【トモダチゲーム】こっくりさんの結果をネタバレ！第1ゲームのルールも解説

トモダチゲームは、原作：山口ミコト、作画：佐藤友生のコンビによる漫画作品です。講談社の別冊少年マガジンにて2014年より連載が続いています。単行本は20巻まで刊行され、2022年5月現在の累計発行部数は370万部を超えています。

また、トモダチゲームのメディア展開としては、2017年にテレビドラマと映画（2部作）にて実写化されたほか、2022年4月にはテレビアニメ「トモダチゲーム」が日本テレビほかにて放送されています。

主人公の片切友一は、亡き母の教えに従いお金よりも友情を大事にする高校生。新聞配達をしながら1人暮らしをしています。ある日、友一のクラスで修学旅行代金の盗難事件が発生します。友一は学年一の秀才・美笠天智やクラス副委員長・沢良宜志法、クラス委員長で市会議員の息子・四部誠、そして虐められっ子・心木ゆとりの4人と共に拉致されます。連れてこられた場所では謎のゲーム・トモダチゲームが始まろうとしていました。

この記事では、トモダチゲームの第一ゲーム・こっくりさんについて特集していきますが、その前に「トモダチゲーム」とは一体何なのか、概要について解説します。

トモダチゲームが始まると、進行役としてマナブくんと呼ばれる謎の人形が登場します。ボーダーシャツとオーバーオールで身を包み帽子を被った癒し系の見た目をしているマナブくん。トモダチゲームのゲーム内容によって役職・衣装を変え、役職に応じた呼び名（マナブ先生やマナブ軍曹など）を使い分けています。

トモダチゲームは、参加者が借金を返済することを目的として行うゲームです。次にトモダチゲームの共通のルールについて解説しておきましょう。

まず、トモダチゲームのゲーム参加者にはネームプレートが配布されます。ネームプレートの表には名前が、そして裏面には参加者の借金の金額が表示されます。裏面の借金の額は、ゲームで獲得した賞金をリアルタイムに反映しが変動します。ネームプレート裏面の金額を他人に見せることはタブーで、もし見せた場合には罰として借金の金額が倍になってしまいます。

トモダチゲームに参加する場合には、借金の金額は参加人数で均等割りされます。例えば借金が3000万円の場合、1チーム5人ですから1人あたりの借金は600万円となります。そしてゲーム参加者は借金の10％を参加費として支払います。

トモダチゲームでは、ゲームを1回クリアするごとに参加者は200万円を獲得します。ゲームの難易度ですが、友達を疑わなければ簡単にクリアできるものがほとんどと言われています。ゲーム終了時に残った金額が個々の参加者の借金額として確定します。

ここからは、トモダチゲームで最初に行われるゲームであるこっくりさんゲームの結果についてネタバレで解説していきます。

1問目から4問目まですべて不正解だったトモダチゲームのCチーム。こっくりさんゲームの最後となる5問目が出題されます。その問いとは「私たちはこれからも友達だ」というもの。互いに疑心暗鬼に陥っているメンバーは誰も押し黙ったまま口を開こうとはしません。その時、突然友一が「今日の沢良宜の下着の色知ってるか？」と口火を切ります。

4人は唖然とした表情で友一を見つめますが、友一は何食わぬ顔でブービーペナルティーのルールについてハッタリをかまします。目が点になっている4人に向かって友一は、場の雰囲気を和ませるために冗談を言ったと釈明します。

友一は「この中に裏切者はいないと信じている」と言った後、「”はい”に決まっているよな」と他のメンバーを威圧するように5問目に対する答えを口にしました。友一の言葉通りに5人が指を乗せた10円玉は「はい」の方向に動きます。見事に第一ゲームはクリアされたのです。その結果、Cチームは賞金の200万円を手にしました。

5人の奮闘の結果、何とかこっくりさんゲームはクリアできました。その後友一は他のメンバーに借金残高を尋ねます。すると全員が口をそろえて元の額400万円から賞金で得られた40万円を差し引いた360万円と答えました。

しかし、先ほどのゲームで他人が信じられなくなっていた友一は、1人教室に残って皆の回答用紙を確認します。ところが回答用紙には、光が一定時間当たるとインクが消えてしまう特殊加工が施されており、他のメンバーの残高を確認することはできませんでした。

そんな友一のところに沢良宜志法がやって来ます。彼女は友一が修学旅行代金盗難の犯人だと疑っていましたが、友一に好意を抱いていたのであえて追及はしなかったと打ち明けます。

志法は、トモダチゲームをクリアするため互いに協力することを友一に提案、友一も同意します。友一もまたトモダチゲームで疑心暗鬼に陥っており、結果として味方になる人間を求めていたようです。

志法は友一に心を開いている証として、彼だけに自分の借金残高を教えます。彼女は、当初の額を大きく上回る760万円もの借金を抱えていました。1問目で不正解をした時に声を漏らしてしまい、ペナルティを課せられたからです。

実はこの時、友一と志法の会話を廊下で盗み聞きしている人物がいました。それは、学年トップの学力を誇る秀才・三笠天智でした。5人のチームワークが求められるトモダチゲームが行われている中、友一と志法の結託とそれを知った三笠天智。今後の展開が波乱含みとなる中、トモダチゲームの第一ゲーム・こっくりさんは終了し、次なるゲーム「陰口すごろく」に舞台は移っていきます。

トモダチゲームの第一ゲーム・こっくりさんのルールはどうなっているのでしょうか？順番が前後してしまいましたが、ここからはこっくりさんのルールをネタバレ解説していきます。

「こっくりさん」という遊びがありますがご存じでしょうか？19世紀西洋の「テーブル・ターニング」に起源を持つ占いの一種です。漫画トモダチゲームのこっくりさんもやり方はよく似ていますがルールは異なるようです。

トモダチゲームのこっくりさんでは、まず全員がテーブルに乗せた10円玉の上に指を置き、問題に対して「はい」か「いいえ」で答えます。メンバー内で異なる意見がある場合、少数派の意見が採用されます。声を出すことは御法度で、もし声を出してしまうとペナルティが課されて借金が倍になります。

トモダチゲームのこっくりさんでは、5人のメンバーが1人1問ずつ出題しますので、全部で5問出題されます。出題者は封筒に入った問題を読み上げます。5問のうち1問でも正解（全員の答えが一致）すればゲームクリアとなり、賞金200万円を獲得します。もし5問すべて不正解の場合には、最も借金の多い者が1人でメンバー全員の借金を負うことになります。これは「最下位ペナルティー」と呼ばれているルールです。

ここからは、トモダチゲームのこっくりさんゲームについて、5問ある問題を1問目から順番にネタバレ解説していきます。

1問目の出題者は、クラス委員長の四部誠です。誠はおもむろに封筒を開けて問題用意を取り出します。彼が読み上げた問題は「日本一高い山は富士山である」という簡単なものでした。

日本人なら誰でも知っている内容ですが、皆が指を添えた10円玉は「いいえ」の方向に動いていきます。不正解という意外な結果に茫然とするメンバーたち。こんな結果になるのは、誰かが裏切ったからなのでしょうか？チーム内に不穏な空気が流れる中、トモダチゲームのこっくりさんゲームは第2問目へと移ります。

続いてトモダチゲームのこっくりさんゲーム2問目の解説に移ります。第2問目の出題者は副委員長の沢良宜志法です。問題はこれまた簡単な「1＋1は2である」というもの。友一は10円玉に添えた指を「はい」の方向へ動かそうと意識を集中させます。

ところが、10円玉は強い力で「いいえ」の方向に引っ張られ、結果は不正解となってしまいます。メンバーの中に裏切者がいるという疑惑は、友一の中で確信へと変わっていきました。

トモダチゲーム・こっくりさんの第3問目の出題者は、学年一の秀才・三笠天智です。彼の読み上げた問題は、「日本は英語で言うとジャパンである」。この問題も前2問と同様の結果になります。「はい」が正解なのは自明の理なのに、10円玉は動いていったのは「いいえ」の方向です。

友一は我慢の限界に来ていましたが、トモダチゲームの原則である「仲間を信じること」や母の教え「お金よりも友情を大事に」を思い出し必死でこらえます。

3問連続不正解で迎えた第4問目は友一が出題することになります。封筒を開けて問題用紙を取り出す友一。一瞬目が点になります。こっくりさんゲームの問題用紙には何も書かれていなかったのです。

ただし下の方に「問題は出題者が出すように」との注意書きがありました。そしてさらにその下には、「いいえ」が選択された場合には出題者の借金が半分になると記されています。友一は、この時今まで「いいえ」で不正解となっていた理由を理解します。10円玉が「いいえ」を示して借金が半額になれば、最下位を回避でき借金を全額背負うリスクがなくなるからなのです。

友一は「はい」が正解となる問題を考え、「一週間は七日である」を出題します。そして「はい」の方向に指を動かそうと試みるのですが、10円玉はまたしても「いいえ」に落ち着きます。何と4問目も不正解となってしまいました。

トモダチゲームの最初のゲーム・こっくりさんも最後の5問目となりました。出題者は心木ゆとりです。ゆとりが読み上げた問題は「私達はこらからも友達だ」というもの。友一は、何者かがゆとりに借金全額を負わせようとしていると睨みます。そこであえてルールを犯して声を上げます。沢良宜の下着の色を訊ねたのです。これにより友一の借金が倍になり、ゆとりを嵌めようとする企みを挫くことができます。

その上で、4問目の問題用紙に、「ルールが変更され借金の最も少ない者が全員の借金を背負う」と書かれていたと嘘をつきます。つまり借金の少ない裏切者に全借金を負わせると言いたかったのです。

「この中に裏切者なんていないよな」と念を押し、友一は問題への対応を他の3人に迫ります。結局最後は5人とも「はい」を選択し、ついにこっくりさんゲームをクリアすることができました。

ここまでトモダチゲームのこっくりさん特集をお届けしてきましたが、最後にこっくりさんに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するトモダチゲームのこっくりさんに関する感想・評価は、アニメ作品トモダチゲームの演出についてのツイートからです。原作漫画にあった説明を削除したのが良かったと言います。それでいて、声を出すと借金が2倍になることがわかるよう配慮がなされていて素晴らしいとのことです。

続いて紹介するトモダチゲームのこっくりさんに関する感想・評価は、トモダチゲーム・こっくりさんの矛盾点を挙げるツイートからです。頭を使ってこっくりさんのルールの盲点を突けばさらによい結果が得られるのかも知れません。

最後に紹介するトモダチゲームのこっくりさんに関する感想・評価は、こっくりさんにおける心理戦がわからないと嘆くツイートからです。複雑な心理戦は何度か見直さないとわからないかも知れません。

ここまで「トモダチゲームの第1ゲーム・こっくりさんの結果をネタバレ！」と題して、ゲームのルールからゲームの結果、そしてこっくりさんゲームの内容までネタバレで解説してきました。いかがでしたでしょうか？

トモダチゲームのこっくりさんゲームでは、メンバー全員が10円玉の上に指を置き、出題に対して「はい」か「いいえ」答えます。そのルールは以下の通りです。出題は全部で5問あります。1問正解すればゲームクリアーとなり賞金200万円を獲得。メンバー全員の答えが一致しない場合、少数意見が採用されます。5問すべてに不正解だった場合、メンバーの中で一番借金の多い者が全員の借金を背負わなければなりません。

友一たちのCグループは、4問目まで不正解が続き最後の5問目でゲームをクリアーします。簡単な問題を不正解に導いた裏切者の存在が疑われましたが、誰なのかは明らかになりませんでした。ゲーム終了後に友一と志法は今後協力していくことで一致します。その会話の一部始終を三笠天智が盗み聞きしていました。今後の波乱含みの展開を予想させる結末となっていたのではないでしょうか？