【名探偵コナン】緋色の弾丸のリニア脱線はなぜ助かった？止め方がありえない？

映画「名探偵コナン 緋色の弾丸」では、最後の派手なアクションが見どころのひとつです。そんな最後のシーンでの、リニアの止め方がありえないと話題になっています。今回は、緋色の弾丸でコナン達はなぜ助かったのか、ありえないというリニアの止め方と併せて紹介します。まだ緋色の弾丸を鑑賞していないという人は、ネタバレ要素が含まれますので記事の閲覧にはご注意ください。

緋色の弾丸は、映画シリーズの第24作目にあたるタイトルです。赤井ファミリーが集結するというキャッチコピーでも話題となり、2021年4月16日に劇場公開されました。名探偵コナンの中でも人気の高い赤井秀一が、5年ぶりにメインキャラクターとして登場します。そのほか、映画には初登場となるキャラクターも多く、ファン必見の映画です。

「ワールド・スポーツ・ゲームス」の東京開催を祝したパーティーに、コナンたちは参加します。そこで拉致された鈴木会長を発見しますが、会長には拉致前後の記憶がありませんでした。15年前の事件に似ているとして、赤井に協力を依頼されたコナンは、次の事件が名古屋で起こると推理します。リニア乗車前の検査で気絶させられてしまったコナンたちは、その間に新たな誘拐事件が発生していたことを知りました。

映画では最高時速1000kmとされているリニアですが、実際には505kmと差があります。リニアは、電気抵抗のない強力な磁力によって、浮いた状態で走行します。速度が落ちてきた際には不安定になるため、タイヤが出る仕組みです。さらに、リニアの走行はすべて地上でコントロールされているので、運転席などは存在しません。緋色の弾丸では制御室が登場していますが、実際のリニアの中にそのようなものがあるかは不明です。

名探偵コナン 緋色の弾丸では、最後のリニアの止め方がありえないといわれています。続いては、コナンたちがなぜ助かったのかについて、その理由を順番に考察します。第一に、コナンたちは後方の車両にいたためだと考えられます。前方の車両はドームにぶつかってしまっているので、そこにいた場合には大怪我では済まなかったかもしれません。後方車両は脱線せずに済んだので、場所が良かったのだといえそうです。

なぜ助かったのか、その理由にはシートベルトの存在も挙げられます。走って後方車両に移動したものと考えられるコナンたちですが、その後わずかな時間の中でシートベルトを装着したようです。これにより車両がぶつかった衝撃によって、身体が投げ出されることもありませんでした。もしもシートベルトをしていなかった場合には、もっと大変な怪我を負っていたかもしれません。

なぜ助かったのか、その最大の理由としてはアニメだからというものも挙げられます。名探偵コナンの映画なので、コナンが死亡してしまっては作品が成り立ちません。これが実際の出来事ならば、後方の車両でシートベルトをしていたとしても、命の危険はあったはずです。しかし、アニメだからこそあえりえないような派手な展開も楽しめるものです。細かい部分は割り切ってしまった方が、より映画を楽しめるのではないでしょうか？

なぜ助かったのか、その理由については納得できても、リニアの止め方がありえないと感じた人も多いかもしれません。緋色の弾丸では、パラシュートを利用していました。これはサプライズ用のものですが、パラシュートの空気抵抗を利用して減速させる目的で使用されていました。実は、この方法は航空自衛隊でも使用されているものです。ドラッグ・シュートと呼ばれており、あえりない止め方ではないようです。

パラシュートで原則を試みたあと、コナンはヘルメットを蹴り飛ばします。これによって、リニア車両の先頭部分に穴をあけました。この穴を通じて車両に空気が流れ込み、パラシュートと併せて減速効果をもたらします。通常であればありえない止め方を言わざるを得ませんが、特殊な道具を持つコナンだからこそ可能な止め方ともいえそうです。この穴をあけることが、続く行動の補助にもなっています。

リニアを止めるため、ヘルメットであけた穴からサッカーボールを蹴り出します。このサッカーボールがリニアとドームの間に挟まり、クッションの役割を果たしました。これによりリニアが宙に浮いて脱線し、大きな被害を出さずに止めることに成功したのです。一連の流れを見るとありえない止め方ではあるものの、映画としては手に汗握る展開です。この最後の流れが好きだというファンも、少なくないかもしれません。

なぜ助かったかが気になる名探偵コナン 緋色の弾丸ですが、映画を観たファンは他の要素も気にかかる部分があったようです。本作では、犯人が二人登場します。白鳩舞子が犯行を行った理由は、父の石原誠が冤罪だと考えているためです。FBIによって逮捕された石原は、無実を訴えながら獄中で死亡しました。しかし、冤罪だと思っていた石原は本当に犯人だったのです。

井上治は、15年前の被害者の息子です。WSGのスポンサーだった父親は、その事件がきっかけでスポンサーを降りることになりました。アメリカではスポンサーを降りたことによる風当たりが強く、父親は追い詰められてしまいます。犯人を目撃したことをFBIに伝えた井上ですが、逮捕されたのは石原です。司法取引により伏せられた共犯者がいたことを知らなかった井上は、FBIに対し激怒して犯行に及びました。

面白さと同時に気になる部分も多い名探偵コナン 緋色の弾丸ですが、実際に映画を観た人の感想なども気になるのではないでしょうか？続いては、緋色の弾丸を観た人のTwitter上での感想や評価についても少しだけ紹介します。

緋色の弾丸は面白いと同時に、赤井ファミリーについての情報が複雑なので難しいとの感想もありました。赤井ファミリーが好きな人であれば、知っている情報ばかりかもしれません。しかし、名探偵コナンのライトなファンの場合には、事前情報が無ければ理解しづらい部分も多いようです。緋色の弾丸を余すところなく楽しむためにも、ぜひ事前情報を仕入れてから鑑賞したい作品です。

緋色の弾丸の冒頭の演出が好きだという感想もありました。映画の場合は特に、導入部分に惹きつけられるかどうかは重要な部分といえます。初見だけではなく何度も観てしまうほど、良い演出だという意見はかなり高い評価だと考えられるはずです。

映画本編だけではなく、主題歌に注目している感想もありました。緋色の弾丸の主題歌を担当しているのは、東京事変です。コナンの中に登場する名言を彷彿とさせるワードが、さらりと歌詞に含まれています。聞き流していると気がつかないような楽しみ方もあり、最後まで魅力たっぷりな映画に仕上がっています。

名探偵コナン 緋色の弾丸について、コナンたちはなぜ助かったのか、ありえないリニアの止め方についてを紹介しました。まだ緋色の弾丸を観ていないという人も、これらの情報だけでも興味が湧いたのではないでしょうか？劇場版ということでスケールも大きく、最後まで目が離せないシーンが満載です。人気の高い赤井などのキャラクターも登場しており、コナンファンにとって楽しめるシーンは多いはずです。

キャラクター同士の関係性を把握していなければ、緋色の弾丸は理解できない部分もあるとの意見もあるようです。しかし、映画を観てわからない部分があった場合には、原作の名探偵コナンを読んで理解していくのも良いかもしれません。有名な名古屋のスポットなども登場するので、観光をしているような目線で楽しむのも良いのではないでしょうか？