【キングダム】戎翟公(じゅうてきこう)ワテギの最期をネタバレ!実在した人物?

キングダムでも敵将ながらかっこいいと人気があるのが戎翟公(じゅうてきこう)ワテギです。異民族・戎翟の王として毐国の軍を率いる将軍として登場しました。今回はキングダムの戎翟公(じゅうてきこう)ワテギについて、キングダムでの活躍から最期までのネタバレありで紹介しつつ、史実には実在したのかどうか、アニメキングダムでの声優情報などをネタバレありでまとめて紹介していきます。

【キングダム】戎翟公(じゅうてきこう)ワテギの最期をネタバレ!実在した人物?のイメージ

目次

  1. 戎翟公(じゅうてきこう)ワテギとは?
  2. 戎翟公(じゅうてきこう)ワテギの最期をネタバレ
  3. 戎翟公(じゅうてきこう)ワテギは史実で実在した人物?性格も考察
  4. 戎翟公(じゅうてきこう)ワテギの声優
  5. 戎翟公(じゅうてきこう)ワテギに関する感想や評価
  6. 戎翟公(じゅうてきこう)ワテギまとめ

戎翟公(じゅうてきこう)ワテギとは?

キングダムの毐国反乱において総指揮を任されたのが戎翟公(じゅうてきこう)ワテギです。今回はそんな戎翟公(じゅうてきこう)ワテギについてまとめて紹介していきます。

キングダムの作品情報

キングダムの概要

戎翟公(じゅうてきこう)ワテギが活躍するキングダムは2006年から集英社が発売する週刊ヤングジャンプにて原泰久先生が連載している中華時代劇漫画です。古代中国の春秋戦国時代を舞台に、中華史上始めて中華統一を果たした後の始皇帝である嬴政と嬴政の中華統一を支えた武官の李信を主人公にした物語で、2022年9月には累計発行部数9200万部を突破した人気作品です。

メディアミックス展開も積極的に行われた作品で、2008年に行われたVOMIC化を皮切りにして、2011年から断続的に行われているアニメ化は2022年までに4シーズンが放送されています。2019年には実写映画化も行われこちらも人気を集め続編が作られる程になっています。アニメ化や実写映画化以外にもゲーム化や展覧会が行われるなど人気はもちろん高い評価を受けている作品になっています。

キングダムのあらすじ

王弟反乱からなんとか玉座を取り戻した嬴政、その後呂不韋一派との政争を繰り広げながら戦争を繰り広げ少しずつ領土を広げていきます。そして始皇9年、嬴政はついに成人を迎え加冠の儀を迎える事になります。最後のチャンスに呂不韋は暗躍し毐国が反乱を起こします。この毐国の軍の総指揮を取る事になったのが今回紹介する戎翟公(じゅうてきこう)と呼ばれるワテギです。

戎翟とは?

そもそも戎翟とは秦国とは民族の違う異民族の国で、春秋戦国時代の中で無数に存在した小王国の1つです。長い春秋戦国時代の歴史の中においてキングダムの舞台である末期からおよそ100年前に秦に取り込まれた国です。秦の「県」として取り込まれ、代替わりをした後もその恨みを忘れておらず、チャンスを伺い続けていました。

ちなみに史実では戎翟は「戎狄(じゅうてき)」とも書き、中華を中心として西方の未開国「戎」と北方の未開国「狄」を合わせて辺境の異民族を指していう言葉になっています。戎狄は野蛮人と卑しめる言葉でもあります。

戎翟公(じゅうてきこう)ワテギのプロフィール

戎翟公(じゅうてきこう)ワテギはそんな戎翟の王として、キングダムに登場したキャラクターです。口と顎に白髭を生やした初老の老将で、目の上に引かれたラインのような刺青が特徴的な見た目をしています。ちなみに戎翟の王という立場ではありますが、秦に取り込まれた事で「王」を名乗る事は出来ない為、戎翟「公」を名乗る形になっています。

TVアニメ「キングダム」公式サイト

戎翟公(じゅうてきこう)ワテギの最期をネタバレ

ワテギが参戦した嫪毐の乱

ワデキがキングダムに登場したのは嬴政の加冠の儀に合わせて発生した嫪毐の乱(毐国の反乱)での事です。先に毐国の将軍として参加していた樊於期の誘いに乗る形で1万の軍を率いて毐国に参加しました。元々嬴政の母である大后が絡んでいた事、呂不韋が利用しようとした事も相まって規模を大きくしていた毐国は、さらに偽の玉璽を利用して兵を増やしながら秦の王都である咸陽を目指す事になります。

この反乱は呂不韋一派の暗躍もあって一時期は咸陽の城門を越え、後宮にまで入り込む程に侵攻しますが、飛信隊や昌平君の活躍などもあり最終的には鎮圧される事になります。

ワテギの秦国に対する恨み

戎翟公(じゅうてきこう)ワテギはそんな反乱軍の総指揮を任されたわけですが、そこには秦に対しての強い恨みが作用しています。戎翟公(じゅうてきこう)ワテギは祖父の代であるおよそ100年前に秦に併合されていますがそれは戎翟にとっては受け入れがたい出来事だったようで戎翟公(じゅうてきこう)ワテギ曰く「不条理」であるとして秦国に対して恨みを持ち続けていたのです。

そもそも毐国軍としては秦の王族を狙えさえすればよかったのですが、この戎翟公(じゅうてきこう)ワテギらの秦国への恨みから咸陽の一般市民にも被害を及ぼすような大規模な反乱になります。

ワテギの最後に遺した言葉

ネタバレすると戎翟公(じゅうてきこう)ワテギは最終的にこの反乱において敗北し死亡しています。しかし自身の死ぬ間際には重臣達に向けて「お前達重臣は生き残ってこの仇を次の戎翟にしっかりと伝えよ」と伝言を残しています。実際に戎翟公(じゅうてきこう)ワテギ自身もそうされたのであろう言葉を残す事で反乱を鎮圧した後も遺恨を残す結果になったといえます。

ワテギを討ち取ったのは昌平君

そんな戎翟公(じゅうてきこう)ワテギを反乱で討ち取ったのは昌平君です。加冠の儀にて呂不韋一派からの離脱を宣言した昌平君は自ら軍を率い咸陽に駆けつけると「包雷」という戦術を用いて反乱軍を包囲していきます。戎翟公(じゅうてきこう)ワテギは敢えて主攻とぶつかる事で包囲の突破を試みますが、これによって結果的に昌平君に討たれてしまう事になったのです。

ワテギの重臣たちは生き残った?

戎翟公(じゅうてきこう)ワテギの最期の言葉を受け取った重臣達ですが、その後無事に生き残ったかどうかの描写はありません。ただ戎翟公(じゅうてきこう)ワテギを昌平君が討ち取った時点でもまだ軍の総数では毐国軍の方が多い状態でした。そこで河了貂は敢えて包囲を解く事で毐国軍を敗走させる事にしています。

秦国軍側も追撃ができる状態でもなかった事から戎翟公(じゅうてきこう)ワテギの重臣達もこの時に敗走しているものだと考察されています。その後の描写こそありませんが、結果的に秦は内部に反乱の芽を残してしまったとも取る事ができる状態になっています。

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戎翟公(じゅうてきこう)ワテギは史実で実在した人物?性格も考察

ワテギは史実で実在した?

キングダムで敵将ながら人気を集める戎翟公(じゅうてきこう)ワテギですが、史実では実在した人物なのでしょうか?ネタバレするとワデキという人物こそ実在は確認できないものの、戎翟自体は実在しており、また戎翟の君公がこちらも実在した毐国の反乱に参加した事まで史実に記録の残っている事実になっています。

ただ毐国の反乱に関する戎翟の君公の関与に関しては原文の解釈が難しい為に異説もあり、戎翟の王自体は反乱に参加していないのではないかという考察もある状態です。いずれにしても戎翟は実在しており、併合された恨みから毐国の反乱に加わったというのは紛れもなく史実に実在した出来事になっています。

ワテギの性格

戎翟公(じゅうてきこう)ワテギは仮にも一族の王という立場であるにも関わらず、自ら戦場に出て最前線で指揮を取るタイプの豪傑です。もちろんそこには秦への恨みも関係していると考えられますが、恨みを差し引いてもかなりエネルギッシュなタイプの性格をしています。戎翟の事をしっかり考えている事からも併合された後も戎翟としての誇りを保ち続けている事も確認されています。

ワテギの強さや実力

最終的には昌平君に敗れてしまう戎翟公(じゅうてきこう)ワテギですが、その強さは一線級であったのは間違いありません。まず前提として戎翟は「部族で最も強い者が王になる」という決まりがあります。これだけでも十分に戎翟公(じゅうてきこう)ワテギの強さの証明になりますが、昌平君に仕掛けられた「包雷」の際にも的確に突破方法を考えており、豪傑であると同時に知略にも長けていたキャラクターになっています。

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戎翟公(じゅうてきこう)ワテギの声優

辻親八のプロフィール

アニメキングダムにおいて戎翟公(じゅうてきこう)ワテギの声優を担当したのが辻親八さんです。1980年代から活躍する声優で、声優として活動する傍ら、劇団「親八会」を主宰し公演活動を行っていたりもします。

辻親八の主な出演作品や演じたキャラ

辻親八さんがこれまでに担当したキャラクターとしては「FAIRY TAIL」のマカロフ・ドレアー役、「史上最強の弟子ケンイチ」のシルクァッド・ジュナザード役、「シャーマンキング」の馬孫役、「鋼の錬金術師」のハインケル役、「ファルコン伝説」のゾーダ役、「横山光輝三国志」の関羽役、「アニメアークザラッド」のチョンガラ役、「デジモンテイマーズ」のバイフーモン役などを演じています。

辻親八さんが近年担当したキャラクターとしては「転生賢者の異世界ライフ 〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜」のガイゲル役、「月が導く異世界道中」のベレン役、「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」のギュスターヴ・デドルディア役、「転生したら剣でした」のガルス役、「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」の田口五郎役などを担当しています。

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戎翟公(じゅうてきこう)ワテギに関する感想や評価

ここからは既にキングダムを視聴した人の戎翟公(じゅうてきこう)ワテギについての感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。戎翟公(じゅうてきこう)ワテギはキングダムの描かれ方的には敵将としての登場ながらも信念の強さや戎翟の誇りなどから人気を集めるキャラクターになっています。

どうしても立場上悪いイメージを持たれてしまうものの、きっかけになっているのは秦の侵攻であり、キングダムで度々描かれている「中華統一の後」についての一面を示しているとする声も見られます。特に加冠の儀では嬴政と呂不韋がそれぞれの統治像を語ったりするシーンも合わさる事で、こういう側面もあると考えさせられるキャラクターになっているとする声も多くなっています。

今回紹介したようにワデキという人物こそ史実には実在しないものの、戎翟自体は史実に実在しており、反乱にも関与していた事に驚いたとする声も多くなっています。加冠の儀での嬴政と呂不韋の統治についての話があっただけにその話に説得力を持たせる為の設定だったと考えた人も多く、まさか史実に実在しているとは思わなかったとする声も見られます。

戎翟公(じゅうてきこう)ワテギ以外にも毐国の反乱エピソードは比較的史実に実在した人物の活躍が多い事に驚いたとする声も見られます。それだけ毐国の反乱が史実の秦にとっても大きな出来事であった事を示しているとする声も上がる結果になっています。

戎翟公(じゅうてきこう)ワテギが人気の理由の1つになっているのが部下への対応だとする声も見られます。負ける事をある程度覚悟しながらも部下に生き残るように言えるのがすごいとする声や、状況をしっかりと把握する能力の高さなどからも上司として優れているとする声も見られる結果になっています。

逆に言えば、昌平君という存在がいたからこそ反乱は失敗したものの、一歩間違えれば咸陽を落としてしまえるだけの準備と戦略を立てる事ができるのがすごいという声もある程で、敵将として登場したキャラクターの中ではかなり優秀な部類なキャラクターとして高い評価を集める結果になっています。

また戎翟公(じゅうてきこう)ワテギのような存在が敵将として登場する事がキングダムの面白さにも繋がっているとする声も見られます。どうしてもキングダムは最終的には中華を統一した秦の視点で描かれるので的側に立つキャラクターは悪役のようなポジションにありますが、そんな単純な話ではない事を示す上で、他国の将軍とはまた違った側面を見せてくれた重要なキャラクターだったとする声も見られる結果になっています。

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戎翟公(じゅうてきこう)ワテギまとめ

戎翟公(じゅうてきこう)ワテギは嬴政の加冠の儀に連動する形で起こった毐国反乱において将軍として登場したキャラクターです。既に秦に併合された異民族の王という立場はこれまでにキングダムに描かれてきたどのキャラクターとも違うキャラクターであり、キングダムで描かれていなかった部分を描くのに重要な役割を果たしたキャラクターだと言われています。

ただ戎翟公(じゅうてきこう)ワテギの場合、すごいと言われるのが史実にほぼ実在したと言っても差し支えないキャラクターである事でキングダムの原作者である原泰久先生がこういった側面を描く為に用意したキャラクターと言い切れない部分がある事でもあります。上司としても優れているとも言われるキャラクターなのでまだキングダムを視聴していない人は戎翟公(じゅうてきこう)ワテギにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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