【薔薇王の葬列】ウォリック伯の最後は死亡?正体・目的やヨーク家との関係は?

ウォリックとは漫画薔薇王の葬列に登場するキャラクターの1人です。漫画薔薇王の葬列に登場するウォリックはヨーク公リチャードの右腕を務めるキャラクターであり、伯爵の地位が与えられています。その正体は史実と同じキングメーカーであり、王に次ぐ最高権力者を目的として行動しています。しかしウォリック伯爵はエドワードの身勝手な行いで目的達成が頓挫し、ヨーク家を裏切ります。その後バッキンガム公の手で死亡し、最後を遂げました。本記事ではそんなウォリック伯爵について正体や目的、死亡した最後などをご紹介します。

【薔薇王の葬列】ウォリック伯の最後は死亡?正体・目的やヨーク家との関係は?のイメージ

目次

  1. 薔薇王の葬列のウォリックとは?
  2. 薔薇王の葬列のウォリックの最後は死亡?
  3. 薔薇王の葬列のウォリックの正体・目的やヨーク家との関係
  4. 薔薇王の葬列のウォリックの声優
  5. 薔薇王の葬列のウォリックに関する感想や評価
  6. 薔薇王の葬列のウォリックまとめ

薔薇王の葬列のウォリックとは?

薔薇王の葬列の作品情報

漫画薔薇王の葬列の作中でヨーク家に仕える正体がキングメーカーのウォリック伯爵。漫画薔薇王の葬列に登場する正体がキングメーカーのウォリック伯爵はヨーク公リチャードの右腕であり、史実に実在しています。ウォリック伯爵は目的の頓挫でランカスター家に寝返るものの、バッキンガムに殺され、死亡する最後を遂げました。本記事ではそんなウォリック伯爵について正体や目的、死亡した最後などをまとめてご紹介していきます。

薔薇王の葬列の概要

ではウォリック伯爵の正体や目的、死亡した最後などをご紹介する前に、ウォリック伯爵が登場する漫画薔薇王の葬列とはどのような内容の作品なのかについて簡単にご紹介していきます。ウォリック伯爵が登場する薔薇王の葬列とは「ヘンリー六世」と「リチャード三世」というシェイクスピアの史劇を原作とした歴史漫画作品です。漫画薔薇王の葬列の作者は女性漫画家の菅野文であり、2013年に「月刊プリンセス」で連載が始まりました。

2013年に連載がスタートした漫画薔薇王の葬列は2022年の1月に最終回を迎え、合計17巻の単行本で完結しています。しかし「薔薇王の葬列外伝」という外伝漫画は2022年9月現在「月刊プリンセス」で連載が続いています。そんな漫画薔薇王の葬列は「薔薇戦争」を題材にした珍しい作品であるため、累計発行部数が180万部を超えるほど高い人気を博しています。この人気から本作はこれまでアニメや小説などのメディア作品が作られています。

薔薇王の葬列のあらすじ

漫画薔薇王の葬列の舞台となる中世のイングランド(現在のイギリス)はフランスとの「百年戦争」に敗北し、国内がめちゃくちゃになってしまいました。これによりイングランドの国内はランカスター家とヨーク家という2つの貴族に分かれ、対立します。そして白薔薇を掲げるヨーク家と赤薔薇を掲げるランカスター家の間で「薔薇戦争」が勃発しました。本作はそんな世界で王となるリチャード三世の生涯を描いた作品となっています。

ウォリック伯爵のプロフィール

本記事で正体や目的、死亡した最後などをご紹介するウォリック伯爵とは漫画薔薇王の葬列に登場するキャラクターの1人です。漫画薔薇王の葬列に登場するウォリック伯爵とはヨーク公リチャードの右腕を務めている参謀のキャラクターであり、七三分けの髪型と眉なしの細い目が特徴となっています。ヨーク公リチャードに仕えるウォリック伯爵は実際の「薔薇戦争」に実在したキャラとなっており、アンとイザベルという2人の娘がいます。

史実に実在したウォリック伯爵は利益を常に追求する性格をしており、目的のためなら平気で娘を政治の道具として扱います。その正体は王の裏で大きな影響力を持つキングメーカーであり、作中屈指の知略を持っています。そんなウォリック伯爵はヨーク家の王位のために活動していたものの、途中で見限り、ランカスター家に寝返ってしまいました。その後ウォリック伯爵はバッキンガムとの戦いで死亡し、最後を遂げてしまいました。

TVアニメ「薔薇王の葬列」公式サイト

薔薇王の葬列のウォリックの最後は死亡?

ネタバレ①バッキンガムに刺され死亡する

ではここからは漫画薔薇王の葬列に登場するウォリック伯爵の死亡した最後についてご紹介していきます。漫画薔薇王の葬列に登場するウォリック伯爵は当初、ヨーク家の味方でした。ウォリック伯爵が仕えていたヨーク公リチャードは反乱を起こし、イングランド王の地位を手に入れます。しかしヨーク公リチャードはランカスター家との戦で死亡し、最後を遂げました。これによりヨーク家の長男・エドワードが新たな王となりました。

この事態にウォリック伯爵はフランスと和睦し、ヨーク家の立場を確固たるものにしようとします。しかし王となったエドワード四世は好き勝手し、フランスとの和睦が破談します。これに怒ったウォリック伯爵は娘を使い、ランカスター家に寝返ります。その後ヘンリー六世の摂政となり、絶大な権力を手に入れました。しかしウォリック伯爵はヨーク家との戦いでバッキンガム公に刺されて死亡し、無惨な最後を遂げることになりました。

ネタバレ②エドワードとの別れ

漫画薔薇王の葬列の作中でヨーク家からランカスター家へ寝返り、バッキンガム公に刺されたウォリック伯爵。バッキンガム公に刺されたウォリック伯爵はエドワード四世に身体を抱きしめられます。確かにヨーク公リチャードの後を継いだエドワード四世はエリザベスに好意を寄せ、ウォリック伯爵の努力を無駄にしてしまいました。これがきっかけとなってウォリック伯爵はエドワード四世から離れ、ランカスター家に寝返りました。

なので本来ウォリック伯爵はエドワード四世を毛嫌いしているはずです。またエドワード四世もウォリック伯爵を裏切り者として見ているはずでした。しかしエドワード四世はウォリック伯爵を信頼しており、死せる彼にお前の王が自分だと告げます。それを聞いたウォリック伯爵はエドワード四世を陛下と静かに呼び、最後を遂げました。そんなエドワード四世との固い絆が分かるウォリック伯爵の最後のシーンは多数の読者を涙させました。

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薔薇王の葬列のウォリックの正体・目的やヨーク家との関係

ネタバレ①リチャードを反乱へと奮起させる

ではここからは漫画薔薇王の葬列に登場するウォリック伯爵の正体や目的、ヨーク家との関係についてご紹介していきます。「薔薇戦争」開始時、イングランドの王はランカスター家のヘンリー六世でした。この時ウォリック伯爵は右腕としてヨーク公リチャードに仕えていました。ウォリック伯爵は元々、薔薇の庭でヨーク公リチャードを王にすると誓い、ヨーク公リチャードもウォリック伯爵を王に次ぐ最高権力者にすると約束していました。

そのためウォリック伯爵はヨーク公リチャードと固い絆で結ばれており、彼の王位だけを目的としていました。この約束からウォリック伯爵はヨーク公リチャードを奮起させ、ランカスター家のヘンリー六世に反旗を翻します。反乱は見事に成功し、ヨーク公リチャードはヘンリー六世からイングランド王の玉座を奪い取りました。この反乱がきっかけとなり、ウォリック伯爵の正体はキングメーカーとして知られるようになるのでした。

ネタバレ②リチャードが死亡する

漫画薔薇王の葬列の作中でヨーク公リチャードをイングランドの王とした正体がキングメーカーのウォリック伯爵。上述でご紹介した通り、正体がキングメーカーのウォリック伯爵はヨーク公リチャードをイングランドの王にすることを目的としていました。そのため目的が達成した後、ウォリック伯爵はヨーク家を盤石のものにするだけでした。しかしウォリック伯爵は目的達成後、自身とヨーク家の運命が大きく変わる事件に遭います。

その事件とはランカスター家の反逆です。ヘンリー六世が王位を追われたことで、ランカスター家は権力を失ってしまいました。そのためランカスター家のマーガレットは王位を取り戻すため、イングランドの北部を征圧しました。この事態にヨーク公リチャードは出兵し、マーガレットと戦います。しかしヨーク公リチャードはマーガレットとの戦いに敗北します。そしてヨーク公リチャードは斬首の刑で死亡し、無惨な最後を遂げました。

ネタバレ③エドワード4世との対立

ヨーク公リチャードを殺したマーガレットはウォリック伯爵の命も目的としていました。しかしウォリック伯爵はマーガレットの魔の手から逃れます。その後ヨーク公リチャードの長男・エドワードはエドワード四世としてイングランドの新たな王となります。しかしこのままでは、ヨーク家がランカスター家の台頭を許してしまいます。そこでウォリック伯爵は「百年戦争」の宿敵・フランスと和睦し、ヨーク家の権力向上を図りました。

ヨーク家の地位向上を図ったウォリック伯爵はエドワード四世とフランス王の義妹・ボーネ姫を結婚させ、フランスと和睦しようとします。しかしエリザベスが夫の復讐をするため、エドワード四世に近づきます。女好きのエドワードはエリザベスに魅了され、彼女と結婚してしまいます。これはウォリック伯爵の努力を無駄にする行為です。そのためウォリック伯爵とエドワード四世は味方同士なのに、敵対することになってしまうのでした。

ネタバレ④ランカスター家に接近

漫画薔薇王の葬列の作中でエドワード四世に裏切られてしまったウォリック伯爵。ウォリック伯爵は元々、ヨーク家に全てを捧げていました。しかしウォリック伯爵はエドワード四世に酷い仕打ちを受けたため、ヨーク家を完全に見限ります。そしてウォリック伯爵はヨーク家を裏切り、敵対していたランカスター家の陣営に強力することにしました。もちろんウォリック伯爵は元々敵であるため、簡単にランカスター家に認められません。

そこでウォリック伯爵は正体のキングメーカーの頭脳を活かし、自らの長女・アンをヘンリー六世の息子・エドワードに嫁がせます。さらにウォリック伯爵は次女のイザベルをヨーク家の次男・ジョージの妻とし、彼を自身の味方とします。この行為によってウォリック伯爵の娘であるアンとイザベルは悲しい最後を遂げることになります。しかしウォリック伯爵の策は見事成功し、ランカスター家から大いに信頼を寄せられるのでした。

ネタバレ⑤摂政になるウォリック

漫画薔薇王の葬列の作中でランカスター家に味方したウォリック伯爵はヨーク家と戦い、かつての主君・エドワード四世を捕らえるという功績を上げます。この時捕まったエドワード四世は主人公のリチャードに助けられました。ウォリック伯爵はエドワード四世を逃したものの、ヘンリー六世をイングランドの王とし、功績が認められます。これによりウォリック伯爵はヘンリー六世から「摂政」という非常に高い地位を与えられました。

摂政の地位を手に入れたウォリック伯爵はイングランド王国の政治の実権を握り、誰も逆らえない存在となります。しかし王位を追われたヨーク家はジョージを再度味方に加え、戦でランカスター家を追い詰めます。この時エドワード四世はウォリック伯爵の捕縛を命じ、戦場でバッキンガム公がウォリック伯爵を見つけます。そして追い詰められたウォリック伯爵はバッキンガム公の手で死亡し、命を落とすことになりました。

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薔薇王の葬列のウォリックの声優

三上哲のプロフィール

ではここからは漫画薔薇王の葬列のアニメでウォリック伯爵を演じた声優についてご紹介していきます。アニメ薔薇王の葬列でウォリック伯爵を演じた声優は日本の男性声優である三上哲です。ウォリック伯爵を演じた三上哲とは1968年の6月8日に東京都で生まれた男性声優であり、ネクシードに所属しながら俳優としても活動しています。元々三上哲は「DOME」というグループを1992年に結成し、バンド活動を行っていました。

しかし「DOME」が解散し、三上哲は俳優として芸能界で活動を始めました。そして三上哲は2000年代に洋画の吹き替えを務め、声優デビューを飾りました。その後三上哲は2009年にアニメ「ジュエルペット」でテレビアニメデビューし、今野明を演じた2013年のアニメ「サムライフラメンコ」で一躍名前が知られるようになりました。

三上哲の主な出演作品や演じたキャラ

  • 2009年のアニメ「ジュエルペット」:七瀬猛夫役
  • 2013年のアニメ「サムライフラメンコ」:今野明役
  • 2015年のアニメ「デュラララ!!×2」:スローン役
  • 2017年のアニメ「THE REFLECTION」:イアン・イゼット役
  • 2018年のアニメ「DOUBLE DECKER!」:ダグ・ビリンガム役
  • 2019年のアニメ「ゾイドワイルドZERO」:クライブ・ディアス役
  • 2021年のアニメ「さんかく窓の外側は夜」:半澤日路輝役

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薔薇王の葬列のウォリックに関する感想や評価

漫画薔薇王の葬列に登場するウォリック伯爵に関する感想ではウォリック伯爵が好きといった感想が多く寄せられていました。漫画薔薇王の葬列に登場するウォリック伯爵は端麗な容姿とずば抜けた頭脳を持ったキングメーカーであり、ヨーク家のために尽くす忠義も兼ね備えています。これらの魅力からウォリック伯爵は漫画薔薇王の葬列で非常に高い人気を博しています。

漫画薔薇王の葬列に登場するウォリック伯爵に関する感想ではウォリック伯爵の最後が辛いといった感想も多く寄せられていました。漫画薔薇王の葬列の作中でウォリック伯爵はヨーク家を裏切り、ランカスター家に味方します。その後ウォリック伯爵はランカスター家との戦いで死亡し、エドワード四世に抱かれながら最後を遂げました。このウォリック伯爵の最後は感動シーンの1つであり、多数の読者を涙させています。

漫画薔薇王の葬列に登場するウォリック伯爵に関する感想ではウォリック伯爵が可哀想といった感想も多く寄せられていました。ウォリック伯爵はヨーク家のために尽力し、イングランドの王位を手に入れました。しかしエドワード四世が勝手な行動をしたことで、ウォリック伯爵はこれまでの努力が全て無駄になりました。このヨーク家からの扱いを考えると、ウォリック伯爵は非常に可哀想としか言えません。

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薔薇王の葬列のウォリックまとめ

本記事では漫画薔薇王の葬列に登場するウォリック伯爵について正体や目的、死亡した最後などをご紹介しました。正体がキングメーカーのウォリック伯爵は必死に努力し、ヨーク家をイングランドの頂点に立たせました。しかしウォリック伯爵はエドワード四世のせいで人生が狂い、ランカスター派の人間として死亡する最後を遂げます。この最後を見ると、ウォリック伯爵は時代の波に呑まれた可哀想なキャラの1人といえるでしょう。

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