【機動戦士ガンダム】ミハルの最後をネタバレ！死因や兄弟のその後はどうなった？

「機動戦士ガンダム」はロボットもののみならず、日本アニメ界に多大な影響を与えた作品として有名です。今も新作が制作され続けており、ガンダムサーガを形成しています。機動戦士ガンダムでは様々な人間模様が描かれていますが、特に悲劇のキャラクターとして認知されているのがミハル・ラトキエです。この記事では、ミハルの最後と死因、カイ・シデンとの関係、兄弟たちのその後について特集します。

日本テレビアニメ作品の金字塔と称される機動戦士ガンダムは、放映開始から43年が過ぎました。現在ではファーストガンダムの通称で親しまれており、新規ファン層を開拓し続けているアニメです。この章では、機動戦士ガンダムの概要とあらすじを紹介します。

機動戦士ガンダムは1979年から1980年までの期間に、全43話が放映されました。当初は52話放映予定でしたが、視聴率が振るわなかったため打ち切りになっています。その後、再放送を観た高校生や大学生の層が熱狂的なファンになりました。そして、当時の子供たちの間でガンダムのプラモデル（ガンプラ）人気に火が点き、社会現象と呼べるほどの一大ブームを巻き起こしたのです。

同作品の原作者の一人は、今も精力的な活動を続けている富野由悠季です。メカニックデザインを大河原邦男、キャラクターデザインを安彦良和が手がけたことで、現在では伝説になりました。また、声優に池田秀一、戸田恵子など別の分野で活躍していた人物を起用したことでも有名です。機動戦士ガンダムはテレビ版と総集編映画版三部作が円盤化されました。更に、複数の動画配信サービスでも容易に視聴できます。

機動戦士ガンダムの舞台は、宇宙世紀0079年の地球と宇宙です。人類は、増え過ぎた人口を宇宙にコロニーを建造することで乗り切っていました。コロニーの一つサイド3はジオン公国を名乗り、宇宙移民をないがしろにする地球連邦軍政府の政策に対して、独立戦争を仕掛けたのです。ジオン軍は、資源に乏しい状況をモビルスーツという人型兵器を開発し、運用したことで優位に戦況を進めるのでした。

ミハル・ラトキエは、テレビ版26話から28話まで登場しました。また、映画版では第二作目「哀・戦士編」に登場しています。ミハルはベルファスト出身の少女で、ジルとミリーという兄弟がいます。普段は物売りをしていますが、兄弟を養うためにジオン軍のスパイをしていました。スパイ時のコードネームは、スパイ107です。ホワイトベースがベルファストに入港した時に、ジオン軍に情報提供するためにスパイ活動を遂行しました。

カイ・シデンは、地球連邦軍に軍人としてなし崩し的に使われることに嫌気がさして、ベルファストでホワイトベースを降りました。その時に、スパイとして接触してきたミハルと出会ったのです。ミハルは行く当てのないカイを自宅に招待しましたが、真の目的はホワイトベースの情報収集でした。しかし、カイはミハルがスパイであることを察知したのです。彼はミハルが兄弟を養っているという事情から、知らない振りを通しました。

機動戦士ガンダムに登場するミハル・ラトキエは、ガンダムキャラクターの中でも特に可哀想な最後を迎えます。彼女は死亡しましたが、その死因に注目が集まりました。この章では、ミハルの最後をネタバレ紹介します。また、ミハルの死亡シーンと死因についても触れていきます。

ミハルはジオン軍の命令で少女兵になりすまして、ホワイトベースに潜入しました。そこで、カイに見つかりますが、彼はミハルをかくまったのです。ミハルはホワイトベースの中で、カツ・レツ・キッカの子供三人組を見ました。戦艦の中に自分の兄弟と同じくらいの子供がいて、そこがジオン軍の襲撃を受けていることに彼女は戦慄します。自分のスパイ活動のせいで、子供たちが危険に晒されていると思ったのです。

後悔の念に襲われたミハルは、ホワイトベースのために何かできないかカイに志願しました。カイは彼女をミサイルの射手にするために、ガンペリーに乗せて出陣しました。ところが、アクシデントでコックピットからミサイルが発射できなくなったので、彼女はミサイルを手動で発射するためにコンテナへと降りたのです。しかし、丸腰でコンテナに出たため、敵にミサイルを発射した際の爆風に煽られて大西洋上に身を投げ出されました。

実は、機動戦士ガンダムのテレビ版と映画版両方において、ミハルが致命傷を負った明確な描写はありません。そのため、彼女の最後の死因について考察された時期があります。死因が溺死ではないかという意見も見られましたが、高所から海面に墜落した際はコンクリートにぶつかったに等しい衝撃があるといわれています。このことから、ミハルの最後の死因は墜落死によるものだという説が有力とされています。

ミハルの死因については、現在墜落死の最後という説が一般的です。その説では、ガンペリー内でのミハルは生存していたことになります。ところが、安彦良和の「THE ORIGIN」では、ミハルがミサイルの爆風に煽られた際に、ガンペリーの内壁に頭部を強打して最後に死亡したシーンが描かれました。THE ORIGINのミハルの最後を見たファンの間で、死因は頭部損傷によるものという説が浮上して混迷したといわれています。

THE ORIGINにおいて、ミハルが頭部強打で死亡したシーンが描かれたので、彼女の死因に関心を示すファンが増えたと評されています。THE ORIGINの作者である安彦良和が、彼女の死亡シーンを描き替えたことで、最後を上書きされたと感じているファンが多くなりました。その一方で、あくまでもTHE ORIGINはスピンオフ的な位置付けとして、ミハルの死亡についてはアニメ版が正しいとするファンもいます。

機動戦士ガンダムにおけるキャラクターの死亡シーンは、印象的なものが多いといわれています。ミハルの最後については、特に印象的で悲劇的という感想が多く、現在でもそのシーンを観て悲しい気分になるファンが後を絶ちません。逆に、人物の生き死にをリアルに表現したことが、ガンダムシリーズを名作たらしめていると高評価されました。ミハルのエピソードは人気が高いので、今後スピンオフ作品の展開が期待されています。

機動戦士ガンダムに登場するミハル・ラトキエには、兄弟がいることが明らかになっています。彼女は弟と妹を養うために、不本意ながらジオン軍のスパイをしていました。ミハルの兄弟が、その後どのようになったのかが多くのファンの関心事だったとのことです。この章では、ミハルの兄弟について、また兄弟のその後を紹介していきます。

機動戦士ガンダムのミハルには、弟のジルと妹のミリーがいました。二人の年齢は明らかにされていませんが、ジルが年上でミリーが末っ子です。ミハルは物売りの仕事だけでは二人を養うことができなかったので、ジオン軍のスパイになりました。ホワイトベースに潜入する任務を受けて、まとまった額の前金を手にすることができたミハルは、そのお金で自分が戻って来るまで生活するようにと言ったのです。

ジルとミリーは、機動戦士ガンダムにおける登場シーンが少ないので、性格などを窺うことは難しいといわれています。二人は、姉が連れて来たカイのことを当初は警戒していました。結局、二人がカイと明確に打ち解けた描写はありませんでした。しかし、ミハルとカイが心を通わせていたことから、ミハルが生きていれば、ジルとミリーもやがてカイと仲良くなっただろうと推察されています。

ミハルの兄弟であるジルとミリーは、テレビアニメ版と映画版三部作両方でその後が描かれませんでした。よって、二人がどうなったのか心配するファンが増えたといわれています。公式な設定ではありませんが、遠藤明範が書いた小説「機動戦士Zガンダム フォウストーリー そして戦士に…」に、ジルがムラサメ研究所に入ったエピソードがあります。ジルは強化人間の被験者（005）となり、後のフォウ・ムラサメと知り合いました。

ジルは、同部屋だったフォウとキョウを救うためにパイロットに志願し、実験中に亡くなりました。同じ小説の中でミリーは誘拐されて行方不明になっており、公式設定ではないもののファンの不興を買ったといわれています。

ジルとミリーその後については、いくつかの漫画でも描かれました。「機動戦士Zガンダム Define」では、ミリーがカイに引き取られています。フリーのジャーナリストであるカイは、世界中を飛び回っていますが、ミリーはコンピューター関連のサポートをしています。そして、THE ORIGINの外伝「アルテイシア0083」で、ジルとミリーの一番平穏なその後が明かされたのです。

THE ORIGINの外伝において、セイラ・マスはアストライア財団のメンバーとして、戦災孤児の救済活動をしていました。そこで、彼女はジルとミリーを救ったのです。二人は無事に生きており、孤児院へ行くことを拒みミハルの家を守っています。その様子が、セイラからカイへと伝えられ、カイは涙を流して喜びました。カイの喜びは、ファンの喜びだったと評されています。

機動戦士ガンダムは、声優の起用法が絶妙な作品だと高評価されています。この章では、同作品でミハル・ラトキエを演じた元声優の間嶋里美について紹介していきます。

間嶋里美は1955年4月22日生まれで、新潟県出身の元声優です。高校時代から演劇を行っており、地元の高校を卒業後に上京して社会人生活をしながら芝居の勉強をしました。そこで「声優に向いている」と言われたことをきっかけに声優のイロハを学び、1977年に声優デビューしました。順調に活動していましたが、1985年に「ストップ!!ひばりくん!」で共演した古谷徹と結婚して、声優業を引退しました。

間嶋里美は引退後に、古谷徹との間に一児をもうけました。現在は、ゲームソフト「スーパーロボット大戦シリーズ」など、過去に演じたキャラクターの再演に限って声優活動を行っています。

• ストップ!!ひばりくん!：大空ひばり役
• プラレス3四郎：素形3四郎役
• 無敵ロボ・トライダーG7：竹尾ワッ太役
• ゲームセンターあらし：石野あらし役
• ワンワン三銃士：ダルタニヤン役
• 愛してナイト：藤田五十鈴役

間嶋里美は現役声優時代に上記の作品に出演しており、主役キャラクターを多く演じたことで知られています。独特な声質を活かして、少年役から陰のある女性役まで幅広く演じ、高い演技力で人気がありました。

この章では、機動戦士ガンダムのミハル・ラトキエに関するTwitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。ミハルはインターネット上で、どのような感想や評価を受けているのでしょうか？

アニメファンだと思われる方のツイートです。あらゆるキャラクターの中で、好きなスパイキャラにミハル・ラトキエの名前を挙げています。

機動戦士ガンダムの大ファンだと思われる方のツイートです。テレビ版28話を観て、ミハルの死があまりにも悲し過ぎることと、ジルとミリーのその後が気になるという感想をつぶやいています。

ガンダムファンでアニメファンでもあると思われる方のツイートです。ガンダムの出演声優の結婚事情を、キャラクターの名前で表現しており、ミハルとアムロの中の人が結婚したとつぶやいています。

この記事では、機動戦士ガンダムに登場するミハル・ラトキエについて特集しました。ミハルとカイのエピソードは、同作品の中でも屈指の人気があるといわれています。ミハルの行動に注目して、機動戦士ガンダムをお楽しみください。