【文スト】坂口安吾はインテリな風貌の秘密情報員！年齢・異能力や声優は？

本記事では「文豪ストレイドッグス/文スト」に登場した坂口安吾を紹介していきます。坂口安吾のプロフィール・年齢・異能力や、織田作之助との関係性をネタバレしながらまとめていきます。また実在した小説家・坂口安吾の情報なども紹介していきます。

坂口安吾のプロフィール・年齢・異能力を知る前に、まずは「文豪ストレイドッグス/文スト」の基本情報を紹介していきます。文豪ストレイドッグスは2013年から連載されている漫画で、2016年からはアニメシリーズの放送がスタートしています。原作者の「朝霧カフカ」は愛媛県出身の漫画家・シナリオライターで、漫画家になる前は自動車会社でサラリーマンをしていたようです。

文豪ストレイドッグス/文ストの主人公は「中島敦」です。孤児院を追放された中島敦は飢餓状態でヨコハマを徘徊しており、川で命を絶とうとしていた太宰治と出会っています。中島敦は巨大な虎に変身する異能力を持っていますが、当初は自分の異能力を把握できていませんでした。モデルになった中島敦は1927年から1942年まで活動していた小説家で、「山月記」という作品が異能力のベースになっているようです。

文豪ストレイドッグス/文ストの坂口安吾は「内務省異能特務課」に所属しているキャラクターで、年齢は26歳です。若くして参事官補佐に上り詰めるほどの優秀な能力を持っており、情報収集と分析を得意にしている姿が描かれています。また肉体労働よりも頭脳労働が得意そうな見た目をしていますが、三重スパイを難無くこなすタフな一面も見せています。

文豪ストレイドッグス/文ストの「ポートマフィア」は港湾都市横浜を縄張りにしている凶悪なマフィアです。本編が始まる4年前に坂口安吾はポートマフィアに潜入しており、ポートマフィアの動向を特務課に報告していました。そのためポートマフィアの元幹部・太宰治とは友人関係である事が分かっています。

文豪ストレイドッグス/文ストの「坂口安吾」は1931年から1955年まで活動していた小説家がモデルになっています。坂口安吾は「近現代日本文学」を代表する小説家の1人で、生前には「巨勢博士」「日本文化私観」「白痴」「堕落論」などの作品を発表しています。父親は衆議院議員だったようで、晩年に生まれた息子は写真家になっているようです。

1951年から2013年には何度も坂口安吾を題材にした映画が制作されています。また2011年に放送されていたアニメ「UN-GO」では坂口安吾の「明治開化 安吾捕物帖」「復員殺人事件」をアレンジしたストーリーが描かれています。

プロフィール・年齢を知った後は、「文豪ストレイドッグス/文スト」に登場した坂口安吾の異能力を紹介していきます。異能力のモデルになった作品や、坂口安吾が所属している「内務省異能特務課」の情報をまとめていきます。

文豪ストレイドッグス/文ストの坂口安吾は「堕落論」という異能力を持っています。堕落論は「物に残った記憶を読み取る異能力」で、坂口安吾は「床に触れて犯人の逃亡経路を辿る」という使い方を見せていました。また「死の家の鼠」との戦いでは太宰治と協力してドストエフスキーを捕獲する活躍が描かれています。

堕落論は小説家・坂口安吾が1946年に発表した作品です。坂口安吾は「戦争に負けたから堕落するのではなく、人間には元から堕落する本性が備わっている」と考えていたようで、その考えが堕落論に纏められています。多くの作家・評論家から高い評価を受けており、坂口安吾の思想・生き方を決定付けた作品と言われています。

文豪ストレイドッグス/文ストの「内務省異能特務課」は特権的に異能力を使用する事を許可された組織で、表向きには存在しない事になっています。様々な分野に長けた凄腕のエージェントが所属しており、「闇瓦」という国内最強の対異能力制圧部隊を有しています。また強い権限を持つ事で司法省司法機関局とは仲が悪く、特務課の廃止を求めている人物も存在しているようです。

種田山頭火は「内務省異能特務課」の長官で、年齢は50歳です。自由奔放な性格をしており、本編が始まる前に太宰治を「武装探偵社」に推薦しています。作中で使用している「鉄鉢の中へも霰」は「自分の近くで異能力が発動した時に性質を瞬時に理解する」という異能力です。種田山頭火は1990年代に活動していた俳人で、本名は「種田正一」です。

辻村深月は「内務省異能特務課」の新人エージェントで、年齢は24歳です。暴走の可能性がある綾辻行人を監視する任務を受けており、「4048」というコードネームを与えられています。とあるスパイ映画の主人公に憧れているようで、気合を入れる時には主人公と同じ言葉を呟いています。2004年から活動している小説家がモデルになっており、「きのうの影踏み」という異能力を使用しています。

文豪ストレイドッグス/文ストの辻村深月は母親と娘が同じ名前で、母親は「内務省異能特務課」の局長補佐を務めています。過去に大勢の異能犯罪者を葬っており、命を狙う人物が増えた事で死を偽装しています。現在は特務課の機密拠点に住んでおり、娘に異能力を譲渡した事が分かっています。

文豪ストレイドッグス/文ストでは「村社八千代」というキャラクターが坂口安吾の側近を務めています。村社八千代は「黒い刀鞘」を履いているキャラクターで、モデルは坂口安吾の小説・裏切りと予想されています。青木卓一も坂口安吾の側近で、優れた拳銃技術と体術を使用しています。青木卓一のモデルは坂口安吾の小説・吹雪物語と予想されています。

プロフィール・年齢・異能力を知った後は、アニメ「文豪ストレイドッグス/文スト」で坂口安吾の声を演じている声優を紹介していきます。声優のプロフィール・経歴や、過去に出演した作品をまとめていきます。坂口安吾の声優は様々なアニメで主人公を演じているようです。

アニメ「文豪ストレイドッグス/文スト」で坂口安吾の声を演じているのは声優の福山潤です。福山潤は大阪府出身で、1997年から声優活動を行っている人物です。年齢は2022年9月時点で43歳で、ファンからは「じゅんじゅん」という愛称で呼ばれています。デビュー当時は「青二プロダクション」に所属していましたが、2018年に所属事務所を離れて自身の事務所を立ち上げています。

声優・福山潤はアニメ「コードギアス反逆のルルーシュ」で「ルルーシュ・ランペルージ」というキャラクターを演じています。ルルーシュは本作の主人公で、天才的な頭脳を持つキャラクターです。神聖ブリタニア帝国の皇子ですが、支配された日本人を解放に導く「ゼロ」という顔を持っています。劇場版では「Cの世界」の理が乱れた事で精神が不安定になっています。

声優・福山潤はその他にも、「あひるの空」「転生したらスライムだった件」「双星の陰陽師」「キングダム」「暗殺教室」「裏切りは僕の名前を知っている」などのアニメでキャラクターの声を演じています。学生時代に好きだった女の子が声優を目指していたようで、それが声優になったきっかけのようです。また2009年からは音楽活動を開始しており、同年代の声優と「DABA」というユニットを結成しています。

プロフィール・年齢・声優を知った後は、「文豪ストレイドッグス/文スト」で描かれた坂口安吾と太宰治・織田作之助の関係性を紹介していきます。また織田作之助が死亡した理由をネタバレしながら解説していきます。

本編が始まる前に坂口安吾はポートマフィアに潜入しており、その時に太宰治・織田作之助と出会っています。意気投合した3人は友人関係になっていますが、坂口安吾の目的は「森鷗外の監視」だったため、3人はいつか決別する運命にありました。そんな中、海外の異能犯罪組織・ミミックが日本に入国したという情報が舞い込んできます。

森鷗外は「ポートマフィア」の首領で、ミミックを日本に引き入れたのは森鷗外である事が判明しています。森鷗外は「異能開業許可証」を得るためにミミックを入国させており、それに応じた特務課は坂口安吾をミミックに潜入させています。また森鷗外はミミックの指揮官と織田作之助を戦わせるために、織田作之助が養っていた子供たちの情報をリークしています。

坂口安吾は特務課の命令でミミックに潜入していましたが、正体が露呈した事でミミックに囚われてしまいます。また織田作之助が救出に現れましたが、その時に坂口安吾が自分の正体を明かしています。そして織田作之助はミミックの指揮官との戦いで命を落としており、この事件が太宰治がポートマフィアを抜けるきっかけにもなっています。

本編が始まる前の太宰治はポートマフィアの最年少幹部で、その時には芥川龍之介の上司兼教育係でした。また中原中也とは相棒の関係で、2人は一晩で敵のアジトを壊滅させた事で「双黒」と呼ばれていました。ポートマフィアを抜けた太宰治は2年ほど地下に潜った後に武装探偵社に入社した事が分かっています。坂口安吾とは現在も良好な関係を築いているため、敵との戦いでは共闘する姿が描かれています。

坂口安吾・太宰治・織田作之助は同年代に活動していた小説家で、当時は世間から「無頼派」と呼ばれていました。また座談会で面識を持ったようで、それからもプライベートで懇意にしていたようです。太宰治は1948年に自ら命を絶っており、坂口安吾も同じ時期に鬱病を患っていたと言われています。

織田作之助は1947年に結核で亡くなっています。坂口安吾・太宰治よりも先に亡くなっているため、そのような経歴も文豪ストレイドッグスの設定に反映されているようです。また太宰治は入水して命を落としているため、文豪ストレイドッグスの冒頭で入水している姿が描かれています。そのため現実世界をリアルに表現した場合には坂口安吾が最後まで生き残るのかもしれません。

アニメ声優のプロフィールや太宰治・織田作之助との関係を知った後は、「文豪ストレイドッグス/文スト」に登場した坂口安吾に関する感想をまとめていきます。文ストは累計発行部数1000万部を突破している大ヒット作品のため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。

文豪ストレイドッグス/文ストの坂口安吾はインテリ風のイケメンキャラクターのため、読者・視聴者から「坂口安吾はかっこいい」という感想が挙がっているようです。また実在した小説家・坂口安吾と似ている部分があって面白いという感想も挙がっているようです。

本記事で紹介したように、アニメ「文豪ストレイドッグス/文スト」では声優の福山潤が坂口安吾の声を演じています。そんな福山潤の声と坂口安吾のキャラクターのイメージが合っているという感想が挙がっているようです。また福山潤は細身のイケメンキャラクターが似合うという感想も挙がっているようです。

本記事で紹介したように、「文豪ストレイドッグス/文スト」では坂口安吾・太宰治・織田作之助の過去が描かれています。そんな3人の過去が泣けるという感想や、坂口安吾を許す2人が優しいという感想が挙がっているようです。また本編でも3人が共闘する姿を見たかったという意見も挙がっているようです。

本記事では「文豪ストレイドッグス/文スト」に登場した坂口安吾のプロフィールを紹介していきましたがいかがだったでしょうか？坂口安吾の裏切りも織田作之助が死亡した理由になっていますが、裏切りは悪意があるものではなかったため、坂口安吾・織田作之助・太宰治の関係性が切ないという意見が挙がっているようです。そんな坂口安吾が登場した本作を見た事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧ください。