【メイドインアビス】祝福とは何?発動条件と呪い(上昇負荷)との関係は?

当記事では『メイドインアビス』の祝福についてまとめていきます。「黎明卿」「新しきボンドルド」の異名を持つ探窟家であるボンドルドがナナチとミーティを実験に使った結果、呪い(上昇負荷)を克服させる実験に成功しました。その呪い克服実験によって獲得した効果を祝福というのですが、果たして祝福とはどのようなものなのでしょうか?今回は『メイドインアビス』の祝福について、発動条件や効果、呪いとの関係を解説していきます。

【メイドインアビス】祝福とは何?発動条件と呪い(上昇負荷)との関係は?のイメージ

目次

  1. メイドインアビスの祝福とは何?
  2. メイドインアビスの祝福の発動条件や呪い(上昇負荷)との関係
  3. メイドインアビスの祝福を受けたナナチとミーティを考察
  4. メイドインアビスのナナチとミーティは上昇負荷を受ける?
  5. メイドインアビスの祝福に関する感想や評価
  6. メイドインアビスの祝福まとめ

メイドインアビスの祝福とは何?

ここからは『メイドインアビス』の祝福について解説していきます。祝福は常に仮面とパワードスーツのようなもので全身を覆った探掘家・ボンドルドが呪い克服実験を繰り返したことで生み出されたものです。

ネット上ではこの祝福と呪いが似ていることに加え、メイドインアビスの設定が複雑なことも相まって分かりづらいといった声があがっていました。では、ここから祝福とは何か?ということで、祝福の発動条件や祝福と呪いとの関係性を見ていきましょう。

メイドインアビスの作品情報

メイドインアビスの概要

  • 作品タイトル:メイドインアビス
  • ジャンル:ダークファンタジーアドベンチャー
  • 作者:つくしあきひと
  • 巻数:既刊10巻(2021年7月時点)
  • アニメ作品のタイトル:メイドインアビス(第1期)、メイドインアビス 烈日の黄金郷(第2期)
  • アニメ作品の放送期間:2017年7月7日~9月29日(第1期)、2022年7月6日~(第2期)

『メイドインアビス』とは、つくしあきひとによるダークファンタジーアドベンチャー漫画です。ウェブコミック配信サイト『WEBコミックガンマ』にて2012年から連載され、2021年7月時点で単行本10巻が刊行されています。シリーズ累計発行部数は333万部を突破しており、2017年7月7日にはアニメ第1期が放送されました。その後アニメ第1期は9月29日に完結し、2022年7月6日からアニメ第2期が放送されています。

メイドインアビスのあらすじ

ここでは『メイドインアビス』のあらすじを簡単にまとめていきます。舞台は人類最後の秘境と呼ばれる巨大な縦穴「アビス」です。孤児院で暮らす探掘家見習いのリコは、彼女の母親であり、「殲滅卿」「殲滅のライザ」といった異名を持つ白笛の探掘家でもあるライザに憧れて偉大な探掘家になることを夢見ていました。そんなある日、人間にそっくりのロボットの少年と出会い…

祝福とは?

『メイドインアビス』のキーワード「祝福」とは、特定の条件下において発動される上昇負荷の効果のことです。祝福の効果を受けることで人間とは違う感覚を獲得することができます。

アニメ「メイドインアビス」公式サイト

メイドインアビスの祝福の発動条件や呪い(上昇負荷)との関係

それでは早速、『メイドインアビス』の祝福について具体的に見ていきましょう。祝福を理解するには、まず『メイドインアビス』の設定にある呪い(上昇負荷)について知る必要があります。そこで、ここからは呪いとは何かを解説した上で、祝福の発動条件や祝福と呪いとの関係性を紹介していきます。

アビスの上昇負荷とは?

『メイドインアビス』のキーワード「上昇負荷」とは、アビスの呪いとも呼ばれており、アビス内の下層から上層に戻ろうとする(つまり地上への帰還)際に発生する謎の症状のことを示しています。アビスの下層に降りる分には何の症状も現れませんが、上層に戻ろうとすると人体に異常が発生してしまいます。そして上昇負荷・呪いは深層にいけばいくほど現れる症状も重くなっていきます。ちなみに上昇負荷は以下の通りです。

深界一層(深度0mから1350mの空間)が軽い目眩と吐き気、深界二層(深度1350mから2600m)が重い吐き気と頭痛、末端の痺れ、深界三層(深度2600mから7000mの空間)が幻覚や幻聴を見る、深界四層(深度7000mから12000mの空間)が全身に走る激痛と流血、深界五層(深度12000mから13000mの空間)が全感覚の喪失と意識混濁、深界六層(深度13000mから15500mの空間)人間性の喪失もしくは死。

祝福の発動条件

祝福を受ける場合は2人の人間が呪いを受ける必要があります。そして、その際に二人の間に強い絆があることが発動条件となっており、片方に呪いを肩代わりさせることによって、もう片方の人間が祝福を受ける仕組みとなっています。

祝福には呪いの犠牲者がつきもの?

もう片方の人間のみが祝福を受けるため、当然呪いを負担する犠牲者が出てきてしまいます。実際に『メイドインアビス』の第10話にて、リコとレグが出会った成れ果てのナナチが祝福を受け、ナナチに保護されている成れ果てのミーティが呪いを受けていました。

祝福を受けると特殊な能力を得られる?

先に祝福には特殊な効果があるとお伝えしました。その特殊な効果・能力というのが、アビス内の「力場」が見えるようになるというものです。力場とは、深界四層「巨人の盃」にて見られる現象で、力場の影響を受けると空間が青みがかり、湿度が高くなります。さらに、深層と地上で時間の流れすらも変えてしまいます。

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メイドインアビスの祝福を受けたナナチとミーティを考察

祝福の効果に関しての詳細は明らかになっていませんが、おそらく効果の表れ方は人によって変わってくると考えられます。そして、祝福を受けたのはナナチの他にボンドルドがおり、レグとの戦闘中に祝福を受けることになりました。さらに、ボンドルドこそがナナチとミーティが祝福を受けるきっかけを生んだ張本人です。では、ここから祝福を受けたナナチとミーティについて考察していきます。

考察①ナナチとミーティが受けたボンドルドの実験

まず、ナナチとミーティが祝福を受けるきっかけとなったのがボンドルドの実験です。その実験とは、自分以外の人間に呪いを肩代わりさせることを前提におこなわれる呪いの克服実験で、実験はアビスの5層から6層へ降りるための遺構の真上にある前線基地にておこなわれました。

ボンドルドは前線基地に孤児たちを集めて良好な関係を築いているように見せているのですが、それは表面的なもので、実際は二人の子供をアビスの6層に昇降機のようなもので降ろした後、再度5層に戻すという非人道的な実験を繰り返しています。では、なぜ非人道的だと言われるのかというと、それは6層から5層に戻る際に人格が喪失するか、死亡するかのどちらかの症状が表れてしまうからです。

考察②ナナチは呪いと祝福の効果を受けた?

ボンドルドは孤児たちを実験材料にして前述の実験を繰り返すのですが、そんな中でナナチに実験の成果が表れるようになりました。その成果というのが、呪いを受ける二人の人間が互いに強い絆で結ばれている場合、片方に呪いを肩代わりさせることで、もう片方が祝福の効果を受けることができるというものです。この祝福の発動条件に気付いたボンドルドはナナチとミーティを実験対象にします。

こうしてナナチはミーティに呪いを肩代わりさせて祝福を受け、人格を喪失することなく人間性を保ったまま、力場が見えるという祝福の効果を受けることになりました。ただ、ナナチはその代わりに全身を毛に覆われた人型のウサギ姿に変わっています。

その姿を見ると少なからず呪いを受けているように見えますが、6層の呪いである人間性の喪失または死亡の影響を受けていないことから、呪いを受けていないとも解釈することができます。

考察③ミーティは呪いと祝福の効果を受けた?

ナナチはボンドルドの実験によって祝福を受けることになりましたが、呪いを押し付けられたミーティはどうなったのでしょうか?結論から言うと、ミーティは人間とは言えないような姿になったことに加え、死ぬことができない不死身の肉体を獲得するに至りました。

この時、ミーティはナナチと自分自身、合わせて二人分の呪いを受けている状態です。おそらく、ミーティが人間の姿を喪失した理由は、6層の呪い「人間性の喪失」がミーティの体に影響しているからだと考えられます。また不死身の肉体になったのにはナナチの呪いが影響しているのでしょう。

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メイドインアビスのナナチとミーティは上昇負荷を受ける?

『メイドインアビス』のナナチとミーティは、ボンドルドの研究によって上昇負荷を受けて体に異常をきたしているのですが、呪い克服実験を受けた後のナナチとミーティは上昇負荷を受けるのでしょうか?体が既に変わっている状態であるため、上昇負荷を受けるのかと疑問に思っている方はきっと多いことでしょう。ここからはナナチとミーティが上昇負荷を受けるのか、その疑問に迫ります。

考察①ナナチとミーティは上昇負荷を受ける?

ボンドルドの呪い克服実験を受けたことによって体が変化してしまったナナチとミーティですが、彼女たちはその後も上昇負荷を受けているようです。ナナチがミーティを背負って5層から上がっているシーンにて、上昇負荷の影響を受けているのが分かります。そのシーンではナナチが吐血しているため、祝福によって呪いに適応できるようになったものの、完全に呪いを克服できたわけではないことが窺えます。

考察②ナナチが受ける上昇負荷は軽い?

祝福を受けたナナチが上昇負荷の影響を受けていることから、ミーティも同じように上昇負荷の影響を受けていると考えられます。ただ、上昇負荷の影響を受けているとはいえ、5層から上がっているにも関わらず吐血程度の症状しか見られないことから、身体的なダメージは軽減されている可能性が高いです。

本来、5層から上がる際に「すべての感覚の喪失と意識混濁、自傷行為」といったダメージを負います。それと比べてナナチの症状は格段に軽いと言えるのではないでしょうか?ただ、ナナチが祝福を受けたことによって獲得した祝福の効果によって、呪いが弱い場所から上がったと考えることもできるため一概に上昇負荷の影響が軽減されているとは言えません。

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メイドインアビスの祝福に関する感想や評価

ここまで『メイドインアビス』の祝福について、発動条件や呪い(上昇負荷)との関係、祝福を受けたナナチとミーティに関する考察、そしてナナチとミーティが上昇負荷を受けるのかという疑問にお答えしてきました。では、ネット上では『メイドインアビス』の祝福に関してどのような意見が寄せられているのでしょうか?ここからは、ネット上に寄せられた祝福に関する感想や評価を紹介するのでぜひご覧ください。

こちらでは『メイドインアビス』の祝福について、「祝福を得るの根本はボ卿と変わらん」という声があがっています。感想では魂という言葉が使われているのですが、もしかするとこの人間の魂こそがアビスの謎に関係しているのかもしれません。

祝福の発動条件は呪いを受ける二人の人間が、強い絆で結ばれている状態であるということでした。そして、絆は魂の繋がりと解釈することができます。もしアビス特有の呪いが直接体に影響を及ぼしているのではないということを前提にすると、魂の強度が重要になっていると言えるでしょう。祝福の発動条件はアビスの謎に深く関わっているのかもしれません。

こちらでは『メイドインアビス』の作品内容について、「思ったより複雑な設定で難解」という声があがっています。複雑な設定で難解な要素の一つとしてナナチが受けた祝福が挙げられているのですが、やはり祝福の発動条件が難解さに繋がっているのでしょうか?

祝福の発動条件は呪いを受ける二人の人間が強い絆で結ばれている必要があるという設定になっていましたが、そもそもなぜ強い絆に結ばれている必要があるのか、その理由までは分かっていません。この方は何回か繰り返したことで理解したようなので、理解しづらかった方は同じようにしてみると良いかもしれません。

こちらでは『メイドインアビス』の祝福について、「結局は強制的な肉体の進化なのか」という疑問の声があがっています。やはり、この方も6層から5層の上昇負荷によって受ける祝福が分かりづらいようです。肉体の進化なのか?と疑問視されているのですが、祝福を受けたナナチは全身を毛に覆われた人型のウサギ姿に肉体が変化しているため、部分的な進化を遂げたと言えるかもしれません。

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メイドインアビスの祝福まとめ

『メイドインアビス』の祝福について、発動条件や効果、呪い(上昇負荷)との関係を交えつつまとめてきましたがいかがでしたか?自分以外の人間に呪いを肩代わりさせることをテーマにした呪いの克服実験によって誕生したのが祝福であり、ボンドルドによって実験対象にされたナナチが「力場」を見ることができるようになったという事例から、祝福を受けると特殊能力を得ることができるのが分かりました。

そんな祝福の発動条件は、呪いを受ける二人の人間が互いに強い絆で結ばれている場合において、片方に呪いを肩代わりさせるというものです。どうやら、ネット上では祝福の発動条件をもとにアビスの謎を考察している方がいらっしゃるようなので、もしかすると祝福とアビスの呪いには深い関連性があるのかもしれません。これを機に祝福の内容について考察し、その謎に迫ってみてはいかがでしょうか?

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