【トモダチゲーム】陰口スゴロク（第2ゲーム）をネタバレ！ルールや勝負の結末は？

「トモダチゲーム」に登場する「陰口スゴロク」は、ゲームを進めるたびに明かされる友一たちの知られざる過去や、最後まで予測不能な結末が展開され、仲良し5人組の友情に陰りが見え始めた注目の回です。以下では、「トモダチゲーム」の陰口スゴロクのルール解説や、ゲームの内容と結末のネタバレ解説などを、あらすじネタバレを交えながら解説しました。

「トモダチゲーム」は、山口ミコト原作・佐藤友生作画によるサスペンス漫画で、2014年から「別冊少年マガジン」にて連載されています。2022年4月にはアニメシリーズが開始され、同年7月からは二度目となる「トモダチゲーム」のドラマ版が放送されています。

母親の教えから、友情を大切にする高校生・片桐友一には、美笠天智・四部誠・沢良宜志法・心木ゆとりという仲の良い友達がいたものの、ある出来事をきっかけにトモダチゲームへの参加を余儀なくされます。初めこそ余裕を見せていた友一達でしたが、序盤からゲームは上手くいかず、かつ5人の友情に亀裂を入れるような卑劣なゲーム内容により、5人は疑心暗鬼に陥ってしまいます。

「陰口スゴロク」は、友達を地獄に落とすとも表現される残酷なゲームであり、自分たちの友情を信じて疑わない友一たちの友情も、陰口スゴロクによって亀裂が生じました。以下では、いかに友達の隠し事を暴露するかが自身の勝敗の鍵を握る、トモダチゲーム・第2陰口スゴロクから、ゲームの基本的なルール解説と、特別なルール解説を、あらすじネタバレを交えながら解説しました。

「陰口スゴロク」は、さいころの代わりに陰口ペーパーを用意し、その内容によって進めるマス目が決まり、最初にゴールをした人が第3ゲームへ進出します。ゲームの基本的なルールは、まずBOXと呼ばれる別室に1人ずつ入り、最低3分間はその場所に滞在し、陰口ペーパーに友達の隠しごとを書きます。それらは、マナブを通じて神様（視聴者）に向けて暴露され、神様の好感度が低い順にマス目が与えられます。

マス目は、神様の投票により5マス・4マス・3マスに振り分けられ、好感度が一番高い内容、または白紙で提出した場合は1マス進みます。一方、陰口ペーパーに嘘の記述をした場合は、ペナルティとして強制的にトップに追いやられる「神罰」とルールが適用されます。また、スペシャルチャンスに最初に当たると、誰か1人を指名して、運営側が独自に調べたその人の隠し事を暴露できるルールも設けています。

いかに自分のマスを進ませないかが勝敗の鍵を握る「陰口スゴロク」には、特別なルールも設けており、ゴールせずにクリアできた場合には、1人100万円の追加賞金を獲得できる他、第3ゲームへ出場しなくても良いことや、一時帰宅が許可されます。しかし、これは仲間割れを狙う運営側の思惑であり、それらに惑わされず、チーム全員が同じタイミングでゴールできるかが、このゲームの攻略ポイントとなっています。

全部で60コマで構成され、クリアできれば賞金200万円が獲得できる陰口スゴロクも、友情さえあればクリアが簡単なゲームでしたが、至るところに参加者の友情に揺さぶりをかけるようなイベントが仕組まれ、友一たちもそれらに翻弄されていきます。以下では、結末までどのような展開をみせるのか気になる、陰口スゴロクの内容をあらすじを交えながらネタバレ解説します。

ゲームの進行役・マナブ先生からゲームのルールやクリアするためのコツを聞いた友一たちは、全員でのクリアを目指して陰口ペーパーを白紙で提出する作戦に出ます。陰口スゴロクは、マス目のイベントに惑わされず、足並みをそろえて1マスずつ進めれば、最終的には第2ゲームでの収支はプラマイゼロで、借金を増やすことなく、次に進むことができます。

そこで、友一たちも全員が白紙で提出することで、5人同時でのクリアと、これ以上の借金を作らないように画策するも、まるで参加者の足並みを乱すような、意地の悪いイベントに立て続けに遭遇し、友一たちは次第に翻弄されていきます。

友一たちに不穏な空気が漂う中、陰口スゴロクは第3ピリオドに突入し、ついに隠し事が書かれた陰口ペーパーが登場しました。その内容は、沢良宜志法は友一のことが好きで、過去に三笠天智と付き合っていたというものでした。志法に好意を抱いていた四部誠は彼女に問い詰めるも、実は志法と天智が付き合っていたのは、2人の父親のお酒の席での出来事をきっかけに、父親の前では付き合っているふりをしていたことが判明します。

そのため、志法と天智が付き合っていたという内容は嘘になってしまい、四部は嘘の内容を書いた人物へのペナルティを指摘します。しかし、天智が志法のことを好きだと断言したことで神罰は発生せず、ゲームを再開させます。

志法に関する隠し事を皮切りに、第4ピリオドでは白紙提出の約束を破り、3つの隠しごとが提示されました。1つ目は、四部は中学2年生まで異性の親とお風呂に入っていたこと、2つ目は、友一は一週間、お風呂に入らなかったことがある、3つ目は志法は顔を整形しているという内容でした。

志法の整形に関しては、顔に負った傷を隠すための処置と説明されるも、整形に対するイメージや、好意を寄せる女友達の衝撃的な過去に四部は驚きを隠せず、心木ゆとりも表面では平静を装うも、内心では志法の整形に動揺していました。

四部・友一・志法の過去や隠し事にそれぞれが驚きを見せる中、第5ピリオドでは、ゆとりが中学生の時に援助交際をしていたことが暴露されます。この事実を知る人物は志法しかいないというゆとりは、志法に暴露されたと怒りを顕わにします。実は、志法と出会う前、ゆとりは壮絶ないじめを受けており、それらから逃れるために、やむを得ず援助交際に走ったことが判明します。

一方、ゆとりの衝撃的な過去を暴露したのは中学時代からの親友・志法ではなく、三笠天智であり、第3・4ピリオドにて発表された隠し事の大半は、天智が書いた内容でした。また、友一のクラスの修学旅行費を盗んだ犯人や、友一たちをトモダチゲームに巻き込んだのも天智であり、その目的は尊敬する父親の死の原因となった、志法への復讐でした。

第6ピリオドでは、志法の下着はグレーか黒のボクサーパンツ、三笠天智の年齢詐称が暴露されます。志法の件はゆとりによって明かされるも、天智の年齢に関しては志法にしか知らない情報であり、志法を更に追い込むべく、天智は志法が書いたような発言をし、彼女を追い込みます。しかし、志法が5マス進んだところでスペシャルチャンスが到来し、志法は4人のうち1人を指名し、運営側が入手した隠し事を暴露することができます。

天智に追い込まれていると悟った志法は、当初、天智を指名しようと考えるも、自分には暴露されるネタがないと豪語する四部が自ら名乗り出たことで、四部に決定しました。そして、蓋を開けてみると議員である父親の汚職が発覚し、四部は窮地に追い込まれます。

第7ピリオドでは、マナブ先生も発表に困る内容が書かれ、それは四部誠は殺人を犯したというものでした。これまで仲間の隠し事の多くは、天智によって暴露されてきたものの、これに関しては天智も初耳だったため、驚きを隠せませんでした。同時に、殺人というワードはこれまでの隠し事とは比べものにならない内容であり、明らかに四部を追い込むために仕組まれたとも思われました。

自分は殺人を犯していないと訴える四部でしたが、運営側にその事実を証明することができず、四部は陰口スゴロクの首位に追いやられてしまいます。四部の殺人に関する内容は、実は友一が書いたものであり、ある目的のためにわざと嘘の内容を提出しました。

当初は、全員白紙で提出してゲームクリアを目指すはずだったのが、ある人物の裏切りによって志法が負けるように意図的にリードされていることが見えてきます。第1ゲーム・コックリさんゲームの時点から裏切り者の存在を把握していた友一は、まずは裏切り者を特定するべく作戦を練るも、一枚上手の裏切り者に敵わず、作戦は失敗に終わります。

陰口スゴロクも間もなくゴールが見え、志法が残り1マスとなった頃、何とか裏切り者をあぶり出したい友一は、裏切り者が自分から名乗り出る方法を考案します。それは、自分の名前を書いた陰口ペーパーに「トモダチゲームに申し込んだのは自分だ」と書かせ、嘘の内容を書いたペナルティで全員が首位に立つことでした。

この内容は友一たちにとっては嘘になるものの、裏切り者には真実の内容となり、嘘が発覚した時点で神罰が下らなかった者こそが裏切り者となります。しかし、全員が嘘の内容を書くことは、裏切り者を除く4人の第3ゲームへの進出を確定させる結末が予想されるも、友一のある作戦によって予想外の結末を迎えることになります。

裏切り者の暗躍によってゲームは思わぬ方向へ向かってしまうも、友一のある作戦により裏切り者があぶりだされ、第3ゲームへの参加者が確定しました。以下では、衝撃的な展開の数々と、観る者の予想を裏切る結末が話題を呼んだ、トモダチゲーム・7陰口スゴロクの勝負の結末やゲームの結果を、あらすじを交えながらネタバレ解説します。

お互いの秘密が暴露されたことや、裏切り者の暗躍によって疑心暗鬼に陥った友一達でしたが、友一は裏切り者をあぶりだす手段として、自分がトモダチゲームに申込んだと嘘の内容を書くように指示します。しかし、蓋を開けてみると、友一の指示に通りに動いたのは天智だけであり、残り4人は白紙で提出していました。

天智が裏切り者だとマークしていた友一は、名乗らせる形で天智が裏切り者であることを暴露し、かつ、トモダチゲームの申込者であれば、ペーパーの内容も本当であり、ペナルティを課されることはありませんでした。しかし、友一は、裏切り者を窮地に陥れることとは別の目的を持っており、裏切り者を特定することは、友一にとってあまり重要ではありませんでした。

第ゲームへの突入を機に裏切り者の存在を確信した友一は、まず裏切り者を特定するべく、陰口ペーパーを使って仲間にメッセージを与えていました。その内容は、志法に自身の過去を暴露させたり、志法・ゆとりに不仲であるような芝居をさせるもので、裏切り者をあぶろうと試みます。

陰口ペーパーを伝言メモとして使用するためには、陰口BOXに入れる順番も重要となり、志法に向けてメッセージを送るには、友一の次に志法をBOXに入れる必要がありました。そこで、さりげなさを装うことで、要所ごとにBOXに入る順番を誘導し、志法にメッセージを伝達していました。

トモダチゲームで使われるネームプレートは、その裏にそれぞれの借金の額が記載されており、万が一、他人に借金額を知られた場合は、自身の借金が2倍に膨れ上がるペナルティが課されます。そのため、ネームプレートは、トモダチゲームにてもっとも重要なアイテムであり、友一はそのルールに着目し、四部・志法・ゆとりからネームプレートを預かる、人質にすることで3人の信用を勝ち取り、裏切り者をあぶりだすことに成功します。

友一の策略により、裏切り者が天智と発覚したものの、陰口スゴロクは、マス目が残り1に迫った志法の上がりが目に見えていました。しかし、ここで友一は、自分が暴露した四部の殺人疑惑は嘘だったと明かし、本当は自分が殺人を犯したと明かします。仲間たちに衝撃が走る中、運営側の調べで友一は過去に3人も殺害していたことが発覚し、ペナルティによって友一が第3ゲームへ進出が決定しました。

陰口スゴロクの結末は、二転三転を経ながら最終的には片桐友一の敗北に終わりましたが、実は、第3ゲームへの進出は友一の計画だったことが発覚し、トモダチゲームを壊滅させるべく、単独で次のゲームへ歩みを進めます。しかし、ゲームを進めるにつれて難易度が上がっていくことから、友一が単独で第3ゲームをクリアすることは不可能であり、そこである人物が助っ人に名乗りでます。

陰口スゴロクの結末は、志法達だけでなく、天智ですら予測できなかったものでしたが、単身で第3ゲームに挑む友一へ更なる衝撃的な出来事が起きました。以下では、トモダチゲームの陰口スゴロクの結末ラストで描かれた、天智と友一のキスの理由や、2人のその後についてあらすじネタバレ解説しました。

陰口スゴロクの結末が見え、敗者は友一と確定した矢先、天智は自ら第3ゲームへの参加を名乗り出ます。しかし、ゲームのルール上、友一が先にゴールに到達したことで、天智はゴールせずにクリアでき、第3ゲームへ参加しなくても良い権利が与えられています。そこで、天智は陰口スゴロクのルールから、自分が書いた内容に嘘があったことを暴露し、嘘を証明することでペナルティを受けようと画策します。

その内容は、第2ゲーム序盤で発した志法との交際の件でしたが、実際は父親たちの前で付き合っていたふりをしていたことを明かし、自分が本当に好きなのは友一だと暴露します。そして、自分が書いた内容が嘘であることを運営者側に証明するべく友一とキスをし、陰口ゲームのルールに沿って天智は、首位に飛ばされて友一と共にゴールしました。

借金180万円を抱えて第3ゲームに挑むことになった天智は、友一たちをトモダチゲームに巻き込んだ理由を明かします。天智は、過去に別のメンバーでトモダチゲームに挑んだものの、友人の裏切りに遭い借金を背負わされたこと、トモダチゲームのことを父親に相談し、父親が刑事である志法の父親の元へ向かった矢先、何者かに殺害されたことを話します。

その時、天智は別の高校に通っていたものの、トモダチゲームに関する一連の事件を受けて、友一たちの高校に進学しました。天智が、トモダチゲームへの参加を決めた理由は、父親の死の真相を知るためと、父親の死に関与していると見られる志法への復讐であり、クラスの修学旅行費を盗み、それらをトモダチゲームの参加費用に充てました。

今回が2度目の参加となる天智は、第3ゲームの過酷さをある程度知っており、かつ友一の単独ではクリアできないと推測し、彼に対する信頼の回復をかけて自らゲームに参加する意思を示しました。第3ゲームは、広大な森を舞台にした「友情かくれんぼ」で、隠れ役を務める天智は命の危機に瀕しながらも、友一を信じ続けてゲームクリアに成功しました。

以下では、友一たち5人の衝撃的な過去が明かされたことや、5人の友情に揺さぶりをかけるようなゲーム内容が目を引く、トモダチゲーム・陰口スゴロクに関する感想や評価を紹介します。

「トモダチゲーム」は、原作20巻時点で大人のトモダチゲームに突入し、これまで以上の熾烈なゲームが繰り広げられる一方、初期に描かれた陰口スゴロクは、5人の友情を揺るがすような心理戦とも呼べるでしょう。また、「トモダチゲーム」のファンからは、これまで登場したゲームの中で、陰口スゴロクのエピソードが好きという感想を寄せており、ゲーム終了後の天智の行動など、最後まで予測不能な展開が繰り広げられました。

陰口ゲームの見どころと言えば、様々な策を巡らせて裏切り者のあぶり出しを試みる、友一の企みが挙げられ、ストーリーを追うごとに明かされる友一の策略は、観る者すべてに衝撃と驚き与えました。最後の最後まで先を読ませない怒涛の展開や、自ら第3ゲームへ進むために密かに暗躍していた友一の行動力、そして、結末ラストの衝撃展開はファンを楽しませ、面白すぎるとも評されています。

ゲームを通じて友一たちの本性が次々と明かされた陰口スゴロクは、ゲームそのものの過激さに加え、ゲームを通じて暴露されていく仲良し5人組の過去や、トモダチゲームの壊滅を目指す友一の裏の顔など、様々な意味で衝撃的な回となりました。陰口スゴロクでは、過去を暴露されて窮地に陥るキャラ達の変貌ぶりも見どころであり、その中でも悪い顔をさらけ出す友一の顔が一番好きとの感想も見られます。

見る者の予想を二転三転させるストーリー展開が見どころの「陰口スゴロク」の回は、終盤に近づくにつれてどんでん返しが次々とおき、友一の策が予想を上回るもので驚いたとの感想も寄せられています。また、陰口スゴロクでは、裏切り者・三笠天智の動向も注目ポイントであり、友一と天智の心理戦も陰口スゴロクの見どころでしょう。

「トモダチゲーム」の序盤でありながら、キャラクター達の衝撃的な過去や、先の読めない展開が繰り広げられた陰口ゲームは、ファンからはえげつないエピソードと評されています。陰口スゴロクのえげつさは、チームの友情を壊すようなゲーム内容だけでなく、知られたくない過去を暴露される点も挙げられ、果たして友一たちの友情は本当なのか、観る方も疑心暗鬼に陥ってしまうでしょう。

「トモダチゲーム」の陰口スゴロクのルールや内容、結末や勝負の結果などを、あらすじネタバレ解説しました。まだ第2ゲームにも関わらず、過酷なゲーム内容で知られる陰口スゴロクは、友一たち仲良し5人組の知られざる過去が明かされ、5人の友情を大きく揺さぶりました。また、陰口スゴロクの終盤には、天智・友一のキスシーンも描かれ、広い意味で衝撃的なエピソードと呼べるでしょう。