【もののけ姫】牛飼いとはどんな集団?タタラ場での役割や長の名言・声優も調査

「もののけ姫」の牛飼いは、タタラ場の男衆で構成された牛を用いた物資の運搬を担う集団であり、アシタカに救助された甲六や、アシタカを気遣うセリフが印象的な牛飼いの長が広く知られています。本文では、「もののけ姫」に登場する牛飼いとはどんな集団なのか、甲六や牛飼いの男衆の仕事やタタラ場での役目、牛飼いの長の名セリフや担当声優などを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

【もののけ姫】牛飼いとはどんな集団?タタラ場での役割や長の名言・声優も調査のイメージ

目次

  1. もののけ姫の牛飼いとはどんな集団?役割を考察
  2. もののけ姫の牛飼いの長の名セリフや名シーン
  3. もののけ姫の牛飼いの声優
  4. もののけ姫の牛飼いに関する感想や評価
  5. もののけ姫の牛飼いまとめ

もののけ姫の牛飼いとはどんな集団?役割を考察

もののけ姫の牛飼いの概要や役目を考察・イメージ画像

「もののけ姫」に登場する牛飼いとは、牛を使って物資の運搬を行うことを生業とし、劇中では、タタラ場で作られた製鉄や必要な物資の運搬を担う一方、山を切り開いて作った道を歩いたり、時には山犬の襲撃に遭うなど、命がけの仕事として描かれています。以下では、「もののけ姫」の牛飼いの概要や、甲六と並ぶ認知度を誇る牛飼いの長のセリフや担当声優などを、あらすじネタバレ紹介します。

もののけ姫の作品情報

1997年公開のアニメーション映画「もののけ姫」は、宮崎駿監督・スタジオジブリ制作の人気作で、当時の日本の歴代興行収入を更新する193億円を記録した大ヒット映画です。

もののけ姫の概要

金曜ロードショーのジブリ祭で放送される機会の多い「もののけ姫」は、室町時代の日本を舞台に、生きるために森を破壊し続ける人間と、森に生き、森を人間の破壊から守ろうとする神々の戦いを主軸に、多くのメッセージ性に富んだ作風が評価され、ジブリ作品にて根強い人気を誇る1つです。

もののけ姫のあらすじ

エミシの村を襲うタタリ神を退治したアシタカは、その代償として死の呪いを受けてしまい、呪いを断つ方法を模索するべく、村を出ていきます。その道中、山犬と謎の少女・サンと出くわしたアシタカは、川へ転落した牛飼いをタタラ場へ送り届けたアシタカは、製鉄のために自然を破壊せざるを得ないタタラ場と、森を守ろうとする神々の壮絶な戦いを聞かされ、やがて、アシタカ自身も人間と山の神との戦いの渦に巻き込まれていきます。

牛飼いとはどんな集団?

「もののけ姫」に登場する牛飼いとは、エボシ御前が統治するタタラ場の男衆で、牛を用いた物資の運搬を行う集団を指します。劇中では、エボシ御前率いる石火矢衆の護衛を受けながら、タタラ場に物資を運搬する様子が描かれるも、その道中で山犬に襲われて牛と共に崖に突き落とされてしまうなど、命と危険と隣り合わせの仕事に従事しています。

牛飼いのタタラ場での役割や仕事

タタラ場で牛飼いに飼育されている牛・イメージ画像

牛飼いのタタラ場での役目は、牛に荷物をつけて、製鉄や米などの運搬を担っており、白地に青の線が入ったいかつい容姿の男が牛飼いの長を務めています。牛飼いは、石火矢衆と異なり戦闘集団ではないものの、山を削った狭い道を牛を引き連れて歩いたり、道中では山犬の襲撃に遭うなど、危険が伴う仕事とされており、牛飼いの中には、物資の運搬中にがけから転落し、命を落とす者も少なくありません。

牛飼いは立場が弱い?

古来より、タタラ場は女人禁制とされていましたが、もののけ姫のたたら場では、番子として女衆がたたらを踏む役目を担ったり、エボシ御前がたたら場を統治するなど、当時の時代背景では考えられない自由な村が営まれています。女が元気なのは、良い村の証拠だとアシタカから評される一方で、タタラ場では女性の元気が良すぎて、牛飼いの男衆の立場が弱いとも見ることができます。

しかし、男衆の立場は決して弱いことはなく、森に暮らす山犬たちの脅威にさらされながら危険な道を歩いて物資を運ぶという、命懸けの仕事をしている点では、女衆たちと同じです。また、製鉄には、どうしても自然を破壊しなければならず、タタラ場は森で暮らす生き物たちの脅威にも晒されており、万が一の時に村を守れるのが男衆であり、彼らのタタラ場での立場は決して弱くはないでしょう。

牛飼いの甲六とは?

もののけ姫の牛飼いと言えば、牛飼いの長である男性と、アシタカに助け出された甲六が有名でしょう。甲六は、牛飼いの男衆の中で唯一、名前が判明しているキャラであり、物資をタタラ場に運ぶ道中で山犬の襲撃に遭い、他の牛飼いと共に崖に転落しました。劇中では、トキに頭が上がらず、言い負かされることも少ないないものの、どこか憎めない明るいキャラクターです。

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もののけ姫の牛飼いの長の名セリフや名シーン

もののけ姫の牛飼いの長の名セリフや名シーンを紹介・イメージ画像

「もののけ姫」と言えば、タタラ場に入ったアシタカと牛飼いの長のやり取りも注目ポイントであり、牛飼いの長のセリフからは、アシタカが普通の人間でないことを示唆するように聞こえるでしょう。以下では、強面ながら優しさにあふれる、もののけ姫の牛飼いの長の名セリフや名シーンを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

名シーン①腕を抑えるアシタカを心配するシーン

牛飼いの長が本格登場したのは、崖から転落した仲間の牛飼いの通夜のシーンであり、アシタカはたたら場が出来たいきさつを聞き、かつてエミシの村で退治したタタリ神の正体が、エボシによって討伐された山の主ではないかと考えます。呪いをかけられた右腕の痛みから、アシタカは自分の考えに確信を持つも、事情を知らない牛飼いの長は、アシタカの腕の痛みを心配します。

名シーン②タタラ場の門を開けようとするアシタカへの言葉

もののけ姫ことサンがタタラ場を襲撃し、牛飼いの長は男たちに武器を配布しながら、もののけ姫との戦いに挑みます。この騒動は、アシタカの仲裁によって収まったものの、アシタカは腹部に石火矢を受けてしまいます。しかし、タタリ神の呪いのためか、アシタカはサンを抱えたままタタラ場の門へと向かい、人々は恐ろしさのあまり、声をかけられずにいました。

そんなアシタカに声をかけたのが、たたら場の門番2人と牛飼いの長であり、門は許可が下りなければ開けられないことや、出血を増すアシタカを心配する声をかけます。しかし、アシタカは片手で門を開けてしまい、サンを迎えに来た山犬と共にタタラ場を離れていきました。

その後、タタラ場では、シシ神狩りの討伐が計画され、牛飼いの男衆は、乙事主率いる猪神の群れを一掃するための捨て駒とされてしまいます。しかし、牛飼いの長をはじめ何人かは一命を取り留めており、猪神の死骸の下敷きになった山犬を助けるなど、アシタカに協力的な姿勢を示しています。

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もののけ姫の牛飼いの声優

もののけ姫の牛飼いの声優・イメージ画像

アシタカへのセリフが印象的な牛飼いの長の声優は、俳優としても活躍した名古屋章さんが担当し、「もののけ姫」では、牛飼いの長の他、猩々や大猪役も演じました。以下では、もののけ姫の牛飼いの長の声優・名古屋章さんのプロフィールや、主な出演作品を紹介します。

名古屋章のプロフィール

もののけ姫の牛飼いの声優・名古屋章さんは、1930年生まれ、東京都出身の俳優・声優・ナレーターで、2003年6月に72歳で逝去されました。1950年代から舞台や映画、ドラマで活躍し、声優としても海外ドラマの吹き替えや、アニメ作品に多数出演しました。

名古屋章の主な出演作品や演じたキャラ

声優・名古屋章さんの主な出演作品は、アニメ「ジャングル大帝」パンジャ役、「トイ・ストーリー」Mr.ポテトヘッド役、人形劇「ひょっこりひょうたん島」ドン・ガバチョ役、NHKの人気番組「ピタゴラスイッチ」百科おじさん役(初代声優)等です。

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もののけ姫の牛飼いに関する感想や評価

もののけ姫の牛飼いに関する感想や評価・イメージ画像

以下では、「もののけ姫」から、タタラ場の運営に外せない人材である、牛飼いに関する感想や評価をあらすじネタバレを交えながら紹介します。

感想1:「もののけ姫」で良識のあるキャラ

「もののけ姫」に登場する牛飼いの長は、劇中での活躍こそ少ないものの、何かとアシタカを気遣ったり、アシタカの意図を汲んで山犬を助けだすなど、もののけ姫でもっとも良識のあるキャラとして親しまれています。こわもての容姿であるものの、アシタカへかけた優しいセリフなど、要所ごとの活躍が注目されています。

感想2:牛飼いの長が好き

「もののけ姫」の牛飼いと言えば、男衆で唯一、名前が判明している甲六と並び、牛飼いの長もひそかな人気を集めています。甲六よりやや出番は少ないものの、最後までアシタカを気遣い、協力的な姿勢を示すなど、男衆のまとめ役に相応しい良識や優しさが注目され、牛飼いの長が好きとの感想も寄せられています。

感想3:甲六に感情移入した

「もののけ姫」と言えば、タタラ場で暮らす甲六・トキ夫妻も外せない存在であり、2人のやり取りは、シリアスな空気を和ませてくれます。劇中では、トキに何かと言い負かされることが多い甲六ですが、憎めないキャラが視聴者の注目を集め、複雑な心境を持ったキャラの多い「もののけ姫」にて、唯一、感情移入できたキャラとも評され、人気を集めています。

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もののけ姫の牛飼いまとめ

もののけ姫の牛飼いまとめ・イメージ画像

「もののけ姫」の牛飼いの仕事や役目、アシタカを気遣うセリフが印象的な牛飼いの長の名セリフや担当声優などを、あらすじネタバレを交えながら紹介しました。「もののけ姫」の牛飼いと言えば、トキの亭主である甲六や、名セリフを残した牛飼いの長が広く知られる一方、山犬の脅威にさらされながらも命懸けで物資を運ぶ勇ましさや、アシタカに協力的な姿勢を示すなど、頼りがいのある姿も、牛飼いの男衆の魅力でしょう。

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