食糧人類のキャラクターまとめ!ナツネや山引など主要な登場人物を一覧で紹介

人類を食糧として飼育する巨大なバケモノに立ち向かう伊江やナツネ、山引などの少年キャラたちの活躍を描いたホラー・サスペンス漫画『食糧人類』。衝撃的なタイトルと細部まで詳細に描かれているグロテスクなシーンが注目を浴びています。そこで、本記事では漫画『食糧人類』の漫画あらすじをネタバレしつつ、ナツネや山引など主要なキャラ・登場人物を一覧形式で紹介していくのでぜひご覧ください。

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目次

  1. 食糧人類とは?
  2. 食糧人類のキャラ・登場人物一覧
  3. 食糧人類の面白い魅力
  4. 食糧人類の漫画の伏線や謎を考察
  5. 食糧人類の漫画は打ち切り?最終回も紹介
  6. 食糧人類のキャラに関する感想や評価
  7. 食糧人類のキャラまとめ

食糧人類とは?

食糧人類の概要

  • 漫画タイトル:食糧人類-Starving Anonymous-
  • ジャンル:ホラー・サスペンス、SF・ファンタジー
  • 原作:蔵石ユウ
  • 原案:水谷健吾
  • 作画:イナベカズ
  • 掲載サイト:eヤングマガジン
  • 発表期間:2016年9月20日~2018年11月5日
  • 巻数:全7巻
  • 話数:62話

『食糧人類-Starving Anonymous-(しょくりょうじんるい-スタービング・アノニマス-)』は、eヤングマガジンにて連載されていたホラー・サスペンス漫画です。2016年9月20日から2018年11月5日にかけて全7巻・全62話が連載されています。またコミックDAYSにて、続編となる『食糧人類Re: -Starving Re:velation-(しょくりょうじんるいり -スタービング・リ・ベレーション-)』が連載されました。

食糧人類のあらすじ

ここでは漫画『食糧人類-Starving Anonymous-』のあらすじを簡単にまとめていきます。地球温暖化が深刻化した現代日本では、3月にも関わらず真夏のような装いを見せていました。ある日、高校3年生の主人公・伊江は帰宅中に友人のカズとともに誘拐されてしまいます。

伊江たちが連れてこられた場所は、核燃料処理施設「ゆりかご」でした。伊江はそこで丸々と肥え太った人間とそれを解体する職員を目の当たりにします。ゆりかごは人間が太らされたり、繁殖活動をおこなわされたりして最終的にバケモノの食糧にする施設だったのです。そこで伊江はその施設から脱出することを決意。ナツネや山引とともに行動に出た伊江は…

食糧人類のキャラ・登場人物一覧

それでは早速、『食糧人類』のキャラ・登場人物のプロフィールを一覧形式で見ていきましょう。一覧では、伊江、ナツネ、小倉、山引、カズ、花島、桐生、有希、きいちゃん、山崎さおり、和泉新太郎といった11人のキャラ・登場人物をまとめていきます。ではまず『食糧人類』の主人公である伊江のプロフィールからご覧ください。

キャラ①伊江

『食糧人類』の漫画あらすじに登場するキャラ・登場人物は、本作の主人公・伊江(いえ)です。両親と中学2年生の弟と暮らしていた高校3年生で、下校途中に拉致されて「ゆりかご」に運ばれています。風景を1回見ただけで覚えられる瞬間記憶を持っており、所属している美術部ではその能力を存分に活かしていました。施設の人々に対する感情が周りの人間と異なり、友達を見捨てられない優しい性格をしています。

キャラ②ナツネ

続いて『食糧人類』の漫画あらすじに登場するキャラ・登場人物は、施設で開発・品種改良された特殊な人種「増殖種」であるナツネです。ナツネは高校生以上の見た目をしていますが、実は6歳児でした。腕と脚が1本ずつ欠損していても、中枢神経を破壊しない限り再生し続けるという異常な再生能力の持ち主です。死ぬまで肉を供給し続けるというのがナツネの役割となっていました。

キャラ③小倉

続いて『食糧人類』の漫画あらすじに登場するキャラ・登場人物は、伊江たちをサポートしてくれているルポライターの小倉(おぐら)です。「ゆりかご」に潜入取材に行った際に逃げ出して施設内で暮らすようになっていますが、長い間施設にいたことが原因で多重人格になっています。もう一つの人格は「裕子さん」。些細なことで激怒するものの、おだてられると機嫌を良くします。

キャラ④山引

続いて『食糧人類』の漫画あらすじに登場するキャラ・登場人物は、遺伝子を組み替えて新しい生物を誕生させてしまうほどの才能を持つ山引(やまびき)です。科学的な発想や知識が卓越している天才で、全く知識がない状態でも世界的にも評価を受けるほどの論文を書き上げています。

ただ、貞操観念が低く倫理観も全くありません。山引を疎ましく思う教授に致死量を超える放射線を浴びせられています。しかし自分自身にさまざまな生物のDNAを注入して生き延びることに成功し、その副作用から色々な生物の特徴を使えるようになりました。

キャラ⑤カズ

続いて『食糧人類』の漫画あらすじに登場するキャラ・登場人物は、伊江の友達であるカズです。伊江とともに拉致されて「ゆりかご」に運び込まれています。「ゆりかご」で高カロリー物質を飲んでいたところを伊江に助けられていますが、高カロリー物質を飲んでいたことが原因で知能が著しく衰えてしまっていました。また伊江に助けられて以降、一緒にゆりかご内で逃走しています。

キャラ⑥花島

続いて『食糧人類』の漫画あらすじに登場するキャラ・登場人物は、「ゆりかご」の副所長である花島(はなじま)です。「ゆりかご」の現所長である和泉新太郎の補佐的な役割を果たしています。人道に外れない生き方を考えている心優しい人物でした。

キャラ⑦桐生

続いて『食糧人類』の漫画あらすじに登場するキャラ・登場人物は、バケモノたちを神と崇めている「夕凪の会」代表の桐生(きりゅう)です。山引が学生だった頃の研究室の教授。気味の悪い科学者で、逃亡を図った者を捕らえて人体実験をしています。人体実験では人間を改造し、4人分の眼球を1つに集めた目を持つ人間や犬の嗅覚を持った人間、聴覚が特化した人間などを作っていました。

キャラ⑧有希

続いて『食糧人類』の漫画あらすじに登場するキャラ・登場人物は、桐生教授の娘である有希(ゆき)です。山引と付き合っており、研究室で山引と出会った時にぞっこんしてしまっています。

キャラ⑨きいちゃん

続いて『食糧人類』の漫画あらすじに登場するキャラ・登場人物は、山引が学生時代に作ったきいちゃんです。ピンクがかった白の皮膚と単眼を持つキメラ。ヒト遺伝子に傷を付けて作り出しているものの、その傷をナマコやヒトデなどの遺伝子で補完しているため、全く新しい人間と言える生物です。脳の量を制限する頭蓋骨がないため、脳が成長し続けれ普通の人間よりも高い知能を持つようになる可能性があります。

キャラ⑩山崎さおり

続いて『食糧人類』の漫画あらすじに登場するキャラ・登場人物は、黒髪ロングの美人女性、山崎さおり(やまざきさおり)です。ナツネの母。施設での増殖種を身に宿した唯一の成功例でした。施設から脱走後は団地でナツネを育てながら暮らしています。自身の身が危険に陥っていてもナツネのことを気にかけていた優しいお母さんでした。

キャラ⑪和泉新太郎

続いて『食糧人類』の漫画あらすじに登場するキャラ・登場人物は、「ゆりかご」の現所長である和泉新太郎(いずみしんたろう)です。6歳の頃に「ゆりかご」の所長を務めていた父親と一緒に「ゆりかご」に来ています。

父親が施設を脱出するために手引きしてくれていましたが、脱出途中に問題を起こして失敗し、それが原因で多くの職員と父親を死なせてしまっています。それを機に施設職員からさまざまな嫌がらせを受けるようになりますが、最終的に「ゆりかご」の所長という地位にまで上り詰めました。

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食糧人類の面白い魅力

次に『食糧人類』の面白い魅力を見ていきましょう。ここでは、「非日常の世界観」「気持ち悪いバケモノたち」「イカれた主人公たちの強さ」といった3つの面白い魅力を紹介していくのでぜひ、『食糧人類』をご覧になる際に参考になされてください。

面白い魅力①非日常の世界観

まず初めに漫画『食糧人類』の面白い魅力の一つ、「非日常の世界観」について紹介していきます。作中では、人間を食糧として養殖させる施設「ゆりかご」が描かれており、そこでは強い依存症状を引き起こす高カロリー物質で人間が太らされていたり、自我を失うほど性欲が劇的に昂進する注射薬を使って繁殖を促したりするなど、SFならではの非日常的な行為がおこなわれていました。

また人間の施設に連れてこられた人間の中にはバケモノに食糧として与える子供を産むための「生殖種」が存在しているため、むごたらしいシーンが描かれており、読んでいて気持ち悪くなる方もいらっしゃるかもしれません。そんな現代日本ではありえないような光景が広がっているため、非日常ながらもとてもリアルで、考え抜かれた世界観で未来の技術の成れの果てを見ることができます。

面白い魅力②気持ち悪いバケモノたち

次に漫画『食糧人類』の面白い魅力の一つ、「気持ち悪いバケモノたち」について紹介していきます。作中には、太くて長い触角で人間を真っ二つにしてしまう巨大イモムシのようなバケモノやカマキリのような巨大なバケモノが登場しています。しかも目を背けたくなるほどの緻密さで描かれているため、そんなバケモノたちが人を食べたり、人間の言葉を真似したりしている描写はトラウマ級のグロさがありました。

面白い魅力③イカれた主人公たちの強さ

次に漫画『食糧人類』の面白い魅力の一つ、「イカれた主人公たちの強さ」について紹介していきます。作中では体がバラバラになっても中枢神経が壊れない限り再生し続けるナツネや、イカれた思考回路をしている山引など、人間を遥かに凌駕する知能を持つバケモノたちを倒すキャラが登場しています。主人公の伊江もナツネや山引に劣らず、瞬間記憶を活かして困難を乗り越えていました。

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食糧人類の漫画の伏線や謎を考察

先に『食糧人類』の面白い魅力を3つ紹介してきましたが、本作には多くの伏線や謎があるため、読み進めていく中で伏線や謎を考察してみるのも良いかもしれません。では、本作にはどのような伏線や謎があるのでしょうか?ここからは、「ゆりかごの実態」「怪物の正体」「地球温暖化の原因」といった伏線や謎を考察していきます。

考察①ゆりかごの実態

本作のあらすじにて登場した高レベル放射能廃棄物最終処理場「ゆりかご」の実態は、バケモノたちに与えるエサを飼育する飼育場です。そしてその飼育対象となるのが人間でした。

施設内で子供を多産させたり、外から拉致して連れてきたりしています。主人公・伊江は外から拉致されてきた者の一人でした。では、施設の管理者は誰なのか?というと、ずばりバケモノです。つまり、拉致された人間はもちろん、施設の所長や職員も食糧の一つに過ぎないということ。真の黒幕は人間ではなくバケモノでした。

考察②怪物の正体

では、真の黒幕であるバケモノの正体とは一体何なのか?まず初めに、『食糧人類』単行本1巻にてカマキリのようなバケモノの食糧を確保するべく、施設内で人間を殺したり、増殖させたりしていましたが、そもそもそんな行為を平然とおこなえている時点でおかしいです。警察や国が施設を罰することがない理由、それは国自体がすでにバケモノに脅かされているからです。

第9話では内閣総理大臣がバケモノに土下座しているため、バケモノの力は一国の首相でさえも屈服させるほどだと推測できます。そして国のトップがバケモノに支配されている状況は日本に限らず、世界各国が同じ状況下にありました。では、なぜバケモノはこんなことができるのか?それはバケモノが人間の知能を遥かに超越した地球外生命体、つまり宇宙人だからです。

考察③地球温暖化の原因

実は地球温暖化はバケモノ、改め宇宙人が海底深くに設置した装置が原因となっていました。宇宙人が設置した装置は、人間の技術では到底潜れないほどの深い深海にあり、そこでメタンハイドレートを掘り出して大量のメタンガスを大気中に放出していたのです。

そして国のトップが宇宙人に従っていたのは、地球温暖化を盾に脅されていたからでした。ただ、メタンガス発生装置は宇宙人が電磁波対策をしていなかったことが原因で、電磁波によって思いのほかあっけなく無効化されています。

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食糧人類の漫画は打ち切り?最終回も紹介

食糧人類の漫画は打ち切り?

『食糧人類』は一部ネットで打ち切りされた?と囁かれています。では、本当に『食糧人類』は打ち切りされたのか?結論から言うと、人類滅亡という大風呂敷を7巻という巻数で上手くまとめたと考えられるため、ネット上で囁かれているような打ち切りはないと考えられます。

ただ、地球の環境を壊す地球温暖化装置を作った宇宙人の意図が、実は人類の滅亡ではなく共存を願っていたという点や、人間よりも遥かに高い知能を持つ宇宙人であるはずが、人間よりも知能が高いと感じる描写がなかったという点などツッコミどころがいくつか存在するのも確かです。

では、『食糧人類』の最終回結末はどのようなストーリー展開になっているのか?ここからは、『食糧人類』の最終回結末をネタバレありで紹介していきます。

食糧人類の最終回結末ネタバレ

『食糧人類』単行本7巻までのあらすじでは、ついにカマキリのような巨大なバケモノがゆりかごを出て人類を捕食し始めていました。そこで、山引はナツネを増殖させ、新人類の暴走を食い止めることにします。では、ここから『食糧人類』の最終回結末をネタバレしていきます。背中から大量の赤ん坊が生まれたことで、苦しそうなナツネ。一方、山引は子供を産んで恍惚の表情をしていました。

その赤ん坊たちは一瞬で成長してナツネになるのですが、山引は流動こそが生物の本質だと語りながらナツネをかじり続け、ついには背中だけでなく全身から子供が生まれ始めました。そして顔までもが子供の分身にとられて最後に上半身が亡くなってしまった山引。大量のナツネはクイーンの部屋に行き、鋭利な刃物のような触手で切断されてしまいます。

そして殺されたナツネから、また新たなナツネが生まれました。それによってクイーンが歓喜の声を上げたため、カマキリのような巨大なバケモノたちが世界各国から集まり始めます。こうして、施設に巨大生物が集結し、和泉所長と花島副所長の死体が食べられました。施設内部ではナツネがバケモノたちに食べられていましたが、小倉はそれを閉じ込めようと言い始めます。

しかし伊江は「友達にそんな酷いことするの…反対ですよ…」と言って反対しました。しかし小倉はナツネや山引はバケモノたちが人類を食い尽くすのを止めるために、自分の体を切り裂いて体を増やし、自ら食われ続けているのだと言って伊江を説得します。苦悩する伊江でしたが、ナツネがカメラに向かって「閉めろ」と言っているのを理解したのが決定打となり、意を決して扉を閉めました。

施設を出る三人。死体で舗装された山道をただひたすら歩くことになった三人でしたが、途中で伊江がナツネの幻影を見たことにより、ナツネを置き去りにできないとい言って施設に戻ろうとします。それから三年後、伊江はカズと一緒に暮らしていました。一方、小倉はゆりかごでの一部始終を本にまとめて大ブレイクしています。そして伊江は大規模な惨事があったために爆発的な需要があった特殊清掃の仕事に就いていました。

未だに施設の地下で食われ続けていナツネのことを考えると罪悪感に駆られていた伊江は、心の中でナツネを閉じ込めた施設の地下の扉を開けようかと考えていました。その後ナツネを助けるべく、ゆりかごの建物があった場所で一生懸命に地面を掘る伊江。しかし伊江は力尽きて気を失ってしまいます。気が付くと、目の前にナツネがいました。果たして本物のナツネなのか?それとも幻影なのか?

伊江はナツネと山引と一緒に月夜の草原を笑いながら歩く夢を見ていました。気が付くと伊江はナツネに肩を抱えられていました。伊江がナツネにバケモノたちから逃げてきたのかと問うと、ナツネは共食いさせて根絶やしにしたと答え、さらに山引が共食いさせる方法について解説します。

そこで伊江は山引にどこにいたのかと問うと、山引は「強いて言うなら私はナツネの中に、ナツネは私の中にいました」と言いました。その後伊江はナツネと山引の二人に対して一緒に暮らすことを提案しますが、二人ともその提案を断ります。気が付くと目の前にカズが来ていました。全ては夢かと思った伊江。しかしベンチに「またな 伊江」と書かれていました…

Thumb【食糧人類】最終回は打ち切り完結?あらすじ・結末や終了した理由をネタバレ考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

食糧人類のキャラに関する感想や評価

こちらでは漫画『食糧人類』の登場キャラである山引に関する声があがっています。どうやらこの方は、山引のサイコパス的な行動や変態的な性格を高く評価しているようなので、これを機に山引の評価された点に焦点を当ててみると良いかもしれません。

こちらでも漫画『食糧人類』の登場キャラである山引に関する声があがっています。感想では「君たちが食糧人類で一番好きなキャラは山引 ですね?」と言われているのですが、これは山引というキャラクター性が高く評価されているからなのでしょうか?山引を好きな読者は多いようなので、もしかしたらこの方も山引が好きな読者の一人となっているのかもしれません。

こちらでは漫画『食糧人類』の登場キャラである山引とナツネ、伊江に関する声があがっています。どうやらこの方は、山引とナツネの能力が強すぎるために伊江の存在が霞んでしまっていると感じているようです。ただ、山引とナツネだけだとチート物語だったと言われていることから、伊江は不可欠なキャラクターであると考えられているのが窺えます。

食糧人類のキャラまとめ

『食糧人類』の漫画に登場するナツネや山引など、主要なキャラクターを一覧で紹介してきました。これを機に本記事でまとめた登場人物・キャラや面白い魅力を参考にしつつ、『食糧人類』の漫画をご覧になってみてください。

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