【よふかしのうた】秋山昭人は桔梗セリの眷属！吸血鬼になったその後をネタバレ

漫画「よふかしのうた」に登場するキャラクターの秋山昭人。「恋愛マスター」こと桔梗セリからは「あっくん」、そして主人公の夜守コウからはメンヘラさん（アニメでは「ダル男」）と呼ばれています。秋山とはどのような人物なのでしょうか？

この記事では、秋山とセリとの出会いや友情を中心にお届けしていきますが、まずはその前に「よふかしのうた」の作品情報をおさらいしておきましょう。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

「よふかしのうた」は、小学館の週刊少年サンデーにて2019年より連載中の、コトヤマによる日本の漫画作品です。単行本は少年サンデーコミックスより13巻まで刊行され、2022年6月時点での累計発行部数は250万部を突破しています。

「よふかしのうた」のメディアミックス展開としては、2022年にテレビアニメ化され、フジテレビほかにて放送されました（全13話）。また、漫画作品のタイトルがヒップホップ・ユニット・Creepy Nutsの楽曲「よふかしのうた」に由来することから、アニメ「よふかしのうた」のエンディングテーマとして同曲が採用されました。

不登校になった中学2年生の夜守コウ。不眠症に悩むコウは、1人夜の世界へと出かけます。自販機で缶ビールを買おうとしたコウに見知らぬ少女が声を掛けます。彼女の名は七草ナズナ。自分の住むアパートにコウを誘い、部屋に入った2人は添い寝をすることに。すると突然、ナズナがコウの首筋に噛みつきます。何とナズナは吸血鬼だったのです。その後、人間の少年と吸血鬼の少女による不思議なラブストーリーが始まりました。

ここからは、この記事のメインテーマである「よふかしのうた」の秋山昭人の話題に入っていきます。最初は秋山昭人のプロフィールからになります。

秋山昭人は、恋愛に疲れていた桔梗セリが恋愛抜きの友人として交流したいと思った人物です。セリや親しい仲間からは「あっくん」と愛称で呼ばれています。

ところが、セリとの交流を深めていくうちに、秋山の心は次第に病んでいき彼女に付きまとうストーカーとなってしまいます。仕舞にはセリに殺されかけるのですが、コウやナズナに助けられセリの眷属となりました。

次に、「よふかしのうた」の秋山昭人と桔梗セリの出会いについて解説していきます。高校時代から付き合っていた彼女にフラれた秋山。セリと出会ったのはちょうどこのころです。

失恋のショックから精神がボロボロになってた秋山。やけ酒でへべれけに酔い、道端でひっくり返ってしまいます。この時、落ちたメガネを拾って手渡してくれたのが、ほかならぬ桔梗セリでした。

失恋で傷ついていた秋山には、セリの優しさがとてもうれしく感じられました。同情から接してくれているのは重々承知の上ですが、秋山は彼女と話をしている時だけは失恋を忘れることができ、幸せな時間を過ごすことができました。

桔梗セリは秋山とは友達として接しているつもりでしたが、秋山はセリに恋心を抱きます。その後、秋山は次第にメンヘラ化していったのです。セリへの想いが度を越して、主人公のコウからは「メンヘラさん」というニックネームで呼ばれるまでになります。

ここで、メンヘラという言葉について、簡単に解説しておきましょう。メンヘラとはメンタルヘルスの略で、主にネット上で使われる俗語です。特に恋愛により心が病んだ状態を指していることが多いようです。このメンヘラ状態に陥ると、無意味に嫉妬深くなったり、時にはストーカー行為に及ぶケースもあります。

秋山は、その後このメンヘラ状態になってしまいます。LINEでセリに大量のメッセージを送ったり、セリとコウがいるカラオケ店に押しかけドアを叩いたり。恋愛マスターを自称するセリですが、この時ばかりはお手上げのようでした。秋山との友人関係を壊したくなかったセリは、わざと秋山に嫌われるような態度をとります。そして、最後は秋山を殺してしまおうと考えます。

ここからは、よふかしのうたの秋山が吸血鬼になったその後についてネタバレ解説していきます。吸血鬼であるセリにとって、人間は血を吸う対象、眷属でしかありません。血を吸うわけでもないのに人間と関係を持つことは許されません。絶縁しなければならないのです。ところが、セリに恋をした秋山にとって、それは受け入れがたい事実でした。

ネタバレしますと、秋山はセリの眷属になる道を選びます。当初は秋山を眷属にすることに消極的なセリでしたが、彼女もまた秋山に恋をしていたのです。やがてセリは秋山を眷属にする決意を固めます。秋山の右腕に噛みついて血を吸い、秋山はめでたく吸血鬼になりました。

吸血鬼になった秋山は、なぜか視力が回復します。その後も伊達メガネをかけていますが、メガネをはずした秋山はとてもかっこよくなりました。

漫画よふかしのうたについてさらにネタバレしますと、吸血鬼になった眷属は、人間時代の思い出の品が弱点になるのです。秋山の場合はそれがメガネだったようです。秋山を探していた探偵さんこと鶯餡子が急に苦しみ出す事件が発生。実は、餡子は秋山のメガネをかけてみたのです。すぐにメガネを外したので事なきを得ましたが、命を失うところでした。

セリとの思い出が詰まったメガネには、命を奪うほどの威力があったようです。それに気づいた秋山は、すぐにメガネを処分してしまいました。吸血鬼になると人間時代の記憶をなくしてしまうのが常のようですが、秋山の場合には眷属になって間もないことから、弱点が明らかになりました。

ここで、よふかしのうたの秋山昭人のアニメ声優を紹介します。アニメ「よふかしのうた」の歌で秋山を演じたのは、千葉県出身で1974年2月6日生まれの声優で、歌手やナレーターとしても活躍する吉野裕行（よしの・ひろゆき）です。

幼いころから自分の声の特異性に気づき、声優という仕事を漠然と意識していたという吉野。代々木アニメーション学院声優科の門を叩きます。同学院卒業後は2年間のアルバイトを経て声優養成所に入所し、本格的に声優業を目指します。

1996年にテレビアニメ「セイバーマリオネット」にて声優デビューを飾り、テレビアニメを中心に洋画・海外ドラマでの吹き替え・ナレーションなどで活躍。また、声優ユニット「謎の新ユニットSTA☆MEN」を結成するなど歌手としても活動しています。

声優だけでなく、歌手やナレーターとしても幅広く活躍する吉野裕行。次に、彼の数多い出演作品の中から、よふかしのうた以外のアニメ代表作と演じたキャラを一覧で紹介します。

• 結界師（墨村良守）
• 機動戦士ガンダム00（アレルヤ・ハプティズム / ハレルヤ）
• ハイキュー!!（岩泉一）
• 弱虫ペダル（荒北靖友）
• 薄桜鬼（藤堂平助）
• イナズマイレブン（鬼道有人）
• ヤッターマン（ガンちゃん / ヤッターマン1号）
• クレヨンしんちゃん（プラントSHIN-MEN ニョキ）
• 僕のヒーローアカデミア（プレゼント・マイク）
• SPY×FAMILY（フランキー・フランクリン）

ここまで漫画よふかしのうたの秋山昭人特集をお届けしてきましたが、最後に秋山昭人に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する感想・評価は、よふかしのうたの第11話に注目する方のツイートからです。それまで秋山昭人・眷属化のポジティブな側面が描かれていたのに、探偵さんこと鶯餡子の登場で一気に揺らぐ流れが面白かったのだそうです。

続いて紹介する感想・評価は、アニメよふかしのうたの第9話を観た方のツイートからです。存外の幸福感を味わえたと言います。その衝撃の大きさが後段で呟かれていました。

最後に紹介するのは、アニメで秋山を演じた声優・吉野裕行に関する感想です。秋山には贅沢すぎるキャスティングとのことですが、特異なキャラですから実力派の声優が人選されたのではないでしょうか？

ここまで、「よふかしのうたの秋山昭人は桔梗セリの眷属！」と題して、秋山昭人のプロフィールからセリとの出会い、そして吸血鬼になったその後についてもネタバレで解説してきました。いかがでしたでしょうか？

失恋で傷心のさなかに出会った秋山昭人と桔梗セリ。友情を育もうとする2人でしたが、セリに恋してしまった秋山はストーカーと化し、困ったセリは彼を殺そうとします。コウの仲介で殺害は免れますが、秋山はセリの眷属となりました。

吸血鬼になった秋山は、視力が劇的に回復。メガネを外した秋山はかっこよくなったと評判のようです。この記事で、秋山昭人に興味を持った方は、よふかしのうたの9話を中心に彼の登場シーンを鑑賞してはいかがでしょうか？