【文スト】芥川龍之介の死亡シーンと死因をネタバレ考察！吸血鬼になって生きてる？

『文豪ストレイドッグス(文スト)』に登場する芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)は、当初主人公・中島敦の前に最強の敵として登場したものの、敦との共闘を通して徐々に敦の頼れる味方となっていきました。しかし、作中ではそんな芥川の死亡シーンが描かれています。正確には吸血鬼化しているため、生きてるのか、死亡してるのか？曖昧な状態です。そこで、ここからは芥川の死亡シーンや死因をネタバレ考察していきます。

『文豪ストレイドッグス(文スト)』は原作・原案を朝霧カフカが、作画を春河35がそれぞれ担当し描かれた異能力バトルアクション漫画です。2012年12月4日よりヤングエース(KADOKAWA)にて連載され、2022年3月時点では単行本22巻が刊行されています。また2016年からアニメ第1シーズンが放送され、その後第2・第3と放送されました。2023年1月には第4シーズンの放送が予定されています。

ここでは文ストのあらすじを簡単にまとめていきます。本作の主人公は虎に変身できる異能力「月下獣」の持ち主である中島敦です。ひょんなことから異能集団・武装探偵社に入社することとなった敦ですが、なぜか海外の異能団体から莫大な懸賞金がかけられていました。当記事で紹介する芥川龍之介はヨコハマの港を縄張りにするポートマフィアの構成員で、その懸賞金を目当てに敦を狙うも…

• 名前：芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)
• 誕生日：3月1日
• 年齢：20歳
• 身長/体重：172cm/50㎏
• 血液型：A型
• 好きなもの：花、無花果、書畫骨董
• 嫌いなもの：蜜柑、犬、盆栽、風呂、蚕豆

文ストに登場する芥川龍之介は、主人公が所属する武装探偵社と対立するポートマフィアの遊撃隊長です。一人称は「僕(やつがれ)」。外見は白い肌と黒い外套が特徴的です。

芥川龍之介は躊躇いなく人を殺害し、その証拠隠滅のために時限式の爆弾で一般人を巻き込むなど冷酷非情な性格をしています。また戦闘狂でもある反面、書畫骨董を好むなど美術に対して関心があるという意外な一面がありました。冷酷非情な性格と一匹狼のような雰囲気によって周囲から畏怖されていますが、部下や仲間に対する思いやりは熱く、かなりの激情家でもあります。

もはや物語において一強敵では収まらない重要人物となった芥川龍之介。無表情かつ無感情にも思えますが、太宰が絡むと途端に感情がむき出しになってしまうところがあり、そんな人間らしい部分が読者からの人気を集めていました。そこで気になるのが、芥川の死亡シーンと死因です。ここからは芥川の死亡シーンと死因をネタバレありで考察していきます。

ここからは芥川龍之介が死亡した経緯をネタバレしていきます。まず、芥川が死亡するきっかけを生んだのが、近く逮捕される自分に代わる目になるよう太宰から頼まれたことです。その後、太宰はポートマフィア時代の罪状を挙げられ、軍警最強の特殊部隊「猟犬」に捕まってしまいました。

さらに、国家の転覆を狙うテロ組織「天人五衰」のメンバーであるドストエフスキーが、現実改変能力のある「白紙の本」のページの力で武装探偵社をテロリストに仕立て上げます。芥川はそんな武装探偵社と別行動をとっていた敦を太宰の目として尾行していました。

一方、敦は江戸川乱歩の策略とモンゴメリーや坂口安吾たちの助力によって武装探偵社のメンバーを救い出します。その後太宰を捕まえた猟犬の隊長である福地桜痴との接触を試みました。しかし福地こそが武装探偵社をテロリストに仕立て上げた天人五衰の首領だったのです。こうして敦は福地の正体を知ったために窮地に立たされてしまいます。そんな敦の前に現れたのが芥川でした。

敦の前に芥川が現れたことにより、芥川と敦は共闘することになりました。福地との戦いでは絶妙なコンビネーションを見せ、いよいよ福地を撃退するかに思えた時、福地が最後の切り札「神刀・雨御前」を使用します。

過去の時間を渡る雨御前を使用した福地は、自身がやられる瞬間に雨御前を敦に突き立てて逆転勝ちしました。それによって一気に絶体絶命の危機に立たされることとなった二人。そこで、芥川は敦を逃がすために最後の力を振り絞って福地と戦い、最後に福地の凶刃に倒れることとなりました。こうして芥川は死亡したかに思われましたが、福地が芥川を吸血鬼に変えてしまいます。

福地が持ってきた棺に眠っていた天人五衰のメンバーであるブラム・ストーカーは、福地の命令で芥川を吸血鬼に変えていました。では、吸血鬼になった芥川は生きてるのか？それとも死んでいるのか？現時点では分かりません。また芥川が吸血鬼から元の人間に戻るのかも不明です。

文ストの芥川はポートマフィア屈指の武闘派で、殺戮に特化した異能力の持ち主です。やはり死因となった福地との戦闘シーンを見て分かる通り、彼はかなりの強さを誇ります。そこで、ここからは芥川の異能力や強さ・戦績を見ていきましょう。

芥川龍之介の異能力は、身に纏う黒い外套の形を自由自在に変化させて操る「羅生門」です。主に黒い外套を黒獣に変化させ、空間そのものを喰らうほどの強力な攻撃を繰り出しています。ただ、異能の射程には服の面積に依存するという欠点があるため、どちらかというと中・後衛で真価を発揮する能力と言えるかもしれません。

芥川龍之介の羅生門は攻撃力と応用力が高い異能であるため、多種多様な技が使えます。技の名前とその詳細については次のとおりです。

• 黒獣を顕現させる技：羅生門・顎(アギト)
• 顎を複数生み出す技：羅生門・連門顎(らしょうもん・れんもんあぎと)
• 巨大な顎を出す技：羅生門・獄門顎(らしょうもん・ごくもんあぎと)
• 黒獣をかぎ爪のついた巨大な掌にする技：羅生門・叢(らしょうもん・むらくも)
• 棘上の形態にして敵を串刺しにする技：羅生門・早蕨(らしょうもん・さわらび)
• 無数の棘を出す技：羅生門・彼岸桜(らしょうもん・ひがんざくら)」
• 無数の帯状にして出す技：羅生門・黒波濤(らしょうもん・くとはとう)
• 羅生門を身に纏わせてパワードスーツのような形態にする技：羅生門・天魔纏鎧(らしょうもん・てんまてんがい)

1つ目にネタバレする芥川の戦闘シーンは、芥川が懸賞金のかかった敦を拉致したことをきっかけに始まった中島敦との戦いです。芥川によって拉致された敦は、鏡花と国木田の助力によって密輸船からの脱出に成功します。

しかし脱出後に鏡花が芥川に捕まってしまったため、敦は鏡花を助けるために芥川と対峙しました。敦は半人半虎となって近接戦に持ち込もうとしますが、外套を自由自在に操る芥川の異能力に翻弄されてしまいます。しかし、敦の異能を引き裂く虎の爪によって芥川を捕らえることに成功し、肉弾戦に持ち込みました。こうして芥川VS敦戦は敦の勝利に終わります。

2つ目にネタバレする芥川の戦闘シーンは、ナサニエル・ホーソーンとの戦いです。ナサニエル・ホーソーンは米国からやってきた異能集団「組合(ギルド)」の一人でした。ナサニエル・ホーソーンが自らの血液を操る「非文字」という異能力を使用するのに対し、芥川は外套を操る異能力です。

似通った能力を持つ二人ですが、ナサニエル・ホーソーンは血液を壁や敵に付着させ、数秒後に敵を襲わせるというトラップ的な攻撃方法ですが、芥川は外套を操ってパワー攻撃を仕掛けるという攻撃方法といった相違点があります。そんな二人の能力がぶつかり合った結果、芥川VSナサニエル・ホーソーン戦は芥川の勝利に終わりました。

3つ目にネタバレする芥川の戦闘シーンは、フィッツジェラルドとの戦いです。ナサニエル・ホーソーンが所属していたギルドは、空中要塞「白鯨」をヨコハマに落下させることで、ヨコハマ全体を焼却するという作戦を実行しようとしていました。敦はその作戦を中断させるべく白鯨に乗り込みます。そして白鯨の中を進んでいくうちに同じく白鯨に乗り込んでいた芥川と鉢合わせました。

以前はぶつかり合った二人ですが、ギルドの長であるフィッツジェラルドとの戦いに専念するため、二人は手を組むこととなります。その後二人は制御室で待ち受けていたフィッツジェラルドと対峙。

こうして敦＆芥川VSフィッツジェラルド戦となり、フィッツジェラルドは金や貴金属を等価にすることで身体能力を底上げするという異能力を使って芥川と敦を蹴散らしていきます。しかし芥川が敦の腕に羅生門を纏わせることで生み出す合体技「虎叢」によってフィッツジェラルドを倒しました。

ポートマフィアの禍犬と呼ばれるほどの戦闘狂である芥川ですが、その性格に大きな影響を及ぼしたのが過酷な環境下で生き抜いてきた芥川の過去です。果たして芥川はどのような過去を持っているのか？ここからは芥川の過去をネタバレするのでぜひご覧ください。

芥川は元々浮浪児で、仲間とともにヨコハマの街をさまよっていました。そしてある日、ポートマフィアの下部構成員たちに芥川の仲間が殺されてしまいます。仲間を殺された芥川は、ポートマフィアに復讐を誓いました。その後少年の身でありながらも、異能によって大人並みの戦闘力を持っているという自負もあって、芥川はポートマフィアに単身で戦いを挑むことにしました。

ポートマフィアに戦いを挑むことにした芥川でしたが、実際に敵を殺したのはポートマフィアの幹部となったばかりの太宰治でした。芥川の異能力「羅生門」が暗黒街で評判になっていたため、太宰は彼を勧誘するべく、その手土産として代わりに芥川の敵を討ったのです。その後太宰は芥川の勧誘に成功したは良いものの、芥川の向こう見ずな性格に手を焼いてしまいます。

マフィア最強の能力になると見込んでいた太宰でしたが、なかなか防御の技を覚えようとしない芥川のことを鞘のない刀剣と評価するようになりました。そこで、太宰は芥川の性格を矯正させるため、芥川に「飲み込みが悪い」「役に立たない」などの言葉を向けるなど、非常に厳格な「教育」を施しますが、荒事を専門とするポートマフィアという環境下に置かれていた影響で芥川はどんどん戦いにのめり込んでいきました。

芥川の死亡シーンや死因、その後生きてるのかをネタバレありで考察しましたが、彼は主人公・中島敦と深い関係を築いている人物であるため、生きてる可能性が高いと言えます。では、ここから芥川と中島敦との関係性を見ていきましょう。また芥川はポートマフィアの傘下、武闘派組織「黒蜥蜴」の銀とも深い関係があるため銀との関係性も紹介します。

芥川は文ストの主人公である中島敦とライバル関係にあります。敦と衝突するきっかけを生んだのが、ポートマフィア時代に芥川を指導していた太宰治です。太宰は芥川よりも敦の方が飲み込み早く優秀だと言いました。太宰を尊敬していた芥川はその言葉を受け、敦に対して敵意を燃やすようになります。芥川と敦は性格が正反対だったため、それが二人の衝突に拍車をかけました。

敦をライバル視すると同時に執着していた芥川ですが、敦の孤児院時代に虐待を受けた過去を知ります。心に闇を抱えていた敦は、芥川と関わっていくうちに彼が持つ繊細な内面に気付き、いつしか二人は似た者同士として心を通わせるようになりました。

そしてネタバレしたフィッツジェラルドとの戦闘シーン以降、二人は徐々にコンビを組んで戦うようになります。戦闘シーンでは中・遠距離の攻撃を得意とする芥川が半人半虎に変身して近接戦を繰り出す敦の支援に徹しており、二人のコンビネーションは意外なほど息が合っていました。

二人はその息の合ったコンビネーションにより合体技まで繰り出しています。その合体技というのが、羅生門を半人半虎となった敦に纏わせることで、叢と敦の純粋な力を合わせた強力なパワー攻撃を繰り出す合体技「月下獣羅生門(とらむらくも)」と、羅生門を敦の虎の爪と合体させることで爪の長さを伸ばして鋭くする合体技「月下獣羅生門 黒虎絶爪」の二つです。

自分や中原のような異能者によるコンビ「双黒」の後継者を欲していた太宰は、芥川と敦をその候補にしようとしていました。では、なぜ太宰は芥川を罵ることで、敦をライバル視させようとしたのか？おそらく、太宰は芥川の性格上の欠点や弱さを克服させるためには、違うタイプの人間と対決させ、戦いや敗北を通じて己の欠点と弱さを痛感させようとしたのだと考えられます。

かつて浮浪児として暗黒街を渡り歩いていた芥川ですが、彼には妹がいます。それが、ポートマフィア傘下の武闘派組織「黒蜥蜴」の十人長・銀です。口元をマスクで隠しているため、一見では分かりませんが、その姿は花袋から「黒髪の撫子」と絶賛されるほどの美貌の持ち主でした。ちなみに、作中では銀が芥川の妹だと知った樋口が、銀に「お義姉さん」と呼ばせようとするシーンが描かれています。

銀に「お義姉さん」と呼ばせようとするシーンが描かれていることから分かる通り、樋口は芥川に想いを寄せています。作中では重傷で敵対組織に拉致された芥川を単身で救出に向かい、命懸けで守ろうとするシーンが描かれていることから、彼に対して強い恋愛感情を抱いていることが窺えます。

『文豪ストレイドッグスBEAST』では、芥川龍之介が主人公として登場しています。『文豪ストレイドッグスBEAST』は文ストの原作・原案を担当している朝霞カフカが書いた小説を原作に、全4巻で漫画化されており、さらに2022年1月7日には実写映画が公開されました。本作の最大の特徴は、芥川が武装探偵社に入社したのに対して敦がポートマフィアの構成員になっているという、芥川と敦の立場が逆になっていることです。

太宰はポートマフィアの首領となっており、敦は本編と同様に太宰の弟子となっています。一方、芥川は武装探偵社の一員となった織田作之助の弟子となっていました。本編では単独行動する癖や異能力を用いて躊躇いなく人を殺すような性格をしていた芥川でしたが、本作では宮沢賢治と農業に精を出したり、与謝野晶子の治療に怯えたりしています。

文ストの芥川龍之介の元ネタとなった人物は、大正時代の作家である芥川龍之介です。平安時代を舞台にした短編作品を多く執筆しています。また『煙草と悪魔』のようなキリシタンを題材にした怪奇小説も執筆していました。ちなみに文ストでは芥川の師が太宰となっていますが、実際の芥川の師は夏目漱石です。

ここまで文ストの芥川龍之介の死亡シーンと死因をネタバレし、生きてるのかを解説しました。さらに、芥川の異能力や強さ・戦績、過去、主人公の中島敦や銀との関係をネタバレすることで、吸血鬼化した芥川がその後どうなるのかを見てきました。では、ネット上では文ストの芥川の死因や吸血鬼化、生きてる可能性についてどのような声があがっているのか？最後に芥川にについて寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

文ストに登場する芥川龍之介の生存説に関する声があがっています。どうやらこの方は芥川が生きてるのか気になっているようです。芥川が生きてることに期待されていることから、芥川の高い人気ぶりが窺えます。この方と同様に芥川が生きてるのか気になる方は、彼の死亡シーンや死因をチェックしてみると良いかもしれません。

文ストに登場する芥川龍之介の吸血鬼化に関する声があがっています。こちらでは吸血鬼化した芥川が元に戻る方法について考察されているようです。もし吸血鬼となった芥川を人間に戻せる方法があるとすれば、彼が生きてる可能性は高くなります。芥川が生きているか気になる方は、吸血鬼について調べてみると良いでしょう。

文ストに登場する芥川龍之介の死因となった戦いに関する声があがっています。芥川が死因となった福地との戦いでは、芥川が福地に命令に従うブラム・ストーカーによって吸血鬼に変えられてしまいました。この方は芥川の死因となった戦いによって、福地に対して悪い印象を抱くようになっているようです。

今回は文ストに登場する芥川龍之介の死亡シーンと死因をネタバレ考察し、死亡後は吸血鬼になって生きてるのかを解説してきました。芥川の死因となった福地との戦いでは、最終的に芥川がブラム・ストーカーによって吸血鬼に変えられてしまっているため、その後芥川が生きてるかどうか曖昧になってしまいます。

ネット上では死因となった福地との戦闘シーンによって、芥川が生きてる可能性は低いと考えている方が多いようです。その一方で生きてることに期待している方もいます。果たして芥川は生きてるのか？今後も芥川の登場シーンに注目しておきましょう。