ゲド戦記のアレンがイケメン過ぎる！本名や影の正体・その後を考察

2006年に有名スタジオ監督、宮崎駿による絵物語「シュナの旅」を原案として、スタジオジブリから上映公開されたアニメーション映画、「ゲド戦記」ですが、実は「ゲド戦記」には原作なる物語がありました。主人公アレンについて、アレンの本名や「ゲド戦記」作中で描かれた「影」なる正体、アレンが少しイケメン過ぎると言った声など、アニメ映画「ゲド戦記」とアレン、本名レバンネンや影について徹底考察します。

スタジオジブリによる宮崎吾郎監督手掛けたアニメーション映画「ゲド戦記」は、宮崎駿の絵物語、「シュナの旅」を原案として描かれたものですが、実は「ゲド戦記」は、アーシュラ・Ｋ・ル・クヴィンという作家によって、1968年から2001年にかけて発表されていたファンタジー小説でした。しかし、2006年に上映されたスタジオジブリで描かれた「ゲド戦記」は、宮崎駿の「シュナの旅」がキャラクターイメージとなっています。

では、スタジオジブリによるアニメ映画「ゲド戦記」の主人公、アレンとはどのような人物だったのでしょうか？　「ゲド戦記」の主人公アレンの本来の身分や祖国、ゲドなるハイタカに拾われた経緯や、アレンに取り付いた影とは何だったのかなど。アレンのその後や巷でのアレンの評判、「ゲド戦記」の魅力的な主人公アレンを演じた声優、岡田准一さんなど、「ゲド戦記」、主人公アレンについて徹底検証並びに考察してみましょう。

スタジオジブリによるアニメ映画「ゲド戦記」の主人公はアレンとして描かれました。では、アレンとは何者だったのでしょうか？　アレンの本名やアレンがイケメン過ぎるといった声などに触れながら、アレン、本名レバンネン王子について紹介します。そうです、アレンは本名をレバンネンと呼ばれる17歳の若き青年であり、祖国エンラッドのれっきとした王子の身分に居ました。その彼がゲドと共に城を出た理由とは？

スタジオジブリアニメ映画「ゲド戦記」においてゲドと行動を共にした主人公アレン、正体はエンラッドと呼ばれる国の王子、本名をレバンネンとされる若き17歳の真面目な青年でした。真面目過ぎる性格が災いしたのが、本名レバンネン、名をアレンと代えてゲドと共に行動することになります。災いとは影なるものにより、心の均衡を失い、父王を衝動的に殺害してしまい国から逃走、ゲドなるハイタカに拾われ旅することになります。

「ゲド戦記」の世界では元より真の名、本名というものはとても重要な意味合いを持つのですが、エンラッドの王子レバンネンとしての本名を隠し、アレンと名乗ってゲドと共に旅に出た青年は、自分の身に異変を来たしたもの、災いなる影についてゲドと共に災いの根源を探す旅に出ます。これが「ゲド戦記」主人公アレン、本名レバンネン、エンラッドの王子がアレンを名乗ってゲドと共に旅に出た経緯になります。

「ゲド戦記」作中、ゲドと共に影なる災いの根源探しの旅に出たアレンは行く先々で様々な世界や人々に触れて成長していきます。奴隷として鎖に縛られ姉妹で売られようとしていたヒロイン、テルーとの出会いは特にアレンにとって大きな衝撃をもたらしました。親からの虐待に奴隷の身にありながら誇り高さを失わないテルーの気高さに、剣を揮い、これは金貨による開放ではなく貴女方の為に戦った対価としての解放ですと告げます。

「ゲド戦記」が主人公アレン、ここまでの道筋でアレンは既に国の中で守られていた王子ではなく、卑劣な奴隷商人の罠によって首輪を付けられたり唆されてみたりと、自分の知らなかった世界を自分の目で見て自分の身をもって体感した青年でした。アレンの言葉に応じたのはヒロインテルー達だけでしたが、アレンは確かに戦って奴隷を解放し、金貨による解決を望みませんでした。

「ゲド戦記」作中でアレン、レバンネン王子を襲った災いである影の正体とは何だったのでしょうか。真面目過ぎた17歳の若き王子に突如と取り付いた心の闇として描かれた災い、影ですが、レバンネン王子の生い立ちに迫ることで、アレンが取り付かれた災い、影なる心の闇の正体に迫ることが出来るのではないでしょうか？　エンラッドの若き王子は賢王と讃えられる偉大な父と常に厳しい母王妃の元で育ちました。

「ゲド戦記」作中で、真面目過ぎる性格ゆえに世界を襲う謎の災い、暗黒や闇、陰についても想いを馳せながら、偉大なる父王と国を継ぐものとして厳しく育てられる17歳の少年は、いつしか心の光であった部分を陰に囚われます。では、「ゲド戦記」で青年王子を襲った影とは何だったのでしょうか？　若き王子の境遇に答えを見出すことが出来るのではないでしょうか？　

「ゲド戦記」冒頭、国の為に民の為に尽力して頭を悩ませ、賢王と讃えられる偉大な父王と、国を継ぐものとして王子に厳しく接する母王妃と描かれた青年王子の境遇に、真面目過ぎた王子には耐え難かったプレッシャーや、王子が抱えていた孤独などが垣間見えます。つまり、王子レバンネンを襲った影とは人の心の弱さ、アレンが抱えていた孤独や重責が、世界を襲った闇と災いによって具現化したものと言えはしないでしょうか？

アレンが抱えた人の弱さが若き真面目な青年王子の憂いていた世界を襲った災いにより、影となって具現化して、母から国を継ぐものと厳しく接される身分の孤独や、偉大なる賢王と讃えられる父に抱えていた重責を爆発させて形となり、突如と父王に切りかかり殺害するという凶行に及ばせた。それが青年王子アレンを襲った影の正体と言えるのではないかと推察します。

アニメ映画「ゲド戦記」の中でアレンを襲った影とは、人が誰しも持つ心の弱さだったのではないかと考察できます。真面目さが仇になり、父王の憂いた国を襲った災いと異変に一早く熱心に心を込めて取り組みながら、青年王子が何処かで捨てきれなかった拭えなかった、偉大過ぎる父王と厳しく当たる母王妃への孤独は、誰もが思い至ることの出来る人の弱さではなかったのかと。

アニメ映画「ゲド戦記」では、アレンはゲドとの旅の末に様々な経験を経て、ヒロインであるテルーの元を訪れて口にします。父王を殺害して国から逃走した身であったこと、そして、その罪を自分は償わなければいけないと。劇中で描かれるのはここまでで、ヒロイン、テルーとの別れを想わす場面で終わります。「ゲド戦記」の主人公アレンはその後、どうなったでしょうか？　

「ゲド戦記」劇中、彼自身が口に出した台詞から、祖国エンラッドへと渡り帰国したであろうとは推察できます。その後のアレンはどうなったでしょうか？　エンラッドで王子が犯した罪は大きいですが、次代の国を継ぐものとして厳しく接されていた描写から考察してみます。アレン、王子レバンネンは影の正体を自身の心の弱さと向き合った上で、父を亡くした民達を導くことに生きる償いを選んだではないでしょうか？

もちろん「ゲド戦記」の作中で賢王と讃えられ慕われた父王、エンラッド国王を災いに取り付かれた身であったとは言え殺害という凶行に走り、国を逃走した彼の道は決して平坦なものではないでしょう。父を殺害したことを認めること、国を逃走した身分を認めること、そして民達に受け入れられることや母の許し、待ち受ける未来は困難に満ちています。ですが、それを乗り越える道をこそ王子アレンは選んだのではないかと考察します。

「ゲド戦記」作中大きく成長したアレン、自分の犯した過ちと罪に正面から向き合い、償わなければという決意に満ちた強い青年の台詞は、祖国エンラッドを守る道に再び立つことを許されるように人々と向き合い、逃げ出した自分と心の弱さを認めることを表していたのではないでしょうか？　非難と裁きを受け入れ、そうして再び自らが受け入れられた道で、父に代わって民達を導く十字架を自らに課すことを選んだのではないでしょうか？

スタジオジブリ「ゲド戦記」主人公、悲劇の王子とも言えるアレンですが、twitterやインターネット上に、「ゲド戦記のアレンがイケメン過ぎる」という声がちらほらと見受けられます。確かに素敵で魅力に満ち溢れたキャラクターでした。

では、「アレンがイケメン過ぎる」という声を一部抜粋しながら、ここでは女性を虜にしたアレンのイケメンぶりについて検証してみます。「ゲド戦記のアレン、イケメン過ぎ」や、「ゲド戦記のアレンがカッコよすぎて」など、tweetも一部紹介します。

主人公アレンのイケメンぶりが乙女心を鷲掴みにした様子がtweetに記載されています。やっぱりという記載からして、最初からアニメ映画「ゲド戦記」の主人公アレンはイケメンであるという定義が成り立っています。

アレンの人気はかなりのものとなっています。並みいるスタジオジブリの魅力的で素敵な少年もしくは男性キャラクター達の中でも、アレンのイケメンぶりは歴代1位だと称賛している方が沢山いらっしゃいます。この人気ぶりは素晴らしいといえるのではないでしょうか。

では、そんな魅力的なキャラクター、「ゲド戦記」イケメン主人公アレンを劇中で演じて魅せてくれたのは誰だったのでしょうか？　抜粋したtweetにありましたが、次に紹介するのは、アニメ映画「ゲド戦記」、主人公アレンを演じた声優についてです。

スタジオジブリ制作、2006年公開上映、アニメ映画「ゲド戦記」の主人公アレンを演じたのは、ジャニーズ事務所からⅤ6岡田准一さんが抜擢されました。もうアレンを演じた声優そのものがイケメンです。アニメ映画「ゲド戦記」の哀しき王子、主人公アレンを演じて魅了した岡田准一さんについて見ていきましょう。所属タレント事務所は皆さんご存知のジャニーズ事務所、グループはⅤ6です。

「ゲド戦記」主人公アレンを演じて魅せた岡田准一さんの来歴です。1980年生まれ、所属はジャニーズ事務所、グループはⅤ6及びカミングセンチュリーならぬカミセン、大阪枚方出身の日本人俳優であり、タレントであり、歌手そしてアイドルとなります。バラエティ番組公開のオーディションにて芸能界入り、直後、14歳にしてジャニーズ事務所からデビューしたⅤ6の最年少メンバーとして抜擢されました。

ジャニーズ事務所史上最短でCDデビューを果たすなど輝かしい功績に、2002年にはテレビドラマで主演を務めた「木更津キャッツアイ」で、2003年に同ドラマの映画化で単独主演、同年にはカミングセンチュリーとしても映画で主演を務めています。

2006年に映画「ゲド戦記」にてアレンを演じたと同時に「木更津キャッツアイ」続編映画にて主演、その後も俳優としての活躍、地元枚方のテーマパークのイメージキャラクターなどを功績は耐えません。

2008年、テレビジョンドラマアカデミー賞にて主演男優賞、2014年、映画、「永遠の0」にて日本アカデミー賞など3つの賞で主演男優賞を、2015年、テレビジョンドラマアカデミー賞、「軍師官兵衛」にて主演男優賞などなど、輝かしい賞もですが、俳優さんとしての功績も素晴らしく、出演されたドラマや映画は後を絶ちません。「ゲド戦記」主人公アレンが魅力的に演じられたのは、こうした岡田さんの演技力が理由なのでしょう。

スタジオジブリ制作、アニメ映画、「ゲド戦記」のアレンとアレンの巷に広がるアレンのイケメンという声も交えながら、「ゲド戦記」主人公アレンの生い立ちや本名、アレンを襲った影の正体とその後の考察、アレンを演じて魅せてくれた声優、岡田准一さんについてなど紹介してきました。いかがでしたでしょうか？　

アレンなるエンラッド王子レバンネンは、本来はとても真面目で賢王と讃えられる父を尊敬し、国を継ぐものとしての母の厳しい教育の中でも、国を襲った異変、災いなどについて考えようとする真面目で時代のエンラッド王に足るに相応しい青年でした。ですが、レバンネンは青年でもありまだ少年とも癒える年頃の一人の若者でもありました。重なるプレッシャー、王子が抱えていたであろう孤独が想い描かれます。

確かに心の弱さに付け入った災い、影によって、父を手に掛け、国を逃走するという道を選ぶアレンですが、真面目さゆえに仇となった形でもあるアレンの凶行は、単純に誰かが責められるものとは言えないではないでしょうか？　むしろ、人の弱さをこそ魅せるアレンだからこそ、魅力的なキャラクターなのであり、賛否両論ではありますが、アレンを讃える人々が出たのも事実ではないでしょうか？

ゲドと共に旅を経て様々な経験を身をもって体感し、自ら茨の道であることが容易に想像できる祖国エンラッドに戻ることと父である国王を過ちに手に掛けたことへの償いを決意に口にする彼は、確かにイケメン王子と言われるに相応しい魅力的なキャラクターであったと言えます。これを機会にスタジオジブリ制作、アニメ映画「ゲド戦記」を観てみられるのも、一度観たという方も再びアレンの目線に観るのも楽しいかもしれません。