【ワンピース】ライムジュースは赤髪海賊団幹部の一人！能力・強さやアニメ声優は？

ワンピースにおいて1話から登場している赤髪海賊団の幹部の1人がライムジュースです。今回はそんなライムジュースについてまとめて紹介していきます。

ライムジュースが登場するワンピースは1997年から週刊少年ジャンプにて尾田栄一郎先生が連載している海賊をテーマにした海洋ロマン漫画です。少年漫画の王道である夢への冒険、仲間たちとの友情などを前面に押し出した作風と精巧に練り上げられた世界観、作中に張り巡らされた数々の伏線などが高い人気を集めた作品です。

国内外の出版記録を保持、更新し続けている作品でもあり、国内では累計発行部数が2022年8月時点で日本の漫画では最高記録となる4億1000万部を突破している他、2015年には最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズとしてギネス記録にも認定されていたりします。1999年から始まったアニメ化を筆頭にメディアミックス展開も盛んに行われる日本を代表する漫画の1つです。

フーシャ村に住む少年ルフィはフーシャ村を拠点にしていた海賊「赤髪のシャンクス」とその海賊団である赤髪海賊団と仲良くなり、海賊への憧れを強くしていきます。シャンクス達が持っていた悪魔の実、ゴムゴムの実を誤って食べてしまったルフィは全身がゴムのようになるゴム人間になってしまいます。それから10年後、ルフィはシャンクス達を追いかけ海賊とっしてフーシャ村を旅立つ事になるのでした。

ライムジュースは赤髪海賊団の海賊旗を模したと思われるドクロが描かれたバンダナが特徴的な赤髪海賊団の船員です。赤髪海賊団がフーシャ村に滞在していた時点から既に在籍しており、ワンピース1話にも登場するなど赤髪海賊団の中でも古株のメンバーであり現在は幹部の1人となっています。役職などは特に描かれていない事から戦闘員として赤髪海賊団に在籍していることが明らかになっています。

その後もワンピース41話の扉絵で赤髪海賊団が幼少期のルフィと集合写真を取るようなカットの中にラッキー・ルウの隣に横向きに描かれていたりと赤髪海賊団の主要なメンバーとして扱われています。他の赤髪海賊団のメンバーと同じく長らく謎に包まれているキャラクターになっており、その他のプロフィールに関しては不明点が多くなっています。

ライムジュースは2年前の時点では性格が分かるような描写はない為性格は不明ですが、赤髪海賊団の船員である事も相まって曲者感のある好青年のような印象を与えていました。

新世界編においては髪が伸びて四皇と呼ばれる赤髪海賊団の幹部として風格のある見た目になっていますが、どちらかといえば好戦的な性格をしており、ケジメを重んじる性格をしていると考えられています。

赤髪海賊団には悪魔の実の能力者がいないのではないかとも考察されており、ライムジュースも能力については不明のままになっています。ただ役職を持たない戦闘員として幹部になっている事から赤髪海賊団の中でも戦闘能力は高い方なのではないかと考えられています。実際にサンジのスカイウォークや六式の月歩のように空中を飛びながら戦う空中殺法を得意としている事からもその強さを垣間見る事が出来ます。

そんなライムジュースが武器としているのが電撃を帯びた棒です。この棒を纏う電撃はナミの操る天候棒のように棒の方のギミックで電撃を発生させているようでその為か、ライムジュースは2年前も新世界編においてもグローブを着用しているのがトレードマークのような特徴の1つになっています。棒術もかなり得意としているようで棒を用いて銃弾を弾き落とすなど器用な技も使用しています。

ワンピースの主要なキャラクターにはそのキャラクターの代名詞となるような必殺技があるのがお決まりになっていますが、ライムジュースを含む赤髪海賊団はワンピース本編においても登場してもほぼ戦闘せずに終わる事が多く明確な戦闘シーンがない為、必殺技が飛び出すような場面はまだ描かれていません。

アニメワンピースにおいてライムジュースの声優を担当しているのが小野健一さんです。1980年代から俳優・声優として活躍するベテラン声優で、劇団「演劇部隊チャッターギャング」で隊長を務めるなど64歳になった2022年現在でも精力的に活動しています。声優としてはアニメはもちろんながら吹き替え声優としても活躍していたり、ナレーションを担当するなど幅広く活躍しています。

近年はアニメでの声優業は決して多くはなく年に1つ演じる程度ですが、多くの声優さんがそうであるように小野健一さんもアニメワンピースではライムジュース以外にもいくつか兼役で声優を担当しておりギン、ドルトン、Mr.11、サンファン・ウルフなどの声優を担当しています。

小野健一さんがこれまでに声優として演じたアニメキャラクターとしては「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」のアスラーダ役、「機動戦艦ナデシコ」のプロスペクター役、「金田一少年の事件簿」の高遠遙一役、「キン肉マンⅡ世」のラーメンマン役、「ロックマンエグゼ」のダーク・ミヤビ役、「蒼天航路」の典韋役、「怪盗ジョーカー」のダークアイ役などの声優を担当しています。

ライムジュースがシャンクスと出会った経緯についてはワンピース本編では明かされていません。ただワンピースFILM REDでの描写が本編でも同様に扱われるのであれば、19年前シャンクスがウタを拾った時点では赤髪海賊団が結成されライムジュースも在籍していました。シャンクスが海賊団を作ろうとしたのは24年前のロージャーの公開処刑を見てからなのでその5年の間に出会い、船に乗る事になったという事になります。

ワンピース1話ではルフィの幼少期、赤髪海賊団がフーシャ村に滞在していた頃のエピソードが描かれます。これは新世界編から見て12年前の出来事ですが、この時もライムジュースはこれに同行しています。登場シーンとしてはルフィを航海に連れて行っても良いんじゃないかとする船員に同調するような形で描かれています。

ルフィを擁護するような形でしたが、シャンクスが「じゃあかわりに誰か船を下りろ」と言ったのに対して全員で掌返しをしていた事からライムジュースもその中に加わっていたと考えられています。

その後赤髪海賊団は長らくワンピース本編には登場しておらず、僅かに登場しても基本的にはシャンクスだけのパターンが多かった為、ライムジュースは未登場が続いていました。次にライムジュースが本格的にワンピース本編に登場したのがマリンフォード頂上戦争での事です。

マリンフォード頂上戦争は白ひげとエースが死亡し、尚も戦闘が激化していました。落とし所のない戦争を終結させるべく現れたのが赤髪海賊団だったのです。この時のライムジュースは他の幹部と共にシャンクスの後ろに控えいつでも戦闘できるような臨戦態勢を取っていました。結局シャンクスの集結提案を当時の海軍元帥であるセンゴクが受け入れた為、本格的に戦闘に参加する事はありませんでした。

それまでは幹部ではありながらもどうしても他のキャラクターとの差別化がなかったライムジュースですが、明確な個性が描かれたと言えるのがワノ国編です。ワノ国編のラスト、ルフィがカイドウを倒し、新たな四皇の一角として数えられる事になります。この時、目的は不明ながら赤髪海賊団はワノ国近郊まで来ておりこのルフィのニュースを知る事になるのです。

これを知った赤髪海賊団は大盛りあがりになり、ルフィと旧知の仲である幹部達はルフィに会いに行こうと盛り上がります。これに待ったをかけたのがライムジュースでした。ワノ国には少し前に赤髪海賊団に喧嘩を吹っ掛けたキッドも居た為です。結局この時はシャンクスが「ルフィに会う気はない」とした為、赤髪海賊団はワノ国を離れていく事になりました。

ここまでライムジュースを含む赤髪海賊団のまともな戦闘シーンが描かれる事はなくその強さは不明な点が多くなってましたが、初めて明確に戦闘シーンが描かれたのが2022年に公開された映画「ワンピースFILM RED」です。シャンクスの娘であるウタを止めるべくエレジアにやってきた赤髪海賊団はウタが呼び出したトットムジカを止めるべく戦闘する事になるのです。

ライムジュースに限らず赤髪海賊団の多くの初戦闘シーンだっただけに1キャラ当たりの戦闘シーンは少なく、ライムジュースに関しては得意とする空中殺法で空に飛び上がっていくシーンが描かれている形になっています。

ここからは既にワンピースを視聴している人のライムジュースに関しての感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。ライムジュースはワンピース1話から登場しているキャラクターであり、赤髪海賊団の幹部の1人に数えられるようなキャラクターですが、元々謎が多い赤髪海賊団の所属である事、物語的にあまり前に出るタイプではない事もあって最近まで1話から出ている事を知らなかったとする感想も多くなっています。

1話の時点ではどうしても赤髪海賊団のメンバーはシャンクス、ベックマン、ラッキー・ルウが目立ったキャラクターであり、その後ウソップ絡みのエピソードでヤソップが目立つ形になったという事もあり、どうしても他のキャラクターが目立つ前に登場しなくなったと言われる事が多くなっています。

赤髪海賊団はワンピース本編に1話から登場しているにも関わらず物語に大きく関わってくる事はなかっただけにその関係性が気になるという感想も多くなっています。特にライムジュースはホンゴウと共にいるようなシーンが多くなっており、2人の関係が気になるという感想も多くなっています。

そんな謎の多い赤髪海賊団だっただけにFILM REDがシャンクス絡みのエピソードである事が明らかになった際には様々な期待の声が上がる事になりました。特にライムジュースを含む赤髪海賊団のメンバーの戦闘シーンが描かれ戦闘シーンや強さがある程度見えるのではないかとする声が多くなっていました。既にワンピース本編で描かれた他の四皇の幹部と比較すると強さが見えないとされていただけに気になるとする声が多かったのです。

実際にFILM REDを視聴したファンからはどうしてもキャラクターの多さからがっつりとした戦闘シーンこそ少なかったものの、僅かに描かれたシーンだけでも十分に強さが分かる描写になっていたのが凄かったとする感想が多くなっています。同時にワンピース本編においても早くこれらの戦闘シーンが見たいとする声が増す結果になっています。

その一方でライムジュースが分からないとされているのが電撃をまとった棒を武器としている点です。FILM REDでの描写を含めても赤髪海賊団には悪魔の実の能力者はいないようであり、ライムジュースが電撃の棒をどのように入手し、使用しているのか分からないとする声も上がっているのです。

あくまでもこれまでの描写から悪魔の実の能力者がいないとされている赤髪海賊団ですが、その中でも1番悪魔の実の能力者っぽいといわれる結果になったのです。ただ雷はエネルのゴロゴロの実がある為、仮に悪魔の実の能力であったとしてどのような実なのか、悪魔の実の能力者じゃないとするならどのような仕組みになっているのかが気になるとする感想も見られる結果になっています。

ライムジュースはワンピースの1話から登場する赤髪海賊団の幹部の1人で、ドクロのバンダナが特徴的なキャラクターになっています。謎が多い赤髪海賊団のメンバーである事もあり、能力や強さなどは長年不明点が多いキャラクターの1人でしたがFILM REDにてその強さが描かれ四皇の幹部に相応しい強さの一旦が見られたキャラクターになっています。

まだワンピース本編やアニメでは明確な戦闘シーンはないものの、今後確実に描かれる事になるのは間違いないのでまだライムジュースの活躍にも注目しながらワンピースを視聴してみてはいかがでしょうか？