【リメンバー・ミー】悪役デラクルスはクズ?死因や最後・その後をネタバレ

『リメンバー・ミー』に登場する悪役デラクルスについてまとめています。悪役デラクルスはクズのような人物だといわれていますが、どのような悪行を働いたのかを解説!また、デラクルスの最後の死因は何であったのか、銅像にある看板に書かれていた「忘れてやる」の意図も考察していきます。他にも『リメンバー・ミー』のデラクルスには生前家族がいたのか、なぜミゲルから家族といわれて受け入れたのかなど気になる点も説明します。徹底した悪役キャラを演じたデラクルスのアニメ声優や、実際に映画を鑑賞した人の感想、評価も必見です。

【リメンバー・ミー】悪役デラクルスはクズ?死因や最後・その後をネタバレのイメージ

目次

  1. リメンバー・ミーとは?
  2. リメンバー・ミーの悪役デラクルスはクズ?
  3. リメンバー・ミーの悪役デラクルスの最後や死因
  4. リメンバー・ミーの悪役デラクルスのその後
  5. リメンバー・ミーの悪役デラクルスの家族
  6. リメンバー・ミーの悪役デラクルスの声優キャスト
  7. リメンバー・ミーの悪役に関する感想や評価
  8. リメンバー・ミーの悪役まとめ

リメンバー・ミーとは?

リメンバー・ミーの概要

悪役デラクルスが登場する『リメンバー・ミー』は、死者たちの世界を舞台にして陽気でカラフルに描いた、ディズニー/ピクサーアニメーションの長編作品です。「トイ・ストーリー3」でアカデミー賞を受賞したリー・アンクリッチが監督を務めています。

劇中歌のリメンバー・ミーは、「アナと雪の女王」のレット・イット・ゴーを手掛けたロペス夫妻によって生み出されました。また、日本語主題歌では、メキシコ出身のシシド・カフカと東京スカパラダイスオーケストラによる、豪華なコラボが披露されています。

リメンバー・ミーのあらすじ

『リメンバー・ミー』の主人公ミゲルは、音楽を心から愛しているギターの天才少年です。しかし、過去の悲しい出来事が原因で、彼の一族には音楽禁止という掟がありました。ミゲルはギターを弾くことはもちろん、音楽さえ家で聴くことができません。ある日、先祖が家族に会いにやって来るという「死者の日」に、ミゲルは偶然にも「死者の国」へ迷い込んでしまいます。そこで、ミゲルは自身の祖先と出会うことになります…

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リメンバー・ミーの悪役デラクルスはクズ?

デラクルスのプロフィール

『リメンバー・ミー』に登場する悪役デラクルスは、サンタ・セシリア出身の男性カリスマミュージシャンです。世界的に有名となり、死後もメキシコが生んだ誇らしいスターとして名を残しました。彼が生者の世界を去ってからは銅像が建てられており、遺品のギターは祭壇に飾られています。

また、デラクルスは死者の世界でも、生前と同様に絶大な人気を博している様子です。ちなみに、デラクルスにはモデルが存在し、メキシコの歌手と俳優のペドロ・インファンテやホルヘ・ネグレテであるといわれています。

デラクルスとミゲルの関係

ミゲルのいるリヴェラ一家では、音楽に関わることを一切禁じていました。ミゲルはギターを弾きながら歌うことが好きで、どうしてもミュージシャンになる夢を諦めきれません。誰もいないところで、ひっそりとギターの練習をしていました。しかし、家族に見つかりギターを壊されてしまいます。リヴェラ一家が音楽を禁じたのは、ミゲルの高祖父がミュージシャンになる夢を選び、家族を見捨てたためです。

ギターを壊されてがっかりしたミゲルは、尊敬するミュージシャンのデラクルスの祭壇へ行きました。そこには、見覚えのあるギターが置かれていたのです。ミゲルの家に飾られている家族写真に写っていたのと、同じギターであったことに気づきます。そして、ミゲルは、ミュージシャンのデラクルスが自分の高祖父だと思い込みました。家族写真の高祖父の顔の部分は、昔に高祖母が破り取っていたため、ミゲルは見たことがないのです。

デラクルスはクズ?悪行を紹介

『リメンバー・ミー』の悪役デラクルスは、クズといわれています。クズといわれるには、相当な悪行を働いたのでしょう。クズ呼ばわりされているデラクルスは、生前ヘクターと共に音楽活動をしていました。ヘクターは作詞作曲を担当しており、『リメンバー・ミー』は彼の妻イメルダと娘のココのために作った曲です。ミュージシャンを目指す旅が長くなると、ヘクターは家族のことが恋しくなり引き返したいと言います。

しかし、デラクルスがミュージシャンとして成功するには、ヘクターがどうしても必要でした。何とか引き止めようとしますが不可能だと悟り、ヘクターの酒に毒を盛って殺します。ヘクターは死んでしまい、デラクルスは彼の作った楽曲を自身のものとして売り出し、大スターにのし上がったのです。自分がスターになるために相棒を殺害するとは、まさにクズの行為だといえるでしょう。

デラクルスのクズ行為は、これだけではありません。ミゲルは死者の国へ迷い込んだとき、デラクルスがヘクターを毒殺した真実を知ることになります。そして、ヘクターこそが、ミゲルの高祖父だったのです。ミゲルが生者の国へ戻りこの真実を広めると名声を失い困るため、ヘクターと共に地下洞窟へ落としました。これらの悪行により、デラクルスはクズだといわれています。

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リメンバー・ミーの悪役デラクルスの最後や死因

クズといわれている悪役デラクルスは、どのような最後を迎えたのでしょうか?ここでは、デラクルスの最後や死因について検証していきます。悪役らしい最後を迎えたのか、注目してみましょう。

考察①デラクルスの死因は鐘で潰されたこと?

地下洞窟へ落とされたヘクターとミゲルは、脱出に成功してデラクルスを追い詰めました。デラクルスのコンサートが行われていた舞台裏で、ミゲルを突き落とそうとします。イメルダがカメラのスイッチを入れて、その一部始終の映像を会場中に流しました。デラクルスは大ブーイングを浴びた上に、最後はイメルダの聖獣アレブリヘによって投げ飛ばされます。そして、大きな鐘に押し潰された最後となってしまいました。

したがって、彼の最後は鐘に押し潰されたことが死因です。また、生者の国でも彼の最後の死因は同じでした。ステージで歌っている最中に、鐘に潰されたのです。デラクルスの歌声を聴き入ってしまったスタッフが、装置の操作を誤り起こった事故が死因でした。

考察②メキシコにおいての鐘の意味

鐘の落下がデラクルスの最後の死因でした。『リメンバー・ミー』の舞台となるメキシコで、「鐘」はある意味を持ちます。メキシコがスペイン領だった時代に、ドローレスという街の司祭が鐘を鳴らして民衆を集め、独立を目指しました。そのことからも、鐘はメキシコの独立や自由の象徴ともいえます。

今でも独立記念日には、大統領が鐘を鳴らすことが恒例となっているそうです。そのような神聖な鐘が、デラクルスに落下してきて最後の死因となるのは、彼の傲慢さを裁かれたとも考察できます。数々のクズ行為を行ったデラクルスの自業自得だといえるでしょう。

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リメンバー・ミーの悪役デラクルスのその後

鐘の落下が最後の死因だったデラクルスの悪行が明るみになり、その後どのように変化したのでしょうか?ここでは、デラクルスのその後にスポットを当てて解説していきます。「忘れてやる」の意味や、デラクルスに2度目の死はあるのかなども、考察します。

考察①ヘクターの楽曲は評価された

デラクルスの悪行は、生者の国へも知れ渡りました。その後はヘクターの音楽の才能が認められて、記念館が建ちます。また、デラクルスが盗んだギターは、ヘクターの家族に返却されて記念館に飾られました。また、ヘクターは生前に、娘のココへ手紙を送っていました。その手紙の中に書かれていた多くの楽曲が、世間でも評価されることになります。

考察②生者の国の人がデラクルスの悪事を知った理由

死者の国でデラクルスの悪行が明るみになりましたが、なぜそれが生者の国でも知れ渡ったのでしょうか?当時のことを証明できるのは、すでに死亡しているヘクター自身しかいません。他には、ミゲルが死者の国で起こったことを、家族に打ち明けたとも考察できます。

しかし、ミゲルだけの証言では証拠もないため、信じてもらえない可能性もあります。もしくは、ミゲルのひいおばあちゃんのココが持っていた手紙で、ヘクターの作った楽曲が確認されたのかもしれません。そして、デラクルスの楽曲ではなかったことが、周知された可能性も高いです。

考察③「忘れてやる」の意味

デラクルスのその後について、「忘れてやる」というキーワードがあります。デラクルスが悪人だったことから彼の名声は地に落ち、スーパースターから一転して嫌われ者となってしまいました。その後、デラクルスの銅像には「忘れてやる」という看板が立てかけられています。なぜ、「忘れてやる」という言葉を書いたのでしょうか?

かつては、メキシコが誇るスーパースターであった彼が、実はとんでもない悪人だったのです。看板に書かかれた「忘れてやる」には、そのような輝かしいデラクルスがいたという存在を忘れてやるという意味が、含まれているのかもしれません。ちなみに、「忘れてやる」と書き換えられる前は、「忘れないよ(リメンバー・ミー)」と書かれていました。「忘れてやる」という言葉には、皮肉もたっぷりと込められているようです。

考察④デラクルスの2度目の死はある?

『リメンバー・ミー』の世界観では、人は2度死ぬとされています。1度目は生者の国での肉体の死、2度目は死者の国での魂の死です。生者の国にいる人間の記憶から自身の存在がなくなると、死者の国でも消滅してしまいます。先述の通り、生者の国でデラクルスの銅像にある看板は、「忘れてやる」と書かれていました。死者の国でも消滅することを、人々は願っているのかもしれません。

しかしながら、これだけのクズ行為をすればこの先も悪人として語り継がれ、人々の記憶から消えることはないでしょう。したがって、デラクルスは死者の国で消滅できずに、周りに避難されながら居心地悪く生きていくと考察できます。

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リメンバー・ミーの悪役デラクルスの家族

デラクルスに家族はいる?

『リメンバー・ミー』の物語の中で、デラクルスの家族が登場したシーンがなかったため、存在の有無は明らかにされていません。死者が生者の国へ帰ることができる「死者の日」に、デラクルスは家族の元へ会いに行っていません。死者の国に残って、コンサートやパーティーに参加していました。

このことから、デラクルスには生者の国に会いたい人がおらず、家族もいない可能性が高いです。もし、家族がいたとしても、デラクルスにとって大切な存在ではなかったと考察できます。

デラクルスがミゲルを家族として受け入れた理由

『リメンバー・ミー』の悪人デラクルスは、ミゲルから家族だと言われた際に、すんなりと受け入れた様子でした。おそらく、生前のデラクルスは大スターだったため、女性には困らずそれなりに遊んでいたのでしょう。

これまでの彼のクズ行為から察すると、家庭を持つという考えはなく、言い寄って来る女性たちと日々楽しく暮らしていた可能性が高いです。そのような生活をしていれば、自分の子孫がいてもおかしくないと思ったのかもしれません。

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リメンバー・ミーの悪役デラクルスの声優キャスト

橋本さとしのプロフィール

  • 本名:橋本 哲
  • 生年月日:1966年4月26日
  • 血液型:O型
  • 職業:俳優、声優
  • 所属事務所:キューブ

『リメンバー・ミー』の悪役デラクルスを演じたアニメ声優は、橋本さとしさんです。1989年に劇団☆新感線の公演でデビューを果たし、その後も多くのドラマや映画に俳優として出演をしています。デラクルスも悪役でしたが、2005年のテレビ出演の際に、ドラマでも悪役で出演することが多いと語っていました。

しかし、それ以降さまざまな役を演じるようになります。声優としては、2000年に「トランスフォーマー カーロボット」のファイヤーコンボイ役で、正義の味方を演じました。

橋本さとしの主な出演作品や演じたキャラ

  • 1998年:お熱いのがお好き?(杉本将義役)
  • 2002年:新ズッコケ三人組(怪盗X役)
  • 2007年:有閑倶楽部 第6話(金剛役)
  • 2010年:新・警視庁捜査一課9係(門脇健治役)
  • 2012年:平清盛(源為朝役)
  • 2015年:下町ロケット(三田康役)
  • 2021年:イチケイのカラス(江原諭役)

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リメンバー・ミーの悪役に関する感想や評価

『リメンバー・ミー』のデラクルスの最後が、悪人にふさわしくて良かったという感想が上がっていました。悪行を重ねてきたデラクルスが、潔く物語から退場したのが清々しかったという声もあります。また、悪役の退場の仕方が、皮肉であっけないところもピクサー映画らしいと評価している人もいました。

『リメンバー・ミー』のデラクルスは、最初はミゲルの祖先だと誰もが思っていました。しかし、物語の途中で悪人であることが判明し、キャラの味方をひっくり返されたのが見事だという賞賛の声があります。物語が進むにつれて、デラクルスが救いようのない悪人キャラになり下がったのが、不憫だという声もありました。

『リメンバー・ミー』のデラクルスは、同情の余地もないほど悪役に徹していたキャラで良かったという感想がありました。悪人ながらも歌は上手で、ヘクターに頼らなくても自分の力で成功できたかもしれないと、考察する人もいます。また、最後の悪役の追い詰められ方が勧善懲悪を描く上では、非常に参考になる話だったという声もありました。

リメンバー・ミーの悪役まとめ

『リメンバー・ミー』のデラクルスは、ピクサー映画の中でも上位に入るほどの徹底した悪人キャラでした。自分の欲望のために、相棒を毒殺するという悪行を働きます。生者の国の人々には「忘れてやる」と嫌われ、死者の国でも周りから軽蔑の目で見られることになりました。最初は良い人に見えるデラクルスが、徐々に悪人キャラになっていく様子も、ぜひ注目してみてください。

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