ブルーピリオドはつまらない?面白い?漫画の評価・感想をまとめて紹介

『ブルーピリオド』の漫画はつまらないか、面白いかを詳しくまとめてます。つまらないと言われる理由と、面白いと言われる理由をそれぞれ解説!気持ち悪いと感じたのは、どのようなシーンであるのかも検証しています。実際に『ブルーピリオド』を読んだ人の感想や評価を、ピックアップして載せているため必見です。また、『ブルーピリオド』に登場するキャラクターの名言を紹介するため、ぜひチェックしてみてください。

ブルーピリオドはつまらない?面白い?漫画の評価・感想をまとめて紹介のイメージ

目次

  1. ブルーピリオドとは?
  2. ブルーピリオドの漫画がつまらないと言われる理由
  3. ブルーピリオドの漫画が面白いと言われる理由
  4. ブルーピリオドの名言や名セリフ
  5. ブルーピリオドに関する感想や評価
  6. ブルーピリオドがつまらないと言われる理由まとめ

ブルーピリオドとは?

ブルーピリオドの概要

『ブルーピリオド』は、山口つばさ先生が描いた日本の人気漫画です。2017年より「月刊アフタヌーン」にて連載されており、美大を目指す若者たちの青春漫画になっています。美術をテーマにしており、受験生たちが苦悩や葛藤と向き合いながら、希望に向かって歩む姿が魅力の作品です。

2021年10月にはテレビアニメとして放映され、2022年7月現在で単行本は12巻までが発売されています。2022年6~9月には、東京でブルーピリオド展が開催されており、ブルーピリオドの美術の世界を堪能できると好評です。

ブルーピリオドのあらすじ

『ブルーピリオド』の主人公である八虎は、見た目は金髪で酒もタバコも嗜む不良です。しかし、成績はトップクラスに入るほど優秀な高校生でした。幼少時代から何でもこなしてしまうため、何かに熱く取り組んだ経験がありません。何となく過ぎていく毎日を過ごしていた八虎は、ある日1枚の油絵に出会います。そのことをきっかけに、美術の世界へとのめり込んでいきます。八虎は美大を目指す決心をして、予備校へ通い始めました。

ブルーピリオド|アフタヌーン公式サイト - 講談社の青年漫画誌

ブルーピリオドの漫画がつまらないと言われる理由

理由①主人公のキャラが暗い

『ブルーピリオド』の大学編で、八虎はさまざまな苦労や葛藤に立ち向かっています。しかし、重く受け止めすぎて、キャラが少し暗いという感想があります。全力で受け止めるため、八虎は深く傷ついてしまうのでしょう。八虎は落ち込みやすい性格で、復活してもまたすぐに落ち込んで悩むことを、繰り返していまいます。逃げずに向き合う姿は素晴らしいけれど、暗い姿ばかりだと、読者も疲れてつまらないと感じるときがあるようです。

美大を目指している受験生の頃との熱量の差を、感じるシーンも多くあります。八虎は大学に入って、まだ自分らしさを見つけていません。周りとの実力の差に落ち込み、自分を見失いつつあります。今後、八虎が美術と関わりながらさらに成長して、ワクワクするシーンも増えてくることを期待しましょう。

理由②1巻は絵を描くことの基礎部分が多い

『ブルーピリオド』の第1巻がつまらないという評価も上がっています。なぜ第1巻がつまらないのでしょうか?理由の一つに、絵画の基礎や技法を、レクチャーするシーンが多いことがあります。美術にさほど興味のない人にとっては、つまらなく感じてなかなか読み進まないようです。

八虎が油絵に出会って美術の世界に没頭してからは、絵画の基礎知識を語るシーンが多くあります。デッサンの練習法や芸術家の話が長く、ストーリーの展開が遅くてつまらないと感じた人もいました。その反面、美術に興味のある人にとって、第1巻は面白いでしょう。2巻以降では八虎の受験や予備校で出会う友人たちについても、物語が進んでいくため見ごたえがあります。

理由③大学編で次の目標を見失う

大学編での八虎は、まだ目標がはっきりしていないため、読みながらつまらないと感じることもあるでしょう。受験生の頃の八虎は、藝大に合格するという大きな目標がありました。目標を達成して見事に入学しましたが、その後の八虎は何を目指したいのかが、明確になっていないのです。つまらないと感じる人もいますが、目指したいものが分からないことが、まさにリアルな描写だという評価もあります。

大学に入学したけれど、何を目標にしたらいいか分からないという人も、現実世界にも多くいます。入学してしばらくは、目指したいものが何かを見つける時期のため、これから面白い展開になっていくかもしれません。大学時代では、未成年から大人へと成長していくため苦悩も伴います。八虎が自分らしく表現したいものを見つけたら、なお一層面白い内容になっていくでしょう。

理由④大学編は現実的過ぎる

『ブルーピリオド』の大学編は、登場人物の悩みや葛藤が現実的過ぎて、読んでいると苦しくなるという感想もありました。例えば、読んでいると自分が過去に経験したつらさが蘇ってしまう、心に刺さりすぎて痛いという人もいます。おそらく、リアルすぎて感情移入するのでしょう。つまらないというよりは、つらくなるという言葉のほうがしっくりきます。

また、第8巻の藝祭の準備のシーンなどは既視感があり、先の展開が分かりやすくて、つまらないと感じる人もいました。しかし、学生生活を背景にした漫画は、多少の既視感があるのは仕方ないでしょう。

Thumb【ブルーピリオド】声優キャスト一覧!アニメ代表作や過去に演じたキャラは? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ブルーピリオドの漫画が面白いと言われる理由

理由①イケメンな主人公

『ブルーピリオド』の漫画の主人公は矢口八虎で、見た目はかなりのイケメンです。お酒を飲んだりタバコを吸ったりと、素行の悪さが目立つ一面もあります。しかし、それは友人とうまく付き合うために、やっていたことでした。実際は成績も優秀で、何でも器用にこなすタイプです。交友関係が広くて友達も多くいます。

周りに自分より才能ある人が多く挫折を繰り返しても、諦めないで挑戦する姿がイケメン過ぎるともいわれています。八虎は見た目のカッコよさはもちろん、人間性も相当高いと評価されていました。主人公が外見も生きる姿もカッコよければ、漫画の内容も尚一層面白いと感じるでしょう。

理由②絵のタッチ

『ブルーピリオド』に登場するキャラクターや背景は、普通の漫画と同じような線で描かれています。しかし、作中に登場する絵画に関しては、本格的な絵のタッチで描かれているため、美術面にも目を向けると面白いでしょう。例えば、あるシーンの絵画は陰影法が使用されており、質感がリアルに伝わってきます。絵画とキャラクターのメリハリが、視覚で大変分かりやすいです。

読んでいると、本物の絵画を見ているようで、絵の世界に引き込まれます。『ブルーピリオド』に登場する絵画には、実際にプロの画家や現役美大生の作品を借りることもあるそうです。本物の絵を使用することで、読者にリアリティや説得力を与えることができます。

理由③スポ根ストーリー

『ブルーピリオド』の漫画が面白いのは、「スポ根」要素が含まれているストーリーという理由があります。一生懸命になれるものがなかった八虎は、絵画に出会ってから美術の世界に没頭しました。高校生から美術に足を踏み入れた八虎は、他の経験者より自分の実力が劣っていることを実感します。悔しい思いはしても決して諦めずに、納得いくまで何度もがむしゃらに絵を描きまくります。

そして、八虎は見事に目標にしていた東京藝術大学に合格しました。がむしゃらに頑張る姿を見ると、同じような学生時代の経験を、思い出す読者もいるでしょう。また、八虎が努力しながら、徐々に上達していく様子が面白いと感じる人も多くいます。

理由④リアルな苦悩

『ブルーピリオド』の漫画には、多くの人が経験したことのある苦悩や葛藤が、リアルに描かれています。主人公の八虎が、志望校について悩んだり親を説得するシーンもあり、受験生なら経験する人も多いでしょう。一つの問題が解決したら、また別の悩みができるというのは、人生においてよくあることです。

八虎以外のキャラクターも、それぞれ悩みや葛藤を抱えています。現実的にも起こりうるリアルな苦悩に、共感できるところが面白いという評価もあります。

理由⑤芸術に携わる人が気持ち悪い程表現されている

『ブルーピリオド』の漫画が「気持ち悪い」と、一部でいわれているのは、なぜでしょうか?しかし、気持ち悪いからつまらないのではなく、だからこそ面白いと評価されています。なぜなら、芸術に携わる人が、気持ち悪いほどリアルに表現されているためです。調査したところ、八虎と世田介が抱える悩みが、読み手自身と一致しすぎて、気持ち悪いという感想も上がっています。

また、魂の削り合いや魂の貶し合いなど、芸術の気持ち悪い部分が、見事に描かれているのが面白いようです。他にも、『ブルーピリオド』を読むと、気持ち悪いと思ってしまう読者もいます。気持ち悪いのは嫌いだからではなく、自分の立場とリンクしてしまうためです。したがって、気持ち悪いといわれるのは、つまらないという理由ではありません。表現がリアルで素晴らしいという、誉め言葉として捉えて良いでしょう。

理由⑥小枝ちゃんのシーン

『ブルーピリオド』に登場する小枝ちゃんは、絵画教室に通う小学生の女の子です。その絵画教室では、八虎と橋田がアルバイトをしていました。小枝ちゃんとお父さんのやりとりのシーンに、胸を痛めている読者が多いです。

お父さんは、きちんと小枝ちゃんの絵を見たことがありません。それにもかかわらず、あの娘の絵は上手だから、見習って描きなさいなどと言い放ちます。挙句の果て、小枝ちゃんと橋田の合作の絵画を、お父さんが半分に破くのです。このシーンは面白いというよりは、つらくて心を痛めてしまうシーンとなっています。『ブルーピリオド』は、キャラクターの心理描写が素晴らしいため、読者を漫画の世界に引き込む面白い作品です。

Thumb【ブルーピリオド】予備校・東京美術学院のモデルはどこ?登場人物(生徒・先生)も紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ブルーピリオドの名言や名セリフ

名言①「美術は面白いですよ…」

『ブルーピリオド』の佐伯先生が、八虎に語った名言です。美術は「文字ではない言葉」であり、コミュニケーションの一つだと伝えています。言い換えると、言葉にできないことを、美術を通して表現できると示しています。この名言は、八虎に新たな気付きを与えてくれました。

「美術は面白いですよ 自分に素直な人ほど強い 文字じゃない言語だから」

名言②「あなたが青く見えるなら…」

八虎が渋谷の朝が青く見えたと口にしたときに、森先輩が語った名言になります。人と違うのはおかしいことではなく、自分の見えたものを表現しても良いことを伝えました。価値観が周りと違っても大丈夫であることを教え、八虎の感性を肯定してくれたのです。八虎はこのときから、美術の世界へ真剣に取り組むようになりました。

「あなたが青く見えるなら りんごもうさぎの体も青くていいんだよ」

名言③「悔しいと思うなら…」

予備校に通い始めた八虎は、美術経験のある受験生との実力の差を、目の当たりにして落ち込みます。その際に、八虎を勇気づけた友人の鮎川龍二の名言です。誰かに負けたくないという悔しい気持ちは、自分を成長させる原動力になると伝えました。鮎川龍二の前向きな言葉に、八虎は救われます。

「悔しいと思うなら まだ戦えるね」

名言④「好きなことをやるって…」

好きだからこそ味わう苦悩や葛藤があることを伝えた、八虎の名言です。好きだから始めた絵画でしたが、思い通りにいかないことも多くあります。一見、好きなことに没頭できて楽しそうですが、その分上手くいかないときの苦悩は、耐え難いものがあるのです。八虎のこの名言に共感できるという感想も、非常に多くみられました。

「好きなことをやるって いつでも楽しいって意味じゃないよ」

名言⑤「わかりません!…」

美術の世界へこのまま進んでいくか悩んでいるときに、佐伯先生が背中を押してくれた名言です。八虎は未経験の自分でも、美術の世界へ進めるのか佐伯先生に尋ねました。佐伯先生は「わかりません」と正直に答えますが、好きなことへ真剣に取り組む八虎を、努力家で最強だと鼓舞します。そして、努力することは可能性を広げることだと伝えました。この言葉で八虎は、自身の努力を全て好きなことに注ぎ込む覚悟を決めます。

「わかりません!でも好きなことをする努力家はね 最強なんですよ!」

Thumbブルーピリオドが気持ち悪い・しんどいと言われるのはなぜ?BL展開が理由? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ブルーピリオドに関する感想や評価

『ブルーピリオド』では、美術経験者にとって面白いと感じるシーンも多くあります。初めてデッサン用の鉛筆を見たシーンや、初めて才能のある人の石膏デッサンを見たシーンなどが、胸に刺さったという感想がありました。美術を経験してきた人からも、高評価を得ている漫画です。

自身の美大生時代を思い出すという理由で、『ブルーピリオド』を読んでいる人もいます。美術の世界を忠実に描いており、素晴らしいという評価もありました。カラーで実物の絵を見てみたいため、ドラマ化を希望する感想も上がっています。

『ブルーピリオド』を読んで、漫画から学ぶこともあると気付いたという感想も上がっています。つまらないという言葉で終わらせたら、それ以上の発見はないと語るシーンに、感銘を受けたという評価もあります。また、自分も絵に出会う前の八虎のように、つまらない人生を過ごしているため、好きなことを見つけたいという声もありました。

『ブルーピリオド』は、物語をリアルに描いていることが作品の魅力の一つです。中には、大学ならではの気持ち悪い人間関係を築いていくシーンに、既視感がありすぎてゾワゾワするという感想も上がっています。しかし、そのリアリティさがあるからこそ、作品に引き込まれていくのでしょう。

Thumbブルーピリオドのヒロインは誰?候補はユカちゃん・森先輩・世田介の3人? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ブルーピリオドがつまらないと言われる理由まとめ

『ブルーピリオド』がつまらないと言われる理由は、主人公の苦悩がリアルに描かれており、負の感情に引っ張られてしまうことです。他にも、受験時代と比較して、大学編は八虎が目標を見失っているという評価もありました。一方、主人公が苦悩するシーンには既視感があり、落ち込みながらも前進しようとする姿が面白いという感想もあります。

感想や評価からも、物語の内容がリアルすぎて作品の世界に引き込まれ、感情移入するシーンが多いことが分かります。大学編は、今後さまざまな展開が予想されるため、ぜひ注目しておきましょう。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ