ばらかもんの結末をネタバレ!最終巻18巻の最終回(134回)のあらすじは?

人気漫画の『ばらかもん』の最終巻・18卷に含まれる最終回のネタバレのご紹介です。『ばらかもん』の最終回直前回のあらすじのご紹介とともに、結末やさらにその先を描いた18+1卷などもご紹介します。あらすじを聞いてしまったり、ネタバレしたとしても楽しめるという漫画は、そう多くはありません。そんな名作漫画といっても過言ではない『ばらかもん』の最終回(138回)である最終巻・18卷のあらすじを中心にご紹介します。

ばらかもんの結末をネタバレ!最終巻18巻の最終回(134回)のあらすじは?のイメージ

目次

  1. ばらかもんとは?
  2. ばらかもんの最終回結末ネタバレ
  3. ばらかもんの最終巻18巻のあらすじネタバレ
  4. ばらかもんの18+1巻とは?
  5. ばらかもんに関する感想や評価
  6. ばらかもんの最終回結末ネタバレまとめ

ばらかもんとは?

「ばらかもん」という言葉は、長崎県五島列島地方の方言で「元気いっぱいの人」という意味の言葉です。そして漫画『ばらかもん』は、長崎県五島列島が舞台の漫画です。登場人物の大人も子供も「ばらかもん」である漫画となっており、島でのほのぼのとした生活を中心としたストーリーで人気を博しました。2008年の開始から10年を経て、惜しまれながらもいよいよ最終回を迎えることとなりました。

ばらかもんの漫画情報

『ばらかもん』は、長崎県五島列島に在住の女性漫画家であるヨシノサツキによる全18卷の漫画です。主人公は書道家の半田清であり、同時に島民全員が主人公のようなほのぼのとした漫画です。都会でのぎすぎすした競争社会で失敗をした半田清は、やはり書道家の父「半田清明」がかつて滞在したことがあった長崎県五島列島での生活を強制されます。半田清はドタバタの生活の中で生きる意味をつかみ、島で書道教室を経営します。

ばらかもんの原作者

『ばらかもん』の著者は、出身地であり現在も長崎県五島列島に在住しているヨシノサツキです。1985年生まれなので、2020年現在で34歳です。20歳のときに漫画雑誌の激励賞を受賞し、2005年に読み切りの漫画『ソルドソウル500』でデビューします。2006年に『聖剣伝説プリンセスオブマナ』の連載を開始し、2010年まで人気漫画となりました。『ばらかもん』は読み切り作品でしたが、反響が良く連載作品となりました。

『ばらかもん』はコミックスでいうと全18卷の漫画ですが、アニメとしても放映されました。またスピンオフとして主人公の半田清の高校生時代を描いた『はんだくん』も大ヒットしました。舞台となった五島列島福江島は『ばらかもん』が空港で出迎え、五島列島出身の画家である山本二三とのコラボ特別展示がされ、島中で『ばらかもん』を応援していることが感じ取れます。

ばらかもんのアニメ情報

テレビアニメ版『ばらかもん』は日本テレビ系列で2014年7月から二か月の間、放映されました。方言女子などといわれ、最近は方言が親しまれています。『ばらかもん』では、長崎県五島列島の方言を、登場人物の一人である「山本美和」の声を担当した声優の古木のぞみが指導しています。古木のぞみは長崎県五島列島の出身です。漫画原作者も五島列島在住であり、リアリティに富んだアニメとなっています。

TVアニメ「ばらかもん」公式サイト

ばらかもんの最終回結末ネタバレ

『ばらかもん』の最終巻である18卷のネタバレです。『ばらかもん』を一言で表すのであれば、「日常描写」です。五島列島での日常を、東京から来た半田清が体験しながら自分のものにしていく過程を描いている漫画です。コミックの最終巻である18卷は、半田清が島民になっていく様子を描いたものといえます。東京には帰らず書家としての道は捨て、島で島民たちと書道教室を開くことで生活することを望んだのでした。

最終回結末ネタバレ①歓迎会

『ばらかもん』の最終回結末のネタバレを紹介します。『ばらかもん』の主人公である半田清の島での生活は安定し、どちらかといえば島民の中で中心人物として行事に参加していきます。年度切り替えの時期になり、小学校での新1年生の歓迎会を開催することになりました。ところが島には新1年生がいません。そこで主人公の一人である、島民の少女の琴石なるが「新1年生は、半田先生」として歓迎会を盛り上げます。

最終回結末ネタバレ②先生と郷長

町長や村長と同じような使われ方の「郷長」と呼ばれる村の役がいます。役とは市町村では役人ですが、小さな規模であれば、世話人程度のものかもしれません。郷長の本名は「木戸裕次郎」といい、『ばらかもん』の主人公である半田清が島に到着してから親身に世話をしている人間です。実は郷長と半田清の父親は旧友であり、面倒を見てくれと頼まれていたのでした。そういった背景なども、最終巻の18卷までにネタバレされます。

半田先生を新1年生としてイジる歓迎会は盛況でしたが、郷長と半田先生がまじめな話をします。半田先生はもらってばかりで何も返せないことが申し訳ないといいます。それに対して郷長は余っているからいいんだと笑いました。先生はなんでも気持ちよくもらってくれるから、あげるほうもうれしいのだと続けます。お返しが気になるのであれば、その時にできることをすればいいと笑います。心温まるネタバレシーンでした。

最終回結末ネタバレ③プレゼント

アニメ『ばらかもん』で、涙なくして見られないシーンの一つとして語られる場面のネタバレです。琴石なるが、半田先生に「これからがメインイベント」と目隠しをして案内します。半田先生の目隠しをとると、そこは分校の教室で、大きな半紙と大きな筆が用意されていました。半田先生は、子供たちが書くものかと思って指示を出しますが、そうではありませんでした。

琴石なるは「先生には先生でいてほしい。先生の書く字がみたい」と、半田先生に字を書くようにいいます。教頭先生は、これは2年生たちからの半田先生へのプレゼントなのだと説明します。島の子供たちも琴石なるに続けて先生の字が見たいといいます。半田清は、書道への新たな気持ちが湧き出てくるのをかんじているようでした。

最終回結末ネタバレ④筆を取る先生

アニメと漫画の『ばらかもん』の感動の最終回結末ネタバレの最後は、半田清の「書」です。大きな半紙と大きな筆を新2年生の子供たちからプレゼントされた半田先生は、琴石なるに礼を告げます。久しぶりの書道の感覚を楽しむように、半田清は半田先生ではなく、書家の半田清舟として筆を執ります。そして頭にタオルを巻いて「楽」という大きな字を書きます。

一方、東京では調理専門学校に通う郷長の息子の木戸浩志と、半田清の幼馴染の川藤鷹生と、書家の神崎康介がパンケーキを食べに行こうとしていました。その時、木戸浩志の携帯に、琴石なるからのメールが届きます。写メには、「楽」という大きな字の前に子供たちや半田清たちが、満面の笑顔で写っていました。川藤鷹生は半田清の気持ちを見抜き「やる気満々じゃねえか」とほくそ笑んで、姿を消します。

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ばらかもんの最終巻18巻のあらすじネタバレ

10年間にわたる連載の集大成としての最終巻であるコミックの18卷は涙のシーンだらけと評判です。それでは、『ばらかもん』の最終巻である18卷に含まれる最終話、第134話に至るまでのストーリーの流れを、あらすじとネタバレを含めながらご紹介していきます。コミック版『ばらかもん』の最終巻である18卷のあらすじとネタバレを理解しておけば、『ばらかもん』をより深く楽しめることでしょう。

あらすじネタバレ:第128話

第128話のネタバレとあらすじです。タイトルは「ひとちふとなった」です。これは長崎県五島列島の方言で「ひとつ大きくなった」という意味です。つまり新学期になったということです。半田先生の書道教室も開校します。半田清は、これがやりたいことだったのだと実感します。人に教えることの楽しさや、教えた生徒が上達していく様子を見ることが、これほどまでに楽しいことだったと実感する、半田先生でした。

あらすじネタバレ:第129話

『ばらかもん』の第129話のネタバレです。書道の検定試験は、締め切りまでに課題書を協会に提出しなければなりません。半田先生は、締め切りを間違えていました。パニックになった半田先生は、生徒たちをけしかけ、急いで仕上げさせようとします。島の中学生である山村美和と新井珠子は、テレビに出演し活躍している神崎康介を発見します。半田先生がこのことを知れば動揺するに違いないと思った二人は、おろおろします。

ところが半田先生は意外とあっさりしており、心の中で神崎康介を応援するほどでした。それよりも半田先生が気になっていたのは締め切りでした。山村美和たちが「いつでもいい」というと、「ちゃんとした実績をもたせてやりたいんだ」と理由を言います。いずれ近いうちに島から出ていくであろう若者たちに、自分ができることをしてあげたいと思う半田先生だったのが129話のネタバレでした。

あらすじネタバレ:第130話

第130話のネタバレです。この回は島の女子中学生である山村美和と新井珠子の友情がテーマではないでしょうか?山村美和の実家である「山村酒造」が閉店・廃業となります。店主の父である山村巌は琴石雄一郎のつてで、タンカーに乗船することになります。店を継ぐことを考えていた山村美和に「なんも心配するな」と山村巌は言い切ります。

一方で、新井珠子の漫画が賞をとります。それにもかかわらず悪ガキたちに馬鹿にされたところを山村美和に「私はタマの漫画が好き」といわれ精神的に助けられます。「好きっていってくれる一人の人のために漫画を描こう」と、新井珠子は心の中で山村美和に礼を言います。最後に半田先生にも漫画を見せるのですが、相変わらずの天然反応で落ちが付くというのが、130話のネタバレです。

あらすじネタバレ:第131話

『ばらかもん』第131話のネタバレです。この回は、半田清の誕生日にまつわるエピソードです。子供たちがプレゼントやケーキを持って半田先生の書道教室兼自宅に向かいます。ところが半田先生は昇級試験の締め切り日であることが最優先であり、子供たちに早く清書させようと怒っています。山村美和に「先生のために書道をやっているんだ」と言われ、半田先生は呆然とします。

子供たちも怒って帰ってしまい、半田先生が落ち込んでいると東京にいる木戸浩志から電話がかかります。木戸浩志の話に納得した半田先生は、子供たちに謝りに行きます。一方で子供たちも言い過ぎたと反省し、清書することが半田先生の誕生祝になるならやろうと教室に戻ろうとします。途中で合流し、半田先生は子供たちや琴石雄一郎からのプレゼントに驚く落ちがつくというのが131話のネタバレでした。

あらすじネタバレ:第132話

『ばらかもん』第132話のあらすじネタバレです。この回は娘と父親の回のようになりました。なぜか半田先生の誕生日プレゼントとして琴石優一郎が送ってきたのは、琴石なるに渡してほしい携帯電話でした。琴石なるは琴石優一郎と電話で話すのが恥ずかしいと照れており、一度も携帯電話を使っていませんでした。山村美和は父の山村巌が琴石優一郎とともにタンカーに乗船すると聞いていました。

山村美和は父のことが心配だったのです。琴石なるの携帯電話で琴石優一郎と山村美和が話します。琴石なるが電話をかわり、父と娘の会話となります。夕日が美しい海辺のシーンでした。一方、山村巌は半田先生の家の縁側で酒を酌み交わしていました。娘を思う父親の気持ちを吐露します。対して半田先生は山村美和の気持ちを代弁するような名句を告げます。山村父娘の素敵な会話で幕を閉じるのが、132話最後のネタバレでした。

あらすじネタバレ:第133話

『ばらかもん』の最終巻である18卷に含まれる最終話ひとつ前の回である第133話のあらすじネタバレです。島の生活に慣れた半田清の一日を紹介しています。朝起きてから夕方に学校から帰ってきた子供たちが書道教室にやってくる流れを紹介しています。書道教室で琴石なるが「先生はもう字書かんと?」と聞きます。半田先生は生徒が成長することを見守るのが自分のやりたかったことだったと説明します。

琴石なるたちは、その言葉を聞いて一生懸命に練習します。書道教室が終わると、半田先生は郷長の家に夕食に招かれます。食事が終わるころに教頭から釣りに誘われ、パンチにおすそ分けをしてから帰宅します。入浴して就寝するまでを描いた、まさに島での一日の描写というのが133話のネタバレでした。

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ばらかもんの18+1巻とは?

コミック版『ばらかもん』は、全18巻です。さらに総集編としての『ばらかもん18+1』という特別号が存在します。ファンの間では、18巻が最終ではなく、この18+1こそが本当の最終巻といわれるもので、単純な総集編程度のレベルではないと評価されています。最終巻が18卷であるといわれていたことにたいして、ファンたちは18+1が発売されたことで、盛り上がりを見せました。それだけ18卷よりも評価の高い18+1だったのです。

ifの話や4コマ漫画

この『ばらかもん18+1』には、未来の話であったり、中身が入れ替わってしまう話があったり、四コマ漫画があったりと、充実したものになっています。実質的には『ばらかもん』の第19巻といっても過言ではありません。本当の最終巻といわれることもあります。おすすめは『ばらかもん』を18卷の最終巻まで全巻読破し、登場人物を把握した後で『ばらかもん18+1』を読むことです。笑えるところ、涙するところなど満載です。

ばらかもん通信も収録

『ばらかもん18+1』には、作者のヨシノサツキがネタバレ告白をしている特別記事です。第510としていますが、これは「五島」を「5」「10」ともじらせただけとのことです。登場人物の初期設定などの裏話がいくつか書かれており、本編の裏にはこのような設定があったのかなどというネタバレが楽しめるようになっています。

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ばらかもんに関する感想や評価

『ばらかもん』の人気は高く、舞台となった長崎県五島列島のなかの福江島では、島内にたくさんの『ばらかもん』がみられます。ポスターであったり、二頭身フィギュアであったり、お土産グッズなどが販売されています。いわゆる聖地巡礼ツアーも、最終回が終わった現在でも人気のツアーらしく、休みの時期になると空港や港はファンでにぎわっているようです。

感想や評価その1・ばらかもんロス

いつかは終わりがあるとわかってはいるものの、『ばらかもん』は島の生活の日常をつづっていた漫画であるだけに、永久に続いてもよいのではないかと感じてしまうことも事実です。琴石なるをはじめとする島の子供たちの成長や島の産業が限られているからこそとった、山村巌のタンカー乗船など、まだまだ先があってもいいと思えることは多々見られます。寂しいという声がネットでは多く見られます。

感想や評価その2・最終回が良い

『ばらかもん18+1』でも、ラストシーンが良いと評価されています。本編の『ばらかもん』でも、最終卷に近づくにつれて、登場人物たちのセリフに含蓄があると評判でした。「泣ける」「いいこというなあ」というような感想が多く聞かれたのが、最終卷前後のストーリーでした。

感想や評価その3・名作

いわゆる名作として評価される漫画というものが存在します。例えば昭和を代表する漫画の一つで『あしたのジョー』や子供を持つ親には『よつばと!』などが名作といわれることがあります。漫画といえども文学の一つとして考えることもでき、人を感動させる力を持っている作品も多く存在します。『ばらかもん』は、素朴であるがゆえに、人の心を温める良い作品だと高い評価をされています。

感想や評価その4・動くのも良い

山村美和の声を担当した声優の古木のぞみが方言指導をしたことで、『ばらかもん』のアニメ版のクオリティーが高くなったと評判になりました。東京ではあまり耳にしない評価ですが、長崎県五島列島では好意的に受け入れられています。「ようでけとるばい」と島の老人たちも笑います。コミックもアニメも、何度見てもほのぼのとするストーリーであり、それでいて半田清たち若者の前を向いて歩いていく姿に元気をもらえます。

ばらかもんの最終回結末ネタバレまとめ

インパクトの強い映画や漫画は、一度見ると十分で、満腹感を味あってしまうものがあります。ネタバレを読んでしまうと、それだけで満足し途端に面白くなくなる漫画や映画もあります。ところが、『ばらかもん』は、ネタバレで話がわかってしまっても笑ってしまったり、泣けてきたりします。何度も読み返しても感動し、楽しめるものなのです。

『ばらかもん』は、身近な話を題材にしており、結末らしい結末はありません。そのかわり、読むとなぜか懐かしく感じ、心に響く作品であるといえます。漫画の中には、最終卷に書かれる結末は期待外れのものもありますが、『ばらかもん』の最終巻やさらに続いた18+1にあるストーリーは期待を裏切らない逸品といえます。

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