【薔薇王の葬列】ティレルの正体とは?ヘンリー6世の死亡の謎や関係について考察

ティレルとは漫画薔薇王の葬列に登場するキャラクターです。漫画薔薇王の葬列に登場するティレルは王として主人公のリチャードを崇める殺し屋であり、史実の「ジェームズ・ティレル」という人物を元ネタにしています。ティレルは過去の記憶がなく、その正体が全く分かっていません。しかしティレルの正体はヘンリー6世だといわれており、ヘンリー6世は死亡せずにティレルとして生きてると考察されています。本記事ではそんなティレルの正体や素性についてまとめました。また他にヘンリー6世の死亡や生きてる可能性も考察紹介します。

【薔薇王の葬列】ティレルの正体とは?ヘンリー6世の死亡の謎や関係について考察のイメージ

目次

  1. 薔薇王の葬列のティレルとは?
  2. 薔薇王の葬列のティレルの正体はヘンリー6世?
  3. 薔薇王の葬列のヘンリー6世とリチャードの出会いや関係
  4. 薔薇王の葬列のヘンリー6世は死亡した?生きてる?
  5. 薔薇王の葬列のティレルに関する感想や評価
  6. 薔薇王の葬列のティレルまとめ

薔薇王の葬列のティレルとは?

薔薇王の葬列の作品情報

漫画薔薇王の葬列の第8巻で初登場したジェイムズ・ティレル。漫画薔薇王の葬列に登場するティレルは正体不明の暗殺者であり、リチャードを自分の王と呼んで強く崇めています。ティレルはその容姿や雰囲気から正体がヘンリー6世だと考察されており、ヘンリー6世がティレルとなって死亡せずに生きてると噂されています。本記事ではそんな謎多きティレルについて正体やヘンリー6世との関係性などをまとめてネタバレ紹介します。

薔薇王の葬列の概要

ではジェイムズ・ティレルの正体やヘンリー6世の死亡と生きてる可能性などを考察紹介する前に、ティレルとヘンリー6世が登場する漫画薔薇王の葬列の作品情報について物語のあらすじを交えながら簡単にご紹介していきます。ティレルが登場する薔薇王の葬列とは日本の漫画家・菅野文が描く漫画作品です。菅野文が描く漫画薔薇王の葬列は2013年に「月刊プリンセス」で連載が始まった作品であり、16巻の単行本が刊行されています。

漫画薔薇王の葬列はウィリアム・シェイクスピアの史劇である「ヘンリー6世」と「リチャード3世」を原作とし、イングランド王国の王位継承戦争「薔薇戦争」を描いた歴史作品となっており、2022年の1月に完結しました。そんな歴史漫画薔薇王の葬列は2022年1月現在累計発行部数180万部を記録するほど高い人気を博しています。この人気から本作はこれまでスピンオフ漫画やテレビアニメといった多数のメディア作品が制作されています。

薔薇王の葬列のあらすじ

後に世界最強の国家となるイングランド王国は中世の時代、フランスとの「百年戦争」に負けて国内で王位継承戦争が勃発します。このイングランド王国の王位継承戦争は白薔薇のヨーク家と赤薔薇のランカスター家の戦いであり、「薔薇戦争」と呼ばれています。そんな「薔薇戦争」の中でリチャードと呼ばれる両性具有の悪魔の子が誕生します。悪魔の子であるリチャードの誕生により、イングランド王国は大きな戦乱の渦に包まれるのでした。

ジェイムズ・ティレルのプロフィール

本記事で正体やヘンリー6世との関係性などを考察紹介するジェイムズ・ティレルとは漫画薔薇王の葬列に登場するキャラの1人です。漫画薔薇王の葬列に登場するジェイムズ・ティレルは記憶喪失の謎の殺し屋であり、真っ白な髪の毛と傷付いた左目が特徴となっています。ティレルは漫画薔薇王の葬列の8巻で登場し、リチャードを王と呼んで崇めています。残念ながら名前や素性は不明であり、凄腕の殺し屋という情報しかありません。

しかしティレルはかつてリチャードとの戦いで死亡したランカスター家のヘンリー6世に酷似しています。そのためヘンリー6世は死亡せず、ティレルとなって生きてると漫画薔薇王の葬列ファンに考察されています。そんな正体不明のティレルの基になったのは実在のイギリスの騎士「ジェームズ・ティレル」です。史実の「ジェームズ・ティレル」は漫画と同様リチャードに仕え、数々の重要人物を殺害して処刑された人物として知られてます。

TVアニメ「薔薇王の葬列」公式サイト

薔薇王の葬列のティレルの正体はヘンリー6世?

考察①記憶を失っているティレルはリチャードを崇める

ではここからは漫画薔薇王の葬列に登場するジェイムズ・ティレルの正体とヘンリー6世との関係性について考察紹介していきます。上述で少しご紹介した通り、ティレルは漫画薔薇王の葬列の単行本8巻で初登場を飾ります。漫画薔薇王の葬列の8巻で登場したティレルは過去も本名も分からない謎の殺し屋であり、どんな汚い仕事も請け負う人物として描かれています。またティレルは容赦のない性格をしており、一切殺しを躊躇いません。

そんな謎の殺し屋・ティレルは過去の記憶を全て失っているものの、なぜか主人公のリチャードを自分の王と評して大いに崇めています。リチャードを王として崇めるティレルは初登場の後、単行本9巻で崇拝する彼の寝室に忍び込みます。寝室に忍び込んだティレルは近くでリチャードの顔を見れたことに喜びを感じ、自分の王だと呟きました。このあまりに謎めいた行動からティレルは多数の読者の注目を一躍集めることになりました。

考察②ティレルの正体はヘンリー6世だった?

漫画薔薇王の葬列ファンの間ではティレルの謎に包まれた正体がヘンリー6世だと噂されています。では本当にティレルの正体はヘンリー6世なのでしょうか。漫画薔薇王の葬列の作中でヘンリー6世はかつての親友・リチャードに刺され、死亡しました。なので話の流れだけを見ると、ティレルの正体はヘンリー6ではないことになります。しかし漫画薔薇王の葬列の8巻で初登場したティレルはヘンリー6世と非常に似た容姿をしています。

またヘンリー6世は死亡する際、怒ったリチャードによって左目を失ってしまいました。上述でご紹介した通りティレルは左目に傷跡があります。これらの容姿の特徴からティレルの正体はヘンリー6世であると考えられます。しかしティレルは過去の記憶を失ってるので、本当に正体がヘンリー6世なのか証明することが出来ません。もしかするとヘンリー6世はリチャードに刺されたことで記憶を失ってティレルになったのかもしれません。

考察③ティレルの正体がヘンリー6世だとすると生じる矛盾

確かに容姿の一致からヘンリー6世は死亡せずにティレルとなって生きてる可能性が高いです。しかしティレルの正体がヘンリー6世だった場合、2つの矛盾が生じてしまいます。まず1つ目の矛盾はヘンリー6世の性格です。上述でご紹介した通りティレルは人殺しを一切厭わない凄腕の殺し屋です。一方ヘンリー6世は争いを嫌って人殺しなどしない聖人君主のような性格をしており、人殺しを生業にしているティレルと矛盾が生じます。

2つ目の矛盾は2人の年齢です。漫画薔薇王の葬列に登場するヘンリー6世は史実だとリチャードより約30歳年上です。この年齢が漫画に反映していたとすると、ティレルとして生きてるヘンリー6世は40歳を超えています。しかし漫画薔薇王の葬列のティレルは20代に見えるルックスをしているので、ヘンリー6世と合致しません。このことからヘンリー6世は死亡せずにティレルとして生きてる可能性が100%とはいえないでしょう。

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薔薇王の葬列のヘンリー6世とリチャードの出会いや関係

ネタバレ①ヘンリー6世とリチャードの出会い

ではここからは漫画薔薇王の葬列に登場するヘンリー6世のリチャードとの関係や死亡した最後について考察紹介していきます。漫画薔薇王の葬列の作中で主人公のリチャードは幼い頃、兄のジョージと母のセシリーと共にランカスター家の捕虜となります。ランカスター家とはヘンリー6世を輩出した一族であり、リチャードのヨーク家とライバル同士の関係にあります。囚われの身となったリチャードはその後、城からの脱走を図ります。

抜け穴から脱走に成功したリチャードは森を飛び出し、ヘンリー6世と初めて出会います。この時ヘンリー6世は正体を隠して羊飼いのフリをしており、日時計の記録を行ってました。羊飼いのフリをするヘンリー6世はリチャードに対し、羊飼いの方が国王より幸せであるとを語ります。それを聞いたリチャードは国王の王冠の中に楽園があると反論します。この反論によってヘンリー6世はリチャードに興味を惹かれるようになりました。

ネタバレ②ヘンリー6世とリチャードの再会

城の外で出会ったヘンリー6世とリチャードはすぐに親しい関係を築き上げ、お互い特別な感情を抱き始めます。しかしヘンリー6世は愛や欲望に恐怖心を持っており、リチャードに自身の思いを告げることが出来ませんでした。結局ヘンリー6世とリチャードは一緒に暮らす約束をし、離ればなれになります。その後リチャードと離れたヘンリー6世はヨーク家との戦いによって玉座を追われ、辺境のスコットランドへ追放処分となりました。

「薔薇戦争」の時代のスコットランドはフランスの後ろ盾でようやく保っていた弱小国であり、最終的にイングランドが併合してグレートブリテン王国が形成されました。ヘンリー6世はそんなスコットランドで豪華な生活が送れません。しかし自由を愛するヘンリー6世はスコットランドを気に入り、一時の幸せを満喫します。そんな中でヘンリー6世はかつての親友・リチャードと再会し、彼と恋人同士のような関係を築くことになりました。

ネタバレ③ヘンリー6世とリチャードは相手の正体を知る

スコットランドで再会し、恋人同士のような関係になったヘンリー6世とリチャード。しかしその後ヘンリー6世とリチャードは戦場で敵として顔を合わせることになります。ヘンリー6世が追放された際、ウォリック伯はヨーク家を裏切ってランカスター家の味方になります。そしてヘンリー6世はウォリック伯の策謀で再び逆座に座りました。この時リチャードの兄・エドワードが捕まり、ランカスター家はヨーク家の怒りを買いました。

これによりヨーク家とランカスター家が激突し、リチャードはヨーク家の次男・ジョージと結託してランカスター家の軍を壊滅させる功績を挙げます。戦いの結果、ランカスター家が敗北して裏切り者のウォリック伯はバッキンガムの手で死亡しました。また国王のヘンリー6世はランカスター家の捕虜となりました。そしてリチャードは捕虜となったヘンリー6世と出会い、心から愛し合っていた彼の正体が敵だと知ることになるのでした。

ネタバレ④リチャードはヘンリー6世を殺害した?

「薔薇戦争」の時代、勝者は敗者を殺す文化がありました。なのでリチャードはランカスター家の王・ヘンリー6世を殺すしかありません。しかしリチャードは愛するヘンリー6世を殺すことが出来ませんでした。この時ヨーク公の妻・セシリーがヘンリー6世に接近し、息子のリチャードが悪魔の子であると告げます。さらにセシリーはヘンリー6世を誑かせた後、長男のエドワードを使ってリチャードにヘンリー6世の処刑を命令しました。

命令を受けたリチャードはロンドン塔に幽閉されたヘンリー6世の下へ赴きます。ロンドン塔へ訪れたリチャードはヘンリー6世に自身の全てを明かし、彼に愛して欲しいとお願いしました。しかしヘンリー6世はセシリーの策謀で錯乱しており、リチャードを「悪魔」と呼んでしまいます。リチャードは「悪魔」と呼ばれることを極端に嫌っています。そのためヘンリー6世は怒ったリチャードに剣で刺され、そのまま死亡することになりました。

薔薇王の葬列のヘンリー6世は死亡した?生きてる?

考察①リチャードはヘンリー6世を殺害した?

ではここからは漫画薔薇王の葬列に登場するヘンリー6世の生きてる可能性について考察紹介していきます。上述でご紹介した通り、ヘンリー6世はリチャードの剣で死亡しました。しかしヘンリー6世は片目を失ったのみで、リチャードに殺されたシーンが一切描かれていません。また回想シーンでもリチャードがヘンリー6世を殺すシーンはありませんでした。このことからヘンリー6世はリチャードに殺されていないと考察出来ます。

考察②柩の死体はヘンリーのものではない?

漫画薔薇王の葬列の単行本8巻でリチャードはヘンリー6世が入った柩をウォリック伯の長女・アンに見せます。この時リチャードはアンに対し、死体がヘンリー6世に見えるか問いました。この問いにアンは切り刻まれた死体で判別出来ないと語っています。リチャードとアンのセリフを見ると、ヘンリー6世は裏で生きてるように見えます。しかし結局最終回までヘンリー6世がティレルとなって生きてるかは一切分かりませんでした。

薔薇王の葬列のティレルに関する感想や評価

漫画薔薇王の葬列に登場するティレルに関する感想ではティレルがかっこいいといった感想が多く寄せられていました。漫画薔薇王の葬列に登場するティレルはヘンリー6世そっくりのキャラクターであるため、非常に容姿がイケメンです。またティレルは完璧な殺し屋といわれているほどの強さを持っているため、漫画薔薇王の葬列ファンから非常に高い人気を博しています。

漫画薔薇王の葬列に登場するティレルに関する乾燥ではティレルの正体がヘンリー6世だという感想も多く寄せられていました。残念ながらティレルの正体は判明していません。しかしティレルはヘンリー6世とそっくりな見た目をしており、ヘンリー6世も死亡した描写が一切ありません。このことからティレルは多数の薔薇王の葬列ファンに正体がヘンリー6世だと考察されています。

漫画薔薇王の葬列に登場するティレルに関する感想ではティレルとリチャードのカップリングが好きといった感想も多く寄せられていました。ティレルはリチャードを崇拝しており、王と忠実な進化という関係性にあります。もしティレルの正体がヘンリー6世であれば、リチャードとティレルはかつての思い人同士になります。なのでティレルとリチャードのカップリングは多数の漫画薔薇王の葬列の女性読者から高い人気を博しています。

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薔薇王の葬列のティレルまとめ

本記事では漫画薔薇王の葬列に登場するティレルについて正体やヘンリー6世との関係性などをネタバレ紹介しました。確かにヘンリー6世がティレルとなって生きてるかは分かっていません。しかしヘンリー6世は死亡シーンがなく、ティレルとかなり容姿が似ています。またヘンリー6世の経歴を見ると、ティレルの記憶喪失も頷けます。なのでティレルの正体はヘンリー6世だと断言していいのではないでしょうか。

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