【メイドインアビス】鬱回・トラウマシーンは何話？グロいと言われる理由もネタバレ

メイドインアビスは2012年から竹書房が展開するWebコミック配信サイト「WEBコミックガンマ」にてつくしあきひと先生が年2回程度の不定期連載をしている冒険ファンタジー作品です。絵本のようなかわいくポップな絵柄と壮大な世界観が話題を集めて人気を獲得した作品で、シリーズ累計333万部を突破する程の作品になっています。

2017年にアニメ化されたのを皮切りにメディアミックス展開も行われる事になり、2019年にはアニメの総集編劇場版映画を前編・後編で展開、2020年の完全新作となる映画の公開を経てアニメ2期の製作も発表されている作品です。オリジナルゲームの展開も発表されているなど今後も様々なメディアミックス展開を予定している作品になっています。

人類最後の秘境と呼ばれる底知れぬ大穴アビス。そのアビスの縁に作られたオースの街の孤児院で育ったリコは人一倍アビスへの強い憧れを持っている少女でした。ある時、探窟に出た先で窮地に陥った所を謎の熱線で助けられたリコは熱線の発射源を探して少年のようなロボットを発見する事になります。さらにアビスの底から母親の白笛と共に届けられた伝言からリコはレグと名付けたロボットと共にアビスの最深部を目指す事にするのでした。

メイドインアビス1巻はその後のトラウマ・鬱シーンに比べれば比較的安心して見る事ができます。唯一苦手という声が上がっているのはリコがレグを見つける前、探窟をしている際に見つける「祈り骸骨」の発見シーンです。読者からすると中々驚きのシーンではありますが、アビス1層で見つかる事はそこまで珍しくないようでリコも最初こそ驚きますがすんなり受け入れています。

メイドインアビス最初のトラウマ・鬱シーンと言われているのが2巻収録の第2層でのエピソードです。2層の「誘いの森」に入ったリコとレグの耳に「助けて」という救助を乞う声が何回も耳に届きます。その声を目指していくリコ達でしたが、その声はナキカバネと呼ばれる鳥のような原生生物が獲物に敢えて上げさせてさらなる獲物を呼び寄せる為の声だったのです。

ネタバレしておくとこの時、リコ達が発見した獲物にされた探窟家はハラワタを啄まれており、なかなかのグロいシーンになっています。加えてネタバレすると2巻ではリコ達が2層にあるシーカーキャンプに辿り着きリコの過去の一端が明らかになります。これらの過去も人によっては鬱シーンと感じる程の過去を持っている事が明らかになっているのです。

メイドインアビスの中でも屈指のトラウマシーンの1つとされるのが3巻19話のエピソードです。リコがタマウガチに刺されてしまい身体に毒が回ってしまいます。リコは身体中に毒が回る事を防ぐ為、レグに自身の腕を切るように頼むのです。毒に侵された腕はもちろん、ネタバレすると実際にレグがリコの腕を折り、切断しようとするシーンもしっかりと描かれており何話もかけて描かれた事もあり多くの読者のトラウマだとされています。

さらに3巻では上記のエピソードでリコを助けてくれたナナチとミーティの過去も語られる事になります。この過去も中々に壮絶であり、トラウマになるシーンの1つであるとされています。ナナチが獣人のような姿になった理由からミーティが現在のような姿になるまでが描かれているのです。これらのエピソードが何話にも渡ってしっかりと描かれる事がよりトラウマシーンとして印象が強くなるとされています。

ナナチを一行に加えたリコ達を襲う4巻でのトラウマシーンが何話かといえば27話で展開されたクオンガタリによる探窟家の寄生シーンです。生きたままクオンガタリの幼体を植え付けられた探窟家のシーンはなかなかのトラウマシーンであり、加えて対応のしようがないという事でそんな探窟家ごと焼却するシーンも描かれる事になっています。

さらに4巻では何話にも渡って展開されるイドフロントでのエピソードが描かれ始めますが、4巻収録部分ではレグの腕の切断シーンもトラウマシーンの1つだとされています。ねｔするとボンドルドの部下によって実験台にされたレグは腕を直接切断されるシーンはもちろんながらもその前後のシーンも含めてトラウマシーンだとされています。

メイドインアビス5巻ではイドフロント編が何話にも渡って描かれますが、その中にも数々のトラウマシーンがあります。その中でも代表格と言っていいのが36話～37話にかけて描かれるプルシュカの幼少期のエピソードとカートリッジにされてしまうシーンの2つです。この2つは連鎖して描かれる事でより強いインパクトを与えられたとする声もある程のシーンになっています。

また具体的なシーンというわけではありませんが4巻～5巻にかけて何話も登場するボンドルドの考え方や行動全体がトラウマになるという声もあります。上記でネタバレしたプルシュカのエピソードにも大きく関わっている他、普段の喋り方と行動のギャップに狂気を感じるという声もあり、メイドインアビス作中のキャラクターの中でも特にインパクトの強いキャラクターになっているとする声もあります。

トラウマ級のシーンが続くメイドインアビスですが、6巻はこれまでに比べれば比較的トラウマと呼ばれるシーンは少なくなっています。イドフロント編が終わって第6層まで降りたリコ達はそこで成れ果ての村に辿り着く事になるのです。ただリコ達の旅に同行してきたメイニャが潰されてしまうシーン、それをしてしまった成れ果ての「精算」シーンは苦手という人も多いです。

メイドインアビス7巻では何話にも渡って成れ果ての村でのエピソードが描かれる事になります。謎の怪物が村を襲ったりと事件自体はありますがこれまでに比べればグロいシーンはそこまで多くありません。ただ7巻にもトラウマと呼ばれるシーンがありそれが怪物退治後、レグが助力を乞うべくファプタに会いに行った際の出来事です。

助力の条件として過去にレグが交わしたという約束を果たしてほしいというファプタに対し、レグは約束を思い出せないままにできる限りの事はすると答えます。そんなレグに対しファプタは突然自らの腕を切断し、レグに差し出すのです。これまでのトラウマシーンと違い、予見できなかったグロいシーンとしてトラウマシーンであるとされています。

メイドインアビス8巻では何話にも渡って、成れ果ての村の起源についての過去が語られる事になりますが、そこでグロいシーンとされるのが原住民の少女イルミューイとのエピソードです。ヴエコと特に仲良くなったイルミューイですが、異形へと変異してしまったイルミューイが生んだタマゴをワズキャンが隊員を救うために食べさせるシーンです。

特にヴエコ視点でこの回想が描かれている事、イルミューイの思いをヴエコが知っていた事、そのタマゴで作ったという事をヴエコ自身も知らずに食べてしまった事など何話にも渡って展開されるが故に読者に予想させる形になっている事などが重なってかなりのトラウマシーンだったとされています。

メイドインアビス9巻は引き続き何話にも渡って成れ果ての村編が展開されます。ファプタとの戦いがメインで描かれる他、レグが記憶を取り戻す事になる9巻ですが、戦闘描写がグロいと言われる部分こそあるものの、大きなトラウマになるようなシーンは比較的少ないとされています。とは言ってもファプタは成れ果ての村の成れ果てを大量に殺していたりと鬱になる人もいる展開は健在です。

メイドインアビス10巻のトラウマシーンはファプタとリュウサザイ達との戦闘シーンです。元々異形の姿をしている成れ果てですが、そんな両者の身体、特にファプタの肉がただれ、ボロボロの姿になっていくシーンはグロいという声も多くなっています。ただバトルマンガの戦闘シーンバリの激しさになっており、必見であるともされるシーンになっています。

メイドインアビスのアニメは上記でネタバレした原作1巻～4巻の途中までのエピソードになっており、深夜アニメである事を最大限活かして原作のトラウマ級のグロいシーンもそのまま再現されています。それもあって、上記でネタバレした多くがそのままアニメになっていますが、特に動きと演出が入った事でグロさが増したと言われているのが4層でのリコがタマウガチの毒に侵されるシーンです。

このシーンはアニメでは10話～11話にかけて描かれており、毒に侵された腕はもちろんリコの顔なども非常にグロい事になっていました。特にレグが腕を切り落とそうとするシーンは音の生々しさも相まって原作漫画よりもさらにグロい描写になっているとされています。同様にアニメ13話で描かれたナナチとミーティの上昇負荷実験のシーンもアニメの演出でよりグロい描写になったと言われる結果になっています。

映画メイドインアビス深き魂の黎明では原作4巻途中から5巻までのエピソードであるイドフロント編が描かれます。上記でもネタバレしたボンドルドによる実験シーンがトラウマ級の鬱シーンであるとされています。レグの腕の切断シーン、プルシュカがカートリッジにされてしまうシーンなどはアニメよりもさらに演出に力の入った映画の演出でよりグロいシーンになっているとするシーンが増えています。

特に映画ではプルシュカがよりリコと関係が深くなるように描かれている事もあり今回ネタバレしたプルシュカの運命の悲惨さは原作やアニメを見ておらず、映画からメイドインアビスを視聴したという人にもトラウマを与えるシーンになっています。

通常冒険ファンタジー作品では主人公達を助ける周囲のキャラクターや環境がいて救われるというシーンが多いものですが、メイドインアビスでは多くのシーンで現実的かつ絶望的なストーリー展開が行われます。主人公のリコは何度も瀕死の重傷を負っていますし、そこまでいかずとも流血シーンなども当たり前に展開される事がグロいと言われる要因になっています。

特にアニメではこのストーリーに加えてそれぞれのシーンの効果音もまたそれらのストーリーをよりグロいと感じる程にリアルなものが使用されているのもトラウマ級のシーンになる理由になっているとされています。切断音や原生生物の捕食音など音だけでもリアルでグロさを感じてしまう程になっているともされているのです。

メイドインアビスはその世界観故に現実世界では考えられないような異形な生物や寄生生物が登場します。これらは見た目からかなりグロいものも多くなっており、それらが何話にも渡って登場するのがグロいと言われる理由になっています。

加えてリコを筆頭に登場人物が異形化するのも多くなっているのも大きな理由の1つです。主要な人物も誰かが毎回そういう目に合うのが見てられないと言われる理由になっています。

またグロいシーンに比例するように登場人物の多くがかわいい見た目のキャラクターになっています。これがよりグロいシーンが際立つ結果になっているともされているのです。特にリコやナナチなどのかわいいキャラクターがグロい目に合う事も多いのでそのギャップがグロいと言われる結果に繋がっています。

メイドインアビスにこれほどまでにグロいシーンが多くトラウマになる、鬱アニメだと言われるのには物語にとって重要だからなのではないかという声もあります。特に上昇負荷などは経験しておく事が奈落の底に辿り着いた時に何かを及ぼすのではないかと考察されています。

基本的にメイドインアビスで描かれているグロいシーンはファンタジー作品でありがりな「魔法」のような奇跡の力に頼らず、同時に他の作品では敢えて描かないようにしているようなシーンを敢えて描いています。だからこそのグロさなので、メイドインアビスの物語をしっかり完結させる為には敢えて描く必要があるのではないかとも考察される結果になっています。

アビスの大穴がともすれば死する程に危険と知りながらも底を目指す人がいるように、元来人は不気味なものに魅力を感じる側面を持ち合わせています。それをメイドインアビスでは包み隠さず描く事が裏のテーマになっているのではないかと考察されています。

メイドインアビス作中でも描かれているように間接的に仲間を食べていると認識している中でアビスの原生生物を食べるなどリコ達自身も不気味に感じながらもそれに順応していく姿などが描かれており、その雰囲気をより深く味わってもらうべくグロいシーンが描かれているのではないかと考察されています。加えて子供のリコやレグにそれをさせる事である種の成長を描こうとしているのではないかとも考察されます。

アビスの大穴は「外の世界とは違う生態系を有している場所」であり、そのような未知の世界においてはトラウマ級の出来事を引き起こす生き物も多数存在しているのが結果的にグロいシーンを生み出す結果になっているのではないかと考察されています。ナキカバネの獲物の声でさらなる獲物を呼び寄せる手段などは彼らがアビスに順応する中で身につけた生きる為の術であり、ある意味で最適化された狩りの方法と言えます。

アビスの原生生物も過酷な環境で生きているので人類が到達する前からそのような生態系を築いているのです。メイドインアビスで敢えてそれらを避けて描く事は世界観が薄っぺらいものになってしまう可能性もあり、グロくなる事も覚悟の上でアビスの世界観、生態系をありのまま描く事がよりメイドインアビスの世界観を深みのあるものにしているのではないかと考察されています。

ここからは既にメイドインアビスを視聴した人のトラウマシーン・鬱回などの感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。メイドインアビスは一見するとポップでかわいい絵柄をしている事もあり、想像以上のグロいシーンの連続にトラウマになったという声が非常に多い作品になっています。アニメなどでもどの回にも人によってはトラウマになるようなシーンがあり、何話も安心して見られない作品になっているとする声が多くなっています。

特にトラウマだと言われる回がアニメ10話と11話で描かれるリコがタマウガチの毒を受けてしまうシーンとアニメ13話のナナチとミーティの上昇負荷実験のシーンです。両者とも生々しく描かれており、リコの毒を受けてのシーンは文字通り全身から血が溢れ出るシーンが何カットにも渡って描かれた事、ナナチとミーティのシーンではナナチとミーティが異形に変化していくシーンがトラウマになっているとする声が特に多いです。

劇場版映画で描かれたイドフロントのエピソードもアニメに負けず劣らずトラウマシーンが何回もあったとする声が多くなっています。今回ネタバレしたようにレグの人体実験シーンやプルシュカのエピソードなどは特に多く声が上がるトラウマシーンとなっており、何回も見るのは辛いと言われる結果になっています。

アニメ、劇場版映画両方で言われる事ですが、メイドインアビスはグロい、鬱アニメと言われる一方でそのクオリティの高さを称賛する声も多いです。今回ネタバレしたように元々メイドインアビスは原作からグロいシーンが多い作品であり、アニメも劇場版映画もその原作を映像作品ならではの動きと音を匠に使い高いクオリティで再現した結果である為です。

むしろ原作ファンからはこのままではアニメ化は難しいのではないか、アニメ化決定後にもどれだけ規制が入るのかを危惧するような声が上がっており、今回ネタバレしたようなトラウマになるようなグロいシーンにも変な規制をかけずにしっかりと描いてくれた事が良かったとする声も多くなっています。

メイドインアビスはかわいくポップな絵柄に対して非常にグロいシーンが多い作品で、その絵柄に引かれて視聴した人からトラウマになったと言われる事が多い作品になっています。それも1回強烈なものがあるというわけではなく、何話にも渡って描かれるパターンなどもあり、何度もグロいシーンがあるのが特徴となっており、人によってトラウマシーンが異なると言われる程の作品になっています。

特にアニメや映画はそのグロさを下手に規制する事なく、高いクオリティで再現した上に動きや音でそのシーンをよりグロい形で描いた事でトラウマになると言われると同時に高い評価を受ける作品になっています。まだメイドインアビスを視聴した事がない人はあらすじをネタバレされてもグロいシーンを覚悟してでも見る価値がある作品なのでぜひ1度メイドインアビスを視聴してみてはいかがでしょうか？