【アオアシ】アシトが司令塔に覚醒?俯瞰の能力やサイドバック転向など伏線を考察

「アオアシ」の主人公・アシトは当初はFWとして活躍していましたが、物語の途中からDFポジション、サイドバックへの転向を福田監督から指示されます。今回はそんな「アオアシ」の主人公・アシトの「俯瞰」の能力や、サイドバックへの転向の理由・伏線を考察し、司令塔としての覚醒をネタバレでみていきます。さらに「俯瞰」の能力を開花させ、司令塔として成長していくアシトの実在のモデルとされる選手を紹介し、アシトのアニメ声優・大鈴功起さんについてもみていきます。

【アオアシ】アシトが司令塔に覚醒?俯瞰の能力やサイドバック転向など伏線を考察のイメージ

目次

  1. アオアシの青井葦人とは?
  2. アオアシのアシトが司令塔に覚醒?俯瞰やサイドバック転向を考察
  3. アオアシのアシトの実在モデルの選手
  4. アオアシのアシトの声優
  5. アオアシのアシトや司令塔に関する感想や評価
  6. アオアシの司令塔まとめ

アオアシの青井葦人とは?

アオアシの作品情報

今回は「アオアシ」の主人公・青井葦人(アシト)がサイドバックに転向した理由・伏線や、彼の「俯瞰」の能力、司令塔としての覚醒などについて考察していきます。さらに、アシトの実在のモデルとされる選手を紹介し、アシトのアニメ声優・大鈴功起さんについてもみていきます。まず、ここでは「アオアシ」の作品情報をみていきます。

アオアシの概要

「アオアシ」は2015年から、小学館の「ビッグコミックスピリッツ」で連載中の青春サッカー漫画です。原作者は小林有吾先生で、コミックは2022年5月時点で28巻まで既刊。さらに「アオアシ」はテレビアニメ化も実現しており、NHK Eテレにて2022年4月から放送中となっています。

また、2021年から同誌で連載されている漫画「アオアシ ブラザーフット」は主人公・アシトの兄である青井瞬を主人公とし、その活躍を描いたスピンオフ作品です。

アオアシのあらすじ

愛媛県の中学生で弱小サッカー部のFWをする青井葦人(アシト)は、その比類なき才能を発揮しながら活躍していました。そんな彼の試合を観戦し、その才能に目を付けた東京シティ・エスペリオンユースの監督・福田は、彼にユースチームの入団試験を受けるように勧めます。その後、アシトは入団試験に合格。上京した彼は東京のユースチームで、ライバルたちと競い合いながら、世界レベルのサッカーを目指して成長していきます。

青井葦人(アシト)のプロフィール

「アオアシ」の主人公・アシトこと青井葦人(あおいあしと)のプロフィールをみていくと、誕生日は7月3日、身長は172㎝、体重は60㎏、血液型はA型です。愛媛県出身で、その比類なき才能を福田監督に見出され、東京シティ・エスペリオンユースに入団するため上京。背番号は33番で、ポジションは中学時代やユース入団当初はFW(フォワード)でしたが、途中でサイドバックに転向。司令塔として覚醒していきます。

アシトが目指す攻守コンプリートな選手とは?

アシトが目指すのはサイドバックとして攻守コンプリートな選手です。本来、サイドバックは守備メインのポジションとされてきました。しかし、現代サッカーにおいてはサイドバックが攻撃の起点になることもあります。そのため、守備はもちろん攻撃もこなせる選手こそ、アシトが目指すサイドバックとして攻守コンプリートな選手ということになります。

そんなアシトは栗林から、コンプリートなサイドバックは世界的に少ないが、アシトならできると言われたこともあります。そして、アシトは元々FWとして活躍した選手で、本格的な指導もほとんど受けてこなかったため、ユースに入るまで、守備に関する知識も全然ありませんでした。そのため、攻守コンプリートな選手を目指すアシトが身に着けなくてはならないことも多いですが、物語が進む中で急激な成長を遂げていきます。

『アオアシ』 小林有吾 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館

アオアシのアシトが司令塔に覚醒?俯瞰やサイドバック転向を考察

アシトがサイドバックになった理由と福田の狙い

アシトの「俯瞰」の能力やサイドバックへの転向理由・伏線、司令塔としての覚醒を考察、1つ目はサイドバック転向の理由と福田の狙いについてです。中学時代のアシトはFWとして活躍し、自ら得点することにしか関心がありませんでした。しかし、物語の途中の原作コミック7巻でアシトはFWからサイドバックに転向しました。

その経緯をみていくと、FWとしてBチームで結果を残せるようになったアシトは、福田監督に呼び出され、そろそろAチームに昇格したいと期待していました。しかし、アシトが福田監督から告げられたのはDFのポジション、サイドバックへの転向でした。

福田監督がアシトにサイドバックへの転向を指示した理由として、アシトには足下の技術が足りず、ボールが収まらないこと。俊敏性(アジリティ)やシュートスプリント能力がまったくないことなどです。そのため、アシトはFWとして全国高校選手権の3回戦くらいまでしか通用しない選手であると、はっきり告げられてしまいました。

その上で、アシトに対して福田監督が求めているのはサイドバックのスペシャリストとして、彼が世界に出ることでした。そもそも福田監督は愛媛で初めてアシトを見たときから、彼をサイドバックとして育てる構想を描いていたそうです。福田監督がなぜアシトをサイドバックとして育てようと考えたのかについて、それはアシトを「司令塔にするため」だと遊馬と冨樫は見抜いていました。

このときから、2人は既にアシトの「俯瞰」の能力に気づき、彼の人並外れた視野の広さを知っていました。そんな遊馬と冨樫の2人の予想は的中。それまでFWとして思いのまま動き回っていたアシトがサイドバックに転向後は、自身の「俯瞰」の能力を活かし、司令塔として成長していくことになります。

アシトがサイドバックになる伏線はあった?

アシトの「俯瞰」の能力やサイドバックへの転向理由・伏線、司令塔としての覚醒を考察、2つ目はアシトがサイドバックになる伏線についてです。既存のサッカー漫画では主人公はだいたいFWとして活躍していきます。

そして、アシトも当初はFWとして活躍していたため、まだまだ足元の技術などは未熟なものの、「アオアシ」でも当然、主人公のアシトが様々な課題を乗り越えながら、FWとして成長していく姿が描かれるのだろうと考えられていました。しかし、物語の途中から、アシトはサイドバックに転向することになります。

原作漫画7巻収録のエピソードにて、1得点1アシストの大活躍を見せ、福田監督に呼び出されたアシト。そろそろAチームに昇格かと期待していた中で、DFのポジション、サイドバックへの転向を指示され、今後一切FWとして試合に出さないと告げられました。

そして、アシトがFWとして、上の世界では通用しない理由を並べ立てられます。それでも、DFのポジションに行くなんて「嫌」だと言うアシトは、福田監督から「嫌ならやめろ」「戦力にならないとわかっている者を置いておけない」と厳しい言葉を投げかけられました。

その後、しばらくは落ち込んでいたアシトですが、花や家族、仲間たちに支えられ、サイドバックとして活躍していくことになります。このように、当初はサイドバックへの転向を嫌がっていたアシトですが、彼がサイドバックになる伏線が序盤から描かれていたと言われています。

その伏線とは、コミック1巻に収録のエピソードで、東京シティ・エスペリオンの入団試験の1次試験にて、アシトは7対7のミニゲームを行うことになります。そして、ミニゲームの残り時間5分という中で、金田にラストパスを出したアシト。その結果、チームは1点返すことに成功しました。

その際、アシトは「アシストも気持ちいい」と発言していました。この時点でのアシトはFWであり、まさか後にサイドバックに転向することになるとは、本人も読者も夢にも思っていませんでした。しかし、このミニゲームでアシトがアシストの気持ちよさを知ったからこそ、サイドバック転向後、次第にアシトがアシストのやりがいを感じていった、その伏線になっているのだろうと言われています。

アシトの「俯瞰」の能力が開花し司令塔として覚醒?

アシトの「俯瞰」の能力やサイドバックへの転向理由・伏線、司令塔としての覚醒を考察、3つ目はアシトの司令塔として覚醒についてです。サイドバックに転向してすぐの頃は全く気が乗らなかったアシトでしたが、練習や試合をこなすうちに徐々にサイドバックの楽しさに目覚めていきます。その上でアシトは持ち前の「俯瞰」の能力をFWのときよりも発揮させていきます。

アシトの「俯瞰」の能力とは、アシトは足元のテクニックに関してはユースの中ではまだまだ未熟です。しかし、アシトは上空からフィールド全体を見渡すように他の選手の動きを完全に把握する「俯瞰」の能力を有しており、この能力を有するのは東京シティ・エスペリオンの中でもアシトのみとなっています。

さらに、アシトはその「俯瞰」の能力を活かし「みんなを動かす」という的確なコーチングも自然に覚え、攻守ともに優れた司令塔として覚醒していきます。

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アオアシのアシトの実在モデルの選手

実在モデルの選手①福田健二

「アオアシ」の主人公・アシトの実在モデルと言われている選手、1人目は福田健二選手です。福田健二選手はかつて愛媛FCで活躍したFWで、出身地も「アオアシ」の原作者の小林有吾先生や主人公のアシトと同じ愛媛県。小林有吾先生は世界で最も好きな選手として、福田健二選手の名前を挙げています。

そんな福田健二選手の経歴をみていくと、千葉県の習志野高校に入学。同期の廣山望選手らと共に習志野高校サッカー部の黄金期を築いた選手だそうです。高校卒業後は名古屋グランパスエイトに入団。その後、東京や仙台、メキシコやスペインなど国内外のクラブで活躍した後、故郷のチームである愛媛FCに入団しました。

そして、愛媛FCでは人生初となるキャプテンを任され、巧みなポストプレーなどでチームに貢献。その後、2012年に愛媛FCを退団すると、今度は横浜FC香港に入団し、香港に拠点を移します。そして、2016年に現役引退後は横浜FCの強化ダイレクターとなり、さらに2021年には横浜FCのテクニカルダイレクターに就任しました。

実在モデルの選手②シャビ

「アオアシ」の主人公・アシトの実在モデルと言われている選手、2人目はシャビ(シャビ・エルナンデス)選手です。元スペイン代表選手のシャビ選手は2021年11月からはFCバルセロナの監督を務めており、「史上最高のセントラルミッドフィールダーの1人」「史上最高のスペイン人選手」などと称されるスペインの英雄的な選手です。

そんなシャビ選手は非常に視野が広いプレーヤーとして知られ、アシトの「俯瞰」の能力のモデルだと考えられています。実際、原作コミック7巻にて、サッカー談義をする富樫、遊馬、杏里がシャビ選手に関連した話題に触れていました。

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アオアシのアシトの声優

大鈴功起のプロフィール

テレビアニメ「アオアシ」で主人公・アシトのアニメ声優を務めるのは、新人声優の大鈴功起さんです。大鈴功起さんの誕生日は10月5日、年齢は非公表で、出身地は東京都。趣味・特技はゲーム、落語、バスケットボールだそうです。そして、日本ナレーション演技研究所出身で、現在はヴィムスに所属しており、2022年4月に放送がスタートしたテレビアニメ「アオアシ」が初主演作品となっています。

大鈴功起の主な出演作品や演じたキャラ

アシトのアニメ声優・大鈴功起の主な出演作品や演じたキャラはテレビアニメ「美少年探偵団」観客役、「プラチナエンド」鈴木役、「遊☆戯☆王SEVENS」少年役、「トモダチゲーム」生徒役、「可愛いだけじゃない式守さん」男子生徒役、ドラマCD「むかば図書館」マジック役、他にNHK、Eテレの教育番組「スクる!」にあおい役として、声のみの出演しています。

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アオアシのアシトや司令塔に関する感想や評価

こちらは「アオアシ」の主人公・アシトや司令塔に関するツイートです。アシトが司令塔として成長していくところが「アオアシ」の良いところだと高く評価されています。

こちらも「アオアシ」の主人公・アシトや司令塔に関するツイートです。原作コミック25巻のラストで、アシトが「俺は司令官」と言うシーンがとても好きだという感想です。さらに、アシトの今後のさらなる活躍に期待する声となっています。

こちらも「アオアシ」の主人公・アシトや司令塔に関するツイートです。原作コミック7巻にて、富樫と遊馬がアシトがいずれ司令塔になる可能性を見抜いており、その後の原作コミック25巻でアシトが司令塔としての自覚を持つという流れが高く評価されています。

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アオアシの司令塔まとめ

いかがでしたか?「アオアシ」の主人公・アシトの「俯瞰」の能力やサイドバックへの転向理由・伏線などを考察し、司令塔としての覚醒をみてきました。さらに、アシトの実在のモデルとされる福田健二選手とシャビ選手を紹介し、アシトのアニメ声優・大鈴功起さんについてもみてきました。そして、アシトは東京シティ・エスペリオンで唯一、フィールド全体を見渡し、他の選手の動きを完全に把握する「俯瞰」の能力を有していること。

福田監督は愛媛でアシトを見た時から、彼を司令塔として育てたいと考えており、ユース入団後にサイドバックへの転向を指示したこと。最初は気が乗らなかったアシトでしたが、「俯瞰」の能力を開花させ、次第にサイドバックとして活躍し、司令として覚醒していったことなどが分かりました。今後も司令塔として覚醒した「アオアシ」の主人公・アシトの活躍に注目していきましょう!

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