不滅のあなたへはグロい？ノッカーの寄生や死亡シーンなどトラウマ回一覧

「不滅のあなたへ」とは観察者と呼ばれる存在が、地球に放った「球」の行く末を見守っていく物語となっています。ファンタジー要素が強い作品ですが、物語で描かれる群像劇が感動すると話題となっていました。そんなテレビアニメも大人気となっている「不滅のあなたへ」について、今回はご紹介していきます。

「不滅のあなたへ」について作品概要をご紹介していきます。「不滅のあなたへ」は大今良時先生によるファンタジー漫画で、「週刊少年マガジン」で2016年から連載されています。2022年8月現在までに17巻の単行本が発売されており、「聲の形」で注目を集めた大今良時先生の長期連載作品となっています。そんな「不滅のあなたへ」は2021年に第1シリーズがテレビアニメ化され、2022年秋に第2シリーズの放送が決定しています。

「不滅のあなたへ」のあらすじをご紹介していきます。観察者と呼ばれる存在が、地球にある一つの生命体を投下しました。その生命体は「球」と呼ばれており、球は様々な姿へ変身する能力がありました。そして球は石や苔と姿を変えていき、やがてレッシオオカミという動物に姿を変えました。自在に動く事ができる姿を手に入れた球は、ある土地で孤独に生きていた少年と出会いました。こうして球の冒険は始まっていきました。

「不滅のあなたへ」は、観察者が球という生命体の行く末を見守っていく物語で、球が様々なものに姿を変え旅をしていく姿に夢中となるファンも多いようです。しかし一方で、「不滅のあなたへ」には「グロい」という意見も寄せられていました。そこで次は「不滅のあなたへ」が「グロい」と言われている理由について詳しくご紹介していきます。

グロいと言われている「不滅のあなたへ」ですが、実はその作風は非常に穏やかと言われています。「不滅のあなたへ」はテーマが「森羅万象」であると言われています。その為、観察者が球の旅路を見守っている様子がメインの物語で、基本的にはフシという主人公の少年が成長していく姿が描かれています。フシが様々な人と出会い、人間として、生き物として成長していく姿が感動すると、高く評価されていました。

「不滅のあなたへ」は基本的には平和で穏やかな物語となっていますが、その一方であるシーンのみグロいと言われています。それが「ノッカーとの戦闘シーン」です。ノッカーとはフシをつけ回している謎の存在で、ことあるごとにフシを襲撃しています。そんなノッカーは一体だけではないようですが、その姿はみんな球体に血管のような管が巻き付いた姿をしています。そんなノッカーは他者に寄生する能力を持っています。

このノッカーが寄生したシーンが特にグロいと言われています。触手のように張り巡らされた管が宿主に巻きつき、時には死体すらも操る事でその見た目は非常にグロい様子になっています。そんなノッカーとの戦闘シーンは、穏やかで平和な「不滅のあなたへ」の中ではグロいシーンとしてファンのトラウマ回となっているようです。

平和な描写が多い「不滅のあなたへ」の中で、グロいと言われているシーンはファンの「トラウマ回」として話題となっていました。そこで次はそんな「不滅のあなたへ」の作中でグロいシーンとしてファンのトラウマ回になっているシーンを一覧でご紹介していきます。

「不滅のあなたへ」に登場するグロいトラウマ回一覧1つ目は、「エランの闘技場の戦い」のシーンです。エランはトナリという少女の父親で、島長を決める決定戦に出場していました。そんなエランが出場していたジャナンダ島の島長を決める闘技場の戦いのシーンがグロいと話題となりました。戦いによって血まみれになったエランと、エランの周囲に屍が大量に横たわる様子が特にグロいと言われていました。

「不滅のあなたへ」に登場するグロいトラウマ回一覧2つ目は、「島長決定戦で様々な武器で刺されるフシ」のシーンです。前述したエランが出場していたジャナンダ島の島長を決める戦いで、フシも出場していました。そんなフシのシーンがグロいと話題になっていました。フシは島長決定戦の戦いで、剣や斧で体を刺されてしまいました。そんなシーンがファンの間ではグロいと言われているようです。

「不滅のあなたへ」に登場するグロいトラウマ回一覧3つ目は、「死体に寄生するノッカー」のシーンです。前述したようにノッカーはフシをつけ回す謎の存在で、その見た目は非常にグロいと話題でした。しかしノッカーがグロいのは姿だけでなく、死体に寄生する事もあり、ノッカーに寄生された死体は白目を剥いて舌を力なく出している姿になっています。その姿がゾンビのようでグロいと話題になっていました。

「不滅のあなたへ」に登場するグロいトラウマ回一覧4つ目は、「ノッカーを始末するカハク」のシーンです。カハクは左腕にノッカーを宿す6代目の継承者で、穏やかな少年です。しかしパロナの姿となったフシに一目惚れし、それ以後は異常な執着を見せました。そんなカハクは冷酷な一面もあり、ノッカーに不意をつかれて寄生されてしまったメサールを躊躇なく斬り殺したシーンがグロいと話題になっていました。

「不滅のあなたへ」に登場するグロいトラウマ回一覧5つ目は、「フシからすべての器を奪うノッカー」のシーンです。カハクに宿るノッカーは、フシが獲得した記憶を奪ってしまいました。フシは獲得した記憶の中にある人や物などに姿を変える事ができますが、ノッカーに奪われてしまった記憶の中のものには姿を変える事ができなくなります。この凶行は、フシの器を1つ1つ潰すように描かれ、非常にグロいシーンとなっていました。

「不滅のあなたへ」に登場するグロいトラウマ回一覧6つ目は、「イズミを殺すノッカー」のシーンです。ノッカーに寄生されたミズハは、母親であるイズミを無意識の内に殺害してしまいました。そのシーンがグロいと話題になっています。母親であるイズミを娘のミズハが手にかけ、血飛沫の激しさなどからその残忍な犯行が明らかとなるシーンで、イズミをアップに写すシーンもグロいとファンの間でトラウマ回になっているようです。

「不滅のあなたへ」に登場するグロいトラウマ回一覧7つ目は、「フウナを殺すノッカー」のシーンです。ノッカーとの戦い方を研究していたフシは、ノッカーであるフウナを監視していました。しかしそんなフウナを同じくノッカーであるミズハが殺害してしまうのですが、そのシーンがグロいと話題になっていました。フウナの体を貫くミズハの一撃によって、フウナの体からは大量の出血があり、グロいシーンとなっていました。

「不滅のあなたへ」はグロいシーンが登場し、ファンの間ではトラウマ回として話題となっていました。そんな「不滅のあなたへ」ですが、様々な魅力がある事でも高く評価されていました。そこで次はそんな「不滅のあなたへ」の魅力について詳しくご紹介していきます。

「不滅のあなたへ」の魅力1つ目は「個性的なキャラ」です。「不滅のあなたへ」に登場するキャラクターは主人公のフシを含めて非常に個性的なキャラクターが多いと言われています。フシは不死身の肉体を持ち、純粋な心を持つ少年で、そんなフシの周りには個性的で人間味の溢れる人間が集まっており、フシはそんな人々の記憶をノッカーに奪われないように戦っていました。

「不滅のあなたへ」の魅力2つ目は「アイデンティティの獲得」です。「不滅のあなたへ」の作者である大今良時先生は、「不滅のあなたへ」のテーマとして「アイデンティティ」を挙げています。大今良時先生は人が亡くなった時にその人が自分に与えた影響の事を思うそうで、その思いすら忘れてしまう時にその人との本当の別れがやって来たと感じるそうです。そんな別れを恐れていると語る先生は、記憶を留めたいと考えたそうです。

そしてそんな思いから生まれたキャラクターが主人公のフシであると明かされています。そして先生自身が強く願った「大切な人と過ごす時間が不滅で永遠であって欲しい」という思いが作品のタイトルになったと語られていました。そしてフシという真っ白なキャンパスのような存在が、自分の目の前の出来事や出会いによって「一つの個」となっていく姿で、アイデンティティの獲得というテーマを描いていると言われています。

「不滅のあなたへ」の魅力3つ目は「成長するストーリー」です。「不滅のあなたへ」を語る上で、「表現する言葉が見つからない」という声が多く寄せられています。それは「不滅のあなたへ」という物語が、どのような結末を迎えるのか、誰も予測する事ができず、まるで生き物のように物語自体が成長しているように感じる為、そのような意見があるようです。そんな意見がある1つの要因として、フシの存在がありました。

「不滅のあなたへ」の主人公であるフシ自体が意思を持たない謎の生命体です。生きる目的も当然持たないフシが自然の流れによって石になり、苔になり、狼になり、やがて人間の少年になりました。その後もフシは先々で出会う人々と触れ合う内、様々な器を手に入れ、また様々な能力を手にしていきます。そんなフシの旅路を描く「不滅のあなたへ」は、物語の奥に温度を感じる作品と言われており、大きな魅力と表現されていました。

「不滅のあなたへ」に寄せられた感想をご紹介していきます。こちらは「不滅のあなたへ」がグロくて怖いと感じるそうですが、引き込まれてしまうという方の投稿です。「不滅のあなたへ」は物語序盤からグロいシーンも多く、一見して「怖い」という感想を持つ方も多いようですが、その一方で「不滅のあなたへ」という作品の魅力に引き込まれる方も多いようで、「怖いけど見てしまう」という意見も多く寄せられていました。

こちらは「不滅のあなたへ」を見て心を虚無にしたいという方の投稿です。「不滅のあなたへ」は虚無そのものであるフシの物語で、時折グロいシーンもあり「グロい」「鬱漫画」といった評価も多いようです。しかしその一方で、「グロい」「鬱漫画」といった簡単な言葉で「不滅のあなたへ」を語る事ができないと感じているファンも多いようで、そんなファンからは「深い名作」として愛されているようです。

こちらは「不滅のあなたへ」はグロいシーンが時々あっても、内容自体が深くて大好きだという方の投稿です。前述しましたが、「不滅のあなたへ」に対しては「グロい」という印象が先走る事も多々あるようです。しかしその一方で、緻密に構成されている物語の完成度の高さに、「深い」と感じるファンも多いようで、じっくりと読み進めたい作品として高く評価されているようです。

こちらは「不滅のあなたへ」が面白いけど、精神的に辛くなるという方の投稿です。「不滅のあなたへ」はグロいシーンやトラウマ回が多く、読み進めると好きなキャラクターとの別れも訪れる「鬱漫画」とも言われています。しかしこの方は、悲しい事があっても最終回まで見届けたいと感じているそうで、この方のように「怖いけど最後まで見たい」と結末を待ち望んでいるファンも少なくないようです。

「不滅のあなたへ」で描かれているグロいシーンのまとめはいかがだったでしょうか？「不滅のあなたへ」は「聲の形」の作者が、自身が感じていた恐怖や不自由さをそのまま作品に注ぎ込んだと言われており、そんな孤独で寂しいフシと、いく先々で出会った人々との出会いが描かれています。そんなフシの成長や、ノッカーとの命懸けの戦いをまだご覧になった事がない方は、ぜひこの機会に本作をご覧になってみてはいかがでしょうか？