【ゲド戦記】キャラ・登場人物と相関図まとめ!真の名前を隠す理由や声優キャストは?

「ゲド戦記」は、2006年7月29日に公開されたスタジオジブリ制作のアニメーション映画です。原作はアーシュラ・K・ル=グウィンの同名のファンタジー小説であり、原案は宮崎駿作の「シュナの旅」です。出番が少ない登場人物・キャラにも豪華キャストが抜擢され、話題となりました。この記事では、「ゲド戦記」のキャラ・登場人物の名前、相関図や、声優キャストなどを一覧にまとめて紹介していきます。

【ゲド戦記】キャラ・登場人物と相関図まとめ!真の名前を隠す理由や声優キャストは?のイメージ

目次

  1. ゲド戦記は人気のジブリ映画
  2. ゲド戦記のキャラ・登場人物と相関図
  3. ゲド戦記の真の名前を隠す理由やクモの正体
  4. ゲド戦記のキャラ・登場人物の声優一覧
  5. ゲド戦記の評価が低い理由
  6. ゲド戦記のキャラ・登場人物に関する感想や評価
  7. ゲド戦記のキャラ・登場人物まとめ

ゲド戦記は人気のジブリ映画

ゲド戦記の概要

「ゲド戦記」は、2006年7月29日に公開された宮崎吾朗監督のジブリ映画です。原作は、アーシュラ・K・ル=グウィンが手がけた同名のファンタジー小説です。さらに、アニメージュ文庫から出版されている宮崎駿の絵物語「シュナの旅」を原案としています。2020年6月26日に再上映され、興行収入は78.4億円を記録しました。第30回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞などを受賞しています。

ゲド戦記のあらすじ

エンラッド国の王子・アレンは、精神を病んで正気を失い、父王を刺して国から逃亡します。道中で魔法使いのハイタカに助けられ、一緒にホート・タウンへとやってきます。ハイタカと別行動をとっていた時、人狩りのウサギに絡まれる少女・テルーを助けます。その後、ハイタカはウサギに捕まったアレンを再び助け、昔馴染みの女性・テナーの家に連れていきます。そこには、先日アレンが助けた少女・テルーの姿もありました。

ゲド戦記の主題歌

ジブリ映画「ゲド戦記」の主題歌は、テルー役の手嶌葵が歌う「時の歌」です。作詞は宮崎吾朗と新居昭乃、作曲は保刈久明と新居昭乃が手がけました。こちらの楽曲は、2006年07月12日に発売されたアルバム「ゲド戦記歌集」に収録されています。

映画『ゲド戦記』公式サイト

ゲド戦記のキャラ・登場人物と相関図

ゲド戦記の登場人物の相関図

ボードに描かれた相関図

ここでは、「ゲド戦記」キャラ・登場人物や、相関図などを紹介していきます。アレンは、父王を刺して逃亡したエンラッドの王子です。道中、大賢人のハイタカに救われ、一緒に行動することになります。テナーはハイタカの昔馴染みの女性であり、捨て子のテルーの面倒を見ています。本作の悪役は、クモとクモの部下であるウサギです。クモは、過去のとある出来事からハイタカに恨みを持っており、復讐の機会を伺っています。

キャラ一覧①アレン

「ゲド戦記」相関図・キャラ・登場人物の名前一覧1人目に紹介するのは、アレンです。アレンは、17歳のエンラッドの王子です。本来は純粋かつ真面目な性格ですが、世間の闇に対しても思い悩み、精神を病んでしまいます。自分でもわけがわからないまま父親を刺し、逃走します。道中でハイタカに助けられ、一緒に世界に災いをもたらす源を探す旅に出ました。真の名は、レバンネンでした。

キャラ一覧②テルー

「ゲド戦記」相関図・キャラ・登場人物の名前一覧2人目に紹介するのは、テルーです。テルーは、左側の目元から頬にかけて大きな火傷のあとがある少女です。両親から虐待を受けた上捨てられるという辛い過去を持ちます。身寄りがないところをテナーに引き取られ、一緒に暮らしています。ウサギから襲撃を受けた時、アレンに救われています。真の名はテハヌーであり、クライマックスでは龍族の子孫だったことが明かされました。

キャラ一覧③ハイタカ

「ゲド戦記」相関図・キャラ・登場人物の名前一覧3人目に紹介するのは、ハイタカです。ハイタカは、アースシーの大賢人です。左頬に大きな傷があるのが特徴です。清廉な心を持っていることから、テルーも彼のことを信頼しています。狼に襲われていたアレンを助け、一緒に災いの源を探す旅に出ます。世界の均衡を保つべく、必要以上に魔法を使うことはしません。

キャラ一覧④クモ

「ゲド戦記」相関図・キャラ・登場人物の名前一覧4人目に紹介するのは、クモです。クモは、永遠の命を手に入れることに執着する魔法使いです。「知恵の書」を使った魔法を濫用していたところをハイタカに邪魔された過去があり、復讐の機会をうかがっていました。

キャラ一覧⑤ウサギ

「ゲド戦記」相関図・キャラ・登場人物の名前一覧5人目に紹介するのは、ウサギです。ウサギは、クモの部下です。人狩りを仕事とする横柄な人物です。クモの命令でテナーを誘拐し、ハイタカをクモの城へおびきよせる手伝いをしました。

キャラ一覧⑥テナー

「ゲド戦記」相関図・キャラ・登場人物の名前一覧6人目に紹介するのは、テナーです。テナーは、ハイタカの昔馴染みの女性です。捨て子のテルーを引き取り、面倒を見ている心優しい人物です。

キャラ一覧⑦ハジア売り

「ゲド戦記」相関図・キャラ・登場人物の名前一覧7人目に紹介するのは、ハジア売りです。ハジア売りは、ハジアという麻薬を売る商人です。苦しみや不安を消し去ることができるとアレンをそそのかして、ハジアを売りつけようとしますが、ハイタカに阻止されます。

キャラ一覧⑧国王

「ゲド戦記」相関図・キャラ・登場人物の名前一覧8人目に紹介するのは、エンラッドの国王です。国民のことを大切に思っており、その人徳の高さから賢王と評されています。物語序盤で、息子のアレンに刺されてしまいます。

Thumb【ゲド戦記】ハイタカの正体は大賢人?真の名や「まさかな」のセリフの意味は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ゲド戦記の真の名前を隠す理由やクモの正体

ゲド戦記の真の名前とは?隠す理由は?

「ゲド戦記」に登場する真の名とは、生まれた時すでに持っている名前のことであり、両親や他人から名付けられた名前とは異なります。子供の時は自分の真の名を知ることはできませんが、大人になってからは魔法使いといった特殊な能力を持つ人を通じて知ることができます。真の名を他人に教えてしまうと、精神をコントロールされてしまう恐れがあるため、内密にしておく必要があります。

ゲド戦記のクモの正体

クモの正体は、永遠の命に執着する魔法使いでした。過去に、パルンの知恵の書を利用し、金銭と引き換えに客が望む人間を黄泉の国から呼び寄せる商売をしていました。しかし、ハイタカに妨害され、いつか復讐を果たそうと心に決めていました。女性的な容姿を持ちますが、性別は男性です。

Thumbゲド戦記の声優一覧!ひどいと言われる理由やキャストの評判・口コミも紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ゲド戦記のキャラ・登場人物の声優一覧

アレン役/岡田准一

ジブリ映画「ゲド戦記」のキャラ・登場人物の声優一覧1人目に紹介するのは、アレン役の岡田准一です。岡田准一は、大阪府出身1980年11月18日生まれです。1995年に、アイドルグループV6のメンバーとして芸能界入りを果たします。代表作に、「SP 警視庁警備部警護課第四係」井上薫役、「軍師官兵衛」黒田官兵衛役、「大化改新」中臣鎌足役、「木更津キャッツアイ」ぶっさん役などがあります。

テルー役/手嶌葵

ジブリ映画「ゲド戦記」のキャラ・登場人物の声優一覧2人目に紹介するのは、テルー役の手嶌葵です。手嶌葵は、福岡県出身1987年6月21日生まれ、ランデブーに所属しています。韓国で開催された音楽イベント「日韓スローミュージックの世界」に出演したことがきっかけで、テルー役並びに主題歌を歌唱することになりました。2021年6月2日にベストアルバム 「Simple is best」をリリースしました。

ハイタカ役/菅原文太

ジブリ映画「ゲド戦記」のキャラ・登場人物の声優一覧3人目に紹介するのは、ハイタカ役の菅原文太です。菅原文太は、宮城県出身1933年8月16日生まれです。2014年11月28日に81歳で亡くなります。1956年10月31日に公開された映画「哀愁の街に霧が降る」で映画デビューを果たしました。代表作に、「横浜暗黒街 マシンガンの竜」矢吹竜太役、「青春の門」伊吹重蔵役、「高原へいらっしゃい」小池雄一郎役などがあります。

クモ役/田中裕子

ジブリ映画「ゲド戦記」のキャラ・登場人物の声優一覧4人目に紹介するのは、クモ役の田中裕子です。田中裕子は、大阪府出身1955年4月29日生まれ、アニマ出版に所属しています。デビュー作は、1979年に放送されたNHK連続テレビ小説「マー姉ちゃん」磯野マチ子役でした。代表的な出演作に、「なつぞら」高橋秀子役、「想い出づくり。」池谷香織役、「小石川の家」幸田文役、「太陽の子」石村フミ役などがあります。

ウサギ役/香川照之

ジブリ映画「ゲド戦記」のキャラ・登場人物の声優一覧5人目に紹介するのは、ウサギ役の香川照之です。香川照之は、東京都出身1965年12月7日生まれ、事務所はロータス・ルーツに所属しています。俳優デビュー作は、1989年に放送された大河ドラマ「春日局」小早川秀秋役でした。代表作に、「99.9-刑事専門弁護士-」佐田篤弘役、「当確師」聖達磨役、「トウキョウソナタ」佐々木竜平役などがあります。

テナー役/風吹ジュン

ジブリ映画「ゲド戦記」のキャラ・登場人物の声優一覧6人目に紹介するのは、テナー役の風吹ジュンです。風吹ジュンは、1952年5月12日生まれ、事務所はパパドゥに所属しています。1975年から女優として活動しており、1977年5月28日に公開された映画「白熱デッドヒート」志田真木役で注目を集めます。代表作に、「カリスマ」神保美津子役、「ベロニカは死ぬことにした」ショウコ役、「東京家族」かよ役などがあります。

ハジア売り役/内藤剛志

ジブリ映画「ゲド戦記」のキャラ・登場人物の声優一覧7人目に紹介するのは、ハジア売り役の内藤剛志です。内藤剛志は、大阪府出身1955年5月27日生まれ、事務所は阪口京子事務所に所属しています。安達祐実主演の人気ドラマ「家なき子」相沢悟志役で注目を集めます。代表作に、「竜馬におまかせ!」勝海舟役、「女王の教室」並木平三郎役、「夜桜お染」石室新十郎役などがあります。

女主人役/倍賞美津子

ジブリ映画「ゲド戦記」のキャラ・登場人物の声優一覧8人目に紹介するのは、女主人役の倍賞美津子です。倍賞美津子は、茨城見出身1946年11月22日生まれ、ロータス・ルーツに所属しています。1967年から活動しており、1979年4月21日に公開された映画「復讐するは我にあり」榎津加津子役で演技が高く評価され、ブルーリボン助演女優賞を獲得しました。

王妃役/夏川結衣

ジブリ映画「ゲド戦記」のキャラ・登場人物の声優一覧9人目に紹介するのは、王妃役の夏川結衣です。夏川結衣は、熊本県出身1968年6月1日生まれ、事務所はテアトル・ド・ポッシュに所属しています。女優デビュー作は、1992年1月9日から3月26日にかけて放送されたドラマ「愛という名のもとに」上園美和役でした。代表作に、「ソロモンの偽証」藤野邦子役、「幸福の黄色いハンカチ」島光枝役などがあります。

国王役/小林薫

ジブリ映画「ゲド戦記」のキャラ・登場人物の声優一覧10人目に紹介するのは、国王役の小林薫です。小林薫は、京都府出身1951年9月4日生まれ、ニコフイルムに所属しています。篠田正浩監督の映画「はなれ瞽女おりん」で映画デビューを果たしました。代表作に、「花束みたいな恋をした」山音広太郎役、「ねことじいちゃん」巌役、「深夜食堂」マスター役などがあります。

Thumbゲド戦記のアレンがイケメン過ぎる!本名や影の正体・その後を考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ゲド戦記の評価が低い理由

評価が低い理由①原作をかなり割愛している

ジブリ映画「ゲド戦記」は、あまり世間からの評価は高くありません。その年の最低映画をランクづけする第3回文春きいちご賞では第1位、映画芸術では2006年ワーストテン第1位に選出されています。評価が低い理由1つ目は、原作をだいぶ割愛しているというものです。「ゲド戦記」の原作は、アーシュラ・K・ル=グウィンが手がけた全6巻からなるファンタジー小説です。

ジブリ映画「ゲド戦記」は、原作の第1巻と第3巻の内容を部分的に取り上げています。さらに監督と脚本を務めた宮崎吾朗は、自身の解釈を織り交ぜて仕上げました。説明不足で消化不良のまま物語は進み、見る人を置き去りにしてしまうという評価も多く見られました。原作者のアーシュラ・K・ル=グウィンも、自分が作った物語ではないと反応しています。

評価が低い理由②原作の世界観と違う

ジブリ映画「ゲド戦記」の評価が低い理由2つ目は、原作の世界観と異なるというものです。本作は、脚本と監督を宮崎吾朗が担当しました。父親の宮崎駿は、「ゲド戦記」が大好きで、過去にアニメ化の許可を原作者に求めましたが、断られています。その後、宮崎駿は自身の作品に、「ゲド戦記」の要素を取り入れてきたといいます。

宮崎吾朗は、宮崎駿が今まで映画に取り入れてきた要素以外のエピソードを使って、脚本を書かなければなりませんでした。行き詰まっていた宮崎吾朗に対し宮崎駿は、「シュナの旅」を描くのはどうかと提案をします。別作品の「シュナの旅」の要素まで取り入れてしまったこともあり、かなり原作とは異なる世界観となってしまったようです。

評価が低い理由③キャラの描き方

ジブリ映画「ゲド戦記」の評価が低い理由3つ目は、キャラの描き方がよくないというものです。例えば、主人公のアレンは冒頭で父王を刺しますが、自分でも犯行動機がよくわかっていませんでした。テルーは、クライマックスでドラゴンの姿になりますが、詳しい説明はなく消化不良のまま物語は終わります。全体的にキャラクターの描かれ方が浅く、見る人を置いてけぼりにしてしまうところも評価が低いポイントの一つのようです。

Thumbゲド戦記のテルーの正体とは?過去や本当の名前・その後について調査 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ゲド戦記のキャラ・登場人物に関する感想や評価

「ゲド戦記」の主人公・アレンは、真面目で純粋な性格です。しかし、世の中の闇の面に対しても思い悩み、精神を病んで正気を失い、父親を刺殺します。心に深い傷を負っていましたが、最後はそれを乗り越え勇敢に敵に立ち向かいます。アレンの成長に感動したという感想もあります。

「ゲド戦記」のヒロイン・テルーは、両親から虐待を受け捨てられた少女です。心に深い傷を負っており、簡単に他人に心を開くことはありません。映画終盤で、正体がドラゴンだったことが判明しました。突然ドラゴンの姿になったため、困惑する声も多く見られます。

「ゲド戦記」のウサギは、悪役のクモの部下であり、人狩りの商売をしています。「ゲド戦記」のウサギを演じた声優は、香川照之です。キャラが立っていて、声優の演技もうまかったという感想もあります。

Thumbゲド戦記を分かりやすく解説!あらすじやアレンやテルーの正体までネタバレ | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ゲド戦記のキャラ・登場人物まとめ

ジブリ映画「ゲド戦記」のキャラ・登場人物や、声優キャストを一覧にして紹介してきました。国王役に小林薫、女主人役に倍賞美津子、ハジア売り役に内藤剛志など、出番が少ないキャラクターにも豪華キャストが抜擢されています。

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ