【名探偵コナン 天国へのカウントダウン】灰原の計算式が矛盾してる？セリフを解説

『名探偵コナン』の人気キャラクターの灰原哀。元黒の組織のメンバーでありながら、コナンがピンチの時には助言をしたり手を差し伸べてくれる心強い味方です。そんな灰原哀が『名探偵コナン』の映画、『天国へのカウントダウン』で口にした計算式のセリフが矛盾していると作品ファンの間で話題になっています。

こちらの記事ではそんな『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』で灰原が口にしたセリフの計算式の矛盾についてとりあげています。その前にまずは映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』の作品概要と簡単なあらすじをご紹介。『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』の映画の内容をおさらいしたい人はこちらにも目を通してみてください。

• 原作：青山剛昌「名探偵コナン」
• 監督：こだま兼嗣
• 脚本：古内一成
• 音楽：大野克夫
• アニメーション制作：トムス・エンタテインメント
• 主題歌：倉木麻衣「always」
• 公開日：2001年4月21日
• 上映時間：100分

映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』は2001年に公開された『名探偵コナン』のアニメ映画第5作目の作品で、劇場版『名探偵コナン』の5周年記念作品として制作されました。キャッチコピーは「脱出不可能！危険な罠の時間を止めろ‼」で、主人公のコナンと因縁のある黒の組織が初めて映画に出演した作品です。

映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』では従来の劇場版で押し出していた新一と蘭のラブコメ要素を削り、灰原哀や少年探偵団の活躍を多く取り入れた作品となっています。『名探偵コナン』の映画が9作品まで公開された際に、読売テレビが行った『名探偵コナン』の放映英クエスト投票では第1位を獲得しています。興行収入においては29億円の売上げを達成している人気作です。

毛利小五郎の大学時代の後輩・常盤に誘われ、小五郞をはじめとする少年探偵団やその保護者・阿笠博士たちはツインタワーに招待されます。コナンや少年探偵団たちはツインタワーのオーナーである常盤の秘書に建物内を案内してもらい、普段見ることのできない高層の景色を楽しんでいました。しかし、コナンが何気なくタワーの入り口付近に目をやると、コナンの身体を幼児化させた黒の組織の車が止まっているのが見えたのでした。

映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』で披露した計算式が矛盾していると話題になっている灰原哀。見た目は小学1年生の灰原哀ですが、その正体はコナンと同じく10代後半の少女。灰原哀の元の年齢は、彼女のセリフから18歳と判明しており、身体が小さくなる前には黒の組織でAPTX(アポトキシン)4869という薬品の研究員として活動していました。

しかし、同じく黒の組織で活動していた姉が黒の組織のメンバーに殺されたことによって、薬の研究を取りやめます。研究に手をつけなくなった灰原哀を殺害するため、組織は灰原哀を軟禁。死を悟った灰原哀は処刑される前に自分が研究していた毒薬を飲み自殺をはかりますが、偶然にもコナンと同じように幼児化した灰原はダストシュートから逃走し、その後阿笠博士に保護されたのでした。

灰原哀という名前は幼児化した時から使用している偽名で、宮野志保という本名があります。父親は日本人、母親は日本とイギリスのハーフで、その子供である灰原哀はイギリスの血が混じったクオーターです。『名探偵コナン』に登場するキャラクター・赤井秀一や世良真純とは従兄弟の関係にあります。

こちらの項目では映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』で灰原哀が発言した計算式のセリフが矛盾しているという件についての解説をしています。映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』で灰原哀が口にした計算式のセリフの矛盾について気になっている人はチェックしてみてください。

映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』で灰原哀が発言した計算式のセリフの矛盾解説1つ目。灰原哀のセリフの1つ目の解説は「灰原哀が矛盾した計算式のセリフを口にしたシーン」についてご紹介します。このシーンはツインタワーのオープニングパーティーに招待されたものの、タワーに爆弾が仕掛けられていると知った灰原哀が建物から脱出するための方法に考えを巡らせているシーン。

タワーの1階に降りるには時間が無いと悟った少年探偵団たちは、室内にあったスポーツカーを使って隣のタワーに飛び移ることを提案します。その際に、灰原哀が隣のビルまでの距離やビルの高さ、爆発の風圧によって得られる加速スピードなど瞬時に導き出し、コナンたちはその灰原哀の計算式を信じて脱出を決行したのでした。

映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』で灰原哀が発言した計算式のセリフの矛盾解説2つ目。灰原哀のセリフの2つ目の解説は「爆破シーンの矛盾」についてです。灰原哀の頭脳によって隣のビルに飛び移る計算式が算出されましたが、ネットの意見では現実で同じ状況に見舞われた際に灰原哀たちのように隣のタワーに飛び移るのは不可能だという声があがっています。

その理由としては「窓を破る力によって移動速度が落ちてしまう」「空気抵抗によって速さが減速する」という理由があげられています。『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』の映画の中では計算式の通りに脱出ができました。

しかし、灰原哀が『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』の映画の中で説明した計算式では爆発の風圧と落下の速度しか見込まれていないため、風や壁を破る際の反発力によって実際には速度がもっと落ちていると考える方が自然なようです。

映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』で灰原哀が発言した計算式のセリフの矛盾解説3つ目。灰原哀のセリフの3つ目の解説は「灰原哀の計算式によって脱出が可能なのか」について。上記の『灰原の計算式や爆破シーンには矛盾がある？』の項目でもご紹介したように、灰原哀が導き出した計算式は、爆発の風圧と落下速度のみを考慮した結果です。

そのため、他の様々な抵抗力が重なると実際にはもっと速度が落ちるので、現実で同じ状況に陥った場合に脱出は不可能です。また速度の問題以外でも、映画のように落ちそうになった灰原を非力な小学1年生の光彦が支えるのは現実的ではないうえ、たったの2秒でコナンが場所を移動しヘルメットを蹴るのは不可能だと考えられます。そういった連係プレーの面でも、映画の状況を無事にくぐり抜けるのは不可能だと考えられます。

上記では映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』での灰原哀のセリフの矛盾についてご紹介しました。次にこちらでは、灰原哀が矛盾したセリフを口にした爆破シーンで使用された車のメーカーや、運転免許を持っているのかについてご紹介します。爆破シーンについて気になっている人はこちらの項目にも目を通してみてください。

灰原哀やコナンたちが爆破シーンで使用した真っ赤な車。こちらの車はツインタワーのビルの中に展示されていたもので、小五郞がツインタワーのお披露目パーティーで企画されたストップウォッチ大会の景品として手に入れた車です。しかし、その後灰原哀やコナンの脱出のために使用され無惨な結末となってしまいました。

そんな『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』で活躍したこの赤い車は、ネットの考察ではアメリカ自動車メーカーのフォード・マスタングが製造している5代目・マスタングというモデルなのではないかと予想されています。このマスタングというモデルは安価ではないものの、比較的手に入れやすい価格帯の車種となっています。

また、モデルの製造元のフォード・マスタング社以外のパーツも使用出来ることが多いため、カスタム好きの車愛好家の間でも人気のある車種となっています。特にアメ車好きの間では憧れのメーカーとも言われています。そんな思わぬ幸運を手に入れた矢先、仕えなくなってしまった小五郞の苦悩は計り知れなかったことでしょう。

映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』を見ていた人の中には、子供のコナンが車の運転をしていることで「無免許運転にならないの？」と気になった人もいるのではないでしょうか？この疑問の答えとしては、コナンは無免許運転で罰則を受けることは無い可能性が高いようです。その理由は、コナンが車を運転していたのはツインタワーの私有地内であったため。

日本の道路交通法では私有地での運転であれば免許を有していない者でも運転を行うことが禁止されていません。私有地であっても一般の人も使用する道路と判断される場所の場合には無免許運転として取り締まられる場合もありますが、『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』の映画の中でコナンが運転したのは建物内と空中だったため、公共の道路にはカウントされず、無免許運転の罰則を受けることはないようです。

またコナンの正体である工藤新一は高校2年生のため、なぜ初めて運転するのにアクセルやブレーキなどを間違えずに運転できたのかという疑問を持つ人もいたのではないでしょうか？こちらの件に関しては一部の作品ファンの間では「ハワイで父親に教わった」という疑惑が浮上しており、作品ファンの間では深く追求されることがないようです。

映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』の名言・名セリフ1つ目は、歩美が蘭に言ったこちらのセリフ。このセリフは、コナンが蘭のことを好きなのではないかと疑った歩美が蘭に対して「コナン君は蘭おねえさんが好きなの」と言った際に、蘭が返答した言葉に返したセリフです。確かな確証は無いにもかかわらず、的確に見抜いている歩美のこのセリフに感心の声をあげるファンの姿が見られています。

映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』の名言・名セリフ2つ目は、爆破シーンでタワーに残り犠牲になることを決めた灰原哀を助けに言った元太が口にしたセリフです。自分が導き出した脱出の計算式を少しでも確実にするため、タワーに残って爆破の秒数を数え続けていた灰原哀。コナンたちはそんな灰原哀の信条を察し同様しますが、元太はそんな灰原哀の元に颯爽と駆け出します。

仲間を置いて自分たちだけ助かるようなことはできないというかっこいい姿を見せた元太は、灰原哀の元に辿り着くと彼女を抱きかかえこのセリフを口にしたのでした。食いしん坊な元太らしい食べ物に掛けたセリフですが、ファンの間ではむしろそんなユーモアがかっこよさを引き立てていると人気のセリフです。

映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』の名言・名セリフ3つ目は、歩美が空で時間をピッタリ当てられた理由を告げたセリフ。歩美は自分が何も見ずに時間をピッタリに当てられた理由をコナンのおかげだと告白します。自分の心臓の音を聞いて秒数を数えることができた歩美。幼いながらにコナンに恋心を抱く歩美の姿に、多くの作品ファンが「可愛い」と感想を持ったようです。

長い間親しまれてきた『名探偵コナン』の初期の映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』。『名探偵コナン』の放送初期には人気のコナン映画1位に抜擢されることも多かったこちらの作品ですが、現在でも時々見たくなるという声が見られています。

またこちらの方のツイートでは『名探偵コナン』に登場するシーンで一番好きなセリフは『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』で光彦が口にした「離しませんよぉ！絶対に！」というセリフだと感想を述べられています。少年探偵団が活躍する『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』では、他にも歩美や元太のかっこいいセリフや可愛いセリフが盛りだくさんとなっています。

アニメ『名探偵コナン』の主題歌を歌うことも多い倉木麻衣さん。最近では倉木麻衣さん以外のアーティストが映画版『名探偵コナン』の主題歌を務めることも多いですが、『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』のように倉木麻衣さんにまた主題歌を歌って欲しいという意見が見られています。

以上、映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』で灰原哀が口にした計算式の矛盾について解説してきました。映画の中でタワーの爆発から逃れようと、車に乗って隣のタワーに飛び移ろうとしたコナンたち。その計算式を灰原哀が導き出しましたが、実際には風の抵抗や窓ガラスの反発によって隣のタワーまで飛び移るのは難しいようです。

しかし、『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』は『名探偵コナン』の初期の映画では人気の作品となっており、少年探偵団たちの名セリフや活躍がつまっているので、ストーリーにも注目して楽しんでみてはいかがでしょうか？