【魔入りました！入間くん】家系能力を徹底解説！家系魔術と使用キャラを一覧で紹介

『魔入りました！入間くん』は、2017年から『週刊少年チャンピオン』で連載されている漫画作品。作者は西修です。ひょんなことから悪魔の孫として魔界で生活することになった人間の少年・鈴木入間の活躍を描いており、2019年10月にテレビアニメ化されました。2022年8月時点でアニメ第2シリーズまでが放送されており、2022年10月からはアニメ第3シリーズが放送開始予定となっています。

主人公は、金銭目的で悪魔に売り渡されてしまった不幸な少年・鈴木入間、14歳。彼を買った大悪魔サリバンは入間を殺さず、それどころか入間に自分の孫になってほしいと懇願しました。こうして入間はサリバンの孫として、サリバンが理事長を務める悪魔学校バビルスに入学。人間であることを隠しながら、悪魔の同級生たちとトラブルだらけの学校生活を送っていくことになります。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その1、ウァラク・クララ。ウァラク・クララは入間の親友の1人。エクセントリックな性格の元気いっぱいな女の子です。彼女が持つ家系能力は「呼び出し（トイトイ）」。

一度見たものを複製できるという能力で、複製したものはポケットの中から取り出すことができます。例えば、お店に並んでいる商品を一度見てしまえば、その商品を買うことなく自分のポケットから取り出せてしまうのです。そのため、学校の売店員からはある意味万引き犯として警戒されています。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その2、サブノック・サブロ。サブノック・サブロは入間のクラスメイト。魔王になることを夢見ており、入間のことを同じ魔王を目指すライバルだと思っています。彼が持つ家系能力は「武器創生」。

噛んだ物質と同質の武器を創り出せるという能力で、この能力を発動するため、複数の金属板を首飾りにして身に着けています。これは彼だけでなく、サブノック一族の者は皆、家系能力発動のために何かしらの形で金属を身に着けているようです。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その3、アンドロ・M・ジャズ。アンドロ・M・ジャズは入間のクラスメイト。手癖が悪く、生徒のみならず教師相手にもスリを働く窃盗常習犯です。彼が持つ家系能力は「盗視（ピット）」。

見た相手が何を隠し持っているか瞬時に見抜き、盗むための最短ルートを割り出すという能力です。盗賊一族であるアンドロ家らしい家系能力と言えるでしょう。クララ同様、彼も売店員からブラックリスト認定されています。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その4、アガレス・ピケロ。アガレス・ピケロは入間のクラスメイト。いつも制服の下にパジャマを着ており、アイマスクを着用して寝てばかりいる悪魔で、アイマスクの下は美しい顔立ちをしています。

彼が持つ家系能力は「寝床（マイエリア）」。地面を自在に操ることができ、また地面の違和感を感知することもできます。修行で能力が向上した結果、地面を操って建造物を作り上げることができるようにもなりました。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その5、シャックス・リード。シャックス・リードは入間のクラスメイト。スリルを楽しむクラスのムードメーカーで、ギャンブルとゲームが大好きな悪魔です。彼が持つ家系能力は「感覚強盗（コントローラー）」。

対象の五感を奪うという能力で、奪った箇所は色が黒く変わります。その能力を応用して、魔力範囲内の聴力・視力を奪い続け、索敵を行うこともできます。一度に複数箇所の感覚を奪うこともできますが、その場合かなりの魔力を消費します。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その6、イクス・エリザベッタ。イクス・エリザベッタは入間のクラスメイト。容姿端麗、スタイル抜群、色気満載で社交的な美女ですが、勉強は苦手としています。彼女が持つ家系能力は「好感度（フルラブゲージ）」。

香りで対象の嗅覚に働きかけ、自分に好意を抱かせるという誘惑系の能力です。この能力を受けた対象は男も女も、エリザベッタのために様々な行動を取るようになります。ただし、術をかけすぎると使用者も相手も暴走してしまう可能性があるため、注意が必要です。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その7、ガープ・ゴエモン。ガープ・ゴエモンは入間のクラスメイト。古風な喋り方をする悪魔で、実家は道場を経営しているようです。悪魔にしては珍しく、世話焼きでお人好しです。彼が持つ家系能力は「風太刀（かまいたち）」。

風を操って刀を作り出し、風の刃を生み出して自由自在に操ることができます。実家が道場で、自身も剣術が得意であるというゴエモンにぴったりの家系能力であると言えるでしょう。能力で作った風の刃を使った「口鬼殺し（いきごろし）」という居合技が得意で、修行後はさらに、敵と味方が入り乱れて戦っている中で敵だけを選んで斬る「口鬼残し（いきのこし）」を編み出しました。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その8、カイム・カムイ。カイム・カムイは入間のクラスメイト。梟のような見た目の悪魔で、一見礼儀正しく紳士的ですが、実は異性への興味を隠さないオープンスケベです。彼が持つ家系能力は「翻訳（なかよし）」。

様々な生物の言語を自動翻訳し、会話をすることが可能です。そして会話をし、さらに生物を統率することができます。どんな生物でも統率できますが、自身が梟型の悪魔であるからか、鳥類の統率が一番やりやすいようです。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その9、クロケル・ケロリ。クロケル・ケロリは入間のクラスメイト。超認識阻害メガネをかけて目立たない大人しい女の子を装っていますが、実は魔界で屈指の人気を誇るアクドルとして活動しています。彼女が持つ家系能力は「氷面」。

冷気と氷を自由自在に操ることができる能力で、水の温度を下げたりすることもできます。能力としてはシンプルですが、それゆえに様々な形で応用が利きます。ただし、冷やすことに特化した能力であるがゆえに弱点は熱。興奮して体温が高まると体調を崩してしまう恐れがあります。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その10、プルソン・ソイ。プルソン・ソイは入間のクラスメイト。家系能力と家の教えの問題で他人に干渉することを避けており、クラスメイトとすらなかなか交流を持てずにいました。彼が持つ家系能力は「認識阻害」。

自分の姿・気配を消し去ることができるという能力です。プルソン家は隠密の一族で「絶対に目立たない」ことが家の教え。家系能力はあれど使うときと使わないときの選択が自由な他悪魔たちと違い、家の教えがのしかかっていたプルソンは常に家系能力と共にありました。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その11、アミィ・キリヲ。アミィ・キリヲは入間が所属する部活・魔具研究師団の先輩。メガネと京都弁が特徴的な悪魔で、破壊衝動が強い「元祖返り」です。彼が持つ家系能力は「断絶（バリア）」。その名の通り透明な壁を作り出し、攻撃を防ぐことができます。魔力さえ維持することができれば、13冠級の攻撃を防ぐことも可能であるようです。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その12、オロバス・ココ。オロバス・ココは、悪魔学校バビルスの1年A組に在籍する生徒。実技・座学ともに学年2位という優等生なのですが、いつも1位を入間たちがいる問題児クラスの生徒に奪われているため、問題児クラスに対抗心を抱いています。

彼の家系能力は「幻燈（トラウマ）」。対象のトラウマを幻という形で再現し見せることができます。ただし、オロバスには術をかけた相手がどんな幻を見ているのかわかりません。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その13、アザゼル・アメリ。アザゼル・アメリは悪魔学校バビルスの生徒会長。強く気高く美しくカリスマ性も備えた美女で、入間が人間であると感づいている数少ない悪魔です。彼女が持つ家系能力は「幻想王（ロマンチスタ）。自己暗示によってあらゆる能力を向上させる魔術で、つまりは最強の思い込みです。

「自分は強い」と強く思えば思うほど本当に強くなり、例えば毒をくらっても「問題ない」と思い込めば本当に毒は効きません。使いこなせれば最強の魔術ですが、少しでも気持ちが揺らげば敗北してしまうという危険をはらんでおり、また使用後は体に激痛が走ります。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その14、ロノウェ・ロミエール。ロノウェ・ロミエールは、悪魔学校バビルスの元風紀師団団長。後にアメリに認められ、生徒会メンバーとなりました。生粋のナルシストで、とにかくテンションが高い悪魔。彼が持つ家系能力は「注目（カリスマ）」で、自分自身に他者の注目を集められるというものです。目立ちたがり屋の彼にはぴったりの能力と言えるでしょう。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その15、バルス・ロビン。バルス・ロビンは悪魔学校バビルスの使い魔学を担当している新任教師。真面目で熱血な爽やか青年ですが、1つのことに集中すると周りが見えなくなる悪癖を持っています。彼が持つ家系能力は「一射必中」。彼が放った矢は一切の干渉を受けず、必ず狙った的に命中します。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その16、オリアス・オズワール。オリアス・オズワールは悪魔学校バビルスで占星術を担当している教師。入間のクラスメイトであるリードが所属している遊戯師団（ゲームバトラ）の顧問でもあります。

彼が持つ家系能力は「占星（ラッキーハッピー）」。オズワールの起こす全ての事象が必ず幸運に繋がるという能力なのですが、幸運だからといって何でもカバーできるわけではなく、またオズワールが無意識に手を抜いた場合は発動しないそうです

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その17、アンドロアフレス・イチロとアンドロアフレス・ニロ。アンドロアフレス・イチロとアンドロアフレス・ニロは悪魔学校バビルスの生徒。周囲からは「ドロドロ兄弟」と呼ばれています。彼らが持つ家系能力は「逆鱗（スイッチ）」。相手を挑発して理性を削り、正気をなくさせる能力です。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その18、バラム・シチロウ。バラム・シチロウは悪魔学校バビルスで空想生物学を担当している教師。大きな体とマスク、不気味な言動から生徒たちに恐れられていますが、実はとても心優しい悪魔で、入間が人間だと知り何かと彼をサポートしてくれます。

彼が持つ家系能力は「虚偽鈴（ブザー）」。観察対象の嘘・不正を察知することができるという能力で、学校でテストを行う際の不正対策として重宝されています。入間が人間であるという事実をすぐに信じることができたのも、この能力で入間の言葉に嘘がないか見抜くことができたからでした。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その19、トリトン。トリトンは魔界にあるテーマパーク・ウォルターパークの地下にある監獄要塞・ウラボラス監獄の副看守長です。彼が持つ家系能力は「握首」。万物を握り潰すことができる能力で、監獄内ではその力を使って囚魔たちの手首や足首を握り潰していました。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その20、ブエル・ブルシェンコ。ブエル・ブルシェンコは悪魔学校バビルスで回復術を担当している教師。1年D組の担任も務めています。彼の家系能力は「半永久（ヒール）」。どんな傷も治すことができますが魔力量に依存し、また痛みを断つことはできません。生物の怪我だけでなく、部屋の修復にも使える能力であるようです。

『魔入りました！入間くん』の家系能力・家系魔術と使用キャラ一覧その21、バルバトス・バチコ。バルバトス・バチコはロビンの従姉で、弓に長けた一族・バルバトス家本家の出身。入間の師匠になり、彼に弓矢を教えました。彼女が持つ家系能力は「百射百中」。一度に100本の矢を放つことが可能です。ただし、命中率は射手の技量で決まります。

魔界の口頭魔術・無口頭魔術・家系魔術についての解説その1、口頭魔術。口頭魔術は呪文を唱えることで発動可能な魔術。最も簡単で基礎的な魔術です。炎を出現させる「ラファイア」や、変身魔術である「チェルーシル」が口頭魔術にあたります。以上、魔界の口頭魔術・無口頭魔術・家系魔術についての解説その1、口頭魔術でした。

魔界の口頭魔術・無口頭魔術・家系魔術についての解説その2、無口頭魔術。無口頭魔術は、その名の通り呪文を唱えることなく発動する魔術。口頭魔術よりも難しく、習得するにはかなりの時間と練習を必要とします。

入間の親友であるアスモデウス・アリスが使う炎の魔術は無口頭魔術です。アリスは炎の無口頭魔術を幼少期から鍛えており、それによって現在の力を手に入れました。以上、魔界の口頭魔術・無口頭魔術・家系魔術についての解説その2、無口頭魔術でした。

魔界の口頭魔術・無口頭魔術・家系魔術についての解説その3、家系魔術。家系魔術とは、家系能力とも言われるレア度が高い魔術。それぞれの家系に伝わっている特別な魔術であるため、家系魔術を見ればどの家の出身なのかがわかることもあります。

例えば、クララはウァラク家の出身であるため、ウァラク家に代々伝わる家系魔術を使うことができます。ウァラク家以外の悪魔がどんなに特訓しても、ウァラク家の家系魔術を使うことはできません。以上、魔界の口頭魔術・無口頭魔術・家系魔術についての解説その3、家系魔術でした。

『魔入りました！入間くん』の主人公は、人間の少年・鈴木入間です。彼は奔放な両親に幼い頃から振り回され、あげく大悪魔サリバンに売り飛ばされて、魔界へやってきました。サリバンの孫として悪魔学校バビルスに通うことになった入間はそこで個性豊かな悪魔たちと交流することになり、彼らとの絆を深めていきます。

入間が人間であることは周囲には内緒なのですが、たった1人の人間であるがゆえに悪魔たちの想像がつかないトラブルを巻き起こすことがよくあり、魔界で何かと注目を集めています。

両親によって幼い頃から様々な方法で金を稼がされ、度々危険な目にも遭ってきた入間。そんな彼が手に入れた能力が、圧倒的危機回避能力です。この能力のおかげで入間は、ありとあらゆる攻撃を完璧に回避することができます。また、人間である入間の血は、魔界では種族を問わず傷を癒やす力を秘めています。

悪魔学校バビルスに入学すると、生徒たちはすぐに使い魔を得ることになります。入間の使い魔は、悪魔学校バビルスの筆頭教師であり、入間が所属する問題児クラスの担任であるナベリウス・カルエゴ。

カルエゴはとても厳しい教師で「厳粛に」「粛に」が口癖です。入間たち問題児クラスの生徒が巻き起こすトラブルの数々に頭を抱えており、何かと彼らに厳しい言葉を投げかけますが、教師として彼らのことをきちんと気にかけている様子も度々見て取れます。

教師であるカルエゴが入間の使い魔になってしまった原因は、入間が人間というイレギュラーな存在だったことです。悪魔学校バビルスに入学した悪魔たちは、使い魔召喚の儀式を行います。儀式を監督するのはカルエゴで、彼は不正防止のため、儀式に使う羊皮紙は自分の印が入ったものを使うようにと生徒たちに言いました。この儀式は「悪魔」が使い魔を召喚することしか想定していないものです。

しかし召喚とは悪魔が使い魔を喚び出すことだけでなく、「人間」が悪魔を喚び出すことも指します。人間である入間がカルエゴの印が入った羊皮紙を使って召喚を行った結果、悪魔カルエゴは入間に召喚されたと見なされ、入間の使い魔になってしまいました。使い魔姿のカルエゴは人型ではなく丸い鳥のような姿になり、生徒たちから「エギーちゃん」というあだ名をつけられることになります。

入間の親友の1人であるアスモデウス・アリス。彼は炎をよく操っているため、炎こそアスモデウス家の家系能力だと思っている人がいますが、実は彼が操っている炎は努力の末に使えるようになった無口頭魔術。家系能力ではありません。元ネタとなっているアスモデウスという悪魔が色欲を司る悪魔であるため、アスモデウス家の家系能力は「魅了」など誘惑系のものではないかと推測されていますが、まだ明らかになっていません。

アメリの家系能力は、自分の力を信じ臆さないことで最強の力を発揮できるものです。常に努力して高みを目指し、自分を信じることができる土壌を作ってきたアメリだからこそ使いこなすことができるかっこいい家系能力でした。

『魔入りました！入間くん』の主要キャラクターの1人であるアスモデウス・アリスの家系能力を気にしている人はかなり多い様子。アリス自身は家系能力を他者に教えたくない様子ですが、もしかしたらこれから明らかになるかもしれません。

漫画『魔入りました！入間くん』に登場するキャラクターの家系能力・家系魔術、そして口頭魔術・無口頭魔術などについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？登場キャラたちがそれぞれの家系能力・家系魔術を駆使して活躍していく様子が『魔入りました！入間くん』の大きな魅力の1つとなっています。

また、作中に登場する様々な口頭魔術・無口頭魔術もファンタジー好きの心をくすぐるポイントです。今後も興味深い能力・魔術が描かれるであろう、漫画『魔入りました！入間くん』から目が離せません。