【ゴールデンカムイ】ノラ坊とは誰？菊田との関係・再会シーンや名前の由来も解説

『ゴールデンカムイ』のノラ坊とは誰なのかについて紹介します。ノラ坊は野田サトルさん原作の作品『ゴールデンカムイ』に登場するキャラクターです。本記事では『ゴールデンカムイ』に登場するノラ坊が誰なのかついて詳しく紹介し、プロフィールや担当声優についてまとめていきます。『ゴールデンカムイ』に登場するノラ坊とは誰なのか詳しく知りたいといった方は是非本記事を最後までお楽しみください。

『ゴールデンカムイ』は、2014年8月から「週刊ヤングジャンプ」において連載開始され、2022年4月に最終回を迎えました。『ゴールデンカムイ』は2022年9月時点でコミックスのシリーズ累計発行部数は2300万部を突破している人気作品です。『ゴールデンカムイ』は2018年4月からテレビアニメ化されており、2022年4月には『ゴールデンカムイ』の実写映画化決定が発表されています。

『ゴールデンカムイ』の舞台は明治末期の北海道です。「不死身の杉元」と呼ばれる主人公・杉元佐一は元軍人です。幼なじみである梅子の目の手術代のために砂金採りをしていたところ、アイヌが金塊を軍資金として貯め備蓄していましたが、ある男が仲間のアイヌたちを殺し、金塊を奪ったという話を聞きます。その後、ヒグマに襲われた杉元をアイヌの少女・アシリパが助け、2人は相棒となって行動を共にするのです。

『ゴールデンカムイ』のノラ坊とは誰なのかについて正体は、杉元佐一です。子供や老人、弱者を大切にする心優しい青年であるノラ坊は、神奈川県出身、3月1日生まれで明治40年時点で24歳です。顔全体に大きな傷がありますが、つくりが整った美しい顔立ちをしています。好きなものは干し柿です。ノラ坊の家族は全員、結核で命を落としています。ノラ坊は元軍人で、階級は一等卒でした。日露戦争後に満期除隊しています。

『ゴールデンカムイ』のノラ坊は、最強クラスの戦闘力をもつ人物です。瀕死の傷を負っても立ち上がる驚異的な生命力をもち、翌日には戦線に復帰することから「不死身の杉元」として名をあげていました。「不死身の杉元」と呼ばれていたノラ坊ですが、親友にかばわれ命拾いをしたことがあります。ノラ坊は除隊後に自分をかばって戦死した親友・寅次の妻で初恋の女性・梅子の目の手術代のため、金塊争奪戦に参加するのです。

『ゴールデンカムイ』のノラ坊と菊田の出会いとは、ノラ坊の喧嘩を菊田が仲裁したことでした。後に「不死身の杉元」と呼ばれるノラ坊は、家族の中で唯一結核にかからず、父の死後、故郷を飛び出し放浪していました。その後、ノラ坊が故郷に帰ると、親友・寅次と初恋の女性・梅子の結婚式の最中でした。ノラ坊は祝福を伝え、東京へ向かいました。東京に着いてすぐ、陸軍士官学校の候補生たちを相手に乱闘となります。

そこで軍曹として陸軍士官学校で候補生たちの指導を行っていた菊田が喧嘩を仲裁したのです。派手に暴れていたノラ坊に菊田は持っていたご飯を差し出し、おとなしくさせました。その後、空腹であったノラ坊に食事を奢り、餌付けしたのです。菊田はノラ坊が陸軍第1師団に入隊するきっかけをつくた人物です。

『ゴールデンカムイ』の菊田がノラ坊を気に入った理由とは、品があり整った美しい顔立ちをしていることに目をつけたからです。菊田は軍の極秘作戦のため、花沢勇作の替え玉をノラ坊に依頼し、花沢勇作の童貞を守る「童貞防衛作戦」を決行することにしたのです。

ノラ坊の名前の由来とは、ノラ犬のように狂暴であったことと、江戸野菜の一つである「野良坊菜(のらぼうな)」に関連付けています。野良坊菜はのらぼうと呼ばれています。また、喧嘩になった理由が向こうが先に睨んだからであるという言い分を聞いた菊田は「ノラ犬かよ」と呆れ、誰であるのか名前を聞くこともなく「ノラ坊」と呼ぶようになったのです。

『ゴールデンカムイ』の花沢勇作の童貞を守る「童貞防衛作戦」とは、第7師団長、花沢中将の息子・花沢勇作と三菱財閥幹部の令嬢・金子花枝子のお見合いを破談にする作戦です。陸軍士官学校在学中の軍曹・花沢勇作は、父親から軍隊の「旗手」となることを期待されていました。旗手とは、軍旗を持って部隊を勢いづける役割であり、品行方正で成績優秀などが基本条件で、さらに清らかで汚れていない童貞であることが求められました。

旗手になることを勇作も希望していましたが、母・花沢ヒロは、軍隊の先陣を切り、死ぬ可能性が高い危険な役割である旗手になってほしくなかったのです。そこで、結婚を焦っている金子花枝子とお見合いし、妊娠させ既成事実をつくり、旗手の資格を奪おうとしたのです。妻の計画を知った花沢中将は、勇作の童貞を守るために部下の菊田に指示しました。そして菊田は、勇作と同じく美形であるノラ坊に替え玉を依頼したのです。

『ゴールデンカムイ』のノラ坊は髪を切り、候補生の軍服を着こなして、エリート候補生に変身しました。そして、エリート候補生としてお見合いをする為の猛特訓が始まります。食事の作法は菊田が直接、教え込みました。菊田から料亭での和食マナーとして、正しい箸の使い方や食器の使い方などを教えられていたノラ坊ですが、見合い当日に出された料理は洋食のエビフライでした。

洋食の食事作法は教わっていなかったため、ノラ坊は右手にフォーク、左手にもフォークを持ってしまい、エビフライの食べ方で、勇作ではないことがバレそうになります。しかし、見合い相手である花枝子は、緊張をほぐすためにふざけていると解釈したのです。ノラ坊は多くを語らず、退屈な男を演じましたが、花枝子は寡黙な男だと良い印象をもちます。さらに軍帽を脱いだノラ坊の顔が良かったため、花枝子に気に入られます。

『ゴールデンカムイ』のノラ坊は、1回目のお見合いで高評価であり、花枝子と再び会うことになります。童貞でなければ旗手になることはできないので、勇作の母親はあらかじめ、花枝子に勇作の童貞を奪ってしまえとけしかけていました。勇作の童貞を奪う気まんまんであった花枝子は、女中にビーフスチウを運ばせて、わざとノラ坊にこぼさせます。

そして、ビーフスチウまみれになったノラ坊を用意してあったホテルの浴室へと連れて行ったのです。何か変だと思いながらも、ノラ坊は菊田に借りている服を汚したままでは悪いと思い、服を脱ぐのです。服を奪われてノラ坊は全裸になります。

そこに『ゴールデンカムイ』の鶴見たちが「勇作殿の童貞は我々が守る」と部屋に押し入ってきました。口封じのために花枝子を殺そうとしたため、ノラ坊は全裸のまま飛び出します。何とか花枝子を連れてホテルから脱出しますが全てバレてしまいます。しかし、花枝子は替え玉だと知ってもノラ坊を気に入っていました。替え玉は失敗に終わったものの、花枝子が身を引いたため、作戦は成功し、勇作の童貞を守ることはできました。

『ゴールデンカムイ』の「童貞防衛作戦」が終わると、飯には困らないという理由で、ノラ坊は陸軍に入隊することにしますが、菊田は反対します。家が貧乏だった菊田は、飯の食いっぱぐれはないということで、弟を陸軍に誘ったものの、弟は日清戦争に参加し、病気にかかって苦しみながら死んでいったのです。それをずっと負い目に感じていた菊田は、ノラ坊と弟が重なりましたが、最後には認めて、弟の形見の軍帽を贈りました。

『ゴールデンカムイ』のノラ坊と菊田は再会した？ネタバレの1つ目は、不死身の杉元とはノラ坊だと気づいた菊田についてです。金塊争奪戦の戦いの中、菊田とノラ坊(杉元佐一)の2人は「童貞防衛作戦」後、初めて再会することになるのです。菊田は金塊争奪戦には途中から参戦しますが、その正体は鶴見中尉鶴見が暴走しないかを監視させるために軍中央が送り込んだスパイだったのです。

菊田は鶴見に取り入って、その動きを軍中央へ報告することを目的として、陸軍第1師団から第7師団への転属を命じられたのです。鶴見は軍中央の命令でアイヌの金塊を捜索していましたが、反逆の危険性を軍中央が恐れていたのです。札幌でのアシリパを巡る土方陣営と鶴見陣営の攻防の中で、菊田とノラ坊(杉元佐一)は敵として再会を果たします。

海賊房太郎の裏切りによって、鶴見陣営にアシリパをさらわれた不死身の杉元こと杉元佐一たちは後を追います。走り続けるポンプ車の上で、杉元佐一と菊田の攻防が繰り広げられていました。その争いの中、菊田を見た杉元佐一は相手が誰なのか気づき、「菊田さんか？」と口にしたのです。そして菊田も戸惑いつつ、すぐに杉元佐一が誰なのかに気づき、「不死身の杉元はノラ坊だったのか？」と返します。

菊田は、日露戦争で「不死身の杉元」と呼ばれ活躍していたのがノラ坊であることを知らなかったのです。菊田は、英雄である「不死身の杉元」がノラ坊だと知り、陸軍入りのきっかけを作った自分の手柄だと喜んでいましたが、ノラ坊(杉元佐一)は、敵側にいる菊田に対して、相手が菊田であっても本気で戦わなければならないという覚悟を決めていました。

『ゴールデンカムイ』のノラ坊と菊田は再会した？ネタバレの2つ目は、菊田は死亡したのか？についてです。ノラ坊と菊田の2人が「童貞防衛作戦」以来の再会を戦場で果たした後、中央のスパイであることがバレていた菊田が、鶴見中尉に銃で撃たれて死亡します。優秀なスパイだった菊田の目的は、軍の指令である「鶴見中尉に金塊を見つけさせて、最後には消す」という任務を果たすことでした。

そのため、鶴見中尉が金塊を見つける手伝いをしていたのです。札幌での攻防が終わり、刺青が書き写され、鶴見中尉陣営とアシリパ土方陣営に渡ったことで、双方が暗号を解き明かします。刺青人皮の暗号解読が終わり、五稜郭に金塊が隠されていることが分かると、鶴見中尉は菊田の胸を撃ちぬき、菊田は上半身から血を流したのです。

菊田が中央に報告するため、煙草に偽装して落とした密書を浮浪者が拾ったことで、菊田がスパイであるということを鶴見中尉に見抜かれてしまったのです。菊田は鶴見中尉に「あんたを倒すのはノラ坊さ」という言葉を残した後、月島軍曹に頭部を撃たれて死亡しました。

• 名前：小林親弘
• 性別：男性
• 誕生日：1983年9月5日
• 身長：177cm
• 出身：愛知県
• 職業：俳優、声優
• 所属事務所：演劇集団 円

『ゴールデンカムイ』でノラ坊（杉元佐一）の声優を務めた小林親弘さんの主な出演作品を紹介します。『魔王城でおやすみ』のレッドシベリアン・改役、『転生したらスライムだった件』のランガ役、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のシグマ役、『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』のラング・ラングラー役、『アオアシ』の福田達也役など、小林親弘さんは数多くの人気作に出演している注目の声優です。

• 名前：堀内賢雄
• 性別：男性
• 誕生日：1957年7月30日
• 身長：173㎝
• 出身：静岡県
• 職業：声優、ナレーター
• 所属事務所：ケンユウオフィス

『ゴールデンカムイ』で菊田の声優を務めた堀内賢雄さんの主な出演作品を紹介します。『機動戦士ガンダムΖΖ』マシュマー・セロ役、『少年アシベ』のナレーション、『バビル2世』のロデム役、『キングダム』の王翦役、『ドロヘドロ』の煙役、『体操ザムライ』の天草紀之役、『バック・アロウ』のゼツ・ダイダン役など、堀内賢雄さんは大ヒット作に多数出演しているベテラン声優です。

『ゴールデンカムイ』のノラ坊に関する感想や評価において、顔に傷がない杉元佐一はイケメンすぎるという感想が寄せられています。『ゴールデンカムイ』で菊田にノラ坊と呼ばれていた頃の杉元の顔には、傷がなく美しい顔立ちをしていました。ノラ坊(杉元佐一)は、顔に傷があってもイケメンだというコメントも多く寄せられています。

『ゴールデンカムイ』のノラ坊に関する感想や評価において、『ゴールデンカムイ』は良い話が多く、菊田とノラ坊の過去の話がとても良いという感想が寄せられています。他にも『ゴールデンカムイ』の菊田とノラ坊の話が好きだという読者が多く、関係性がとても好きだというコメントも寄せられています。

『ゴールデンカムイ』のノラ坊に関する感想や評価において、菊田らしい最期で、杉元を思いやる気持ちがいたたまれないというコメントが寄せられています。菊田は鶴見中尉に「あんたを倒すのはノラ坊」という言葉を残して死亡しました。

いかがでしたか？『ゴールデンカムイ』の登場人物、ノラ坊とは誰なのかを紹介しました。また『ゴールデンカムイ』のノラ坊と菊田の関係や名前の由来についてもみていきました。『ゴールデンカムイ』に登場する菊田が名付け親である、ノラ坊こと不死身の杉元の奮闘を、一度ご覧になってはいかがでしょうか？