【アオアシ】アシト(青井葦人)が覚醒したきっかけは?俯瞰の能力を考察

「アオアシ」の主人公アシト(青井葦人)は、エスペリオンユースに入ってから覚醒していきます。ユース年代を取り扱ったサッカー漫画「アオアシ」の主人公アシトは、才能は有れどもテクニックなどは未熟というキャラクターでした。しかし、持ち前の俯瞰の能力を活かして、司令塔ができるサイドバックとして覚醒していきます。今回は「アオアシ」のアシトの俯瞰の能力やポジション、覚醒について紹介していきます。

【アオアシ】アシト(青井葦人)が覚醒したきっかけは?俯瞰の能力を考察のイメージ

目次

  1. アオアシのアシト(青井葦人)とは?
  2. アオアシのアシト(青井葦人)が覚醒したきっかけや俯瞰の能力
  3. アオアシのアシト(青井葦人)のモデルの選手
  4. アオアシのアシト(青井葦人)の名言
  5. アオアシのアシト(青井葦人)に関する感想や評価
  6. アオアシのアシト(青井葦人)が覚醒したきっかけまとめ

アオアシのアシト(青井葦人)とは?

「アオアシ」のアシト(青井葦人)は、愛媛の中学校サッカー部に所属しているときに、東京エスペリオンユースの福田監督に見いだされてました。中学生時代のポジションはフォワードでしたが、エスペリオンユースではポジションをサイドバックに転向し、持ち前の俯瞰の能力などを活かして覚醒していきます。この記事では、そんなアシトの能力覚醒などについて紹介します。

アオアシの作品情報

アオアシの概要

Aboutと書かれたスケッチブック

「アオアシ」は2015年から「ビックコミックスピリッツ」で連載されているサッカー漫画で、作者は愛媛県出身の漫画家である小林有吾さんです。サッカー漫画の中でも、Jユース年代を取り扱う珍しい作品で、2017年マンガ大賞第4位、2020年第65回小学館漫画賞一般部門を受賞するなど、評価が高い作品です。また、主人公のアシトの兄である青井瞬を主人公にしたスピンオフ作品「アオアシ ブラザーフット」が連載されています。

アオアシのあらすじ

あらすじと書かれたスケッチブック

福田達也監督に誘われて東京エスペリオンユースのセレクションを受け合格したアシト(青井葦人)は、中学時代のポジションはフォワードでした。しかし、レベルが高いエスペリオンユースではアシトの技術はレベルが低く、さらにフォワードには向いていないと言われます。その結果、アシトはサイドバックへとポジションを変更し、持ち前の俯瞰の能力を活かして覚醒していきます。

アシト(青井葦人)のプロフィール

プロフィールと書かれたボード

「アオアシ」の主人公であるアシト(青井葦人)は愛媛県出身で、作品がスタートした時点では地元中学校のサッカー部に所属、ポジションはフォワードでした。母子家庭のため、実家は経済的に苦しい環境ですが自分を育ててくれた母親と兄を大切に思っていて、家族を馬鹿にされたときに自分が馬鹿にされたとき以上に怒ります。また、仲間思いという一面があります。

『アオアシ』 小林有吾 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館

アオアシのアシト(青井葦人)が覚醒したきっかけや俯瞰の能力

アシトの俯瞰の能力

ここからはアシト(青井葦人)が覚醒したきっかけや、俯瞰の能力について紹介します。まずは、アシトの最大の特徴である俯瞰の能力です。この俯瞰の能力とは、ピッチ上を上空から俯瞰するように、敵味方すべての選手の場所や向き、すべてを把握するというものです。ただ目がいいだけではなく、3D的にすべてを把握する俯瞰の能力は、アシトがサッカー選手として活躍する根幹となっていきます。

大空を飛ぶ鷹

エスペリオンユースは国内でも最高レベルのユースチームですが、俯瞰の能力をもっている選手はアシトだけです。それだけアシトの俯瞰の能力は強力で貴重なものだといえます。ちなみに、「アオアシ」にはもう1人俯瞰の能力をもつ選手が登場しています。それはユース日本代表の司令塔で、青森星蘭でも司令塔として活躍中の北野蓮です。

北野蓮はアシトと同じく高校1年生ですが、すでにJリーグの鹿島と仮契約を結ぶほどの逸材です。エスペリオンユースと青森星蘭の試合で2人は戦いますが、試合の中でお互いが俯瞰の能力をもっていることを知り意気投合します。

アシトの幼少期

「アオアシ」のアシト(青井葦人)が俯瞰の能力を身に着けたのは、幼少期の経験が大きく影響しているとされています。母子家庭で育ったアシトが遊ぶ場所は、母親が経営する飲食店でした。飲食店の中にはテーブルや椅子などがあり、それをよけながら新聞紙を丸めて作ったボールをドリブルすることがアシトの遊び。それで、自然と店内の物や人を把握するようになります。

店内でのボール遊びを続けていくうちに、アシトの俯瞰の能力がどんどん鍛えられていったのではないかとされています。

アシトのポジションがサイドバックに転向

アシトが持つ広い視野はサイドバックの強みになる

サッカーのサイドライン

中学生時代のポジションはフォワードだった「アオアシ」のアシト(青井葦人)、エスペリオンユースでポジションをサイドバックに転向しました。その最大の理由は、ポジションがサイドバックであればアシトの俯瞰の能力をより活かせると福田達也監督が考えたためです。ポジションがフォワードのときのアシトはどうしても「自分が点数を取る」ということばかり意識して、俯瞰の能力を活かせていませんでした。

アシトのポジションをサイドバックにすることで、視野を広く使えるようになり司令塔として活躍できるようになりました。また、テクニックが未熟なアシトにとってサイドバックは、背後を気にせずにプレイできるため、より自分の強みを活かせるようになっています。

司令塔型のサイドバックは近代サッカーにも実在する?

「アオアシ」のアシト(青井葦人)は司令塔型のサイドバックとして覚醒していきます。それでは現実世界での司令塔型サイドバックを紹介します。近代サッカーの司令塔型サイドバックとしてもっとも売輸名なのは、ドイツ代表のヨシュア・キミッヒです。これまでの世界的なサイドバックは圧倒的なスピードを持っていたり、体幹が強いといった特徴がありました。

しかしキミッヒは、身体能力的にはこれまでの世界的なサイドバックと比べて劣ります。しかし、キミッヒは「頭」「目」が優れています。サイドバックのポジションからピッチ全体を把握して的確なパスを供給する司令塔的な役割を果たし、チームに大きく貢献します。また、元日本代表の内田篤人選手やブラジル代表の左サイドバックのマルセロなども司令塔型サイドバックとされています。

とくに、レアルマドリッドでも活躍するマルセロは、現在のサイドバックのなかでも世界最高峰の選手の1人だという意見が多くあります。

サイドバックの楽しさを覚えるアシト

芝の上のサッカーボール

「アオアシ」のアシト(青井葦人)は、もともとフォワードとして自分で得点することを好んでいました。そのため、サイドバックへ転向したときはその楽しさを感じることができません。しかし練習を続けていくうちに、アシトはサイドバックの楽しさを知っていきます。さらに覚醒することで、司令塔型サイドバックとなりました。

アシトが覚醒したのはプレミアリーグ青森星蘭戦

「アオアシ」のアシト(青井葦人)が司令塔型サイドバックとして覚醒するのは、青森星蘭との戦いでした。青森星蘭は試合の序盤、テクニックがないアシトを狙いキャプテンの羽田が徹底マークをします。そのためアシトは思うようなプレイがなかなかできませんでした。そこでエスペリオンユースはゴールキーパーを上げてパス回しに参加させ、次第にペースを取り返すようになります。

アシトは、青森星蘭戦の前半中盤に俯瞰の能力を使って相手のボールを次々と奪取していきます。これが、アシトの最初の覚醒でした。

アシトの真の覚醒

「アオアシ」のアシト(青井葦人)の覚醒は終わりません。青森星蘭戦の後半、視野が広がったアシトは中央のポジションへ切り込み司令塔としてゲームを作っていきます。そして、本木遊馬の先制点をアシスト。その後も活躍し、アディッショナルタイムで得点を決めたエスペリオンユースが勝利を収めました。

アシトが覚醒できた理由

「アオアシ」のアシト(青井葦人)が青森星蘭戦で覚醒できた最大の理由は、青森星蘭に北野蓮がいたことです。北野蓮はアシトと同学年ですが、すでに日本代表の経験やプロと仮契約を結んでいるほどの選手です。しかも、北野蓮はアシトと同じく俯瞰の能力があります。アシトは試合中に北野蓮のプレイを参考にし、覚醒するヒントを獲得しました。

アシトはプレミアリーグの船橋学院戦では覚醒できなかった

「アオアシ」のアシト(青井葦人)は青森星蘭と対戦する前、船橋学院戦で覚醒一歩手前まできていました。この試合でアシトは司令塔型サイドバックとしてチャンスをつくりますが、トリポネを前に冷静さを失ってしまい、PKを与えるハンドをしてしまいます。その結果、アシトはしばらく試合に出ることができずに覚醒するチャンスを逃しました。

アシトは今後さらに覚醒していく?

「アオアシ」のアシト(青井葦人)は青森星蘭で司令塔型サイドバックとして覚醒しました。しかし、アシトはまだまだ粗削りで未熟な部分がたくさんあります。この先、アシトはより成長して覚醒する可能性があるとされています。

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アオアシのアシト(青井葦人)のモデルの選手

アシトのモデル①福田健二選手

ここからは「アオアシ」のアシト(青井葦人)のモデルとなった選手について考察します。モデルとなった選手1人目は、福田健二選手です。福田健二選手の出身地はアシトと同じ愛媛県。1996年に「名古屋グランパスエイト」へと加入し、デビュー戦で得点を取る活躍を見せます。

その後、国内ではFC東京、ベガルタ仙台へ移籍、その後海外各地で活躍します。そんな福田健二選手はアシトと同じく幼少期に大変な境遇で育ったそうです。福田健二選手は「アオアシ」の作者である小林有吾さんがもっとも尊敬する選手として名前を挙げていて、アシトのキャラクター設定だけではなく、福田達也監督のモデルにもなっているようです。

アシトのモデル②シャビ選手

「アオアシ」のアシト(青井葦人)のモデルとなった選手としてシャビ選手が挙げられます。シャビ選手は元スペイン代表の世界的な選手で、現在はFCバルセロナの監督をしています。広い視野から繰り出されるパスワークが魅力的で「ピッチ上の指揮官」と呼ばれることがあります。

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アオアシのアシト(青井葦人)の名言

アシトの名言①「他人が思う…」

ここからは「アオアシ」のアシト(青井葦人)の名言について紹介していきます。最初に紹介する名言は「他人が思う…」です。この名言が登場したシチュエーションは、アシトがエスペリオンユースに入り最初の紅白戦に参加したときです。この紅白戦はエスペリオンユースの伊達望コーチが担当していました。伊達望コーチは「よほど奇跡的なことがないか限り、あの子(アシト)にはプロは無理だ」と話していました。

普通のメンタルの選手であれば、コーチから「プロは無理だ」と言われたときに気落ちしてしまいます。しかし、アシトはその言葉を聞いても気落ちせず、それどころか「プレーもしてないうちから、つまらんこと言われるスジ合いはない」と前向きになり、試合に集中します。そして貧しいながらも自分を東京に送り出してくれた母親や兄、友人たちの顔を思い浮かべ気合を入れました。

このときにアシトが心の中で言った名言が「他人が思う…」です。この名言はアシトの心の強さを表しているだけではなく、他人に自分の限界を決められたくないという思いが現れているとされています。実際に、エスペリオンユースに入団したばかりのときは練習についていくのも大変でしたが、どんどん成長していき覚醒、司令塔型サイドバックとして活躍します。

他人が思う「無理」とか意味がねぇ

アシトの名言②「俺は俺らしく…」

続いて紹介する「アオアシ」のアシト(青井葦人)の名言は「俺は俺らしく…」です。この名言が登場したシチュエーションは、アシトがエスペリオンユースセレクションを受験しているときのものです。エスペリオンユースセレクションで受験生は、エスペリオンユースチームのメンバーと試合をしました。この試合でユース選手に圧倒される受験生たち、しかもユースチームは本来のポジションでプレイしていないことを知らされます。

圧倒的な実力差を前に受験生たちは落ち込んでしまいます。しかし、その中にあってアシトは「俺は俺らしく…」と自分に気合を入れます。その結果、試合は負けましたがアシトの活躍もあり一矢報いることに成功しました。そして、この試合の結果もありアシトはエスペリオンユースのセレクションに合格します。

俺は俺らしくやろう

アシトの名言③「今日という日を…」

続いて紹介する「アオアシ」のアシト(青井葦人)の名言は「今日という日を…」です。エスペリオンユースのAチームに昇格したアシトでしたが、なかなか試合に出ることができませんでした。しかし、そんなアシトにチャンスが巡ってきます。主力メンバーが日本代表に召集された東京VANS戦、DFラインはアシトたち1年生4人が抜擢されました。

次の試合も出るためには頑張るしかない、そういう気持ちでアシトがチームメイトに言った名言が「今日という日を…」でした。

今日という日を勝つしかねえもんなっ!!

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アオアシのアシト(青井葦人)に関する感想や評価

アシトはサイドバックに転向し、司令塔として覚醒していきます。司令塔としてゲームを作るアシトの姿がかっこいいという感想があります。

アシトは中学校時代から活躍していたとはいえ、ユースのエリートたちと比べて技術的に劣っていました。しかし、ストーリーが進むにつれて覚醒していくアシト、その姿が好きという感想があります。

司令塔型サイドバックとして活躍していくアシト。サイドバックになってから「アオアシ」が面白くなるという感想があります。

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アオアシのアシト(青井葦人)が覚醒したきっかけまとめ

黒板に書かれたまとめの文字

「アオアシ」のアシト(青井葦人)が司令塔型サイドバックとして覚醒する姿、名言といったことを紹介しました。ユース年代、それもサイドバックの選手が主人公という設定が特徴的な「アオアシ」。これからのアシトのさらなるアシトの成長に注目しましょう。

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