【薔薇王の葬列】バッキンガムの最後は死亡？リチャードとの関係と裏切った理由は？

漫画薔薇王の葬列でリチャードと肉体関係を持つバッキンガム。漫画薔薇王の葬列に登場するバッキンガムはヨーク家側のキャラクターであり、リチャードを依存させることで｢キングメーカー｣の名を得ようとしています。バッキンガムは作中でかなり癖の強いキャラとなっており、多数の読者から嫌いといわれています。本記事ではバッキンガムについて死亡した最後やリチャードとの関係、嫌いといわれる理由などをネタバレ紹介します。

ではバッキンガムの死亡した最後やリチャードとの関係、嫌いといわれる理由などをネタバレ紹介する前に、バッキンガムが登場する漫画薔薇王の葬列の概要と物語のあらすじについて簡単にネタバレ紹介していきます。バッキンガムが登場する薔薇王の葬列とは2013年から2022年1月まで｢月刊プリンセス｣で連載された漫画作品です。漫画薔薇王の葬列の作者は菅野文という女性漫画家であり、2022年の1月に最終回を迎えました。

2022年の1月に最終回を迎えた漫画薔薇王の葬列はイングランドの王位継承戦争｢薔薇戦争｣を舞台に、シェイクスピアの史劇｢ヘンリー6世｣と｢リチャード3世｣を描いた作品となっており、これまで合計16巻の単行本が刊行されています。また薔薇王の葬列は漫画以外にスピンオフ作品や小説、アニメなどの作品も制作されています。そんな漫画薔薇王の葬列は連載当初から人気が高く、これまで累計発行部数180万部を記録しています。

ジャンヌ・ダルクや黒太子エドワードなどで有名な｢百年戦争｣でフランスに敗北したイングランド王国。｢百年戦争｣に負けたイングランド王国は敗北責任の追及が始まり、各地で反乱が相次ぐようになりました。その中でヨーク家とランカスター家という2つの家が台頭し、｢薔薇戦争｣というイングランド王国の王位継承戦争が始まりました。漫画薔薇王の葬列はそんな｢薔薇戦争｣に実在したリチャードの活躍を描いた作品となっています。

本記事で死亡した最後やリチャードとの関係、嫌いといわれている理由などをネタバレ紹介するバッキンガムとは漫画薔薇王の葬列に登場するキャラクターの1人です。漫画薔薇王の葬列に登場するバッキンガムは｢薔薇戦争｣でヨーク家の味方をしている公爵のキャラクターであり、真っ黒な短髪とメガネが特徴となっています。バッキンガムは非常に優れた知謀を持っており、自身の欲望実現のためならどんな汚いことも一切厭いません。

漫画薔薇王の葬列の中でバッキンガムはリチャードの両性具有を知る数少ない人物であり、リチャードと肉体関係を持っています。当初バッキンガムはリチャードを王にし、｢キングメーカー｣を目指して生きていました。しかしバッキンガムはあることが理由となってリチャードを裏切り、処刑されて死亡する最後を遂げます。ちなみにバッキンガムの名前は公爵位を指し、史実では｢ヘンリー・スタッフォード｣という名前になってます。

ではここからは漫画薔薇王の葬列に登場するバッキンガムの死亡した最後やリチャードとの関係についてネタバレ紹介していきます。漫画薔薇王の葬列の作中でバッキンガムは主人公のリチャードこそ王になる存在だと考え、彼と協力関係を結びます。協力関係を結んだ後、バッキンガムはリチャードが両性具有の人間だということを知ります。これによりバッキンガムは両性具有のリチャードと身体を重ね、禁断の関係になってしまいました。

この時リチャードは妻がいたものの、秘密を知るバッキンガムに依存してしまいます。一方バッキンガムは独占欲が爆発し、リチャードを自分だけのものにしたいと考えるようになりました。そんな中、バッキンガムの暗躍によってライバル達が失脚し、リチャードはエリザベスがエドワード4世の妻でないことを証明して第一王子の玉座を奪います。そしてリチャードは演説で民衆を味方に付け、イングランドの玉座に座ることになりました。

｢キングメーカー｣のバッキンガムの暗躍により、玉座を手に入れたリチャード。しかし王位に就いたリチャードは体調を崩し、ジェーンから妊娠している可能性があると診断されます。もし妊娠が本当ならバッキンガムとの子供になり、リチャードは両性具有がバレて悪魔の子として処刑されてしまいます。そこでバッキンガムはリチャードを拘束します。これは戴冠式を行わせないことで、リチャードを自分だけのものにするためでした。

漫画薔薇王の葬列で独占欲からリチャードを拘束したバッキンガム。しかしリチャードはケイツビーに救出され、戴冠式を行おうとします。それを知ったバッキンガムは反乱を起こし、リチャードを引きずり落として後のヘンリー7世であるリッチモンド伯を新たな王にしようとしました。もちろんリチャードは反乱鎮圧のために挙兵します。そして反乱軍のバッキンガムは思いを寄せるリチャードと激突することになってしまうのでした。

漫画薔薇王の葬列の作中で激突した反乱軍のバッキンガムとイングランド王のリチャード。上述でネタバレ紹介した通り、漫画薔薇王の葬列の主人公・リチャードはバッキンガムに対して依存ともいえる愛情を抱いていました。そのため反乱軍との戦いの中でリチャードはディーンの森にてバッキンガムと会い、2人で海外に逃げるよう提案します。この提案をバッキンガムに拒否され、リチャードはこのまま1人で逃げるよう言いました。

しかしバッキンガムはリチャードを独占するために反乱を起こしたため、1人で逃げても意味がありませんでした。なのでバッキンガムはリチャードの言葉を無視して自ら国王軍の捕虜となります。そしてバッキンガムは謀反の罪を問われ、処刑されて死亡するという最後を遂げました。ちなみに史実のバッキンガム公｢ヘンリー・スタッフォード｣は漫画と同じくリチャードに反乱を起こし、反逆罪で処刑される最後を遂げてしまいました。

上述でネタバレ紹介した通り、漫画薔薇王の葬列に登場するバッキンガムは処刑されて死亡し、壮絶な最後を遂げてしまいました。しかしバッキンガムは処刑される前、リチャードに逃げるよう言われています。ではなぜバッキンガムは漫画薔薇王の葬列の作中で自ら首を差し出し、死亡する最後を遂げてしまったのでしょうか。漫画薔薇王の葬列に登場するバッキンガムは非常に欲深い性格をしており、全てを掌握したいと考えています。

当初バッキンガムは｢キングメーカー｣としてリチャードを王とし、イングランドを裏から支配しようとしていました。しかしそれだとバッキンガムはリチャードの部下になるため、全ての権力を握れる訳ではありません。なのでバッキンガムは最終的にリチャードを殺すことになってしまいます。しかしバッキンガムはリチャードのライバルの排除を目的としていたため、自分がその障害にならないように処刑される道を選んだのです。

ではここからは漫画薔薇王の葬列に登場するバッキンガムの死亡後についてネタバレ紹介していきます。漫画薔薇王の葬列の作中でバッキンガムが死亡した後、リチャードの妻であるアンは結核を患ってしまいます。結核を患ったアンは子供のエドワードが政争に巻き込まれることを心配します。そこでアンは子供のエドワードを廃嫡するようリチャードにお願いします。リチャードはそれを聞き入れ、アンの子・エドワードを自由にしました。

漫画薔薇王の葬列の作中でバッキンガムが死亡した後、リッチモンド伯は反乱を続けていました。反乱を続けるリッチモンド伯はウェールズ港まで侵攻し、オックスオード伯やイーリー司教を味方にして非常に大きな勢力を築き上げます。その後リッチモンド伯は｢ボズワースの戦い｣でイングランド王・リチャードと激突します。そして漫画薔薇王の葬列の最終回でリチャードはリッチモンド伯に敗北し、歴史通り死亡してしまいました。

上述でネタバレ紹介した通り、漫画薔薇王の葬列の作中でアンはリチャードに子供の廃嫡を頼みます。アンは幼い頃から父・ウォリック伯の道具とされ、無理矢理ランカスター家のエドワードと結婚させられました。その後アンはリチャードと結婚するものの、彼に愛されることがありませんでした。結局アンは幸せを手にできず、結核で最後を遂げます。これらのことからアンは漫画薔薇王の葬列で一番可哀想なキャラといわれています。

漫画薔薇王の葬列に登場するバッキンガムは非常にかっこいい見た目をしているものの、なぜか漫画薔薇王の葬列ファンに嫌いといわれています。ではなぜバッキンガムは漫画薔薇王の葬列ファンに嫌いといわれているのでしょうか。ここからは漫画薔薇王の葬列に登場するバッキンガムの嫌いといわれている理由についてネタバレ紹介していきます。まずネタバレ紹介するバッキンガムが嫌いといわれている理由は策を弄する性格です。

漫画薔薇王の葬列に登場するバッキンガムは非常に頭が切れるキャラクターであり、自身の欲望のために策を弄してライバルを蹴落とします。例えばバッキンガムは子供の王位を狙うエリザベスと協力し、リチャードを殺そうとします。しかしこれはバッキンガムの策であり、リチャードへの反逆罪でエリザベスを失脚させることに成功します。この策を弄するいやらしい姿からバッキンガムは多数の読者に嫌いといわれてしまっています。

2つ目にネタバレ紹介するバッキンガムが嫌いといわれている理由は欲深さです。バッキンガムは初登場の時から欲深い性格をしており、リチャードの｢キングメーカー｣となってイングランドを裏から支配しようと考えています。バッキンガムの欲深さはリチャードと出会ったことで爆発し、反乱を起こしてまでリチャードを手に入れようとしました。この欲望むき出しの姿を見ると、バッキンガムが読者に嫌いといわれるのも仕方ありません。

3つ目にネタバレ紹介するバッキンガムが嫌いといわれている理由はケイツビーとの違いです。漫画薔薇王の葬列に登場するケイツビーとは主人公・リチャードの忠臣であり、最後までリチャードを支え続けたことで知られています。バッキンガムはケイツビーと違い、物語の途中で反乱を起こして死亡しました。このことから漫画薔薇王の葬列ファンにケイツビーはバッキンガムよりリチャードに相応しいといわれています。

アニメ薔薇王の葬列でバッキンガムを演じた声優は日本の女性声優である杉山里穂です。杉山里穂とは12月31日に北海道で生まれた年齢非公開の女性声優であり、2022年1月現在マウスプロモーションに所属しながら活動しています。元々杉山里穂はゆーりんプロに所属し、2010年に声優デビューを飾りました。その後杉山里穂はマウスプロモーションに入り、主役を務めた2020年のアニメ｢波よ聞いてくれ｣で大ブレイクしました。

• 2017年のアニメ｢アトムザ・ビギニング｣：水道橋うらら役
• 2018年のアニメ｢実験品家族｣：タニス役
• 2019年のアニメ｢ノー・ガンズ・ライフ｣：イメルダ役
• 2020年のアニメ｢波よ聞いてくれ｣：鼓田ミナレ役
• 2020年のアニメ｢継つぐもも｣：安次峰あるみ役
• 2021年のアニメ｢86｣：アンリエッタ・ペンローズ役
• 2022年のアニメ｢ガル学。Ⅱ～Lucky Stars～｣：羽村チノ役

漫画薔薇王の葬列に登場するバッキンガムに関する感想ではバッキンガムが好きといった感想が多く寄せられていました。漫画薔薇王の葬列に登場するバッキンガムは幼い頃から非常に容姿がイケメンなキャラクターです。またバッキンガムはニヒルな雰囲気もあり、作中屈指の魅力溢れるキャラクターとなっています。このことからバッキンガムは多数の漫画薔薇王の葬列ファンに高い人気を博しています。

漫画薔薇王の葬列に登場するバッキンガムに関する感想ではバッキンガムが嫌いといった感想も多く寄せられていました。確かにバッキンガムは漫画薔薇王の葬列で非常に高い人気を博しているキャラクターです。しかしバッキンガムは欲深い性格をしており、最終的に独占欲からリチャードを裏切ってしまいました。なのでバッキンガムの評価は漫画薔薇王の葬列ファンの間で二分しています。

漫画薔薇王の葬列に登場するバッキンガムに関する感想ではバッキンガムの最後に涙する感想も多く見受けられました。漫画薔薇王の葬列の作中で反乱を起こしたバッキンガムはリチャードに逃げるよう言われます。しかしバッキンガムはリチャードの障害にならないために首を差し出し、処刑されてしまいました。この最後に見せた忠義からバッキンガムの最後は多数の漫画薔薇王の葬列ファンを涙させています。

本記事では漫画薔薇王の葬列に登場するバッキンガムについて死亡した最後やリチャードとの関係、嫌いといわれる理由などをネタバレ紹介しました。確かにバッキンガムは多数の読者に嫌いといわれています。しかしバッキンガムは愛するリチャードのために汚れ仕事を行い、リチャードを玉座に座らせた存在です。また処刑の際にリチャードへ忠義心と愛を見せているので、バッキンガムは非常に魅力溢れるキャラといえるでしょう。