2022年11月29日公開
2022年11月29日更新
であいもんとばらかもんが似てる?作品の関係や作者が同じなのかについて調査
こちらの記事では、『であいもん』と『ばらかもん』の作品の関係性について紹介しています。であいもんとばらかもんはタイトルが似てることから、「作者が同じ人?」「続編作品なのでは?」といった疑問があがることも多い作品です。こちらの記事では、そのような疑問を持つ人向けに、両作品の関係を調査しました。であいもんとばらかもんの作品情報やあらすじも簡単に紹介しているので、2つの作品がどのような内容なのか気になっているという人も参考にしてみてください。
目次
であいもんとばらかもんとは?
今期アニメの「であいもん」って「ばらかもん」の続編とか同じ原作者なのかなって勝手に思って期待してたら全くの無関係っていう pic.twitter.com/XwsIoFFL84
— まちゃきん (@Maki_of_Tekka) April 10, 2022
こちらの記事では、ヤングエースで連載中の『であいもん』と、月刊少年ガンガンで連載されていた『ばらかもん』の関係性について紹介していきます。詳しくは『であいもんとばらかもんが似てる?関係を考察』の項目の中で紹介しているので、であいもんとばらかもんの関係について気になっている人は参考にしてみてください。他にも、であいもんとばらかもんの作品情報や、両作品のタイトルの意味などについても紹介しています。
『であいもんの面白い魅力や聖地の場所』では、であいもんの作中に登場した場所のモデルになった地域についても触れているので、最後まで記事に目を通してみてください。まずは、であいもんとばらかもんの作品概要と物語のあらすじを紹介しているので、両作品の作品情報をおさらいしたい人は下記の項目に目を通してみてください。
であいもんの作品情報
であいもんの概要
- 作者:浅野りん
- 出版社:KADOKAWA
- 掲載誌:ヤングエース
- レーベル:角川コミックス・エース
- 発刊期間:2016年4月4日~連載中(2022年11月現在)
- 巻数:14巻(2022年11月現在)
- アニメ放送期間:2022年4月5日~2022年6月22日
- アニメ話数:全12話
- アニメ主題歌:坂本真綾「菫」(OP)、であいもん「ここにある約束」(ED)
今年の春アニメだったのか。
— Central Village (@CentralVill1029) November 28, 2022
今日知って一気見したけどハートフル和菓子屋アニメ、すごく面白かった。
知らずままだったら人生損してたね。
こんな時間だけど和菓子食べたい。#であいもん pic.twitter.com/b49udjlepa
であいもんの作者は漫画家の浅野りん先生で、漫画雑誌のヤングエースにて連載中の料理漫画です。舞台は京都の和菓子屋で、和菓子を通じて人々の心の動きや絆を描く群青劇作品となっています。であいもんは京都を舞台にしているため、京都の叡山電鉄や京都の和菓子店・鳴海餅本店とのコラボなども実現されています。
鳴海餅本店とのコラボでは、であいもんの作中に登場する和菓子が再現された商品が発売されました。2019年には八瀬比叡山口駅で「えいでん×であいもんコラボフェスタ」が開催され、であいもんの作者である浅野りん先生のサイン会も行われ盛況となりました。2022年にはアニメ化され、4月から6月の間に全12話で放映されました。
であいもんのあらすじ
であいもん〈1話〉
— 三奏🐈(実況猫) (@minmina_anime) April 6, 2022
京都の和菓子屋物語。2人の出逢いは散々でも波乱を乗り越え絆を紡いで物語を彩ってゆく。ほんわか暖かい展開に心が癒される。全体的にゆるふわで優しい感じでギャグ感も絶妙にある。この時間に有難い楽しさだよ。#であいもん #deaimon pic.twitter.com/F2yZBT7FiH
京都の和菓子屋「緑松」の一人息子である納野和は、大学卒業後に東京に上京してミュージシャンを目指します。しかし、10年経ってもプロになれる兆しが見られなかった和は、父が入院したという手紙を受け取ったのを期に、京都の実家に戻る決意を固めます。実家の和菓子店を継ごうと気張って帰郷した和でしたが、実家には見なれない幼い少女が家族同然のように生活していました。彼女は「自分が跡継ぎになる」と和むに宣言します。
ばらかもんの作品情報
ばらかもんの概要
であいもんってばらかもんとは関係ないのかな、まだ1話見てないけどタイトルがばらかもんと似てるだけ?ばらかもんは当時見てたけどかなり昔で懐かしいOP好きだわ pic.twitter.com/RP3xDylFa0
— 恋乃葉(コノハ)@アニオタゲーマー (@konoha9797anime) April 12, 2022
- 作者:ヨシノサツキ
- 出版社:スクウェア・エニックス
- 掲載誌:ガンガンパワード、ガンガンONLINE、月刊少年ガンガン
- レーベル:ガンガンコミックスONLINE
- 発刊期間:2008年4月号~2019年1月号
- 巻数:全18巻
- アニメ放送期間:2014年7月~2014年9月
- アニメ話数:全12話
- アニメ主題歌:SUPER BEAVER「らしさ」(OP)、NoisyCell「Innocence」(ED)
ばらかもんは、ウェア・エニックスが発行する漫画雑誌・サイトにて連載されていた漫画作品で、作者は漫画家のヨシノサツキ先生です。ばらかもんは、元々は2008年に漫画雑誌・ガンガンパワードに掲載された読み切り作品で、そちらの作品が人気となったため、連載作品として始動した作品となっています。
ばらかもん
— 中部ずい(なかべずい) (@nakabezui) April 7, 2020
長崎県五島列島に移住することになった都会育ちの半田。おぼっちゃんの書道家、半田が田舎に揉まれて強くなる(?)コメディです。途中泣きました。
アニメ化もされています。OPが大好きです。原作完結済み。
このもんが食べたい。
#ご当地マンガアニメおすすめ pic.twitter.com/qbwbmYogpU
第3話まではガンガンパワードにて連載されていましたが、第4話からは同出版社のウェブコミック配信サイトであるガンガンONLINEに移行されました。さらに2014年からは、スクウェア・エニックスの看板雑誌の月刊少年ガンガンでもWEB版と同じ作品が掲載されるようになりました。2019年4月時点では累計発行部数620万部を売上げ、その人気ぶりからスピンオフ作品の『はんだくん』の連載も開始されます。
2014年6月から12月まで『らじかもん』のタイトルでWEBラジオが放送され、2015年の第1回アニラジアワードで「BEST COMFORT RADIO 癒しラジオ賞」を受賞しています。同年の2014年にはテレビアニメが日本テレビ系列で放送されており、ばらかもんのスピンオフ作品であるはんだくんも2016年にアニメ化されました。
ばらかもんのあらすじ
アニメ ばらかもん を観始めました。
— ゆう (@8681Y) January 17, 2019
まだ1話しか観てないですが...好きな感じでの作品です(,,•﹏•,,)
ボクは字が下手で...綺麗な字に憧れます...
お手本のような字が悪いってわけじゃなく...自分が何者にも囚われず楽しんで創作できてるかが大事なのかな...と...気持ちって字に出るからねぇ... pic.twitter.com/dop0A0TQqW
書道家の家元の跡継ぎとして生まれた半田清は、ある受賞パーティーで自分の作品を酷評した書道展示館の館長を殴ってしまいます。息子の素行に問題性を感じた半田の父親は、半田に自分の足りないものを気づかせるため、都会から離れた五島へ送りこむことにします。初めは島の環境や人間関係に戸惑う半田でしたが、天真爛漫な少女の琴石なるや島の人々との交流を経て、半田は今までに体験したことのなかった経験や感情と出会います。
であいもんとばらかもんが似てる?関係を考察
#であいもん
— 狩魔無礼 (@karimaburei) May 5, 2022
うーん、思ってたのと違うと言うか、もひとつと言うか、なんか違うんだよなあ
ばらかもんとかうどんの国みたいなの想像してたんだが・・・・ pic.twitter.com/FzOWFpmSXT
原作漫画が人気となり、アニメ化もされたであいもんとばらかもんですが、タイトルの名前が似てることから「続編で繋がりがある作品なのではないか?」「関係のある作品なのではないか?」という考えを持った人も少なくないのではないでしょうか?そこで、こちらの『であいもんとばらかもんが似てる?関係を考察』の項目では、であいもんとばらかもんの関係性について調査しました。
であいもんとばらかもんのタイトルが似てる理由や、作者が同一人物なのではないかと気になっている人はチェックしてみてください。こちらの項目は『であいもんとばらかもんが似てる?続編ではない?』と、『であいもんとばらかもんの作者は同じ?』の2つの項目に分けて紹介しているので、気になったものがあれば目を通してみてください。
であいもんとばらかもんが似てる?続編ではない?
最近ピッコマで「であいもん」みてるんだけど、面白いね!
— 一夜@爆裂道抹茶ラテ (@bakuretsudo) July 7, 2022
○○もんっていうタイトルはだいたい面白い説。
ばらかもん
もやしもん
であいもん
よし。QED pic.twitter.com/UYga7XIQYq
こちらの記事を読んでいる人の中には、タイトルの語感が似てることから「であいもんとばらかもんって続編作品なの?」という疑問を持っている人もいるのではないでしょうか?結論を言うと、であいもんとばらかもんは作品タイトルが似てるだけで、続編作品ではなく全く別の作品となっています。
この2作品は、ほのぼのとした日常を描いている作品という部分では共通していますが、であいもんは和菓子屋を中心としたストーリーで、ばらかもんは書道家の日常を描いた物語となっています。登場人物も全く違うキャラクターが登場しており、それぞれの作品に接点は一切ありません。
疲れてる時に読むと癒されるわ〜😊#ばらかもん pic.twitter.com/GlovNfQry7
— Tsukarock (@crush711) November 28, 2022
両作品のタイトルはひらがな4文字のタイトルであったり、語尾の「もん」という語感が似ています。そのため、2つの作品に繋がりがあるのではないかと感じたり、続編の作品なのではないかという考えを持つ人も少なくないでしょう。であいもんとばらかもんは、続編作品でもなければ繋がりもない作品となっていますが、ばらかもんには別の続編作品が存在します。
正確に言うと続編作品と言うよりは前日譚のスピンオフ作品となっており、ばらかもんの主人公である半田の学生時代の物語を描いた作品となっています。こちらの続編作品は『はんだくん』というタイトルとなっており、主人公はばらかもんと同じ半田清となっています。この続編作品もばらかもんと同じくアニメ化されており、2016年にテレビアニメが放送されました。
であいもんとばらかもんの作者は同じ?
であいもんの作者、浅野りん先生のサイン会に参加してきました☺️
— 茶団子っ🍡 (@subway_dango) January 25, 2020
可愛いポストカードも貰えました😉
浅野先生ありがとうこざいました😊#であいもん#浅野りん pic.twitter.com/trlEA2JqzZ
上記の『であいもんとばらかもんが似てる?続編ではない?』の項目では、この2つの作品は続編作品ではなく、物語の関係性もない全く別の作品だということを紹介しました。では、作者についてはどうでしょうか?漫画などの作品では、作者が同じために作品のタイトルが似ていたり、物語が似てるというケースもままあります。であいもんとばらかもんの作者については、こちらも別の人物が手掛けている作品となっています。
であいもんは、浅野りん先生が2016年からヤングエースで連載を開始した作品となっています。一方で、ばらかもんはガンガンパワードで2008年から掲載が開始された作品で、作者はヨシノサツキ先生です。この2つの作品は、連載期間が被っていることや絵柄が違う事からも、作者が別の人物であることが分かります。以上のことから、2つの作品はタイトルこそ似てるものの、関係のない別物の作品ということが判明しています。
であいもんとばらかもんのタイトルの意味
であいもんのタイトルの意味
終始ゆっくりしたペースで話が進んで作画もアニメらしくよかった🙌
— 今年はグレー流行りますCandee (@Ce_L_ty) June 30, 2022
日本の文化が素材に使われてるアニメいいね!
ばらかもんとかちはやふるとか☺️
ジャンルは青春とかほのぼの系とかになるんやろうけどその文化に興味が出そうな内容で制作されてて俺は好きやなぁ
『であいもん』よきでした🙏 pic.twitter.com/g35UiEvmr3
"であいもん"という言葉は、浅野りん先生の漫画のタイトルとして使用されていますが、漫画のタイトル以外にも使用されている日常用語だということはご存じでしょうか?この"であいもん"という言葉は京言葉として確立されているもので、「食材が組み合わさることでお互いの良さを引き出す」という意味を持っています。
漫画作品のであいもんの物語では、主人公の和と居候の一果が出会ったことで、お互いに成長していく姿を描いています。このことから、作者の浅野りん先生が、2人の関係を現す言葉としてタイトルに使用したのではないかと予想されます。
ばらかもんのタイトルの意味
心が荒んだときこそ「ばらかもん」何気ない会話のシーンも深いこと言ってる😭 pic.twitter.com/MyHTub2sYv
— うめ (@hanaten2) November 24, 2022
上記の項目では、"であいもん"が実際に存在する京言葉であることを紹介しました。同じように、"ばらかもん"という言葉も、漫画タイトルがオリジナルではなく、実際に存在する言葉であることが分かっています。この"ばらかもん"という言葉は五島列島で使用されている言葉となっており、「元気な子供」という意味を持っています。そのため、ばらかもんのタイトルは琴石なるのことを指していると考えられます。
であいもんの面白い魅力や聖地の場所
であいもんの面白い魅力
『であいもん(1)』p. 76, 77より引用。浅野りん漫画に出てくるモブの適応性の高さ大好き。 pic.twitter.com/htchVdofe2
— さつま (@satsuma0122) December 4, 2016
であいもんの面白い魅力は、タイトルとしても示されている、主人公の和とヒロインの一果との関係です。和は夢のために親を振り切って東京に出て行きました。その後、夢を叶えることなく実家の和菓子屋に出戻りすることになります。しかし、そこには謎の少女・一果の姿がありました。和は家の事情を省みず自分の夢を追いかけて飛び出していった身、一方で、一果は親を探すために10歳で働きに出る真面目な少女です。
対比となるキャラクターの和と一果は、初めの頃こそ反発し合っていましたが、お互いの事情を知っていくうちに打ち解け合っていくようになりました。そのような、自分には無いお互いの部分を認め合って成長していく2人のドラマは、作品を見ている人に感動を与えます。また、和の突飛な行動が面白いという声や、登場するお菓子に注目している人の姿も見られています。
であいもんの聖地の場所
であいもん 聖地巡礼^_^
— 大空の海原に (@ark197645) June 18, 2022
冒頭第1話 京都駅前です♫#であいもん#聖地巡礼 pic.twitter.com/bB92udgn33
であいもんは京都が舞台となっており、物語の中では実在する場所が度々登場しています。アニメ第1話では、和が京都に戻ってきた時に京都駅烏丸中央口が映しだされていました。他にも三条小橋や賀茂大橋、京都御苑なども登場しています。
和の実家である緑松に関しては、一致する場所は判明していません。しかし、作者の浅野りん先生が作品を描くにあたって甘春堂東店を取材していたことから、甘春堂東店がモデルになっているのではないかと考えられます。
であいもんとばらかもんに関する感想や評価
であいもん、一瞬ばらかもんの派生かと思ったけどぜんぜんちがった ふつうにわからん
— ℳ ℳ 🐰🎀 (@mm_emu_mm) June 16, 2022
であいもんとばらかもんは、5文字の平仮名のタイトルということや、語尾に「もん」という言葉がつくことから、続編作品もしくはスピンオフ作品なのではないかという声が多い作品です。しかし、この2作品に関連性はなく、全くの別物作品となっています。こちらの方のツイートでは、「であいもんがばらかもんの派生作品かと思った」というコメントが見られています。
僕のゲームをプレイしてくれた人はわかると思いますが、僕はなんかやさしい世界観の作品が好きで、
— Tatsuya Koyama (@tatsuya_koyama) November 15, 2022
好きな漫画は「阿波連さんははかれない」「姫様“拷問”の時間です」などです。よろしくお願いします
最近観たアニメだと「であいもん」「ばらかもん」あたりも良かった
であいもんとばらかもんは関連性の無い作品となっていますが、どちらも現代の日本人の生活を描いた優しい雰囲気の物語です。ほのぼのとした作品が好きな人の感想では、「であいもんとばらかもん、どっちも良かった」という意見があげられていました。
であいもん
— ガタガタオ (@gatagataon) October 30, 2022
ばらかもん
もやしもん
アニメ見て少し調べるまで作者が一緒だと思ってた…
失礼すぎる…切腹したい…
こちらの記事ではであいもんとばらかもんの関係について紹介してきましたが、漫画・アニメファンの中には「『であいもん』『ばらかもん』に『もやしもん』を合わせた3作品がシリーズものだと思っていた」という人もいたようです。であいもんとばらかもんは別作品であると紹介しましたが、であいもんにおいても全く別の作品となっています。
であいもんとばらかもんの関係まとめ
#であいもん 1話
— ふたみん@いろいろアカウント (@kumirei_shion) April 7, 2022
和菓子のように、日本人の心の琴線にふれる優しく甘い人情譚。最近は警察とか悪の秘密結社とか闇のお仕事シリーズが続いていたので、ハートフルな光のお仕事アニメが季節感も含め心に刺さる。ぜひ視聴継続し応援したい。なお「ばらかもん」や「もやしもん」とは関係ないのね。 pic.twitter.com/pSvUb1z5zz
以上、であいもんとばらかもんの作品の関係について紹介してきました。であいもんとばらかもんはタイトルの語感が似てることから、「続編の物語なのではないか?」「作者が同じ作品?」という疑問を持つ人も少なくないようです。
こちらの記事で調査したところ、この2作品は作者も物語の内容も全く別物となっており、一切関係性の無い作品となっていました。しかし、どちらもほのぼのとした日常を描いており、アニメ化されるほどの人気作品となっています。どちらか片方の作品が好きという人は、この機会にもう一方の作品も手に取ってみてはいかがでしょうか?