ユーリオンアイスのヴィクトルのモデルとなった選手は？死亡説の真相も考察

『ユーリオンアイス』公式でのキャラクター人気投票ランキングで、何と主役の勝生勇利（第３位）を抑えて第２位に輝いたのがヴィクトルでした。美貌とカリスマ性を兼ね備え強烈な個性を持ち、熱狂的ファンの多いヴィクトル。そのイケメンヴィクトルのモデルとなった選手は誰なのでしょうか？

さらに作中でヴィクトルが死亡してしまうのではないかと言う恐ろしい噂が流れはじめ、ヴィクトルファンは騒然となっています。『ユーリオンアイス』の準主役でもあるヴィクトルが死ぬなんて事があるのでしょうか？噂の真相を確かめてみましょう！

『ユーリオンアイス』は2016年10月に放送されたフィギュアスケートが題材の大人気アニメです。アニメファンやフギュスケートファンだけではなく、現役フィギュアスケート選手の間でも話題になる程の凄まじい人気！日本から飛び火し、海外にも広く知られるようになりました。

『ユーリオンアイス』原案の1人でもある漫画家の久保ミツロウが、フィギュアスケート愛好者いわゆる「スケオタ」だけあって、演技シーンのクオリティも相当のものです。また、織田信成、ステファン・ラビエール、本田武史が本人役としてアフレコした事でもフィギュアスケートファンを大喜びさせました。

『ユーリオンアイス』の人気ぶりは凄まじく、聖地巡礼は当たり前、現役スケーターによるコスプレが続出するなど、ファンの熱狂はとどまる所を知りません。さらには大がかりな展示会まで開催され、多種多様なグッズが販売されました。

クリアファイル、アクリルキーホルダー、フィギュア、スマートフォンケース、ネックストラップ、モバイルチャージャー、缶バッジなど。今年は何とアイシャドーまで発売されました！放送から１年半あまりが経過しても尚、ファンの『ユーリオンアイス』に対する情熱が冷める事はありません。

空前のヒットとなった大人気アニメ『ユーリオンアイス』において、絶対に欠かせない存在なのがフィギュアスケート界の皇帝ヴィクトルです。その輝くような美貌と天才ぶりが観る人々を魅了してきました。「リビング・レジェンド」（生きた伝説）とまで言われるヴィクトルの容姿面でのモデルは誰なのでしょうか？

『ユーリオンアイス』の原案の1人であり漫画家の久保ミツロウがTwitterで言及してくれました。想像もしなかった人物にヴィクトルのファンは唖然とするしかありません。まさかあの方だったとは！

ヴィクトルのモデルは、映画監督・人気俳優・脚本家・プロデューサーとしてアメリカで活躍するジョン・キャメロン・ミッチェルと言う方でした。代表作は「ヘドウィグ・アンド・アグリーインチ」と言う映画作品。

『ユーリオンアイス』原案の1人である漫画家の久保ミツロウは「ヴィクトルのヴィジュアルとして最初に頭に浮かんだのがジョン・キャメロンだった。スケート選手以外で生で見て色気を感じたのがNYのヘドウィクで見た彼だった」とTwitterで発信していたのです。なるほど髪型や髪の色、目の感じが似ています。ヴィクトルのビジュアルモデルはスケート選手ではありませんでした！

ジョン・キャメロンのルックスが分かりやすいよう動画を貼ってみました。2017年の映像なので彼は54歳と言う事になります。『ユーリオンアイス』のヴィクトルは作中で27歳。ビジュアルモデルであるジョン・キャメロンよりかなり若いです。

『ユーリオンアイス』の漫画家・久保ミツロウがジョン・キャメロンを見たのがニューヨーク公演の時で、それがヘドウィグがニューヨークで公開された1997年だとすると今から21年前になります。ジョン・キャメロンが34歳なので今のヴィクトルに近いルックスだったのでしょう。

ロシアの皇帝プルシェンコ選手が性格面のモデルではないか、とファンや現役スケート選手の間で噂されてきました。『ユーリオンアイス』のヴィクトルとプルシェンコ選手は、「圧倒的に技能に優れている」「犬が好き」「毒舌である」「自信家」「サプライズ好き」などの特徴が一致しています。

プルシェンコ選手ご本人も放送前に「『ユーリオンアイス』のヴィクトルのモデルは俺だと思う」とTwitterに投稿したほどなので、プルシェンコ選手から見ても自分との共通点が多いと感じたのでしょう。あの偉大なプルシェンコ選手も日本のアニメである『ユーリオンアイス』の存在を知っているのです。

プルシェンコ選手がヴィクトルの性格面のモデルではないかと噂が広がる中、ヴィクトル役の声優である諏訪部順一が「『ユーリオンアイス』で自分が演じるヴィクトルのモデルをプルシェンコと言ってる方がおられますが、とこがどっこい違いますよ。モデルはプルシェンコではない」とTwitterに投稿したので、ファンは驚愕しました！

ヴィクトル担当の声優の投稿なので真実味があります。久保ミツロウのTwitter投稿を読み返しても、ヴィクトルの性格面でのモデルに関する投稿は見当たらず、どうやらプルシェンコ選手がモデルではなく誰と特定した物ではなさそうです。

プルシェンコ選手がロシアの公式ジャージを着ています。プルシェンコ選手に肩を抱かれた美少女は、何と『ユーリオンアイス』でヴィクトルを抑えて人気投票１位に輝いたユーリのモデルとなったロシアのフィギュアスケート選手です！彼女の名前もユリアなのでユーリと似ています。

『ユーリオンアイス』の原案の１人である久保ミツロウも、「彼女を見た時にこれが男の子だったら最高だなと思って真っ先にユーリのイメージが出来ました」とコメントしていたそうです。『ユーリオンアイス』の中で最初にイメージが出来あがったのはユーリだったのです。

ヴィクトル死亡説が流れた原因は様々ですが、そのひとつが『ユーリオンアイス』記念すべき第１話冒頭での勇利のナレーションです。映像は主人公である勇利の回想シーンで始まります。暗いリンクでヴィクトルが滑り、それをリンクサイドで見つめる勇利。

リンクを舞うスケーターのシルエットに、スケートで氷上を滑る音が重なります。そこで流れる勇利のナレーションが「ヴィクトルはいつも僕をびっくりさせる天才だった。初めて彼のスケートを見たときからずっと…驚きの連続だった」と過去形だった事に由来します。

『ユーリオンアイス』第１話の冒頭、勇利がヴィクトルを回想するシーンは暗く切ないです。そしてナレーションの勇利の口調も、落ち着いてると言うにはあまりにも弱々しく暗く沈んでます。憧れていたヴィクトルの回想にしては必要以上に重すぎました。さらに台詞が過去形だったので、「ヴィクトルが死んでしまったから過去形にしたのではないか？」と疑われても仕方ありません。

『ユーリオンアイス』のエンディング曲のタイトル「You Only Live Once」は「人生は一度きり」という意味です。このタイトルの意味や、歌詞の意味深な内容からも「ヴィクトルが死亡するのではないか？」と言う疑惑が浮上しました。これは海外の掲示板で流行りだしたそうです。

『ユーリオンアイス』のエンディング歌詞の一部を抜粋させて頂きました。歌詞の全てを読んでも、ヴィクトルの死亡を感じさせるかどうか微妙なところですが、ファンの間で死亡フラグが立っているのは間違いありません。

この動画には、ヴィクトルの死亡説が流れた原因が分かりやすくまとめてあります。『ユーリオンアイス』のファン、そして熱烈なヴィクトルファンの間で悲痛な声があがっています。

この噂に対して作者である久保ミツロウはTwitterで「私は60年以内に死ぬけど私の創作物の中の人たちは永遠に死なないよ」「あと辛かったら寝て欲しい…ヴィクトル（陰謀！）説よりみんなが明日社会的に死なない方が心配ですよ…」と投稿しました。結局、最終的にはどうなったのでしょうか？

『ユーリオンアイス』の準主役であるヴィクトルは主人公勇利のコーチであり「生きる伝説」とも言われる偉大なフィギュアスケート選手。そんな彼のモデルが誰かについて掘り下げてきました。ビジュアル面は俳優ジョン・キャメロンがモデルで、性格面でのモデルは居ないと言う結果になりました。性格面でのモデルがプルシェンコ選手と言う説は間違いだったのです。

死亡説が流れた原因としては、勇利のナレーションが過去形だった事、エンディング曲の歌詞が意味深だった事、オープニング曲の背景色が勇利は明るくなって行くのに対してヴィクトルだけ暗くなっていく事、作中でヴィクトルが実は病気ではないかと疑わせる台詞があった事、などが理由のようです。

作者の久保ミツロウがTwitterでハッキリと否定した事から死なない事が判明。実際に第一期の最後回までヴィクトルはちゃんと生きてました。2019年には映画が公開予定なのでヴィクトルがどうなるのか目が離せません！