【文スト】小栗虫太郎はドストエフスキーに協力する隠滅屋!異能力や元ネタ・声優は?

こちらの記事では『文スト(文豪ストレイドッグス)』に登場するキャラクター・小栗虫太郎(虫くん)についてご紹介しています。『文スト(文豪ストレイドッグス)』の小栗虫太郎のプロフィールや異能力・完全犯罪、元ネタとなった文豪やアニメで声を演じた声優について知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。また江戸川乱歩との戦いやその後についてもご紹介しているので、小栗虫太郎の登場シーンの内容を知りたい人もチェックしてみてください。

【文スト】小栗虫太郎はドストエフスキーに協力する隠滅屋!異能力や元ネタ・声優は?のイメージ

目次

  1. 文ストの小栗虫太郎はドストエフスキーに協力する隠滅屋
  2. 文ストの小栗虫太郎の異能力や元ネタ
  3. 文ストの小栗虫太郎のアニメ声優
  4. 文ストの小栗虫太郎の活躍をネタバレ
  5. 文ストの小栗虫太郎に関する感想や評価
  6. 文ストの小栗虫太郎まとめ

文ストの小栗虫太郎はドストエフスキーに協力する隠滅屋

『文スト(文豪ストレイドッグス)』で七號機関から始まり、ドエトエフスキー、武装探偵社と様々な機関と協力関係にあった小栗虫太郎(虫くん)。こちらの記事ではそんな小栗虫太郎のプロフィールや異能力・完全犯罪についてや、各機関との関係性などについてご紹介していきます。その前にまずは小栗虫太郎(虫くん)が登場する作品『文スト(文豪ストレイドッグス)』の作品概要や簡単なあらすじについてご紹介していきます。

文スト(文豪ストレイドッグス)の作品情報

文スト(文豪ストレイドッグス)の概要

  • 原作・原案:朝霧カフカ
  • 作画:春河35
  • 出版社:KADOKAWA
  • 掲載誌:ヤングエース
  • レーベル:角川コミックス・エース
  • 発刊期間:2012年12月4日~連載中(2022年9月現在)
  • 巻数:22巻(2022年9月現在)
  • アニメ放送期間:2016年4月7日~2023年1月放送予定(第4シーズン)
  • アニメ話数:全12話(第1シーズン)、全13話(第2シーズン)、全12話(第3シーズン)

小栗虫太郎(虫くん)が登場する『文スト(文豪ストレイドッグス)』は、2013年から漫画雑誌・ヤングエースで連載が開始された異能力バトルアクション漫画です。作者は原作・原案を担当する朝霧カフカ先生と作画を担当する春河35先生で、本編の他にも『文豪ストレイドッグス わん!』『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』『文豪ストレイドッグス BEAST』といったスピンオフ作品も登場しています。

また『文スト(文豪ストレイドッグス)』は上記にあげた漫画作品の小説版なども登場しており、漫画派の人も小説派の人も楽しめる作品となっています。2016年からはテレビアニメが放映され、2023年1月には第4シーズンが放送される予定となっており、アニメファンからも人気の作品として話題です。

『文スト(文豪ストレイドッグス)』では異能力を持ったキャラクターたちが大勢登場し、それぞれ「武装探偵社」「ポート・マフィア」など異能力を持つ者を集めた機関に所属しています。各機関の野望や正義を掲げ、敵対する相手と戦うバトル作品として人気のほか、登場キャラクターが実在の文豪たちが元ネタとなっていることから、文学作品好きにも注目されている作品です。

文スト(文豪ストレイドッグス)のあらすじ

孤児院を追い出され途方に暮れていた中島敦は、自殺を謀るため川までやってくると太宰治という青年に出会います。川に流されていた太宰を助け出した敦は、その後も不思議な縁で繋がった太宰と共に過ごすことになります。太宰が所属している「武装探偵社」の一員となった敦は、その後、武装探偵社と敵対するポート・マフィアやギルドといった組織と対峙していくことになるのでした。

小栗虫太郎(虫くん)のプロフィール

  • 異能力:完全犯罪
  • 年齢:26歳
  • 誕生日:3月14日
  • 身長:178センチ
  • 体重:56キロ
  • 血液型:A型
  • 好きなもの:知識、神秘
  • 嫌いなもの:汚い身なり、夏、雷、探偵
  • 声優:草尾毅

『文スト(文豪ストレイドッグス)』に隠滅屋として登場したキャラクター・小栗虫太郎(虫くん)。元々は犯罪組織・七號機関にいた小栗虫太郎(虫くん)ですが、その後、殺人結社・天人五衰のドエトエフスキーに協力し、さらにその後には武装探偵社の協力人となるという経歴を辿っています。

過去に七號機関や天人五衰といった裏組織と縁があったのは、小栗虫太郎(虫くん)が持つ異能力・完全犯罪がそのような組織にとって都合が良いものだったからで、『文スト(文豪ストレイドッグス)』の作中では完全犯罪の能力を使って太宰治の過去も改変しています。推理小説家の横溝正史を元ネタとするキャラクター・ヨコミゾとは学生時代からの友人で、ヨコミゾからは「虫くん」と呼ばれています。

小栗虫太郎とドストエフスキーの関係

こちらでは『文スト(文豪ストレイドッグス)』の登場キャラクター・小栗虫太郎(虫くん)と、19世紀のロシアの小説家フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキーを元ネタとするドエトエフスキーとの関係をご紹介していきます。小栗虫太郎(虫くん)とドエトエフスキーが出会ったのは小栗虫太郎(虫くん)が犯罪組織・七號機関に監禁されていた時でした。

小栗虫太郎(虫くん)は自分を監禁し強制的に犯罪の隠蔽工作をさせていた七號機関を憎んでいました。そんな時、ドエトエフスキーが小栗虫太郎(虫くん)の前に現れ協力を迫ります。協力することと引き換えに七號機関から逃がしやると取引を持ちかけられた小栗虫太郎(虫くん)は、その交渉に乗じ自分の異能力・完全犯罪を使ってドエトエフスキーに協力します。

しかし、ドエトエフスキーがわざと逮捕された後、小栗虫太郎(虫くん)を海外に脱出させるという計画でしたが、ドエトエフスキーは自分と同じく天人五衰に所属するゴーゴリをけしかけ小栗虫太郎(虫くん)を裏切ります。その後、小栗虫太郎(虫くん)は再び監禁され、ゴーゴリの陰謀の手伝いをすることとなるのでした。

アニメ「文豪ストレイドッグス」新シーズン公式サイト

文ストの小栗虫太郎の異能力や元ネタ

小栗虫太郎の異能力は「完全犯罪」

実在の小説家・小栗虫太郎を元ネタとする『文スト(文豪ストレイドッグス)』のキャラクター・小栗虫太郎(虫くん)。『文スト(文豪ストレイドッグス)』では、元ネタとなる作家の代表作品が異能力の名前として使われていますが、小栗虫太郎(虫くん)の異能力の元ネタは「完全犯罪」という短編小説集のタイトルが使用されています。

『文スト(文豪ストレイドッグス)』での完全犯罪の能力は、元ネタの言葉の通り犯罪の証拠となるものを完全に消し去る能力で、過去には坂口安吾に依頼され太宰の犯罪履歴を消去したこともあります。そんな完全犯罪の能力は多くの裏組織にとって都合のいい能力のため、小栗虫太郎(虫くん)は様々な組織から狙われる身となってしまったのでした。

小栗虫太郎の元ネタ

『文スト(文豪ストレイドッグス)』で七號機関、天人五衰を経て武装探偵社の協力者となった小栗虫太郎(虫くん)。そんな彼の元ネタとなった文豪は1900年代前半に活躍した作家・小栗虫太郎先生です。『文スト(文豪ストレイドッグス)』の小栗虫太郎(虫くん)の異能力・完全犯罪の元ネタとなった作品は小栗虫太郎先生の短編小説集のタイトルだと上記でご紹介しました。

小栗虫太郎先生は他にも推理小説の三大奇書の1つだと名高い『黒死館殺人事件』や、秘境探検小説の『人外魔境』なども執筆されています。小説家として執筆を始めたのは20代前半からで、父の遺産を使って設立した印刷所を経営しながらの創作活動となりました。『文スト(文豪ストレイドッグス)』で異能力として登場した作品・完全犯罪が発表されたのは1933年で、小栗虫太郎先生が32歳の時でした。

その後も様々な名著を残した小栗虫太郎先生ですが、脳出血により44歳の若さでこの世を去られています。『文スト(文豪ストレイドッグス)』に登場した友人のヨコミゾの元ネタは、小栗虫太郎先生と実際に所縁の深い小説家・横溝正史先生のことで、小説・映画・演芸・スポーツなどの様々な話題を掲載した雑誌・新青年で共に作家として活動されていました。

新青年で連載を持っていた横溝正史先生が喀血で倒れた際には、小栗虫太郎先生が代打で小説を掲載しており、その作品というのが異能力として『文スト(文豪ストレイドッグス)』に登場している"完全犯罪"でした。その後も一緒に食事に行くなど懇意にしている様子が目撃されています。

小栗虫太郎と七號機関の関係

『文スト(文豪ストレイドッグス)』の物語で小栗虫太郎(虫くん)が始めに所属していた機関・七號機関。政府の犯罪をもみ消すための機関である七號機関では、小栗虫太郎(虫くん)が自ら志願して力を使っていたわけではなく、監禁され強制的に異能力を使わされていたのでした。その際に出会った坂口安吾に太宰治の犯罪の経歴を抹消するよう依頼され実行に移しました。

その後、七號機関とは手を切りドエトエフスキーと共に行動するようになる小栗虫太郎(虫くん)ですが、坂口安吾との接触を断たせたかったドエトエフスキーによって、坂口安吾が七號機関の長であると嘘を吹き込まれていたのでした。

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文ストの小栗虫太郎のアニメ声優

草尾毅のプロフィール

  • 誕生日:1965年11月20日
  • 血液型:B型
  • 身長:165センチ
  • 出身地:埼玉県
  • 事務所:青二プロダクション

アニメ『文スト(文豪ストレイドッグス)』で犯罪の証拠を消す"完全犯罪"の能力を使う異能者・小栗虫太郎(虫くん)の声を演じた声優は、これまでにも『ドラゴンボールZ』のトランクスの声優、『スラムダンク』の桜木花道の声優、『ケロロ軍曹』のドロロ兵長の声優など様々な人気キャラクターを演じられてきた声優・草尾毅さんです。

草尾毅さんは1990年代のアニメやゲーム作品で活躍されている声優で、声優としての知名度が広まってきたのは1989年に放映された『鎧伝サムライトルーパー』の真田遼(烈火のリョウ)の声優を務めたことだったそうです。またこの作品でメインキャラクターを務めた男性声優5人で結成した音楽ユニットのCDの売上げ枚数は70万枚以上を記録し、その売上げ金額は12億円を達成しました。

アニメ作品では熱血系の主人公や情に厚いキャラクターの声優を務めることが多い傾向にありますが、『D・N・ANGEL』のクラッドのようなクールなキャラや狂気を孕んだキャラクターなども演じ分けられています。下記の項目ではこれまでに草尾毅さんが演じられてきたメインキャラクターをご紹介しているので、興味のある人はそちらもチェックしてみてください。

草尾毅の主な出演作品や演じたキャラ

  • コーザ、ハグワール・D・サウロ、青年期のゴール・D・ロジャー(ONE PIECE)
  • 甲斐(AKIRA)
  • 蛮骨(犬夜叉)
  • マオ(コードギアス反逆のルルーシュ)
  • 紅孩児(最遊記)
  • 西園寺莢一(少女革命ウテナ)
  • 東龍司(Free!-Dive to the Future-)
  • サリエル(よんでますよ、アザゼルさん。)
  • 忍田真史(ワールドトリガー)
  • 狼星座の那智(聖闘士星矢)

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文ストの小栗虫太郎の活躍をネタバレ

ネタバレ①江戸川乱歩に敗北する

『文スト(文豪ストレイドッグス)』の物語で武装探偵社と戦った小栗虫太郎(虫くん)。その相手は江戸川乱歩でした。余命短いヨコミゾの願いを叶えるため、犯罪に手を染めその願いを叶えた小栗虫太郎(虫くん)。しかしそこへ江戸川乱歩が現れ、事件のヨコミゾの死の真相を解き明かします。

ヨコミゾの人生をかけた自殺劇をズバリ言い当てられてしまった小栗虫太郎(虫くん)ですが、異能力・完全犯罪でヨコミゾの死の真相に結びつけられる証拠は残っていませんでした。小栗虫太郎(虫くん)は証拠がないことで余裕の態度を見せますが、江戸川乱歩がヨコミゾが命をかけて残した生涯最後の原稿の真相を公表すると口にすると、小栗虫太郎(虫くん)は観念し自首することにします。

ネタバレ②武装探偵社に助けられる

江戸川乱歩との戦いの後、殺人結社・天人五衰のゴーゴリに拉致されてしまった小栗虫太郎(虫くん)。ゴーゴリは過去に小栗虫太郎(虫くん)が消滅させた太宰治の犯罪歴を元に戻すよう、拷問を与えつづけました。そしてとうとうゴーゴリの望み通り、もみ消した太宰治の犯罪の証拠を元に戻してしまった小栗虫太郎(虫くん)。

用済みになった小栗虫太郎(虫くん)は再び監禁されてしまいます。そこへ現れたのは小栗虫太郎(虫くん)の持つ情報を聞き出すために彼を捜していた中島敦と泉鏡花。小栗虫太郎(虫くん)をその場から逃がそうとする中島敦と泉鏡花ですが、そこに坂口安吾が姿を現します。

政府側の人間である坂口安吾の登場に警戒する小栗虫太郎(虫くん)一行でしたが、坂口安吾は太宰治の協力者であり小栗虫太郎(虫くん)たちを逃がすため手を貸すのでした。その後、武装探偵社にドエトエフスキーや天人五衰に関する情報を明かした小栗虫太郎(虫くん)は、エドガー・アラン・ポオの屋敷に匿われ、武装探偵社の協力者となったのでした。

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文ストの小栗虫太郎に関する感想や評価

こちらのツイートでは『文スト(文豪ストレイドッグス)』の小栗虫太郎(虫くん)と江戸川乱歩のバトルがミステリ性が高くて良かったと感想をあげられています。どちらも元ネタとなった文豪は著名なミステリ作家。『文スト(文豪ストレイドッグス)』での2人の戦いに現役ミステリ作家の綾辻行人さんも注目されていたようです。

『文スト(文豪ストレイドッグス)』では文豪たちを元ネタにしたキャラクターが大勢登場しますが、中には出演しない文豪もいます。文学好きの人は自分の好きな作家が『文スト(文豪ストレイドッグス)』に登場するのか気になっている人も多いようです。小栗虫太郎(虫くん)は登場回があったため、小栗虫太郎先生の作品ファンの人にとっては喜ばしいことです。

こちらでは『文スト(文豪ストレイドッグス)』の小栗虫太郎(虫くん)とヨコミゾの登場シーンが良かったという感想が見られています。現実の作家・小栗虫太郎先生と横溝正史先生も交流があった人物として知られているため、2人のエピソードを知っている人にとっては嬉しいストーリーだったようです。

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文ストの小栗虫太郎まとめ

以上、『文スト(文豪ストレイドッグス)』に登場する隠滅屋・小栗虫太郎(虫くん)についてご紹介してきました。小栗虫太郎(虫くん)は犯罪の証拠を消す能力・完全犯罪を使う異能力者で、過去には太宰治の犯罪の経歴を消したこともある人物。しかし殺人結社・天人五衰のゴーゴリの圧力によってその事実は再生されてしまいました。

武装探偵社のメンバーの中では江戸川乱歩との戦闘シーンが描かれ、その後は江戸川乱歩の友人であるエドガー・アラン・ポウの屋敷にて匿われることになりました。『文スト(文豪ストレイドッグス)』は2023年1月から4シーズン目となるアニメが放送予定となっているので、『文スト(文豪ストレイドッグス)』ファンの人はそちらも視聴してみてはいかがでしょうか?

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