【天気の子】心に残る名言ランキング！感動的な名シーン・セリフを厳選して紹介

「晴れるよ」の名セリフで広く知られるアニメ映画「天気の子」は、長雨が降り続く東京を舞台に、家出少年と晴れ女の能力を持つ少女の出会いと別れを描いた大ヒットアニメです。以下では、アニメ映画「天気の子」から、天野陽菜の「晴れるよ」をはじめとする、感動的な名言や名セリフ・名シーンをランキング形式で紹介します。

2019年公開の映画「天気の子」は、新海誠監督・脚本によるアニメーション映画です。離島から東京へ家出をしてきた少年と、天気を晴れにする能力を持つ謎の少女の出会いを描いた「天気の子」は、国内興行収入141.9億円を記録し、第43回日本アカデミー賞では、最優秀アニメーション作品賞と最優秀音楽賞に選ばれました。

神津島から東京へ家出の高校生の森嶋帆高がやってきた頃、関東地方では異常な長雨が続いており、一時的に晴れ間を作る少女・晴れ女の都市伝説が噂されていました。ある日、ひょんなことから、晴れ女こと天野陽菜と出会った帆高は、彼女の能力を商売にすることを提案します。2人の商売は上手くいったと思われた矢先、2人の運命を揺るがすある出来事が起きます。

以下では、「晴れるよ」以外の名言やセリフが心に響く、天気の子の感動的な名言や名セリフ・名シーンランキングTOP20～11を紹介します。

天気の子の感動的な名言・名シーンランキング第20位は、不遇な環境にめげることなく、一生懸命に生きるヒロイン・天野陽菜の名セリフです。年齢を18歳と偽っていたことや、アルバイトで生計を立てていたことから、帆高から年上だと思われていた陽菜でしたが、実は14歳と帆高より2歳年下だったことが判明します。

本来ならば、中学生らしい生活を送りたいでしょうが、母親がいなくなったことで弟を助けなければという、姉としての責任が陽菜を精神的に成長させたでしょう。陽菜の「早く大人になりたい」からは、弟のためにも早く自立しなければという優しさやもどかしさを感じさせ、周囲からの束縛からの開放されたいがために、大人になりたいと願うこととは違うでしょう。

天気の子の感動的な名言や名セリフや名シーンランキング第19位は、大人の事情により、やむを得ず須賀の元を追い出された帆高の姿をみた安井刑事の名セリフです。大人になると、どうしても世間の目や社会の常識にとらわれるあまり、思い切った行動をためらってしまうでしょう。しかし、帆高が大人たちの前で大胆な行動に出られたのも、陽菜だけでなく若さもあり、青春時代を過ぎた大人たちにとって羨ましい活力でしょう。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第18位は、2年半に及ぶ長雨の影響で、変わり果てた東京の街並みの様子を肯定的に語る立花冨美の名セリフです。人柱として天に上った陽菜を穂高が連れ戻したことで、東京は再び雨に見舞われ、面積の1/3が水没しました。ビルなどの商業施設だけでなく、冨美のように住む場所を失った人もおり、帆高の選択には大きな代償が伴いました。

しかし、冨美はこの結果を悲観的に捉えておらず、かつての地形に戻っただけと考えています。江戸時代にはおよそ100万人が暮らしていた江戸は、徳川家康がこの地に来るまでは湿地帯や海であり、江戸の街を開発する際に埋め立てて作られました。雨によって失ったものは多いけれど、自分が住んでいた土地の歴史を知れば、失ったものへのあきらめがつく、人生経験豊富な冨美らしい名言でしょう。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第17位は、自分の新しい人生を求めて東京へ向かおうとする森嶋帆高の名セリフです。帆高が家出をした経緯は、劇中では言及されていませんが、思い通りにいかない人生への悲観や、親や周囲との人間関係の悩みなどと推測され、このまま同じ場所に留まっていても何も変わらない、しかし、東京に行けばすべてが上手くいくと考えたでしょう。

初めは、自分にとってキラキラして見える場所を目指して走り出したものの、気が付いた時には陽菜と出会っていた、帆高・陽菜が出会う運命だったことを示唆する名セリフでしょう。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第16位は、大人の目線で物事を考える須賀圭介の名セリフです。帆高が陽菜を選ぶ気持ちも分かるけれど、世間のことも考えればやっぱり晴れ間が欲しい、歳を取ることは自分よりも周囲によって良いと思うことを大事にする傾向がある、それが圭介の言う、大事なものの順番を入れ替えなくなることでしょう。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第15位は、陽菜を選んだことで東京の町が水没したことを受け、自分の選択が間違っていたのではと心配になる帆高をフォローする須賀圭介の名セリフです。オカルト系雑誌への記事の寄稿で生計を立てる須賀は、迷信など不確かなものを信じない、いわゆる現実主義者でしたが、天に上った陽菜を救うべく、帆高が天に向かう際に手を貸してくれました。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第14位は、東京本土で警察沙汰を起こしながらも、自分を受け入れてくれた両親や学校に対する、帆高の想いを表現した名セリフです。陽菜との出会いを通じて、自分の未熟さを思い知った帆高でしたが、同時に自分と同じく大人も不完全なのだと知り、帆高の精神的な成長が垣間見えるでしょう。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第13位は、現実をしっかりみて生きることの大切さを教える須賀圭介の名セリフです。自分を変えるためには、まず自分の内面を振り返ることが大切だとも言いますが、それは自分の視野を狭める結果となり、結局、何も変わることはないでしょう。

一方、視点を外に向けると、新たな気づきや発見を見いだすことができ、それらが自身の成長を促すこともあります。精神的に追い詰められると周りが見えなくなり、いかにも自分が不幸のどん底にいるような感覚に陥るでしょう。しかし、実際には、自分よりも多くの苦労や不幸に見舞われている人もおり、どれだけ自分が恵まれているかを思い知らされるでしょう。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第12位は、陽菜が自分より年下だったことを知り、衝撃と自身に対する情けなさを吐露する帆高の名セリフです。生活費を稼ぐために、年齢を偽ってアルバイトをしていた陽菜は、14歳とは思えないしっかりした性格であり、年上だと聞かされていた帆高も、彼女を頼りにしていました。

しかし、刑事から陽菜が14歳だったことを聞かされ、本来ならば自分が2人を守らなければならない立場なのに、自分は陽菜に守られていたと、激しい後悔に苛まれます。帆高にとって一番きつい現実となりましたが、その現実と向き合うことが出来た帆高は、精神的な成長を果たしました。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第12位は、陽菜から差し入れてもらったハンバーガーのおいしさに感動する、帆高の名セリフです。離島から家出をしてきた帆高は、東京本土での生活のためにアルバイトを探し始めます。しかし、身分証を提示できなかったため、仕事に就くことができず、わずかな所持金を切り崩して何とか乗り切っていました。

少しでもお金を使わないようにと、ファストフード店のドリンクで空腹を紛らわしていた帆高でしたが、そこへ店員の陽菜がハンバーガーを持ってきます。このシーンは、帆高と陽菜の最初の出会いであり、先が読めず不安な日々や、耐え難い空腹、見知らぬ客へハンバーガーを差し入れてくれた陽菜の優しさが、ハンバーガーを人生で一番美味しい夕食だと感じさせたでしょう。

以下では、観ている側の心も清々しい気分にさせてくれるような、天気の子の感動的な名言や名セリフ・名シーンランキングTOP10～4を紹介します。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第10位は、陽菜が人柱になることを、社会の成り立ちに見立てる須賀圭介の名セリフです。東京の天気を回復させるためには陽菜の犠牲が必要ですが、それは帆高にとっても過酷な現実でした。しかし、社会とは、誰かが人柱のように犠牲にならざるを得ない人々の存在によって成り立っており、それはいつの時代にも必要な存在と須賀は諭します。

陽菜が人柱となって、天気が回復することを望むとする須賀の発言は惨酷にも聞こえるものの、このまま天気が回復しなければ困る人もいる、大勢の人を助けるためには、少数の犠牲者が必要だという、現実的な考えだと捉えられるでしょう。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第9位は、天気の巫女について帆高たちに語り聞かせる神主の名セリフです。人間は生きている・生かされているのではなく、天と地の間で仮住まいをさせていただいている、自分の生き方について考えさせられる奥深い名言でしょう。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第8位は、晴れ間を出す能力を使う陽菜の運命を予言するような、占い師の名セリフです。占い師が言う代償とは、陽菜が能力を使うたびに身体が透明になってしまうもので、陽菜は雨を止めさせるために人柱となる運命が課されてしまいます。占い師のセリフには、「天気の子」の重大な伏線が張られており、意味深にも聞こえるでしょう。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第7位は、様々な試練を乗り越えて成長した森嶋帆高の名セリフです。帆高・陽菜の選択は、これからも雨が降り続けることを意味し、捉え方によっては絶望的な結果となったでしょう。しかし、このセリフの直後、帆高が陽菜にかけた「僕たちはきっと、大丈夫だ。」からは、事実を受け入れて、前に進もうとする帆高の前向きな気持ちが込められているでしょう。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第6位は、自身の能力で晴れ間を出し、神宮外苑花火大会を決行させたことを誇りに思う天野陽菜の名セリフです。異常気象による長雨の影響は夏の風物詩にも影響が出て、花火大会も中止を余儀なくされていました。しかし、陽菜の晴れる能力によって諦めかけていた花火大会が実施され、多くの人々に感動を与えました。

世の中には数えきれないくらいの仕事がありますが、自分の仕事が誰かの役に立ち、または人々を感動させることができれば、その仕事に対するやりがいを感じられるでしょう。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第5位は、六本木のビルの屋上で花火を眺めながら、陽菜への想いを垣間見せる森嶋帆高の名セリフです。天気が悪いと気分もどんよりするように、天気と人間の心はどこかでリンクしており、雨が降り続くとどんよりした気分になったり、晴れ間が差し込むと、それらに応えるように心も上向きになっていくでしょう。

天気は、自然に恵みをもたらすただけでなく、時には人の気持ちを動かすこともあり、自然現象だけではない、目に見えない不思議な能力も秘められているでしょう。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第4位は、ストーリー後半で起きる壮絶な出来事を示唆する、森嶋帆高の名セリフです。離島に暮らす高校1年生・帆高の家出から始まる「天気の子」は、一時的に晴れ間をもたらす不思議な少女・陽菜との出会いや、晴れ女の能力を使ったビジネスなど、帆高・陽菜の交流を描いており、帆高のセリフの「空の上」や「世界の形を変える」という要素は見当たりません。

しかし、神宮外苑花火大会にて、陽菜が天気を晴れにする姿をマスコミに撮られたことで、物語は怒涛の展開が繰り広げられ、物語の終盤で帆高が冒頭で放ったセリフの伏線が回収されました。一見すると何気ないセリフに聞こえるものの、その言葉の意味が分かると、とても重要なセリフであったことに気が付くでしょう。

以下では、「天気の子」を語るうえで欠かせない、「晴れるよ」をはじめとする天気の子の感動的な名言や名セリフ・名シーンランキングTOP3を紹介します。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第3位は、大人の事情で離ればなれになりそうな陽菜・凪と一緒に居たいと望む森嶋帆高の名セリフです。陽菜との出会いから、充実した東京生活を送っていた帆高でしたが、楽しい生活は突然終わりを告げ、帆高は実家から捜索願が出されたこと、発砲事件が警察に知られたことで、警察に追われることとなりました。

同時に、天野姉弟も家庭事情が児童相談所に知られ、彼らも大人たちの手に委ねられそうになる中、彼らと別れたくない帆高は、2人を連れて逃亡を図ります。ホテルに逃げ込み、束の間の安心と楽しい時間を過ごすも、更なる試練が3人を襲い、陽菜は能力を使い過ぎた代償として、天気の巫女の人柱として身体が消失しました。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第2位は、帆高の前で晴れ女の能力を発揮する天野陽菜の名セリフです。映画「天気の子」を観たことがない方でも一度は聞いたことのある「晴れるよ」は、この物語の重要な要素であり、天気を晴れにする陽菜の不思議な能力はもちろん、雨模様から晴れに変わる時の景色の美しさにも見ごたえがあります。

映画「天気の子」では、異常気象の影響で序盤から雨の光景が多く、観ている側も思わずどんよりした気分になってしまいそうですが、陽菜によって晴れ間が出た瞬間は、鬱陶しいものから開放されたような気持ちよさを感じるでしょう。

天気の子の感動的な名言や名シーンランキング第1位は、異常気象にさいなまれる現状にて、清々しい青空よりも陽菜を選んだ、森嶋帆高の名セリフです。自身の運命を受け入れた陽菜は、世界の天気を青空にするため、人柱になることを決意し、帆高が連れ戻しにきた際にも、自分が戻ったことで天気が狂ってしまうことを恐れていました。

しかし、帆高だけは、みんなが望んで止まない青空や晴れの日よりも、陽菜との未来を選び、最終的に陽菜は帆高と共に地上に戻り、東京は雨が降り続くこととなりました。その代償として、東京の一部は水没してしまうも、帆高はその現実を受けとめ、陽菜との再会を果たしました。

以下では、「晴れるよ」をはじめ印象的なセリフを数多く残した、アニメ映画「天気の子」のキャラの声優キャストを紹介します。

「天気の子」の主人公・森嶋帆高のアニメ声優キャスト・醍醐虎汰朗さんは、2000年生まれ、東京都出身の俳優で、2017年から芸能活動を行っています。アニメ映画「天気の子」は、2000人に及ぶオーディションから抜擢され、映画公開の翌年には、第14回声優アワード・新人男優賞に選ばれました。また、舞台「千と千尋の神隠し」では、三浦宏規さんとのW主演でハク役を演じました。

「天気の子」のヒロイン・天野陽菜のアニメ声優キャスト・森七菜さんは、2001年生まれ、大分県出身の女優・歌手で、芸能事務所からのスカウトを経て、2016年から芸能活動を行っています。激戦となった「天気の子」のオーディションにて、2000人以上の応募者からヒロイン役に抜擢され、森嶋帆高役の醍醐虎汰朗と共に、第14回声優アワード・新人女優賞に輝きました。

家出した帆高が身を寄せる須賀圭介のアニメ声優キャスト・小栗旬さんは、1982年生まれ、東京都出身の俳優・映画監督で、オーディション合格をきっかけに1994年に俳優デビューを果たしました。アニメ作品への出演歴も多く、アニメ映画「キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-」ハーロック役、「ONE PIECE FILM GOLD」マッド・トレジャー役等を演じました。

須賀圭介の姪・夏美のアニメ声優キャスト・本田翼さんは、1992年生まれ、東京都出身の女優・ファッションモデルで、2006年に芸能事務所からのスカウトを受け、芸能界デビューしました。ゲームや漫画好きで知られる本田翼さんは、実写映画「鋼の錬金術師」のヒロイン・ウィンリィ・ロックベル役や、ドラマ「ラジエ―ションハウス」甘春杏役等を演じています。

立花瀧の祖母・冨美のアニメ声優キャスト・賠償千恵子さんは、1941年生まれ、東京都出身の女優・歌手・声優で、劇団員としての活躍後、1961年に松竹映画のスカウトを受け、映画デビューを果たしました。劇場版アニメへの出演も多く、2004年公開のジブリ映画「ハウルの動く城」にてヒロイン・ソフィー・ハッター役を演じ、映画の主題歌「世界の約束」を歌いました。

陽菜の弟・天野凪のアニメ声優キャスト・吉柳咲良さんは、2004年生まれ、栃木県出身の女優で、第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン「PURE GIRL 2016」にて、歴代最年少でのグランプリを果たし、2017年には、人気ミュージカル「ピーターパン」の主演に抜擢されました。

以下では、長雨が降り続く日ほど、陽菜の「晴れるよ」がより心に響く、アニメ映画「天気の子」に関する感想や評価を紹介します。

「天気の子」の予告映像等で流された陽菜のセリフ「晴れるよ」は、梅雨のような長雨の時期に聞くとより心に響くような、天気の子の印象的なセリフとして親しまれています。また、「晴れるよ」のセリフといえば、陽菜の祈りによって雨模様から晴天に変わる幻想的な光景も思い起こさせ、セリフ1つで空を晴れにしてしまう少女の不思議な能力が凄いとの感想も見られます。

「天気の子」の名セリフと言えば、陽菜の「晴れるよ」が有名ですが、陽菜との出会いを通じて成長していく帆高も多くの名言・名セリフを残しています。極限の空腹の中で食べたハンバーガーの美味しさや、陽菜を想うセリフの数々は、観る者の心を響かせました。新海誠監督と言えば、「君の名。」が有名ですが、「天気の子」を名作に挙げるファンもおり、帆高のセリフを称賛する声も寄せられています。

「天気の子」と言えば、ヒロイン・天野陽菜のかわいい魅力は欠かせない要素であり、「天気の子」を観るたびに陽菜がかわいいと思うとの感想が多数寄せられています。また、2022年の夏は異常気象により雨の日が多く、天気の子の陽菜の「晴れるよ」のセリフで、現実世界の天気も晴れにしてほしいとの声も見られます。

アニメ映画「天気の子」の感動的な名言や名セリフ・名シーンランキングや、アニメ声優キャストを、あらすじネタバレを交えながら紹介しました。「天気の子」と言えば、陽菜の「晴れるよ」が有名ですが、陽菜との出会いを通じて成長していく帆高のセリフや、大人として様々なことを考えさせられる須賀のセリフなど、メッセージ性を含めたセリフの数々も支持されています。