【君の名は。】入れ替わりが起きたのはなぜ？三葉の相手に瀧が選ばれた理由を考察

『君の名は。』は空前のメガヒットを記録した作品となっていて、アニメ監督である新海誠の名を一躍有名にした作品として知られています。『君の名は。』は様々な伏線があるストーリー性が高く評価されていて、最後の結末につながるように緻密に構成されていることが高評価をされていました。ここではまずメガヒット映画『君の名は。』の基本的な情報をまとめていきます。

『君の名は。』は新海誠が監督・脚本を担当している2016年のアニメ映画となっています。主演声優に起用されたのは神木隆之介と上白石萌音であり、そのほかにも多くの人気声優と人気俳優が出演しています。新海誠の監督作品としては『言の葉の庭』以来の3年ぶりとなる長編作品で、彼の作品としては初の大規模な興行を行った劇場版作品となりました。本作は全国約300館のスクリーンで公開され、メガヒットを記録しました。

『君の名は。』は日本国内の興行収入250.3億円を超えて社会現象を巻き起こし、当時の興行収入ランキングで歴代4位の記録を残しました。2020年には『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』に抜かされて歴代5位となりましたが、いまでもそのクオリティーはアニメ界でも絶賛されています。RADWIMPSの主題歌も好評を博し、「前前前世」や「なんでもないや」はアニソンとして歌い継がれる名曲となりました。

東京の四ツ谷の男子高校生・立花 瀧（たちばな たき）はある日目を覚ますと、田舎に暮らす女子高生になっているという奇妙な夢を見ます。かなりリアルな夢でしたが、次の日に目を覚ますと元の体に戻っていました。なぜか一日分の記憶が抜け落ちていて、周囲の人から前日はおかしかったと指摘されます。一方で、飛騨地方に暮らしている女子高生・宮水三葉（みやみずみつは）も同じ経験をしていました。

その後も週に2、3回という頻度でこの夢を見ていて、ふたりは本当に体が入れ替わっているという事実に気が付きます。この入れ替わりが日常生活に支障をきたさないために、日記を書いたり、互いにメッセージを残したりしてました。そして瀧と三葉はお互いのことをよく知っていくようになり、心を通わせていきます。しかし、瀧は驚くべき事実に気が付いてしまい、三葉の命に危険が迫っていることを知ります。

ここでは『君の名は。』の入れ替わりが起きたのはなぜなのかを考察していきましょう。『君の名は。』のメインテーマは『入れ替わり』であり、作中ではどうして二人が入れ替わってしまったのかは明確に描かれていません。三葉と瀧の二人の入れ替わりには宮水神社が関わっているという説が最も有力で、瀧が三葉に会うために訪れた場所も宮水神社でした。

入れ替わりが起きた原因は宮水神社の神の意志という説があります。宮水神社は糸守の神が祀られている神社であり、糸守町を守るために存在しています。宮水神社の巫女はこの神社と深い関係があることでも知られていて、三葉はこの巫女に選ばれています。ティアマト彗星の隕石落下という危険から住民を守るために、宮水神社の神の意志によって入れ替わりを起こした可能性が指摘されています。

巫女である人はみなこの入れ替わりを体験しているという事を祖母が示唆しています。その時の記憶はほとんどないもののその時感じた感情などをおぼろげながら覚えていることが祖母のセリフから分かっています。神の意志によって行われている可能性があり、何らかの目的があって入れ替えられていると考えられています。しかし、その時の記憶がほとんど残らないので神の目的はほとんど分かっていません。

宮水神社の神とティアマト彗星には関係があるのかはストーリー上でも注目されています。宮水神社の神とティアマト彗星には深い関係がある可能性があります。小説版では過去にティアマト彗星の隕石が糸守町に2度落下したことが明かされていて、宮水神社の神はティアマト彗星を警戒しているとも言われています。こうした過去の出来事から三葉を使って人々を助けるために動いていたと考えられています。

ここでは『君の名は。』の三葉と瀧の入れ替わりの条件や選ばれた理由を見ていきましょう。三葉と瀧の入れ替わりの条件は物語をより面白くする要素であり、騒動が終わった後に記憶がなくなってしまっていく設定は感動的な結末へとつながっていきました。さらに三葉と瀧が入れ替わりに選ばれた理由もファンには注目されています。

入れ替わりの条件や選ばれた理由の考察の一つ目は『三葉と瀧の入れ替わりの条件』です。三葉と瀧の入れ替わりは突然行われて当初は二人とも戸惑ってしまいましたが、三葉と瀧の入れ替わりにはある条件があることに二人は気づいていきます。入れ替わりの条件とは『睡眠』です。二人が眠っている間に入れ替わり、目が覚めると再び睡眠するまで入れ替わった状態が続きます。

入れ替わりの現象は不定期なので予想することができません。頻度は週に2回か3回で、そのタイミングは全く分かりません。本人たちが意図的に起こせるわけではないので、三葉と瀧の入れ替わりの際に日記を書いたりして周囲の人たちに違和感を持たれないようにしていました。この睡眠という条件を満たさない限り、入れ替わることが出来ないということがストーリーにも大きく関わっていくことになります。

入れ替わりの条件や選ばれた理由の考察の二つ目は『三葉と瀧の入れ替わりの記憶があいまいになる理由』です。三葉と瀧の入れ替わりの記憶は徐々にあいまいになってしまいます。これは『夢』の中で行われていることだからです。実際に作中では祖母が三葉の中にいる瀧に対して、「あんた今、夢を見とるな」と話しています。巫女にはこうした夢を見ることがあり、夢の記憶が薄れていくことに似た現象が起こります。

この記憶はどんどん薄れていき、隕石の衝突から人々を守ってからは相手の名前や顔すらも思い出せなくなっていきます。そして、そんな出来事はなかったかのようになっていきました。三葉と瀧の入れ替わりの記憶があいまいになることはその後の未来に影響を与えないために、二人の人生にとってはいいこととも言えます。しかし、二人はその記憶をどこかで感じ取っていて、物語の最後にシーンで運命的な再会を果たすのでした。

入れ替わりの条件や選ばれた理由の考察の三つ目は『三葉の入れ替わりの相手に瀧が選ばれた理由』です。三葉の入れ替わりの相手になぜ瀧が選ばれた理由はいまだに明確には明かされていません。三葉は巫女であるために神社の神様に選ばれたということはファンも納得しています。しかし、遠く離れた男子高校生であった瀧が入れ替わりの相手に選ばれた理由はなぜだったのかは、いまだに明かされていない謎となっています。

瀧は神社とは全く関係なく、東京の四ツ谷に暮らす男子高校生なので、飛騨地方に住む三葉とは全く関わり合いがない人物です。なぜ三葉の入れ替わりの相手に選ばれたのかは『運命の相手だったから』という説や『完全に無作為に選ばれた』という説など、様々な説が挙げられていました。さらに三葉には「来世は東京のイケメン男子にしてください」というセリフがあり、これを神様が聞いていたという説も有力視されています。

ここでは『君の名は。』の三葉と瀧に関するその他の謎を見ていきましょう。『君の名は。』は緻密に構成された物語が絶賛されている作品としても知られていて、様々な謎が残されていることでも注目されています。三葉と瀧は再会するために様々な方法を試していくことが見どころの一つでもありますが、その際に解決されていない謎を生み出しています。

瀧が三葉の口噛み酒を飲んだ理由も謎に包まれています。口噛み酒とは巫女が口に含んだ酒を御神酒として奉納しているものであり、巫女の分身ともいえる重要なアイテムです。これを瀧が口に含んだことによって、過去の三葉とつながることができるようになります。この時に瀧が三葉の口噛み酒を飲んで、体にそのDNAを入れることで繋がれるのではないかと考えて瀧は三葉の口噛み酒を飲みました。

入れ替わりには条件があり、それは『睡眠』でした。しかし、「三葉の半分」でもある口噛み酒を体内に摂取すれば、強制的に入れ替わりが起こる可能性があると考えていました。瀧の考えた通り、口噛み酒をは入れ替わり引き起こすことができる道具であったために、入れ替わることに成功しました。この口噛み酒というアイテムは神様と巫女をつなぐ重要なアイテムとして注目されています。

瀧と三葉の年齢差の理由はファンにも気にされていました。瀧と三葉の年齢差はストーリーの中でも重要であり、その年齢差が隕石の衝突から人々を守るためにはこの時系列の差がかなり大切なポイントになってきます。三年の差があることで瀧が隕石のニュースを知らないという状況を作り出すことに成功しています。この三年差というモノが物語的にも重要で、瀧と三葉の切ないすれ違いが生じる設定となっています。

瀧と三葉が三年の時系列の差があって、年齢も三歳年下となっています。なぜこうした設定なのかは見た人をミスリードする効果があり、過去を変える瀧と未来を変える三葉という物語の対比を生み出しています。『君の名は。』の物語を単なる『入れ替わり』の物語に終わらせなかったのは、『時系列のズレ』というモノを物語に組み込んだからと言われています。

ここではメガヒット映画としてネット上でも人気に高い『君の名は。』の入れ替わりに関するネット上の感想や評価を見ていきましょう。『君の名は。』の入れ替わりには謎が残されています。『君の名は。』は様々な伏線や謎があり、それこそが『君の名は。』がメガヒットした理由にもなっています。そのため『君の名は。』の入れ替わりに関する感想や評価はネット上でも数多く集まっています。

こちらは『君の名は。』の謎に関する感想となっています。『君の名は。』は入れ替わりについて多くの謎があり、それがほとんど解決されていないという事もネット上では話題になっています。こうしたことが『君の名は。』に考察ブームを巻き起こしメガヒットにつながったという声も少なくありません。『君の名は。』の入れ替わりの謎はネット上でもかなりの注目度を誇っています。

こちらは入れ替わりの相手がなぜ瀧であったのかも注目されています。瀧と三葉の二人が入れ替わりの相手に選ばれた理由はほとんど明かされていません。三葉は隕石の衝突を止めるために入れ替わったと仮定しても、まったく無関係な瀧が入れ替わりの相手になった理由はファンにも気にされています。ネット上でもその疑問の答えを知りたいというファンの声が数多く集まりました。

こちらは年齢のズレに気づかないことはあるのかという疑問の声となっています。『君の名は。』の物語の最大のポイントとなっているのは二人の年齢がズレていて、生きていた時代に三年のズレが生じていたという点です。この点が物語をより面白くしていて、二人が現代でどんなに頑張っても出会うことができない理由です。しかし、入れ替わった時点で気づかないのはおかしいとネット上では指摘されています。

今回は『君の名は。』の基本的な情報や入れ替わりが起きたのはなぜか、三葉と瀧の入れ替わりの条件や選ばれた理由、三葉と瀧に関するその他の謎、『君の名は。』の入れ替わりに関する感想や評価などを紹介してきました。『君の名は。』は圧倒的な人気を獲得していて、入れ替わりには多くの謎が残されています。今回紹介した入れ替わりの謎にも注目していて、『君の名は。』をお楽しみください。