気持ち悪いと評される新海誠作品の言の葉の庭では、タカオとユキノの2人だけの世界が演出されすぎていて、どちらにも感情移入しにくい作りになっています。また、27歳の教師と15歳の高校生という一般的ではない恋愛の設定でも、観客が共感しづらくなっています。世界観に共感しづらい排他性も気持ち悪い・つまらないといわれる理由です。

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言の葉の庭の面白い魅力

魅力①映像美

気持ち悪い・つまらないといわれる言の葉の庭ですが、その一方で様々な要素が高評価を獲得している映画でもあります。言の葉の庭の面白い魅力をいくつか紹介します。言の葉の庭の魅力には圧倒的な映像美があります。新海誠作品は風景の美しさや鮮やかな光の描写など、アニメーションの映像美も評価されています。言の葉の庭では雨のシーンがたくさん登場し、都会の街並みや雨が降る公園などが美しく表現されています。

魅力②雨が少しだけ好きになる

言の葉の庭では雨のシーンがたくさん登場します。登場人物の心理にもリンクしている重要な雨のシーンは、言の葉の庭を見ると雨が好きになると言われる程魅力的です。雨の日は憂鬱な気分になる人が多いですが、言の葉の庭においてはタカオとユキノが共に過ごすのは雨の日なので、雨は重要で大切なシーンとして描かれています。

魅力③学生時代の気持ちを思い出す

言の葉の庭が気持ち悪い・つまらないといわれる理由として、年の差恋愛という点を挙げました。しかし、タカオが年上のユキノに惹かれていく心理描写は、学生時代を思い出すとの肯定的な見方もされています。タカオはユキノの事を「世界の秘密」のようだと評します。ユキノに恋をしていくタカオを見て、学生時代の甘酸っぱい気持ちが思い出せる点も、言の葉の庭の魅力の一つです。

魅力④秋月が雪野先生の足に触れるシーン

言の葉の庭には様々な印象深いシーンが登場しています。中でも特に魅力だといわれるのがタカオがユキノの靴を作る為に、ユキノの足に触れるシーンです。タカオがサイズを測る為にユキノの足に優しく触れるシーンは、とても印象的で言の葉の庭を象徴するシーンだと評されています。

魅力⑤圧巻のラストシーン

言の葉の庭はラストシーンも非常に魅力的な映画作品です。言の葉の庭のラストシーンでは秦基博の「Rain」という曲が挿入されています。ラストシーンではタカオとユキノのその後の姿が描かれ、雨の日の公園での出会いを通じてそれぞれ歩みだした二人の描写が秦基博の歌う「Rain」でより印象的に演出されています。

魅力⑥雪野先生が可愛い

言の葉の庭はヒロインのユキノが可愛いところも魅力です。ユキノは学校でトラブルに巻き込まれ、仕事へ行けなくなってしまった教師です。雨の日に公園でお酒を飲むユキノは、20代の女性らしい弱さを持っています。タカオとの交流で心情を吐露するシーンからも、ユキノの儚い可愛さがよく分かります。

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言の葉の庭と新海誠の他作品との比較

比較①秒速5センチメートル

言の葉の庭と新海誠の他の作品とを比較していきます。まず、新海誠作品「秒速5センチメートル」と比較すると、言の葉の庭はそこまで面白くないと評される事が多いです。秒速5センチメートルは言の葉の庭に比べるとスケールが大きく上映時間も長い為、言の葉の庭より評価が高くなっています。しかし、言の葉の庭は上映時間46分という短さながら、小さなスケールで描かれる人間関係が上手くまとまっていると評価されています。

比較②君の名は。

新海誠の「君の名は。」はファンタジー要素も強く大衆に受け入れられ、記録的な大ヒット作品となりました。君の名は。でも主人公二人の恋愛模様が描かれていますが、メインテーマが恋愛という訳ではなく、異なった時間軸の二人がつながるファンタジー作品としてヒットしています。多くの人に受け入れられヒットした君の名は。と比較すると、言の葉の庭は好みが分かれる作品です。

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言の葉の庭に関する感想や評価

言の葉の庭に関しての感想や評価をいくつか紹介します。言の葉の庭に関しての感想では、新海誠作品の雰囲気が良い・面白いという感想が見られています。新海誠作品では最後が必ずしもハッピーエンドではないですが、言の葉の庭のラストは主人公二人がそれぞれ歩き出すという、ハッピーエンドに感じられるラストだと評価されていました。

言の葉の庭の評価では雨の表現が素敵だとの感想も挙がっています。言の葉の庭では主人公二人が雨の日に出会う設定の為、雨の表現はとても重要なものです。言の葉の庭では美しく雨が描写されており映像美がすごいとの感想も見られています。また、ラストシーンでかかる秦基博の「RAIN」が印象深いと評価されていました。

言の葉の庭は純粋に面白いといった感想や映像美が凄いといった感想などが寄せられ、高評価を獲得している作品です。その一方で「気持ち悪い」という声も挙がっていました。新海誠作品独特の世界観や登場人物の描写などを「気持ち悪い」と感じる人は一定数います。

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言の葉の庭が気持ち悪いといわれる理由まとめ

ここでは、新海誠作品「言の葉の庭」が気持ち悪い・つまらないといわれる理由をまとめています。言の葉の庭は主人公二人の関係性が雨の情景に合わせて描かれ、2人だけの世界といった排他性や年の差恋愛の要素が気持ち悪いといわれる理由となっていました。言の葉の庭の面白い魅力やあらすじも紹介していきました。是非、言の葉の庭を見て映像美や圧巻のラストシーンなどの魅力にも注目してみて下さい。

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