2018年10月06日公開
2018年10月06日更新
ユーリオンアイスの劇中曲一覧!選手が使用した音楽・曲名をまとめて紹介
皆さんは、本格フィギュアスケートアニメのユーリオンアイスをご覧になったことはありますか。ユーリオンアイスは美しいスケーティングシーンと各選手のフリープログラム、ショートプログラムで使用されている楽曲がとても良いと評判です。そのうちの1曲「Yuri on ICE」は平昌オリンピックの日本人のアイスダンスで実際にショートプログラムの曲として採用されました。ユーリオンアイスのほとんどの楽曲はアニメのために作曲されたオリジナルです。ユーリオンアイスの主要なキャラクターと劇中曲を一覧でまとめて紹介します。
目次
ユーリオンアイスの劇中曲を一覧で紹介!選手が使用した曲名について
日本には羽生弓弦、宇野昌磨、久々に現役復帰する高橋大輔など、フィギュアスケートで世界レベルの活躍する選手が沢山います。その華麗なスケーティングと演技力に思わず引き込まれてしまいます。みなさんは2016年にテレビで放送されたアニメのユーリオンアイスはご存知でしょうか。本格フィギュアスケートアニメとして人気を博したユーリオンアイスは美しいスケーティングシーンとオリジナル楽曲が話題となりました。
ユーリオンアイスは2019年に劇場版が公開されることが決まったり、各地で開催されたユーリオンアイスの展覧会にたくさんの集客があったりとテレビアニメ終了後も人気が高いアニメとなっています。ユーリオンアイスの魅力的なキャラクターと演技に使用されたオリジナル楽曲の曲名を一覧でご紹介します。
ユーリオンアイスとは?
ユーリオンアイスは、2016年の10月から12月までテレビ朝日系で放送されたフィギュアスケートをテーマにしたアニメで、漫画家の久保ミツロウとアニメーション監督の山本沙代原案の完全オリジナル作品です。ユーリオンアイスはOPテーマをディーン・フジオカが作詞・作曲・歌唱を担当したことでも話題でした。
またユーリオンアイスは、2017年の東京アニメアワードフェスティバルのアニメオブザイヤーのテレビ部門のグランプリにも選出されています。ユーリオンアイスは、2019年に劇場版ユーリオンアイスが上映されることも決まっています。次にユーリオンアイスのあらすじを説明します。日本人のフィギュア選手勝生勇利は、憧れのヴィクトルと一緒に出場したグランプリファイナルで思うような演技ができず、最下位に終わります。
トイレで泣く勝生勇利に罵声を浴びせたのは次シーズンからシニアデビューが決まっているジュニアで負けるものなしのユーリ・プリセツキーでした。大学を卒業したこともあり、自身の進退を決めかねて傷心で故郷の九州の長谷津へと戻ってきます。長谷津でのホームリンクで憧れのスケーターヴィクトルのプログラムを滑りますが、その動画がかつてのリンクメイトの娘たちの仕業により、SNSで公表され一躍話題になります。
憧れのヴィクトルが突然長谷津を訪れ、勝生勇利のコーチへ就任することを宣言します。しかし、それに納得がいかないのは「もう一人のユーリ」のユーリ・プリセツキーです。ジュニアで優秀な成績を修めシニアに挑戦する今シーズンの振り付けをヴィクトルにしてもらうことを約束していたのです。二人のユーリ、勝生勇利とユーリ・プリセツキーはヴィクトルのコーチをかけて、決戦に挑みます。
それは「愛について」を2つの異なる解釈でアレンジした曲「愛について~Eros~」と「愛について〜Agape〜」をヴィクトルが振り付けをした演技で競い合うことです。二人はそれぞれの希望と真逆の曲をヴィクトルから与えられ、勝生勇利は「愛について~Eros~」を、ユーリ・プリセツキーは「愛について〜Agape〜」を滑ることになります。エロスとは何かヴィクトルは問いますが、勝生勇利はエロスをカツ丼と解釈し迷走します。
一方、ユーリはアガペーを無償の愛と解釈し、幼いころ自分をスケート教室へ送迎してくれた祖父を思い出して滑ります。勝生勇利は、衣装からエロスを女性の面からのアプローチで演技します。結果、勝生勇利が勝利し、ヴィクトルをコーチとして獲得し、ユーリはロシアに帰りヴィクトルのコーチだったヤコブとその元妻でバレエの指導者のリリアのもとで特訓します。勝生勇利はヴィクトルの指導の下、グランプリへと挑みます。
中国、ロシアと転戦し、二人のユーリはともに、グランプリファイナルへの出場が決まります。グランプリファイナルで金メダルをとるのは、一体だれなのか二人のユーリと各国から選ばれたスケーターが華麗な演技を披露します。スケーティングシーンも美しく描かれており、オリジナル曲とともにユーリオンアイスの見所の一つです。ユーリオンアイスについての説明は以上ですが、次にユーリオンアイスの登場人物を一覧でご紹介します。
ユーリオンアイスに登場するキャラは?
勝生勇利
ユーリオンアイスには、魅力的なフィギュアスケート選手が沢山登場します。ここからユーリオンアイスに登場するキャラクターを一覧で紹介します。勝生勇利(かつきゆうり)は、ユーリオンアイスの主人公です。日本人の23歳のフィギュアスケート特別強化選手で、九州の架空の町長谷津(はせつ)出身で、両親は温泉旅館ゆーとぴあかつきを経営しています。
自信が持てず、プレッシャーに弱く、せっかく選出されたグランプリファイナルで憧れのフィギュアスケーターヴィクトルの前で思うような結果が出せず、結果最下に終わり、失意で実家のある長谷津に戻ってきます。地元のスケートリンクで、ヴィクトルのプログラムを滑った動画をSNSで公開されたことで、突如長谷津を訪れた憧れのヴィクトルがコーチをすることになります。
次シーズンのグランプリファイナルで優勝を目指すため、必死で練習に励み、いろいろな弱点を克服していきます。好物はゆーとぴあかつきのカツ丼ですが、太りやすいため普段は節制しています。ユーリオンアイスで勝生勇利の声を担当しているのは声優・俳優として活躍している豊永利行です。
ヴィクトル・ニキフォロフ
ヴィクトル・ニキフォロフは、ユーリオンアイスのロシア人のフィギュアスケーターで世界選手権5連覇を成し遂げた生ける伝説の選手です。勝生勇利の憧れの選手で、自分の飼い犬にヴィクトルと名前を付けるほどです。王子様のようなルックスもさることながら、卓越したスケーティングでファンを魅了します。
勝生勇利が最下位だったグランプリファイナルで優勝しますが、次シーズンへのモチベーションがわかず悩んでいたところに勝生勇利がヴィクトルの演技を完コピした動画を見たことで、長谷津を訪れ勝生勇利のコーチに就任します。マッカチンという名前の茶色のプードルを飼っていて、マッカチンとともに、ゆーとぴあはせつに住み込んで、勝生勇利のコーチを務めます。
ゆーとぴあかつきの温泉が気に入ったようで、度々入浴しており入浴シーンで完璧な裸体を披露します。プライベートは、自由で周りの人を振り回しますが、スケートの指導は厳しく、ユーリの欠点を指摘します。ユーリオンアイスでヴィクトル・ニキフォロフの声を担当しているのは諏訪部順一です。
ユーリ・プリセツキー
ユーリ・プリセツキーは、ユーリオンアイスに登場するもう一人の「ユーリ」でユリオと呼ばれています。ユリオと命名したのは勝生勇利の姉です。ロシア出身の15歳のフィギュアスケート選手で、ジュニアで優秀な成績を修めており、シニアデビューを控えていた前年のグランプリファイナルで勝生勇利の演技に失望し、トイレで泣いていた勇利へ「ユーリは二人もいらない」と言います。
繊細で王子様のようなルックスからは想像がつかない辛口で、ガラの悪い言葉遣いをします。実は失敗した勝生勇利の演技のステップに惹かれるものを感じ、勝生勇利のスケーティングに興味があります。憧れのヴィクトル・ニキフォロフが勝生勇利のコーチに就任したことを知り、長谷津を訪れ勝生勇利へヴィクトルのコーチをかけた対決「温泉ON ICE」に挑みます。
もともと貧しい家庭の生まれで、ハングリー精神があります。豹や虎の柄の服を好んで着ていますが、そのヤンキー風ファッションもユーリオンアイスの見どころの一つです。見どころの一つです。ユーリオンアイスの8話で、地元ロシア大会で迎えに来た大好きなおじいちゃんに抱き着くシーンはかわいらしい1面を見ることができます。キャラクター一覧はまだまだ続きます。
クリストフ・ジャコメッティ
クリストフ・ジャコメッティは、ユーリオンアイスの25歳のスイス出身のフィギュアスケーターで、愛称はクリスです。ブロンドに無精ひげを生やしており、お尻のラインは美しく、男の色気を全面に出した演技が特徴です。昨年のグランプリファイナルではヴィクトルに次ぐ2位でした。ヴィクトルが選手として出場しないシーズにモチベーションは低下気味です。
ユーリオンアイスでクリストフ・ジャコメッティの声を担当しているのは声優・ナレーターとして活躍する安元洋貴です。代表作に弱虫ペダルのグラサン先輩こと金城真護や鬼灯の冷徹の鬼灯など多数あります。
ジャン・ジャック・ルロワ(JJ)
ジャン・ジャック・ルロワは、ユーリオンアイスでカナダ出身の19歳のフィギュアスケート選手でJJ(ジェイジェイ)と呼ばれています。自分をキングだと言い、その言葉にふさわしい演技でファンを魅了します。スケーター一家に生まれ、父母はアイスダンスの元オリンピック選手で、弟妹もスケート選手です。女性ファンが多く、男性アイドル並み人気があり、リンクで声援を送ります。
「It's JJ Style」の掛け声とともに、決めのポーズをとります。前年のグランプリファイナルではヴィクトル、クリスに次ぐ3位でしたが、ヴィクトルのいないシーズンでは堂々としたキングの滑りで2度の優勝を勝ち取り、早々にグランプリファイナルへの出場を決めます。ユーリオンアイスでジャン・ジャック・ルロワの声を担当するのは声優・シンガーとして活躍する宮野真守です。ユーリオンアイスのキャラクター一覧はまだ続きます。
ピチット・チュラノン
ユーリオンアイスで、ピチット・チュラノンはタイ出身の20歳のフィギュアスケート選手です。勝生勇利のリンクメイトで個人的にも仲が良く、お互い励まし合う良い関係です。大きな眼で、ペットはハムスター、笑顔も素直な性格もかわいらしいと評判になっています。SNSが大好きで自撮り棒を持っていて、頻繁にSNSに写真を挙げています。
スケートへの情熱は熱く、母国タイでアイスショーを開催する夢を持っています。ユーリオンアイスでピチット・チュラノンの声を担当しているのは声優・俳優として幅広く活躍している小野賢章で、ハリーポッターシリーズのハリーポッターの日本語版の吹替を担当していることでも有名です。
ミケーレ・クリスピーノ
ミケーレ・クリスピーノは、ユーリオンアイスに登場する22歳のイタリア出身のフィギュアスケーターです。なぜか広島弁のセリフをしゃべります。ミケーレ・クリスピーノはイタリア人=伊達男のイメージを打ち破り、女性に対して硬派で双子の妹でフィギュアスケーターのサーラを溺愛しているシスコンです。
溺愛するサーラに近づく男たちは徹底的に排除をし、サーラは彼氏もできないのでミケーレに妹離れをするよう言い渡し、ミケーレは失意のどん底に落ちます。ユーリオンアイスで、ミケーレ・クリスピーノの声を担当しているのは声優の前野智昭です。
オタペック・アルティン
オタペック・アルティンはユーリオンアイスで登場するカザフスタン出身の18歳のフィギュアスケート選手です。感情があまり表情にでずクールな性格ですが、スケーティングは雄弁でシニアデビューの年に3位入賞を果たした実力派の選手です。ユーリ・プリセツキージュニア時代にロシアで出会っており、数年越しの願いが叶いユーリと友達になります。ユーリオンアイスで、オタペックの声を担当しているのは声優の細谷佳正です。
イ・スンギル
イ・スンギルはユーリオンアイスに登場する20歳の韓国人のスケート選手です。フィギュアスケートに貪欲にストイックに取り組み、他の選手とあまり交流せず、ファンサービスもしません。美形ですが女性嫌いで、ミケーレの妹のサーラからの誘いを軽くかわします。自分の殻を打ち破りたいと、今シーズンはマンボに取り組みます。ユーリオンアイスでイ・スンギルの声を担当しているのは声優の野島健児です。
ギオルギー・ポポーヴィッチ
ギオルギー・ポポーヴィッチはユーリオンアイスでヴィクトルのリンクメイトのロシアの選手です。ヴィクトルの影に隠れ、2番手に甘んじていましたが、ヴィクトルが選手として参加しないことで注目されます。付き合っていた彼女に振られたことで今シーズンのテーマが失恋で斬新な演技を披露します。
ギオルギー・ポポーヴィッチの声を担当しているのは、ユーリオンアイスのEDテーマを歌う羽多野渉が担当しています。ここまでユーリオンアイスに登場するキャラクターを一覧で紹介してきましたが、次は各選手がユーリオンアイスで使用する楽曲の曲名を選手ごとに一覧で紹介します。
ユーリオンアイスの選手が使用した劇中曲を一覧で紹介!
勝生勇利の使用楽曲
ここからはユーリオンアイスのスケーティングシーンで使用された曲名を選手ごとに一覧で紹介していきます。まず勝生勇利の使用した曲名を紹介します。ユーリオンアイスの1話で勝生勇利が使用した楽曲は「アリア離れずにそばにいて」です。この楽曲はヴィクトル・ニキフォロフのフリースケーティングの曲ですが、落ち込んだ勝生勇利が長谷津でヴィクトルの演技を完コピで滑り、SNSで拡散されます。
ヴィクトルが勝生勇利へ興味を持つきっかけになります。このシーンはユーリオンアイスで勝生勇利とヴィクトルを結び付けた曲で、ユーリオンアイスで印象に残るシーンの一つです。次に紹介する曲名は、二人のユーリが対決するシーンで登場する曲「愛について~Eros~」です。繊細で純粋で、「エロス=性愛」のイメージがない勝生勇利がユーリ・プリセツキーとの対決でヴィクトルから与えられた楽曲です。
ショートプログラムの楽曲として演技をします。この曲はユーリオンアイスの2話、3話、5話、6話、8話、11話で登場します。ユーリオンアイスの6話の中国大会では、「ヴィクトルに僕から目を離さないで」と言い残して、ノーミスで演技を滑り切り昨年のイメージを大きく裏切る姿を観客に見せ、パーソナルベストを塗り替えるシーンは感動的です。「愛について~Eros~」はユーリオンアイスで勝生勇利の成長を実感できる楽曲です。
エロスを解釈し、時には妖艶な、時には誘うような演技を披露し、どんどん魅力的な表現へと変化していきます。勝生勇利のフリースケーティングの曲名が「Yuri on ICE」です。ユーリオンアイスのディザーPVでも使われています。その曲名が示す通りオリジナルで、勝生勇利のために友達が作った曲という設定です。
ヴィクトルからフリースケーティングは自分でプロデュースするよう言われ、デトロイドの大学の友人に作曲を依頼します。「Yuri on ICE」に乗せて、勝生勇利のこれまでのスケート人生の全てを表現したプログラムを滑ります。ピアノから始まる美しい曲で、回を重ねるごとに魅力的になる勝生勇利の姿に目が離せません。ユーリオンアイスの4話以降に最期に難度の高い4回転トゥループを飛ぶのは見どころです。
またユーリオンアイスの7話の中国大会では初めてショートプログラムトップに立った勝生勇利がプレッシャーに負けて、大泣きした最悪のコンディションで滑り出しますが、心理状態は安定していてジャンプで失敗を重ねますが、最期に4回転をトゥループからヴィクトルの代名詞のフリップへ急遽かえて飛んで、転倒したものの初めて認定されヴィクトルと二人で喜びます。
ユーリオンアイスの最終話のグランプリファイナルでは競技人生最後のスケートはヴィクトルと同じレベルのものをすると決め、4回転を4本に増やして飛び、最後に4回転フリップを完璧に決め、今までの持ち得る最高の演技を披露し、ヴィクトルの持つ歴代最高得点を更新するシーンは感動的だと人気です。「Yuri on ICE」のスケーティングシーンは、アニメユーリオンアイスで沢山の名シーンを残しています。
また「Yuri on ICE」は平昌オリンピックでアイスダンスの須崎・木原ペアがショートプログラムの楽曲に採用し、華麗な演技を披露しました。勝生勇利の楽曲で最後にご紹介する曲名は、ユーリオンアイスの最終回のエキシビジョン用に使用された「デュエット離れずにそばにいて」です。男女のヴォーカルが入っています。「アリア離れずにそばにいて」はヴィクトルの前シーズンのフリースケーティング用の楽曲でした。
ユーリオンアイスの最終回のエンディングで最初は勝生勇利一人で滑り、華麗なジャンプを決めますが、途中からヴィクトルとのペアで、手を取り合いリフトやシンクロしながら優雅に滑ります。ユーリオンアイスの1話の「アリア離れずにそばにいて」と比較してみることをお勧めします。
ヴィクトル・ニキフォロフの使用楽曲
次にユーリオンアイスのヴィクトル・ニキフォロフの楽曲を紹介します。ヴィクトルは勝生勇利のコーチとして、シーズンを過ごすのでテレビアニメ版ではあまりスケーティングシーンは登場しません。ユーリオンアイスのテレビアニメで見どころの一つである、ヴィクトルのスケーティングシーンで使われる楽曲の曲名は「アリア離れずにそばにいて」です。
この曲は、ヴィクトルのフリースケーティング用の楽曲で、前述の勝生勇利がヴィクトルの楽曲で演技するシーンで、勝生勇利とヴィクトルの演技シーンが重ねて描かれます。ヴィクトルの難易度が高く、優雅なスケーティングシーンに長谷津のリンクで、一人で滑る勝生勇利が重ねて描かれます。
また勝生勇利の楽曲一覧で触れましたが、ヴィクトルはユーリオンアイスの最終回のEDで勝生勇利と「デユエット離れずにそばにいて」のペアで演技するシーンはとても美しくユーリオンアイスの印象に残るシーンの一つとして評価されています。
ユーリ・プリセツキーの使用楽曲
次にユーリオンアイスのユーリ・プリセツキーの使用する曲名を紹介します。まず、ユーリオンアイスでユーリがショートプログラムの曲として使用している楽曲の曲名は「愛について~Agape~」です。「Agape」はキリスト教の神から与えられる無償の愛を意味し、敬虔なイメージの曲で活動的なユーリのイメージとは真逆の楽曲です。
ユーリは元バレエ団のプリマのリリアの厳しい指導で、細かい指先や足を上げる角度や仕草など徹底的なバレエの基礎を叩き込まれ、繊細な表現を身につけます。衣装も白がメインで羽根が付いており、髪をおろし神々しく優雅に滑走しまるで天使のようです。後半で4回転3回転の連続ジャンプを決め、華麗なステップ、スピンを決めます。
ユーリオンアイスの8話のロシア大会ではその実力を発揮することができず、ユリオらしくないミスを重ねます。ユーリオンアイスの11話のグランプリファイナルでは、高さのある多彩な種類のジャンプ全てを成功させ、難しいスピンやステップもノーミスで決め、その魅力を余すことなく見せつけ、ヴィクトルの持つ最高得点を塗り替え、歓喜の声をあげます。
次にユーリオンアイスでユーリのフリースケーティング用の曲名が「ピアノ協奏曲 ロ短調 アレグロ・アパッショナート」です。サン・サーンスでも同名の曲がありますが、オリジナル楽曲です。「アレグロ」は快速に「パッショナート」情熱的にという意味です。躍動感のあるテンポの速い曲で、「愛について~Agape~」とは違った魅力が発揮されます。
髪をまとめ衣装も黒でアクセルジャンプやスピンなど技術力の高い、スピードのある演技を披露します。最終回のグランプリファイナルでは、途中転倒しますが、すぐに立て直し、予定にない何度を上げた連続ジャンプを決め、貪欲に強気に責め全力で滑り切ります。いつも強気なユリオが滑り終わって涙を流し、リンクに座り込むシーンはユーリオンアイスの感動的なシーンの一つとして知られています。
クリストフ・ジャコメッティの使用楽曲
次にユーリオンアイスのセクシーなスイス人スケーター、クリストフ・ジャコメッティの楽曲を紹介します。ユーリオンアイスでクリストフ・ジャコメッティのショートプログラムの楽曲は、「Intoxicated」です。「Intoxicated」は酔う、興奮した、夢中になったという意味です。
少しスローなテンポの男性ヴォーカルのロックテイストの曲で、お尻のラインを強調した大人の色気にあふれた滑りを披露します。4回転ルッツジャンプや難易度の高いスピンを決めていきます。衣装もキラキラがたくさんついた体のラインを見せるピッタリしたものでクリスの色気を引き立てていると好評です。選手ごとの楽曲の一覧はまだまだ続きます。
次にユーリオンアイスでクリストフ・ジャコメッティのフリースケーティングで使用される曲名は「スペイン狂詩曲」です。狂詩曲はラプソティ:自由奔放な形式で民族的または叙事的な内容を表現した楽曲を意味します。ラベルやリストなど著名な作曲家にも同名の作品がありますが、松司馬拓のオリジナル作品です。
「Intoxicated」とは打って変わり、クラッシックでカスタネットの音や独特のリズムで闘牛士やフラメンコが浮かぶ明るい曲です。黒と赤の体にぴったりした衣装で4回転ルッツや3回転サルコーを決めていき、最期の決めのポーズがセクシーです。ユーリオンアイスの楽曲一覧はまだまだ続きます。
ピチット・チュラノンの使用楽曲
ユーリオンアイスで勝生勇利のリンクメイトのタイ人スケーターピチットの楽曲を紹介します。まず、ピチットのショートプログラム用の曲名が「映画王様とスケーターより Shall We Skate?」です。劇中で「王様とスケーター」は、タイが舞台のミュージカル映画でその映画の中で使われる楽曲という設定です。
テンポの速いノリの良い曲で劇中ではポピュラーな曲で、ユーリオンアイスの6話の中国大会では観客の気持ちをつかみ観客の拍手に乗せて、コンビネーションジャンプを決めたあと、ジャンプで転倒しますがすぐに立て直し、会場と一体になります。少し色黒の肌に生える赤とゴールドを基調とした王様のような衣装で華やかに滑ります。ピチットはこの映画に思い入れがあり、スケートへの愛が伝わる楽曲です。
映画"王様とスケーター2"より「Terra Incognita」は、ピチットのフリープログラムの曲名です。「Terra Incognita」は未開の土地という意味です。こちらも架空の映画に登場する楽曲です。軽快な曲でトリプルルッツなどを決めていきます。
ユーリオンアイスの7話の中国大会でクリスと勝生勇利を意識して、4回転をすべて後半にもっていくという勝負に出て、ジャンプをすべてノーミスで決めてシーズンベストを出し、勝生勇利の得点を超えて優勝します。ユーリオンアイスでいつもはかわいらしい印象が強いピチットのスケートへの熱い思いを感じる良いシーンだと好評です。
ジャン・ジャック・ルロワ(JJ)の使用楽曲
ユーリオンアイスで、ジャン・ジャック・ルロワが使用する楽曲を紹介します。ショートプログラムの曲名は、「Theme of King JJ」で、曲名から推察できる通りJJのためのオリジナル曲です。男性ヴォーカルの曲で、ファンも一緒に口ずさみながら応援します。地元カナダ大会で優勝し、続くロシア大会で、「Theme of King JJ」でショートプログラムのパーソナルベストを更新し優勝します。
ヴィクトルのいないシーズンでキングの名を名実のものとします。しかし、ユーリオンアイスの11話のグランプリファイナルではファイナルの魔物に飲まれミスを連発しますが、ファンが泣きながら応援し、その声援に答えてJJらしい演技を行いますが、最下位に甘んじることになりますが、その後のファンがJJを励ますコールは感動的だという感想が多いです。
ジャン・ジャック・ルロワのフリースケーティングの曲名は「Partizan Hope」です。Partizanはフランス語で、抵抗運動や革命・内戦の際の非正規軍の遊撃兵や構成員を意味します。衣装もアーミーテイストが入った緑の衣装で演技します。「Partizan Hope」にあわせて、華麗に難易度の高いジャンプを次々決めていきます。
しかし、最下位からスタートしたユーリオンアイス12話のグランプリファイナルでは、滑り出しに出遅れ、ジャンプでもミスを連発し精彩を欠いた演技をしますが、誇り高く無難な演技はせず高難度を維持したジャンプを決めていきます。
ミケーレ・クリスピーノの楽曲
ユーリオンアイスでミケーレ・クリスピーノが使用する楽曲を紹介します。ショートプログラムの曲名は、映画"Destiny Of Knights"より「L'homme Armé」で、こちらも架空の映画の中の曲という設定です。騎士道を表現し、ロシア大会では何度の高いジャンプを決め、サーラへノーミスの演技を見せつけます。
フリープログラムの曲名は「Serenade for Two」です。愛の妹から妹離れを言い渡され、失意の底で演技に挑みますが今までのサーラへのせつない気持ちを演技にこめ、やわらかい表現で愛情を表現しノーミスで滑り、自己ベストを大幅に更新します。ユーリオンアイスで使用される楽曲を一覧で紹介してきましたがいかがでしたか。次はユーリオンアイスのOP・EDテーマについて一覧で紹介します。
ユーリオンアイスのOP・ED曲も紹介!
OP曲はHistory Maker
次にユーリオンアイスのOP曲・ED曲を一覧でご紹介します。ユーリオンアイスのOP曲はディーン・フジオカが作詞・作曲・歌唱を担当し、曲名は「History Maker」です。全て英語の歌詞となっています。ディーン・フジオカはご存知NHKドラマ「朝が来た」で五大友厚を演じブレークした人気俳優です。マルチリンガルで中国、台湾、香港でも人気です。世界で戦うスケーターの気持ちを表現した内容となっています。
ED曲はYou Only Live Once
次にユーリオンアイスのED曲を紹介します。ユーリオンアイスのEDの曲名は「You Only Live Once」で、人気声優の羽多野渉(はたのわたる)が「ユーリオンアイスfet.w.hatano」のアーティスト名で歌唱しており、ダンサブルなナンバーです。
羽多野渉は、ユーリオンアイスで登場するヴィクトルのリンクメイトのロシア人スケーターのギオルギー・ポポーヴィッチの声を担当しています。羽多野渉はアイドリッシュセブンの八乙女楽や黒子のバスケの実渕玲央など多数の代表作があります。
ユーリオンアイスの劇中曲一覧!選手が使用した曲名を紹介まとめ
ユーリオンアイスの登場人物、劇中で使われた曲名を一覧で紹介してきましたが、いかがでしたか。ユーリオンアイスは本格的フィギュアスケートアニメで、登場する人物は勝生勇利、ヴィクトル・ニキフォロフ、ユーリ・プリセツキーなど魅力的なキャラクターが多数登場します。各選手のスケーティングシーンで使用されるショートプログラム、フリープログラムの楽曲はそのほとんどがオリジナル作品です。
特に勝生勇利のショートプログラムの楽曲「愛について~Eros~」、フリースケーティングの楽曲「Yuri on ICE」はユーリオンアイスの放送回が進むごとに、成長が見える曲になっています。ユーリ・プリセツキーのショートプログラム曲「愛について〜Agape〜」は、勝生勇利のショートプログラムの楽曲「愛について~Eros~」と対比してみるとより楽しめるのではないでしょうか?
まだ見たことがない方はぜひ、ユーリオンアイスで各選手のスケーティングと楽曲のマッチングをお楽しみください。また、ユーリオンアイスのOP曲、ED曲はそれぞれ俳優のディーン・フジオカと声優の波多野渉が担当していますので、そちらもぜひお楽しみください。