【食糧人類】 生殖種とはなに?ゆりかごや子供を生ませる目的について考察

「食糧人類」に登場する「生殖種」をご存知でしょうか?「食糧人類」とは人間を食糧として畜産業を行う衝撃的なストーリーが話題となった人気作品ですが、その中に「生殖種」と呼ばれる人間が登場しました。そこで今回は「食糧人類」に登場する「生殖種」の詳細や、「ゆりかご」の詳細、さらになぜ「生殖種」に子供を産ませているのかなどを、あらすじやネタバレを交えながら紹介していきます。

【食糧人類】 生殖種とはなに?ゆりかごや子供を生ませる目的について考察のイメージ

目次

  1. 食糧人類とは?
  2. 食糧人類の生殖種とはなに?ゆりかごとは?
  3. 食糧人類のゆりかごや子供を生ませる目的とは?
  4. 食糧人類の生殖種に関する感想や評価
  5. 食糧人類の生殖種まとめ

食糧人類とは?

「食糧人類」という漫画をご存知でしょうか?「食糧人類」は人間を食糧として生産している世界の物語が描かれています。グロテスクでショッキングな内容が話題となり、人気作品となっている「食糧人類」ですが、その中には「生殖種」として生産されている人間も登場しています。そこで今回はそんな「食糧人類」に登場する「生殖種」とはどのようなものなのかを、あらすじやネタバレを交えながらご紹介していきます。

食糧人類の概要

「食糧人類」の作品情報をご紹介していきます。「食糧人類」は「食糧人類-Starving Anonymous-」というタイトルで、原作を蔵石ユウ先生、作画をイナベカズ先生、原案を水谷健吾先生が務めている作品です。そんな「食糧人類」は2016年から2018年にかけて連載されました。単行本は全7巻が発売されている「食糧人類」ですが、2021年には続編「食糧人類Re: -Starving Re:velation-」が連載開始され話題となっていました。

食糧人類の作者

「食糧人類」は、前述したように原作を蔵石ユウ先生、作画をイナベカズ先生、原案を水谷健吾先生と3名の作家が制作している作品です。「ヤングマガジン海賊版」から「eヤングマガジン」に掲載サイトがリニューアルされてからは、原作・蔵石ユウ先生、作画・イナベカズ先生という記載へ変更されていました。

食糧人類のあらすじ

「食糧人類」のあらすじをご紹介していきます。高校生の伊江は友人・カズとの帰宅途中に突然拉致され、見知らぬ施設に収容されました。そこで伊江は人間が家畜のように生産されている異常な光景を目にしました。この「ゆりかご」という施設では、人間を主食とする地球外生命体の為に、人間を生産している事が判明します。伊江はこの「ゆりかご」から、仲間達と共に脱出する為、奮闘していく事になりました。

食糧人類 ーStarving Anonymousー

食糧人類の生殖種とはなに?ゆりかごとは?

「食糧人類」のあらすじや作品情報をご紹介してきましたが、次はそんな「食糧人類」に登場する「生殖種」についてご紹介していきます。「生殖種」とはその名前の通り、生殖機能に特化した人間を指すもので、「ゆりかご」にとって非常に重要な役割を果たしていました。

ネタバレ①生殖種の男

手を繋いでいる親子の手の写真

「食糧人類」に登場する「生殖種」の男についてご紹介していきます。「生殖種」の男は、薬によって発情状態にさせられており、手錠をかけられて管理されています。「生殖種」の男は「生殖種」の女と強制的に交尾をさせられており、自身の身が擦り切れて出血しようとも自分の意思で発情を止める事はできません。その為、伊江達が出会った「生殖種」の男の中には助けを求めてきた者もいました。

ネタバレ②生殖種の女

赤ちゃんの足の写真

「食糧人類」に登場する「生殖種」の女についてご紹介していきます。「生殖種」の女は独房にそれぞれ収容されており、若い女性が多いようです。「生殖種」の女は薬によって発情状態にされており、さらに排卵誘発剤も多用され、一度の妊娠で3、4人は子供を産むとされています。「優秀な生殖種」の女は18歳で20人以上産むなど、通常の妊娠・出産では考えられないような数の子供を産んでいるようです。

ネタバレ③生殖種は使い物にならなくなったら捨てられる?

前述してきたように、「生殖種」は薬を多用され、異常な数の子供を出産しています。その為、寿命があまり長くはなく、若い女性でも見た目は老婆のように老化している事も多々あるようです。そして体が劣化し、それ以上子供を産めなくなってしまった「生殖種」達は、「処分」という形で残酷な末路を辿っているようです。そんなあまりに残酷な現状に、ファンからは「辛い」という声も多く挙がっていました。

Thumb食糧人類をネタバレ紹介!グロい・怖い漫画のあらすじや感想まとめ | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

食糧人類のゆりかごや子供を生ませる目的とは?

「食糧人類」のあらすじや「生殖種」についてご紹介してきましたが、それではなぜ「生殖種」に子供を産ませているのでしょうか?「食糧人類」の冒頭で伊江は拉致され、同じように複数の人間も拉致されてやがて出荷されていました。その為、地球外生命体の餌となるのはある程度の年齢まで成長した人間である事が分かっています。それでは「生殖種」の産んだ子供はどこへ行ったのでしょうか?考察をご紹介していきます。

ネタバレ①ゆりかごとは?

「食糧人類」に登場する「ゆりかご」とはどのような施設なのでしょうか?「ゆりかご」は表向きの名目は「核廃棄物処理施設」とされていました。しかし実際に行っているのは地球外生命体の餌となる人間の養殖や加工、出荷でした。「ゆりかご」の中には人間の職員が複数雇われていますが、外の世界へ出る事は許されず、仕事内容の口外も例え家族であろうとも許されていませんでした。

それ程までに「ゆりかご」での仕事内容は「国家機密扱い」になっているようで、「ゆりかご」の運営元は「国家」である事が分かっています。突然地球外生命体から侵略を受けた上層部の人間達が、自分達の保身と地球を守る為思いついたのが「食べられる専門の人間を作ること」で、この目的を果たす為に秘密裏に構築されたのが「ゆりかご」だったようです。

ネタバレ②子供を生ませる目的

国家機密で隠蔽され、人間を出荷するという「非人道的」な行いをしている「ゆりかご」ですが、「ゆりかご」ではなぜ「生殖種」に子供を産ませているのでしょうか?出荷されている人間はほとんどが大人である中で、「生殖種」に産ませた子供は、実験や研究に利用されているのではないかと考察されていました。そして伊江達が出会った「生殖種」は「産んだ子供を取り上げられた」と訴えていました。

この事から、「ゆりかご」では「生殖種」から生まれた子供を親から取り上げ、何かに使用していると言われています。そして「食糧人類」に登場するナツネというキャラクターもまた、「生殖種」から生まれた子供と明かされており、ナツネは「増殖種」という貴重な種類の人間でした。そしてナツネは「増殖種」を作る実験の唯一の成功例であると明かされており、「ゆりかご」の真の目的が「増殖種」を作る事だと判明していました。

メモの上にペンが置いてある写真

「増殖種」とは、体の一部から体全体を再び作り上げる事ができる人間で、実際にナツネも首を切り落とされても再び首が生えたりするなど異常な再生能力を持っていました。「ゆりかご」は「増殖種」を作り出す事で、地球外生命体へ献上する餌を無限に作り出そうとしていたようです。その為、ナツネの母親が「ゆりかご」から逃げ出し、ナツネが完全な「増殖種」であると知った事で、執拗にナツネの行方を探していました。

食糧人類の生殖種に関する感想や評価

こちらは「食糧人類」に登場する「生殖種」のシーンの中で、ナツネがボロボロになってしまった「生殖種」の女に優しくするシーンが好きだという方の投稿です。ナツネは自身の境遇から「生殖種」の女に同情しており、見るからにボロボロにされていた女性に対しても、優しい言葉を投げかけ労っていました。このナツネの対応に「涙が出た」というファンも少なくないようです。

こちらも、「生殖種」として子供を無理矢理産まされ、自分の子供が亡くなっている事にも気付けない程正気を失っている女性に対して、ナツネが優しく対応し、最終的にこれ以上苦しまずに済むように命にトドメをさす最期に対して「しんどい」と感じた方の投稿です。「生殖種」の女性は命を削って子供を産まされ、若くして老婆のように老化し、死んでしまうという「食糧人類」の中でも凄惨な扱いを受けている様子が描かれていました。

こちらは、「食糧人類」の画力の高さを評価しつつも、「生殖種」などの描写が「気持ち悪い」と感じた方の投稿です。「食糧人類」は画力が高い事でも評価されていますが、その描写がリアルで気持ち悪いと感じる方も少なくないようです。また、この方のように「食糧人類」に登場する地球外生命体達の描写が「生理的に無理」という方も少なくないようです。

食糧人類の生殖種まとめ

「食糧人類」に登場する「生殖種」に関するまとめはいかがだったでしょうか?「食糧人類」に登場する「生殖種」についてあらすじやネタバレを交えながらご紹介してきましたが、「生殖種」は家畜のように女性が扱われ「気持ち悪い」と感じる方も多いシーンとなっているようです。そんな「生殖種」のシーンも見どころの1つとなっている「食糧人類」を、ご覧になった事がない方はこの機会にご覧になってみてはいかがでしょうか?

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