崖の上のポニョの名言・名セリフまとめ!名場面や印象的なシーンを一挙に紹介

『崖の上のポニョ』の名言や名セリフをまとめています。緊迫した場面や感動する場面など、印象的な名シーンを厳選して一挙に紹介!ポニョ・宗介・リサなどの心に残る名言や、セリフから読み取れるキャラクターの思い・考えなども解説します。ポニョの人間になりたいという強い気持ちや、宗介の純粋な優しさなどがわかるセリフも必見です。また、『崖の上のポニョ』を実際に観た人の感想や評価なども、載せています。

崖の上のポニョの名言・名セリフまとめ!名場面や印象的なシーンを一挙に紹介のイメージ

目次

  1. 崖の上のポニョとは?
  2. 崖の上のポニョの名言や名セリフ・名シーン集~ポニョ~
  3. 崖の上のポニョの名言や名セリフ・名シーン集~宗介~
  4. 崖の上のポニョの名言や名セリフ・名シーン集~リサ~
  5. 崖の上のポニョの名言や名セリフ・名シーン集~その他~
  6. 崖の上のポニョに関する感想や評価
  7. 崖の上のポニョの名言まとめ

崖の上のポニョとは?

『崖の上のポニョ』は、人間になりたい魚の女の子の物語です。宗介に恋をしたことで、人間の世界へ飛び込みます。物語には個性的なキャラクターが登場し、多くの名言を残しています。セリフの裏にあるキャラクターの思いまで読み取ると、さらに深く物語を楽しめるでしょう。ポニョ、宗介、リサ、その他に分けて、名言や名シーンを載せています。まずは、『崖の上のポニョ』の概要やあらすじを紹介します。

崖の上のポニョの概要

『崖の上のポニョ』は、スタジオジブリ製作の人気アニメーション映画です。人間になりたい魚の女の子「ポニョ」と、5歳の少年「宗介」を中心に繰り広げられる物語となります。2008年7月に映画公開され、宮崎駿監督が原作・脚本・監督のすべてを手掛けました。

宮崎駿監督は会見で、アンデルセン童話の「人魚姫」の一部をベースしていると語っています。藤岡藤巻さんと大橋のぞみさんによる主題歌は、「第50回日本レコード大賞特別賞」を受賞したことでも、話題となりました。

崖の上のポニョのあらすじ

魚の女の子のポニョは、人間の世界に憧れを抱きます。ある日、ポニョは家出をして、人間の世界へ行こうとしました。しかし、途中で空き瓶に頭が詰まってしまい、そのまま岸辺へ流されます。そこを宗介に助けてもらいました。ポニョは宗介が好きになり、人間になりたいと強く願うようになりました。人間になるためには、宗介もポニョのことを心から愛することが条件です。果たしてポニョは、人間の女の子になれるのでしょうか…

崖の上のポニョ - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

崖の上のポニョの名言や名セリフ・名シーン集~ポニョ~

名言①「ポニョ、そーすけ…」

『崖の上のポニョ』を観た人は、誰もが知っている名言です。ケガをして血が出ている宗介の指を、ポニョが舐めてあげると傷が瞬く間に治りました。ポニョは宗介の血を舐めたことで半魚人になり、人間の言葉を話せるようになったのです。魚のポニョが人間の言葉を使って、一生懸命に好きな気持ちをフジモトに伝えようとした、名シーンのセリフです。ポニョの健気で愛の強さを感じる名言として、視聴者の心に残りました。

ポニョ、宗介、スキ

名言②「ポニョ、人間になる…」

「宗介、好き」というセリフのあとに、「ポニョ、人間になる」と言います。そして、人間嫌いのフジモトは、ポニョの言葉に驚愕するという名シーンがありました。フジモトは人間の住む地上の世界よりも、海の中の方が良いと反対します。しかし、ポニョの宗介を想う気持ちは、非常に強いです。体から手足まで生えてきて半魚人になる様子を見て、フジモトはどうすることもできません。

フジモトは、一度ポニョを海の世界へ連れ戻しました。しかし、再び宗介の元へ戻っていったのは、愛の力でしょう。

ポニョ、人間になるー

名言③「ハム…」

ポニョは人間の世界の食べ物で、ハムを非常に気に入っていました。パンはあまり好きではない様子でしたが、ハムを見ると大喜びします。ポニョがハムを好んだ理由は諸説あり、「海と似たような塩分を含んでいる」「人間になるために動物性たんぱく質が必要」などが挙げられています。

しかし、物語の中でハムを好きな理由は、明らかにされていません。ポニョが覚えたての人間の言葉で「ハムがいい」とぎこちなく言うセリフが、なんとも可愛らしくて耳に残る名シーンです。また、リサが作ったハム入りのラーメンが、非常に美味しそうであると、視聴者の中でも話題になりました。

ポニョ、ハムがいい

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崖の上のポニョの名言や名セリフ・名シーン集~宗介~

名言①「大丈夫だよ…」

宗介が緑のバケツにポニョを入れて、保育園に連れて行くときのセリフです。母親のリサが運転する車中で、宗介はポニョの名前を考えます。そして、ポニョっとしている姿を見て、「ポニョ」と名付けました。ポニョは名前を気に入って、大喜びをする名シーンです。また、宗介の純粋で優しい気持ちが、伝わってくる名言になります。僕が守ってあげるという言葉から、宗介に逞しさや責任感が芽生え始めているようです。

「大丈夫だよ ぼくが守ってあげるからね」

名言②「リサ、泣かないの…」

宗介の父親が長い航海から帰ってくる予定の日、母親のリサもワクワクした気持ちで待っていました。しかし、帰ってこれなくなったと連絡が入り、リサは腹を立てます。そのときに悲しむリサを見て、宗介が声をかけて励ましたセリフです。宗介はポニョのお世話をした数日で、大切な人を守るという逞しくて優しい心が育っていました。リサは宗介の頼もしい言葉に、元気を取り戻しています

「リサ、泣かないの。僕も泣かないから。」

名言③「ここにバケツ置いとけば…」

フジモトがポニョを連れ戻しにやって来て、一緒に海へ帰ってしまいました。宗介はひどく落ち込みます。そして、ポニョを入れていた緑のバケツを、家の前に置きました。ポニョが戻ってきたときに、ここが家だとわかる目印にするためです。いつか帰ってくるかもしれないという期待と、いつでも帰ってきていいよという優しさを表した名言です。

「ここにバケツを追いとけば、ポニョ が来た時に、このうちってわかるよね」

名言④「半魚人のポニョも…」

ポニョが人間になる条件は、宗介の真実の愛を受けることでした。もしも、宗介の気持ちが変わって愛がなくなると、ポニョは泡になって消えてしまうからです。宗介は、ポニョが魚でも半魚人でも人間でも関係なく、ポニョの中身が大好きでした。ポニョがどのような姿になっても、宗介は受け入れてくれることを表したセリフです。グランマンマーレは、宗介の揺るぎない愛に納得しました。ポニョが人間になることができた名言です。

また、このセリフは金曜ロードショー!が行った名台詞の投票企画にノミネートされました。そして、視聴者投票で見事1位を獲得しています。

「ぼく おさかなのポニョも 半魚人のポニョも 人間のポニョも みんなすきだよ」

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崖の上のポニョの名言や名セリフ・名シーン集~リサ~

名言①「運命っていうのが…」

落ち込んでいる宗介に対するリサの名言です。仲良くなったポニョがフジモトに連れ戻され、宗介はがっかりします。ポニョは海で育った魚の子で、住むべき場所へ戻ったことを、リサは伝えました。そして、どんなに辛くても、運命は変えられないことを優しく諭します。

人生には避けることのできない困難が、ときには訪れることもあると教えたかったのでしょう。子供だからと適当なことを言わず、人間として向き合うリサの名シーンです。また、リサと宗介が信頼し合っている親子関係であることがわかるシーンでもあります。

「宗介さ。運命っていうのがあるんだよ。辛くても、運命は変えられないんだよ」

名言②「いい?宗介とポニョ…」

ある日、宗介とリサが住む街は、とてつもない大嵐に見舞われました。リサの見事な運転によって、無事に自宅へ辿り着くことができます。すると、人間の姿をしたポニョが現れました。再会できたことが嬉しくて、ポニョと宗介は家の中を走って大はしゃぎです。そのときに、リサが2人に言ったセリフとなります。一方的に叱るのではなく、子供たちの気持ちに共感しながら落ち着かせるところは、リサの優しい人柄でしょう。

「いい?宗介とポニョ、どんなに不思議で、嬉しくて、
    驚いてても、今は落ち着くの。いい?」

名言③「この家は嵐の中の灯台な…」

嵐のため宗介の家は水浸しになり、外も明かりが消えてほぼ真っ暗な状態になりました。リサは職場のひまわりの家のおばあちゃんたちが心配で、様子を見に行こうとします。宗介は一緒に行くと言いますが、リサからの言葉で家に残ることを決めました。そのときのセリフになります。リサは宗介が家から明かりを照らして、みんなを安心させるという役割を持たせました。そして、宗介は覚悟を決め、家に残ることを納得します。

「今、この家は嵐の中の灯台なの。真っ暗な中にいる人は、みんなこの光に励まされているわ」

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崖の上のポニョの名言や名セリフ・名シーン集~その他~

名言①「ポニョを人間にして…」

ポニョの父親のフジモトと母親のグランマンマーレは、地球が危機状態に陥ることを防ぐため、どうすれば良いか話し合いました。ポニョが宗介の血を舐めたことと、フジモトの「生命の水」を浴びたことで、強力な魔力を得たことが原因とされています。

フジモトは、ポニョが魚に戻り海で生活するのが良策だと考えます。しかし、グランマンマーレは、ポニョを人間にしてしまうことを提案しました。それが地球も救えて、ポニョも幸せになると思ったためです。フジモトとグランマンマーレの、ポニョが一番幸せになる方法を考える姿に、深い愛情を感じる名シーンでした。

「ねぇあなた、ポニョを人間にしてしまえばいいのよ」

名言②「みなさん、世界のほころびは…」

宗介の揺るぎない愛情のおかげで、ポニョは人間になることができました。それと同時に、今まで使えていた魔力も、使えなくなります。ポニョが魔力を得たことで、地球全体が危機に陥るところでしたが、回避することができました。そのときに、グランマンマーレがみんなに投げかけた名言になります。

皆さん、世界の綻びは閉じられました

名言③「私達みんな宗介ちゃんと…」

リサが働く老人ホーム「ひまわりの家」のおばあちゃんたちは、宗介を自身の孫のように可愛がってくれます。宗介が通っている保育園は、ひまわりの家と同じ敷地内にありました。そのため、宗介は頻繁におばあちゃんたちと交流をしています。

宗介は、おばあちゃんたちにもポニョを見せてあげました。おばあちゃんたちは「可愛いね」と言って、ポニョに対しても優しく接してくれました。そして、宗介とポニョの味方であることを伝え、勇気づけてくれたセリフです。

「私たちみんな、宗介ちゃんとポニョの味方だからね〜!」

名言④「ポニョをよろしく頼む…」

物語の中でフジモトは、偏屈で意地の悪い父親のイメージが強いでしょう。しかし、それは人間嫌いのフジモトが、ポニョのためを思ってとった行動でした。そもそもフジモトが人間嫌いであるのは、理由があります。それは、海の女神グランマンマーレとの結婚を、両親に反対されたためです。フジモトも昔は人間でしたが、グランマンマーレと結婚をして魔法使いになりました。

フジモトはポニョが人間になることを反対していましたが、徐々に気持ちの変化が見られます。グランマンマーレとの話し合いや、宗介のひたむきな愛、ポニョの強い決心などで、最終的には人間になることを認めました。そして、宗介にポニョを託すときに伝えたセリフです。父親としての優しさと寂しさが感じられる、名シーンとなりました。

「ポニョをよろしく頼む」

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崖の上のポニョに関する感想や評価

ポニョの子供らしいフォルムが自分の娘に似ている、まだ5歳の宗介がすごくできる子など、視聴者が自分の子供と照らし合わせて物語を楽しむ感想もありました。また、嵐の中を見事なハンドル操作で走り抜ける、リサの運転スキルを称賛する声も多かったです。

夫が急に帰って来れなくなり、リサが宗介の前で拗ねてしまうシーンがあります。子供の前でも、自分の気持ちを素直に出せる関係が、素晴らしいという感想も上がっていました。また、リサのサバサバした性格や、宗介と対等に話す姿に好感を持つ声も多いです。

宗介は母親のことを呼び捨てにしていますが、これについてはビックリしている人もいるでしょう。呼び捨てにする理由は明かされていませんが、母親というよりは1人の女性として、描かれているのだろうという声もあります。他にも、時代背景を考慮して、友達のような親子を描いていると考える人もいました。

物語の内容と共に、美術面においても称賛する声がありました。『崖の上のポニョ』は水を描くシーンが、非常に多く出てきます。水面の様子や波しぶき、海中など、多彩な水の模様があり、静と動の表現の仕方が見事であるという評価も見られました。

人の優しさや思いやりを感じるシーンが多くあるため、ジブリ作品の中でも特に好きだという評価もありました。津波など緊迫したシーンもありますが、だからこそ、ほのぼのとしたシーンに心が和むのでしょう。美しい風景や人との優しい関りなどが、見事に描写されており、物語の世界観に魅せられたという声も上がっています。

老人ホーム「ひまわりの家」のおばあちゃんたちは、みな足腰が弱っており車椅子に乗って生活しています。元気な子供たちを見ては、私も昔に戻って走り回りたいと言っていました。ところが、津波が起きたあとに、おばあちゃんたちは車椅子なしで歩けるようになるのです。そして、大はしゃぎで走りまわる名シーンがあります。

おばあちゃんの嬉しそうな姿に感動したという、多くの感想がありました。また、海の中でしゃべったり歩けたりしているため、もしかすると死後の世界ではという声もありました。しかし、その点は物語の中で明らかにされていません。

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崖の上のポニョの名言まとめ

『崖の上のポニョ』の物語は、人間になりたい魚の子と5歳の少年の物語です。「純愛」や「親子愛」を多くのシーンで、垣間見ることができます。また、老人ホームのおばあちゃんたちの思いやりなど、さまざまな愛の形を表現していました。キャラクターの愛のこもった名言や名シーンなどにも注目して、『崖の上のポニョ』を楽しんでください。

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