【薔薇王の葬列】ネタバレあらすじと登場キャラを紹介!漫画のストーリー・魅力は?

ウィリアム・シェイクスピアの作品を原案として生み出された作品『薔薇王の葬列』。ここでは、漫画『薔薇王の葬列』の各巻のネタバレあらすじと登場人物・キャラを一挙に紹介・解説していきます。この作品はどんなストーリーでどんなキャラが登場し、どんなところが魅力なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。ネタバレが多分に含まれているため、0からストーリーを楽しみたいという人はご注意ください。

【薔薇王の葬列】ネタバレあらすじと登場キャラを紹介!漫画のストーリー・魅力は?のイメージ

目次

  1. 薔薇王の葬列とは?
  2. 薔薇王の葬列の漫画1巻~10巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説
  3. 薔薇王の葬列の漫画11巻~16巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説
  4. 薔薇王の葬列のキャラ・登場人物一覧
  5. 薔薇王の葬列のアニメ声優一覧
  6. 薔薇王の葬列の面白い魅力
  7. 薔薇王の葬列に関する感想や評価
  8. 薔薇王の葬列のキャラとネタバレまとめ

薔薇王の葬列とは?

薔薇王の葬列の原作情報

『薔薇王の葬列』は菅野文が描いた歴史・ファンタジー漫画。2013年から『月刊プリンセス』で連載が始まりました。中世イングランドを舞台に、ヨーク家とランカスター家の王位を巡る争い「薔薇戦争」を描いた作品です。2022年1月にテレビアニメ化されました。

薔薇王の葬列のアニメ情報

2022年1月9日からテレビアニメが始まった『薔薇王の葬列』。『月刊プリンセス』で連載されている作品がテレビアニメ化されたのは40年ぶりだそうです。監督は鈴木健太郎、シリーズ構成は内田裕基が担当しました。アニメーション製作はJ.C.STAFFが担当しています。

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薔薇王の葬列の漫画1巻~10巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説

1巻あらすじネタバレ

漫画『薔薇王の葬列』の1巻~10巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説その1、1巻あらすじネタバレ。物語の舞台となるのは、中世のイングランド。主人公のリチャードは、白薔薇を徽章(しるし)に持つ名家「ヨーク家」に3男として誕生しました。しかし彼には、ある大きな秘密が。実はリチャードは両性具有だったのです。そのせいでリチャードは実母から「悪魔の子」と呼ばれ、嫌われていました。

一方、父親は自分のことを愛してくれていたため、リチャードは父に絶対的な敬愛を捧げるようになります。そんなリチャードがいるヨーク家には、敵対している名家がありました。赤薔薇を徽章とする「ランカスター家」です。ヨーク家とランカスター家の戦いは、ヨーク家が劣勢でした。切迫した状況の中、リチャードは偶然敵であるヘンリー6世と、互いの立場を知らぬまま知り合います。

2巻あらすじネタバレ

漫画『薔薇王の葬列』の1巻~10巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説その2、2巻あらすじネタバレ。リチャードの父は、ヘンリー6世の王妃であるマーガレットによって処刑されました。その事実を知ったリチャードは怒り狂い、ランカスター軍を襲います。

リチャードの働きもあって、ヨーク軍はランカスター軍に勝利し、王冠はヨークに渡されることになりました。王位に就いたのは、ヨーク家の長男・エドワード。彼はランカスター派であった亡き夫の領地の返還を求めてきた女性・エリザベスと出会い、彼女に惹かれます。

3巻あらすじネタバレ

漫画『薔薇王の葬列』の1巻~10巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説その3、3巻あらすじネタバレ。王ではなくなったヘンリーとリチャードは、密かに会いその距離を縮めていました。一方、エリザベスを王妃にすることを決めたエドワード。

彼は地盤固めのためにフランスの姫と結婚するべきという参謀・ウォリック伯の計画を無視し、強引にエリザベスを妃にします。しかし実は、エリザベスの目的はヨーク家に対する復讐でした。エドワードのこの決断が、イングランドに新たな災いをもたらすことになります。

4巻あらすじネタバレ

漫画『薔薇王の葬列』の1巻~10巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説その4、4巻あらすじネタバレ。父の仇である前王ヘンリー6世が捕らえられていることを知り、ヘンリー6世が閉じ込められているという場所にやってきたリチャード。リチャードの目的はもちろん、父の仇討ちです。そこでリチャードは、扉の向こうから聞こえる声が、自分の知るヘンリーのものとそっくりであることに気づきました。

結局、王であるエドワードに止められたため、仇討ちどころか前王の顔を見ることすらできなかったリチャード。リチャードは激情に駆られて先走った行動をしないよう、ウォリック伯の城に送られることになります。

5巻あらすじネタバレ

漫画『薔薇王の葬列』の1巻~10巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説その5、5巻あらすじネタバレ。ウォリック伯に捕らえられた現王エドワード。ウォリック伯の目的はヨーク家次男のジョージを王にすることでした。リチャードは世話係のケイツビーとともにエドワードを助けに行き、その途中でヘンリー6世の息子であるエドワードに遭遇します。

6巻あらすじネタバレ

漫画『薔薇王の葬列』の1巻~10巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説その6、6巻あらすじネタバレ。ウォリック伯がランカスター家に加担し、再び王位に就くことになったヘンリー6世。リチャードは奪われてしまった玉座をヨーク家に取り戻すべく動きますが、そんな中、リチャードはついに自分がヘンリーを愛していることに気がつきます。そしてやがてリチャードとヘンリーは、互いの立場を知ってしまうことになるのです。

7巻あらすじネタバレ

漫画『薔薇王の葬列』の1巻~10巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説その7、7巻あらすじネタバレ。愛するヘンリーが父の仇であるヘンリー6世であるという真実に辿り着いてしまったリチャード。彼はヨーク家への忠誠を示すため、ヘンリーの殺害を命じられます。リチャードはヘンリーに告白しますが、返ってきた言葉は「悪魔め!」という残酷な拒絶でした。

8巻あらすじネタバレ

漫画『薔薇王の葬列』の1巻~10巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説その8、8巻あらすじネタバレ。ヘンリーに拒絶されたショックで彼を刺してしまったリチャード。時は流れて10年後。リチャードはアンと結婚しました。玉座はヨーク家が握っていますが、兄弟たちの仲には亀裂が入り、宮廷政治はどんどん病んでいきます。そんな中、バッキンガムがリチャードに王になるよう誘います。

9巻あらすじネタバレ

漫画『薔薇王の葬列』の1巻~10巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説その9、9巻あらすじネタバレ。謀反の罪で捕らえられ、リチャードの画策によって殺されてしまったヨーク家次男・ジョージ。王である長男エドワードは愛人のジェーンに溺れており、宮廷は相変わらず混迷しています。そんな中、リチャードの体の秘密に関する噂が流れ始め、さらには死んだはずのヘンリーに似た暗殺者が暗躍します。

10巻あらすじネタバレ

漫画『薔薇王の葬列』の1巻~10巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説その10、10巻あらすじネタバレ。享楽的な生活を送っていたエドワードが、ついに臥せってしまいました。ヨーク家の長男・次男が倒れ、残った3男のリチャードは戦で活躍を始めます。そんな中、リチャードを時期王にと考えているバッキンガムに、リチャードの体の秘密が露呈。リチャードとバッキンガムは体の誓約を結び、共に王位簒奪に動き出します。

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薔薇王の葬列の漫画11巻~16巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説

11巻あらすじネタバレ

漫画『薔薇王の葬列』の11巻~16巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説その1、11巻あらすじネタバレ。バッキンガムと組んだリチャードは、邪魔者を次々と排除。王冠を得るために着々と前へ進んでいきます。しかし、当然ながらそれを不満に思う人間が。リチャードの実母・セシリーです。セシリーはリチャードと敵対するエリザベスたちに、体の秘密をバラしてしまいました。

12巻あらすじネタバレ

漫画『薔薇王の葬列』の11巻~16巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説その2、12巻あらすじネタバレ。王位に近づくリチャードとバッキンガム。元々は誓約によって結ばれた関係でしたが、徐々に関係に心がともなうようになってきていました。バッキンガムは、リチャードが妊娠できる体なのかという確認を始めます。

13巻あらすじネタバレ

漫画『薔薇王の葬列』の11巻~16巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説その3、13巻あらすじネタバレ。王位の前に立ちはだかっていたエリザベスやエドワード5世がいなくなり、玉座はもう目前。

しかしリチャードは国民から王として立つことを拒絶されてしまいます。しかしリチャードは演説で国民の心を掴み、ついに戴冠の時を迎えました。野望を果たしたリチャードとバッキンガム。しかし物語はハッピーエンドとはいかず、不穏さを残したままです。

14巻あらすじネタバレ

漫画『薔薇王の葬列』の11巻~16巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説その4、14巻あらすじネタバレ。王冠を手にしたリチャードでしたが、王の地盤が揺らぎ始めるのはあっという間でした。血の繋がらないリチャードの息子・エドワードに対する不義の子疑惑。そしてリチャードに妊娠の可能性が浮上しました。これにより、バッキンガムが思いも寄らない行動を取ることになります。

15巻あらすじネタバレ

漫画『薔薇王の葬列』の11巻~16巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説その5、15巻あらすじネタバレ。王冠を得るため共に歩んできたリチャードとバッキンガム。2人の絆は利害を超えたものになり、特にバッキンガムはリチャードに心からの愛情を抱き、独占欲すら滲ませるようになっていました。

そんなバッキンガムが、反乱を企てます。リチャードに自分との愛か王冠かを選ばせるためです。バッキンガムはリチャードの妊娠をきっかけに、王位を捨てて自分を選んでほしいと考えたのです。

16巻あらすじネタバレ

漫画『薔薇王の葬列』の11巻~16巻あらすじ・ストーリーネタバレ解説その6、16巻あらすじネタバレ。苦労して手に入れた玉座を守るか、それとも玉座を捨てて半身であるバッキンガムとの愛に生きるか。リチャードはどちらも選べず苦しみます。そうこうしている間に、無情にも反乱が起こってしまいました。リチャードは現王として、バッキンガムを討つ覚悟を決めます。

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薔薇王の葬列のキャラ・登場人物一覧

リチャード

『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その1、リチャード。リチャードは本作の主人公。イングランドの名家ヨーク家の3男です。3男とは言われていますが、実は両性具有。そのため実母はリチャードのことを「悪魔の子」と呼び、その存在を疎ましく思っていました。リチャード自身は男として育てられ、男として生きていますが、体のラインは成長するにつれて女性的になっていきます。

体だけでなく心もどっちつかずの状態であり、初恋はアンという少女でしたが、後にヘンリーなど男性に心惹かれていくようにもなりました。この体ゆえに母親から愛されなかったということが心を蝕んでおり、体の秘密を知りながらも愛情を注いでくれる人物に執着しがちです。両性具有である以外にオッドアイであることも特徴的です。以上、『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その1、リチャードでした。

ヘンリー

『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その2、ヘンリー。ヘンリーはヨーク家と敵対するランカスター家の者で、物語開始時の国王。リチャードはこのヘンリーと森の中で出会い、互いが何者かを知らずに交流を深め、惹かれ合うようになりました。

敬虔なクリスチャンである彼は、平和を愛するため戦争嫌い。国を治める王としては少々頼りなく、軍の指揮は妻である王妃マーガレットが執るほどでした。以上、『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その2、ヘンリーでした。

エドワード

『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その3、エドワード。エドワードはヨーク家の長男で、リチャードの兄。ヨーク家がランカスター家との戦いに勝利し玉座を奪ったため、ヘンリーが王位を退いたあとは彼が王となりました。カリスマ性のある人物なのですが、ある欠点が。それは女性好きであるということ。

その悪癖ゆえに、国のためになるフランス王の義妹との婚約を蹴って、ランカスター派の未亡人エリザベスを妃に迎え入れてしまいました。後にこの行動が、様々な厄災に繋がっていくことになります。以上、『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その3、エドワードでした。

ジョージ

『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その4、ジョージ。ジョージはヨーク家の次男で、リチャードのもう1人の兄。カリスマ性のあるエドワードと魔性の魅力を持つリチャードと比べると、かなり普通な印象を受ける人物です。

物事を深く考えない性格で、少々無神経。王位を求めるがあまり兄のエドワードに呪いをかけ、その様子を押さえられて死刑を宣告されてしまいました。兄弟へのコンプレックスが強く、悲惨な最期を迎えてしまう悲しい人物です。以上、『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その4、ジョージでした。

ヨーク公リチャード

『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その5、ヨーク公リチャード。ヨーク公リチャードはエドワード・ジョージ・リチャードの父親。厳しくも優しい人物で、母親から蔑まれていたリチャードに確かな愛情を注ぎました。そのためリチャードは父をこの世の光だと思い、強く敬愛していたのです。

リチャードは父が王位に就くことを望んでいましたが、それは叶いませんでした。ランカスター家との戦いでマーガレット王妃と対峙。捕まってしまい、マーガレットによって斬首されてしまいます。この出来事がきっかけで、リチャードはランカスター家の王であるヘンリーに憎しみを抱くようになりました。以上、『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その5、ヨーク公リチャードでした。

セシリー

『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その6、セシリー。セシリーはリチャードたち兄弟の母親。夫であるヨーク公リチャードと息子たちを愛しているのですが、両性具有であるリチャードだけは別。

実子でありながら、リチャードのことを「悪魔の子」と呼んで蔑んでいます。彼女のリチャードに対する冷酷な態度が、リチャードの人格形成に多大な影響を及ぼしました。以上、『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その6、セシリーでした。

エリザベス

『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その7、エリザベス。エリザベスは、後にエドワードの妻となる女性。彼女は元々、少貴族の未亡人。戦でランカスター派であった夫を亡くした彼女は、ヨーク家に復讐することを誓います。そのためにエリザベスはエドワードに近づきました。彼女の美貌に、エドワードはあっさり陥落。フランス王の妹との婚約話が上がっていたにも関わらず、彼はエリザベスとの結婚を強引に進めます。

エリザベスは目論見通り、エドワードの妻、つまりは王妃になりました。彼女は政治に自分の親族を介入させるようになります。亡き夫との間に2人の子供がおり、後にエドワードとの間にも子を儲けました。しかし前夫との子供たちのことは心から愛していますが、エドワードとの間に生まれた子供には復讐のための道具という感情しか抱いていないようです。以上、『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その7、エリザベスでした。

ベス

『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その8、ベス。ベスはエドワードとエリザベスの間に生まれた最初の娘。エリザベスは生まれてきた子供を復讐の道具として使うことを決めていました。そのためには男児を生むことが望ましかったため、生まれてきて女の子だとわかったときにはかなり落胆したようです。

ベスは物語の最期にリッチモンド伯と結婚。ヨーク家とランカスター家は結ばれ、長い薔薇戦争が終わることになります。以上、『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その8、ベスでした。

ケイツビー

『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その9、ケイツビー。ケイツビーは、リチャードが生まれた頃から彼に仕えている世話係。リチャードの体の秘密を知っている数少ない存在です。褐色の肌が特徴的な人物で、幼い頃に人とは違うリチャードを慰めたことも。感情を表に出さないできた従者ですが、実はリチャードに対して強い想いを抱いており、とにかくリチャードが優先。

そのため、リチャードがバッキンガムと関係を持ったあとは、バッキンガムに対して激しい敵愾心を見せるようになりました。リチャードの一番の理解者であり、リチャードの幸せを第一とし、しかしリチャードからはある意味最も遠い存在である。それがケイツビーというキャラクターです。以上、『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その9、ケイツビーでした。

バッキンガム

『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その10、バッキンガム。バッキンガムはリチャードのキングメーカーになることを宣言し、リチャードの右腕になる侯爵。リチャードの体の秘密を知り、リチャードと肉体関係を結んで共犯者となりました。最初は肉体関係のあるビジネスパートナーのような関係でしたが、バッキンガムはリチャードを心から愛するようになります。

しかしそれが悲劇の始まり。リチャードを王にするために共犯者となったはずなのに、いざリチャードが王になるとリチャードを独占したいと思うようになり、彼に自分か王冠かの選択を迫るようになります。バッキンガムの裏切りは、物語のクライマックスの1つです。ちなみに、本名はヘンリー。リチャードが最初に愛した男と同じ名前です。以上、『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その10、バッキンガムでした。

ウォリック伯

『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その11、ウォリック伯。ウォリック伯はヨーク公リチャードの右腕的存在。ヨーク公リチャードのために、王となった彼の息子エドワードを支えていました。しかし、エドワードのためにと慎重に進めてきたエドワードとフランス王の義妹との婚約が、他ならぬエドワードのせいで破談に。エドワードはエリザベスと身分違いの結婚までしてしまいます。

これによりフランスとの和睦もなくなり、ウォリック伯の面目は完全に潰れました。結果、彼はエドワードの弟であるジョージを誘ってランカスター派に寝返り、エドワードと敵対するようになります。以上、『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その11、ウォリック伯でした。

アン

『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その12、アン。アンはウォリック伯の長女で、リチャードの幼なじみ。リチャードにとっては初恋の少女です。アンもリチャードに好意を寄せていたのですが、彼女はキングメーカーであるウォリック伯の娘。父の政治の道具に使われる運命でした。アンはランカスター家の長男・エドワードと結婚させられます。

アンとエドワードが良い関係を築いていましたが、それはあくまで友好であり愛ではありませんでした。しかし周囲がそれを許さず、アンはエドワードの子を妊娠。エドワードの死後、彼女は子供を出産します。後にアンは想い人であったリチャードと結婚するのですがそこに愛はなく、リチャードが両性具有であるため肉体関係も結べませんでした。以上、『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その12、アンでした。

イザベル

『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その13、イザベル。イザベルはウォリック伯の次女で、アンの妹です。イザベルはヨーク家の次男であるジョージのもとに嫁ぎました。イザベルはジョージを王にしたいと思っていたのですが、兄のエドワードによってジョージは権力を削がれてしまいます。

そこでイザベルが取った手段は「呪い」でした。エドワードに呪いをかけようとしたのです。しかしイザベルは呪いの代償として毒を飲み死亡してしまいました。イザベルの死後、ジョージは荒れてしまい、さらなる悲劇を引き起こすことになります。以上、『薔薇王の葬列』のキャラ・登場人物一覧その13、イザベルでした。

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薔薇王の葬列のアニメ声優一覧

リチャード役/斎賀みつき

アニメ『薔薇王の葬列』の登場人物であるリチャードの声を担当したのは、声優の斎賀みつきです。斎賀みつきは1973年6月12日生まれで、血液型はAB型。埼玉県出身で、所属事務所は賢プロダクションです。女性とは思えないイケメンボイスが特徴的な声優。2008年に第2回声優アワードサブキャラクター女性賞を受賞し、2010年には第4回声優アワード海外ファン賞を受賞しています。

主な出演作品・キャラに『王ドロボウJING』(ジン)、『ロックマンエグゼ』(伊集院炎山)、『PEACE MAKER鐵』(沖田総司)、『MÄR-メルヘヴン-』(ファントム)、『地球へ…』(ジョミー・マーキス・シン)、『天元突破グレンラガン』(ロシウ・アダイ)、『07-GHOST』(テイト=クライン)、『イナズマイレブンGO』(神童拓人)、『魔入りました!入間くん』(オペラ)などがあります。

ヘンリー役/緑川光

アニメ『薔薇王の葬列』の登場人物であるヘンリーの声を担当したのは、声優の緑川光です。緑川光は1968年5月2日生まれで、血液型はB型。栃木県出身で、所属事務所は青二プロダクションです。1988年に『キテレツ大百科』で声優デビュー。爽やかな声やセクシーな声、クールな声、可愛い声など、様々な声を出すことができるため、色んなタイプのキャラを演じることができます。大のゲーム好きとして有名です。

主な出演作品・キャラに『南海少年パプワくん』(シンタロー)、『SLAM DUNK』(流川楓)、『新機動戦記ガンダムW』(ヒイロ・ユイ)、『ふしぎ遊戯』(鬼宿)、『遊☆戯☆王』(海馬瀬人)、『伯爵と妖精』(エドガー・J・C・アシェンバート)、『血界戦線』(ツェッド・オブライエン)、『坂本ですが?』(坂本)、『あんさんぶるスターズ!』(天祥院英智)、『DIABOLIK LOVERS』(逆巻アヤト)などがあります。

ヨーク公爵リチャード役/速水奨

アニメ『薔薇王の葬列』の登場人物であるヨーク公爵リチャードの声を担当したのは、声優・俳優・歌手の速水奨です。速水奨は1958年8月2日生まれで、血液型はA型。兵庫県出身で、声優事務所Rush Styleの代表であり所属声優となっています。艶のある低音ボイスが特徴的。後輩声優の野津山幸宏とともに「ラッシュスタイル」というお笑いコンビを結成し、M-1グランプリに挑戦したことで話題となりました。

主な出演作品・キャラに『超時空要塞マクロス』(マクシミリアン・ジーナス)、『トライガン』(ニコラス・D・ウルフウッド)、『クロノクルセイド』(ユアン・レミントン)、『BLEACH』(藍染惣右介)、『鉄のラインバレル』(桐山英治)、『FAIRY TAIL』(一夜=ヴァンダレイ=寿)、『Fate/Zero』(遠坂時臣)、『暗殺教室』(浅野學峯)、『ヒプノシスマイク』(神宮寺寂雷)などがあります。

エドワード役/鳥海浩輔

アニメ『薔薇王の葬列』の登場人物であるエドワードの声を担当したのは、声優の鳥海浩輔です。鳥海浩輔は1973年5月16日生まれで、血液型はO型。神奈川県出身で、所属事務所はアーツビジョンです。テレビアニメデビュー作品は『家なき子レミ』。様々なタイプの男性キャラの声を担当していますが、特に色気のある艶っぽい声に定評があります。2016年に声優活動20周年を迎えた記念として『てきとう』という本が出版されました。

主な出演作品・キャラに『NARUTO-ナルト-』(犬塚キバ)、『薄桜鬼』(斎藤一)、『うたの☆プリンスさまっ♪』(愛島セシル)、『弱虫ペダル』(今泉俊輔)、『ツキウタ。』(睦月始)、『WWW.WORKING!!』(榊研一郎)、『刀剣乱舞』(三日月宗近)、『ブラッククローバー』(ノゼル・シルヴァ、ハモン・カーセウス)、『あんさんぶるスターズ!』(三毛縞斑)、『デカダンス』(ミナト)などがあります。

ジョージ役/内匠靖明

アニメ『薔薇王の葬列』の登場人物であるジョージの声を担当したのは、声優・俳優の内匠靖明です。内匠靖明は1982年10月23日生まれで、血液型はB型。愛知県出身で、所属事務所は東京俳優生活協同組合です。2005年に俳協ボイスアクターズスタジオ28期生として入所。2006年から東京俳優生活協同組合所属となり、声優活動を開始しました。愛知県出身ということで名古屋弁に定評があります。

主な出演作品・キャラに『爆丸バトルブローラーズ ニューヴェストロイア』(エース・グリット)、『クロスファイトビーダマン』(御代カモン)、『人生相談テレビアニメーション「人生」』(赤松勇樹)、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(昭弘・アルトランド)、『プラスティック・メモリーズ』(水柿ツカサ)、『ナイツ&マジック』(エドガー・C・ブランシュ)などがあります。

ウォリック伯爵役/三上哲

アニメ『薔薇王の葬列』の登場人物であるウォリック伯爵の声を担当したのは、俳優・声優の三上哲です。三上哲は1968年6月8日生まれで、血液型はA型。東京都出身で、所属事務所はネクシードです。芝居の勉強を始めたのは30歳を過ぎてから。役者として活動する以前は、元オメガトライブの高島信二・西原俊次らと一緒に「DOME」というバンドを結成し、リードヴォーカルとして活動していたそうです。

主な出演作品・キャラに『THE REFLECTION』(イアン・イゼット/アイガイ)、『DOUBLE DECKER!ダグ&キリル』(ダグ・ビリンガム)、『ゾイドワイルドZERO』(クライブ・ディアス)、『さんかく窓の外側は夜』(半澤日路輝)、『虐殺器官』(ウィリアムズ)などがあります。また三上哲は、ベネディクト・カンバーバッチの声の吹き替えを多く担当していることで知られています。

ケイツビー役/日野聡

アニメ『薔薇王の葬列』の登場人物であるケイツビーの声を担当したのは、声優の日野聡です。日野聡は1978年8月4日生まれで、血液型はAB型。アメリカ合衆国・サンフランシスコ出身で生まれ、東京都で育ちました。所属事務所はアクセルワンです。アメリカドラマの吹き替えに参加したことがきっかけで、本格的に声優活動をするようになりました。現在ではアニメ作品にも数多く出演しています。

主な出演作品・キャラに『一騎当千』(周瑜公瑾)、『灼眼のシャナ』(坂井悠二)、『ゼロの使い魔』(平賀才人)、『NARUTO-ナルト-』(サイ)、『バクマン。』(高木秋人)、『とある魔術の禁書目録シリーズ』(浜面仕上)、『オーバーロード』(モモンガ/アインズ・ウール・ゴウン)、『ハイキュー!!』(澤村大地)、『鬼滅の刃』(煉獄杏寿郎)、『憂国のモリアーティ』(セバスチャン・モラン)などがあります。

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薔薇王の葬列の面白い魅力

面白い魅力①シェークスピアの作品が原案

『薔薇王の葬列』は、有名なシェイクスピアの史劇『ヘンリー六世』と『リチャード三世』を原案としています。シェイクスピアの作品はどれもそれ自体が傑作であることはもちろん、世に存在する様々な傑作に影響を与えたと言われるほどのもの。ぜひ、原案となったシェイクスピアの作品にも触れてみてください。

面白い魅力②美麗な作画

『薔薇王の葬列』の特徴は作画の美しさ。ダークで耽美的な世界観が、美麗に描かれているため、それだけで物語にグッと引き込まれます。リチャードの男でもあり女でもある不思議な魅力も、繊細なタッチで見事に表現されていました。

薔薇王の葬列に関する感想や評価

『薔薇王の葬列』は「薔薇戦争」を題材とした作品。王位を巡る争いが描かれるため、ストーリーはとても重く、次々とキャラクターが死んでいきます。美しくもダークで重厚感のあるストーリーが本作の魅力。読み応えのある作品に触れたい人におすすめです。

『ヘンリー六世』と『リチャード三世』を原案としている『薔薇王の葬列』ですが、登場キャラには漫画独自の設定が盛り込まれており、それが物語をより魅力的なものにしています。シェイクスピアが描いた登場人物たちと、『薔薇王の葬列』に登場するキャラクターたちの違いを見てみるのも良いでしょう。

絵の美麗さとキャラクターたちの魅力が、『薔薇王の葬列』を面白くしている大きな要素。残酷で美しい世界観と、そこで生き死んでいくキャラクターたちの様子を最期まで堪能してみてください。

薔薇王の葬列のキャラとネタバレまとめ

『薔薇王の葬列』のキャラとあらすじネタバレをまとめて紹介・解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?シェイクスピアの作品を下敷きとした重厚なストーリーと魅力的なキャラクターたちが、本作の面白さの秘密です。

物語やキャラクターに興味を持った人はぜひ『薔薇王の葬列』をチェックしてみてください。一緒に物語の元となっているシェイクスピアの作品を読んでみるのも良いでしょう。以上、『薔薇王の葬列』ネタバレあらすじと登場キャラを紹介!漫画のストーリー・魅力は?でした。

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