【呪術廻戦】投射呪法は禪院家に伝わる術式!難解な仕組みや強さを徹底解説

呪術廻戦に登場する術式の中でも仕組みがわかりにくいとされるのが投射呪法です。現代的な概念を持ち込んだ投射呪法はその分複雑で難解な術式になっていますが、歴史ある禪院家の相伝の術式であったりもします。今回は呪術廻戦の難解な術式、投射呪法について、その仕組みをわかりやすく解説しつつ、術式の強さ、投射呪法の使い手、相伝する禪院家などについてネタバレありでまとめて解説していきます。

【呪術廻戦】投射呪法は禪院家に伝わる術式!難解な仕組みや強さを徹底解説のイメージ

目次

  1. 投射呪法は禪院家に伝わる術式
  2. 投射呪法の特徴や仕組みをわかりやすく解説
  3. 投射呪法の強さや弱点をわかりやすく解説
  4. 投射呪法を使う禪院家を解説
  5. 禪院家のもう一つの相伝術式「十種影法術」を解説
  6. 投射呪法を使う禪院家の当主は伏黒恵?
  7. 投射呪法に関する感想や評価
  8. 投射呪法まとめ

投射呪法は禪院家に伝わる術式

呪術廻戦の中の呪術界の御三家の1つ、禪院家に相伝する術式が投射呪法です。今回はそんな投射呪法について仕組みをわかりやすくまとめて解説していきます。

呪術廻戦の作品情報

呪術廻戦の概要

投射呪法が登場した呪術廻戦は2018年から週刊少年ジャンプにて茶見下々先生が連載している「呪い」「呪術」をテーマにしたダークファンタジー作品です。2017年に増刊号である「ジャンプGIGA」にて連載された「東京都立呪術高等専門学校」をプロトタイプ兼前日譚とする作品で、そのテンポの良さとわかりやすく個性的なキャラクタ-で高い人気を集める作品になっています。

2020年10月から放送されたアニメでその人気が爆発し、2021年には前日譚を劇場版映画として放映するなどメディアミックス展開も積極的に行われている作品になっています。原作の評価も非常に高い作品で「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」で1位、「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019」で大賞を受賞するなどの受賞歴も持っている評価も高い作品になっています。

呪術廻戦のあらすじ

常人離れした身体能力を持つ高校生虎杖悠仁が育ての親である祖父を看取った日の夜、学校に安置されていた呪物の封印が解かれ人を襲う化物「呪霊」が出現してしまいます。虎杖悠仁は学校に取り残された先輩を助ける為、呪物の回収にきていた呪術師伏黒恵と共に学校に乗り込みますが呪霊の強さに窮地に追い込まれてしまいます。そこで虎杖悠仁は自身も力を得るべく、安置されていた呪物「両面宿儺の指」を自ら食べてしまうのでした。

投射呪法は禪院家相伝の術式

投射呪法は呪術廻戦において御三家の1つと呼ばれる程大きな発言力を持った名門、「禪院家」に伝わる一族相伝の術式です。相伝という事もあってか呪術廻戦作中の中でも珍しく使い手が複数人登場している術式でもあり、禪院家26代目当主の禪院直毘人、そしてその息子である禪院直哉が使用する事ができる術式です。ただ相伝とは言われているものの、その仕組み的にも禪院家の長い歴史に対して術式の歴史は非常に浅いと言われています。

この投射呪法を扱う禪院直毘人は「最速の術師」の異名で知られるなど術式としては結果的には自身の身体能力を高めるタイプの術式で、その仕組み故にスピードの速さ故の当たった時の重さを利用して打撃攻撃を与えるのがわかりやすくシンプルな使い方になります。呪術廻戦作中での投射呪法の使い手である禪院直毘人も禪院直哉もいずれも特別一級術師とされている事からもポテンシャルは非常に高い術式です。

『呪術廻戦』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

投射呪法の特徴や仕組みをわかりやすく解説

投射呪法の難解な仕組み

投射呪法の仕組みをわかりやすく解説すると1秒を24分割して予め動きを決める事でその動きを身体にトレースさせるという術式になっています。24枚の紙を使ってパラパラ漫画を作り、それを1秒間で動かす事でアニメーションを作る事をイメージするとわかりやすくなってイメージしやすいと言われます。ちなみに画角は術者の視覚を利用しているのも特徴の1つになっています。

ただこの投射呪法を発動するとその1秒間は絶対にその術式の通りに身体が動いてしまう為、自身の動きはもちろん、相手の動きも予測した上で使用する必要がある術式になっています。また過度に物理法則を無視したり、動きが作れないと動けなくなってしまうというデメリットも持っているなど制約が強い代わりにその制約を守ればかなりの強さを発揮するタイプの術式になっています。

投射呪法を実践するときの手順

実際に投射呪法を発動する際の仕組みとしてはまず1秒間を24分割してその動きをイメージする事で決めます。その後その動きに無理がないかの判定があり、問題なければ術式が発動してその動きをトレース、問題があればその1秒間フリーズするという手順になっています。実際に使用する際にはこれらを戦闘中に行う必要があり、呪術廻戦作中でも「天性のコマ打ちのセンスが必要」と言われる程の術式になっています。

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投射呪法の強さや弱点をわかりやすく解説

投射呪法の強さ

仕組みや手順を見るだけでは難解さが際立ってその強さが分かりにくい投射呪法ですが、使い手の禪院直毘人や禪院直哉や特別一級術師とされるように術式として確かな強さを持った術式です。ここからは投射呪法の強さをわかりやすくまとめて解説します。

強さ①敵をフリーズさせる

投射呪法の強さの1つになっているのが「触った相手にもこの術式を強制的に発動できる」という点になっています。そもそも戦う相手は投射呪法の仕組みを理解していなければ当然動きを作るイメージなどしないので、これにより弱点である「動きづくりに失敗すると1秒間フリーズする」という制約を用いて実質的に相手を1秒間フリーズさせる事ができるのです。

戦闘中においては1秒フリーズするだけでも致命的な差になりますし、触れ続けてさえいれば投射呪法は連続で発動もできるので相手をフリーズさせ続ける事も可能です。しかも呪術廻戦作中での描写を見る限り、相手の呪力量などは関係なく作用するので格上の相手に対しても有効的に使える術式になっています。このフリーズを利用する戦い方が投射呪法のわかりやすくシンプルな強さの1つです。

強さ②連続発動すると亜音速の速度域になる

「過度な物理法則の無視は出来ない」という制約も持っている投射呪法ですが、これは裏を返すと過度でなければ多少の物理法則の無視はできるという事にもなります。加えてこの「物理法則の無視」の判定は術式を発動した時点で判定される為、術者の身体能力が関係するのは最初の1回だけです。つまり連続使用して常にギリギリ許される物理法則の無視をし続ける事で身体能力を超えたスピードで行動できるようになるのです。

呪術廻戦作中で確認できる範囲では連続使用によるスピードアップは最速で亜音速にまで到達しているという描写があります。当然そのような速度で移動されては相手の知覚も追いつかないので上記のフリーズと合わせて使えば一方的な攻撃が可能になるのが投射呪法のわかりやすくシンプルな強さであり、この連続使用によるスピードアップが禪院直毘人が「最速の術師」と呼ばれる所以になっています。

投射呪法(直哉)の領域展開

呪術廻戦でも珍しく多数の戦いが描かれている投射呪法ですが、長らく領域展開については描かれておらず、その効果や仕組みは不明でした。呪術廻戦ファンの間ではスピードを上げていく投射呪法の使い方だけに必中効果は相性が良くなく、領域展開はされないのではないかという考察もありましたが、198話にて直哉によって領域展開が行われました。

閃光の画像

直哉の発動した領域展開「時胞月宮殿(じほうげっきゅうでん)」は領域展開の必中効果により、直哉の動きをトレースしなければ1秒間フリーズしてしまうという術式になっています。しかもそのトレースのレベルが通常の投射呪法と比較しても恐ろしく細分化され、細胞1つ単位でトレース出来なければいけないという仕組みになっています。

細胞レベルでフリーズする細胞とそうではない細胞が出る事により、身体がズレてしまい結果的に身体が自壊してしまうという攻撃性さえも持った強さになったのです。ただこの領域展開「時胞月宮殿(じほうげっきゅうでん)」は直哉が発動したものであり、直哉だからこのような効果になったのか直毘人など他にも居たであろう歴代投射呪法の使い手が領域展開した場合「時胞月宮殿(じほうげっきゅうでん)」になっているのかは不明のままです。

投射呪法の弱点

投射呪法の強さは解説しましたが、同時に弱点も明確に存在している術式になっています。ここからは投射呪法の弱点をまとめてわかりやすく解説していきます。

弱点①制約が厳しい

ここまでわかりやすく解説してきたように肉弾戦においては無類の強さを発揮する投射呪法ですが、呪術廻戦作中の中で既にいくつかの弱点が解説されています。まず制約として存在する「1度作った動きを修正できない」点と「物理法則を無視した動きを作るとフリーズする」というのは紛れもない弱点です。上手く転用する事で弱点を相手に押し付ける事で利用する投射呪法ですが、それでも自身もそのリスクをはらみ続けています。

特に「1度作った動きは修正できない」というのは相手に対応された時にカウンター攻撃が来ると分かりながらも止まる事が出来ないので致命的な弱点であるとも言えます。呪術廻戦作中でも「天性のコマ打ちのセンスが必要」と言われているように厳しい制約を守った上で強さを発揮するタイプの術式なので誰が使っても強い術式であるというよりは使い手を選ぶ術式になっているのが弱点であるともいえます。

弱点②動体視力が高い者には看破される可能性がある

加えて投射呪法は動体視力の高い相手には不利である事も明らかになっています。一般的な動体視力ではとても相手を捉えきれないのですが、呪術廻戦の世界には「天与の呪縛(フィジカルギフテッド)」が存在するのです。実際にフィジカルギフテッドである真希は対直哉相手に投射呪法が1秒間に24分割している事まで見抜き、それを利用したカウンターで相手を倒しているのです。

また真希と同じく完全ではないものの天与の呪縛(フィジカルギフテッド)であると考えられる主人公の虎杖悠仁も完全に見抜いたわけではないものの、直哉と戦った際に「速いっちゃ速いけどなんかカクカクしてる」と投射呪法のスピードに対して違和感を覚えています。このように動体視力が異常に高い者相手の場合、そのスピードのトリックが見抜かれてしまうパターンがあるのです。

また投射呪法自体には攻撃力がなく、また連続使用し続ける事で真価を発揮するタイプの術式である事も弱点であるといえます。連続使用するという事は、その分相手に術式を見せる事にも繋がります。攻撃を受ける度にフリーズすることにもなるので相手も警戒心が強くなるのです。このように他の術式と比較して見られる事で看破される可能性もある術式だけに長期戦にはあまり向かないというのも投射呪法の弱点になっています。

弱点③身体が欠損するとイメージがし辛い

投射呪法を使いこなすには自身の身体をしっかりイメージするトレーニングが必要ですが、基本的には五体満足の状態をイメージする事になる為、相手の攻撃を受けて身体が欠損してしまうとイメージしづらくなってしまうという弱点も持っています。イメージに失敗するとフリーズしてしまう事から五体満足状態よりも術式の失敗率が上がってしまうのです。

実際に呪術廻戦作中で禪院直毘人が死因に繋がるようなダメージを受けてしまったのはこの弱点が理由になっています。渋谷事変の最中、陀艮の領域展開により右腕を欠損してしまった禪院直毘人、陀艮との戦いこそ、他の登場人物の活躍もあって残り越えますがその後に戦いとなった漏瑚戦において、右腕を失った影響からイメージに遅れて漏瑚の攻撃を避けきる事ができずに身体を焼かれてしまったのです。

戦いの中で全くダメージを負わずに戦う事は難しく、攻勢に出ている時には強く出れる投射呪法ですが、1度ダメージを受けてしまい身体を欠損してしまうと使いづらくなってしまうのが弱点であるといえます。

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投射呪法を使う禪院家を解説

禪院家の宗家

解説とかかれた画像

禪院家は長い歴史を持つ家であると同時に封建的な家柄を現代でも維持している家柄である為、宗家と分家に分かれています。26代目当主の禪院直毘人が生きている間、宗家として扱われてきたのが禪院直毘人とその直系の親族である直哉ら、それと禪院直毘人の弟である禪院扇とその親族である真希、真依の姉妹などが宗家に該当します。

ちなみに直哉には呪術廻戦作中では名前は登場していないものの他にも兄弟がいる事も明らかになっているので、直哉の兄弟も登場する事があれば宗家のメンバーとして数えられると考察されています。

禪院家の分家

禪院家には数多くの分家がありますが、宗家と1番近い分家と考えられるのが先代である25代目当主の禪院直毘人の兄の家系です。登場人物としては禪院甚壱、禪院家を出奔してはいるものの元は禪院家の人間である伏黒甚爾、伏黒甚爾の息子の伏黒恵などが該当します。

余談ですが具体的にどの分家に属するかは不明ながらも「炳」に属する長寿郎や蘭太、「躯倶留隊」の信朗などは直毘人の父以前に宗家から分家した分家の出身である事が明らかになっています。ちなみに禪院家では伏黒甚爾のような例外を除いて分家であっても基本的には「禪院」性を名乗るのが通例になっていると考察されています。

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禪院家のもう一つの相伝術式「十種影法術」を解説

十種影法術とは?

禪院家相伝の術式としては今回解説している投射呪法よりも古くから存在している術式が十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)です。影を触媒にして十種類の式神を召喚し操る術式で、呪術廻戦作中では伏黒恵が使用している術式です。影を触媒にするという性質上、応用力が非常に高い術式でもあり、呪具を格納させたり、落とし穴の要領で使用する事もできるなどしています。

禪院家の術式としての歴史は古く、少なくとも現代から500年前、江戸時代の慶長の頃に禪院家の当主を務めた人物が使い手であった事が明らかになっています。また既に明らかになっている部分以外にも術式としてのポテンシャルも高いのか、両面宿儺が唯一気にかける存在として伏黒恵に目をかけている要因になっているとも考察されています。

十種影法術の式神

十種影法術は解説したように十種類の式神を操る術式ですが、使役するには調伏の儀を済ませる必要があり、現代の使い手である伏黒恵はまだ全ての式神の調伏を終えていません。2020年10月現在までに使用された式神は二頭一対の犬の式神である「玉犬」の他、「鵺」「大蛇」「蝦蟇」「満像」「脱兎」の6種類であり、調伏出来ていない式神として「八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら)」が登場しています。

また十種影法術の式神は破壊されて特性を引き継いだり拡張術式で合体させて使用する事も可能であると解説れており、特性を引き継いだ2頭の玉犬が合わさった「玉犬 渾」や拡張術式により「鵺」と「蝦蟇」を合体させた「不知井底(せいていしらず)」などを伏黒恵は使用しています。ちなみに伏黒恵の場合、同時に呼び出せる式神は基本的に2体までとなっています。

十種影法術の領域展開

呪術廻戦作中で十種影法術の使い手である伏黒恵が領域展開したのが嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)です。まだ不完全である為、必中効果こそないものの、通常は2体までしか同時に呼ぶことが出来ない式神を3体以上同時に呼び出す事ができる領域展開になっています。これは領域展開によるステータス上昇効果によるものと考えられています。

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投射呪法を使う禪院家の当主は伏黒恵?

禪院家の当主は伏黒恵に決定?

呪術廻戦の物語開始当初~渋谷事変編までの間、禪院家の当主は禪院直毘人でした。しかし渋谷事変にて大ダメージを負い、生死の淵を彷徨う事になります。そして渋谷事変編終了後には作中で明確に死亡した事が確認され、禪院家の幹部である禪院扇、禪院直哉、禪院甚壱の3人立ち会いの元、遺言が発表され、結果的にその遺言によって禪院家の27代目当主が伏黒恵に決定する事になったのです。

既に解説したように伏黒恵は確かに禪院家の血を引いています。26代目である禪院直毘人は伏黒恵からみて大叔父に当たり繋がりは薄いものの、先代である25代目当主の孫に当たるので血統としては十分に当主になる可能性はあるのです。しかしそうだとしても他にも候補がいる中で何故わざわざ現状禪院家の人間ではない伏黒恵が当主に選ばれたのかは謎であるとされています。

禪院直毘人の遺言の内容

そもそも禪院直毘人の遺言は主に次期当主についてと禪院家の財産についての内容が記載されていました。まず前提となる遺言としては次期当主には直哉が指名され、財産は直哉が継承しつつもその使用には扇と甚壱のいずれかの承認が必要であるという内容になっています。わかりやすくいえば、相続こそ直哉が行いますが、お目付け役がいる状態であるという事です。この遺言通りにいけば当主は直哉になるはずでした。

しかしこの遺言には続きがありました。その続きの遺言とは五条悟が死亡或いは意思疎通が取れない場合に限り、当主として伏黒恵を禪院家に迎え入れ全財産を伏黒恵に相続させるというものです。そして奇しくも五条悟が渋谷事変で封印されてしまった事によりこの条件を満たす事になり伏黒恵が当主に指名される事になったのでした。

伏黒甚爾との誓約状の内容

さらに遡るとこの直毘人の遺言には伏黒恵の父である伏黒甚爾と禪院直毘人の間に過去に行われたとある誓約状が関係しているとされています。というのもまだ伏黒恵が幼い頃、伏黒甚爾は伏黒恵の呪術師としての才能を見抜いて禪院直毘人ととある交渉を行っているのです。その内容が術式の有無が確認できたら伏黒恵を禪院家に引き渡しても構わないという内容でした。

禪院家としては術式を持たない伏黒甚爾はともかくとしてもその子に術式があればぜひ回収したい所です。しかもそれが相伝の術式である「投射呪法」や「十種影法術」であれば尚更です。元々禪院家は優秀な術式を持つ者を家系に取り込む事で大きくなってきた歴史もあります。そして実際に伏黒恵は十種影法術の術式に目覚めています。この誓約状が履行されれば伏黒恵は禪院家に引き取られていてもおかしくありませんでした。

余談ですが、伏黒甚爾が息子の伏黒恵を禪院家に売った理由としてはお金が必要だったというのももちろんありますが、術式がある状態でなら禪院家でもマシに過ごせるだろうという思いもあったからだという事が明らかになっています。同時にやはり禪院家に対しては良いイメージはないようで渋谷事変で復活し伏黒恵と対峙した際には自身の息子だと気づいた上で名前を聞いて「禪院じゃないのか、良かったな」と発言しています。

何故伏黒恵が当主になるのに五条悟が条件?

伏黒恵が当主に選ばれた事も謎ですがそれ以上に謎であるとされたのが禪院家の跡継ぎ問題に何故条件として五条悟が関係しているのかという事です。これは上記の伏黒甚爾と禪院直毘人の間に結ばれた誓約状が履行される前に伏黒甚爾が五条悟によって殺される事になった事、そして伏黒甚爾が死の間際に五条悟にこの誓約状の存在を仄めかした事が関係しています。

これによりまだ幼かった伏黒恵は「将来呪術師になる事」を条件に呪術界の上層部から伏黒恵に資金援助をさせる事をし、伏黒恵が禪院家に引き取られるのを防いだのです。つまりこの五条悟の妨害がなければ伏黒恵は禪院家に引き取られていた可能性が高くなります。それは伏黒恵が高校生になった現在でも変わらず、五条悟というバックがいなければ伏黒恵は禪院家に引き取りたいと考えていたのではないかとされているのです。

伏黒恵がただの呪術師であればそこまではしなかったかもしれませんが、伏黒恵は禪院家の相伝術式である十種影法術をある程度使いこなしている程の器量もあり、呪術師としても将来有望な存在である事、また伏黒恵自身が他御三家との繋がりもある事も考慮されていると考察されています。これらの事から「五条悟がいない場合に限り」伏黒恵を当主とするという遺言になったのだと考察されています。

伏黒恵を当主に指名したのは直哉を当主にしたくなかったから?

また伏黒恵が選ばれた理由の別の理由としては伏黒恵を除いて1番の当主候補であった禪院直哉に当主の座を渡したくなかったという考えがあるのではないかという考察もあります。禪院直哉や禪院直毘人と同じく投射呪法の使い手ではありますが、現代に生まれたとは思えない程の男尊女卑の考えの持ち主であり、周囲からの評価もかなり低い状態にあったのです。

ただやはり相伝の術式を持っているというのは大きく呪術廻戦作中に他に相伝の術式を持っている者は登場していない事から直哉が最有力候補であると考えられていたのです。仮に直哉が当主になった場合、財産の扱いに条件がつくのに対し、伏黒恵の場合はその条件がない事などからも直哉の評価が著しく低かったのは明らかで、実際遺言を聞いた際に禪院甚壱は「伏黒恵なら直哉よりはマシ」とまで発言しています。

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投射呪法に関する感想や評価

ここからは既に呪術廻戦を視聴した人の投射呪法についての感想をネタバレありで紹介していきます。呪術廻戦の中でも登場回数の多い術式である投射呪法ですが、何度登場してもその仕組を理解できないとする声は非常に多いです。なんとなくは仕組みを理解しながらも説明できる程ではなく感覚的に理解しているという人も多くなっています。

呪術廻戦作中の仕組みに関する描写が足らないというよりは、基本的な仕組みこそ決まっているものの、使い手である禪院直毘人も禪院直哉もその基本の仕組みを応用して使っている事、例外的な動きであったり相手の対応であったりも同時に描かれる事で投射呪法の仕組みにだけ集中して読めない状態である事が仕組みを理解し辛い要因になっているという声も見られます。

投射呪法は仕組みこそ難解なものの、その強さは「スピードのアップ」と「相手をフリーズさせる事」であり効果はわかりやすくなっているのが良いという声が多くなっています。相性こそあるものの、どんな術式相手でもある程度戦える術式である点は評価できるという声も見られます。

ただ同時に術式だけでは五条悟や伏黒甚爾のような呪術師の中でも飛び抜けた存在には決して到達し得ない程良い強さになっているのが良いという声も多くなっています。亜音速で移動できるとはいってもそれも重ねてかけていった結果であり、瞬時にそこに到れるわけではない点など、強さと同時に制約の強さや制限の多さなどもしっかり描かれているのが良いという声もあります。

投射呪法は結果的に敗れてしまうパターンが多い術式ではありますが、決して弱くはなく、戦い方や戦うタイイングによっては勝てた可能性もある程に強さをわかりやすく示してくれているのが良かったという声も多いです。特に真希と直哉の戦いでは真希がフィジカルギフテッドを覚醒させた事で敗北していますが、投射呪法では絶対にフィジカルギフテッドに勝てないという描写ではなかった点は希望が持てたという声も多いです。

真希と直哉の戦いに関してはあくまでもあの時点での勝敗であって決して術式の優劣として描かれていないのが呪術廻戦の上手さだとする声もある状態です。特に投射呪法はわかりやすく弱点も存在しており、それらの弱点を上手く突かれた結果として敗北しており、わかりやすく相性が悪いだけでは片付けられない描写になっているのが良いとする声も多くなっています。

また投射呪法の領域展開はどうなるのか気になるという声も多くなっていました。必中であればスピードは必要なく、そもそも基本的には相手に作用させる術式ではない為、どのような領域展開になるのか想像出来ないとされていたのです。それが直哉と真希の戦いで直哉が領域展開を行った事で、「相手に触れる事で相手にも効果を強制する」部分が強制された形になっていた事で納得が言ったとする声が多くなる結果になりました。

ただこの領域展開が出た事で新たな疑問が増えたという声もあります。同じ術式なら領域展開もわかりやすく同じ効果のものになるのかといった声もありました。また、そもそも投射呪法自体も相手をフリーズさせる使い方の方をメインに使う術式であり、スピードを上げていく使い方は実は投射呪法の本領を発揮出来ていないのではないかなどとする新たな考察が生まれる結果になっています。

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投射呪法まとめ

呪術廻戦に登場する投射呪法は今回仕組みをわかりやすく解説したように現代におけるアニメーションの技法をそのまま術式に落とし込んだような術式で、歴史こそ浅いものの、非常に強力な事が明らかになっている術式です。特に相手をフリーズさせる効果は強力で、領域展開をするとその効果で相手の身体を自壊させる程になっています。

呪術廻戦作中では既に登場している使い手である禪院直毘人と禪院直哉はいずれも死亡してしまいましたが、元々が禪院家相伝の術式だけに今後新たな使い手が現れても不思議ではない術式になっています。今後新たな情報や特性が判明する事も十分にありえるので、投射呪法にも注目しながら呪術廻戦を視聴してみてはいかがでしょうか?

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