【もののけ姫】石火矢衆とは何者?エボシ御前に仕える理由と最後はどうなった?

『もののけ姫』に登場する石火矢衆(いしびやしゅう)はご存じでしょうか?石火矢衆はエボシ御前に仕えているものの、師匠連という謎の組織に連れてこられた者であるため、いつ敵になるか分からないということでエボシに信用されていませんでした。実際にアシタカに命の危機を救ってもらった恩を返すべく、助言する立場を取ったことがあります。では、『もののけ姫』の石火矢衆とは何者なのか?当記事では石火矢衆がエボシに仕える理由と最後を紹介していきます。

【もののけ姫】石火矢衆とは何者?エボシ御前に仕える理由と最後はどうなった?のイメージ

目次

  1. もののけ姫とは?
  2. もののけ姫の石火矢衆(いしびやしゅう)とは何者?エボシとの関係は?
  3. もののけ姫の石火矢衆の最後やその後
  4. もののけ姫の石火矢衆の名言や名セリフ
  5. もののけ姫の石火矢衆に関する感想や評価
  6. もののけ姫の石火矢衆まとめ

もののけ姫とは?

『もののけ姫』には巧みに石火矢を使いこなしてたたら場や町を守ったり、もののけや侍を退治したりと日常生活での警備と戦闘シーン共に活躍する石火矢衆という者たちが登場しています。しかし、石火矢衆はどこから来たのか、かつて何をしていたのかなど詳細が明らかになっていない存在でもありました。そこで、ここからは石火矢衆の情報をまとめていきます。それではまず、『もののけ姫』の作品情報からご覧ください。

もののけ姫の概要

『もののけ姫』とは、スタジオジブリにて1997年7月12日より公開された宮崎駿監督作品です。興行収入は193億円で、この記録は当時スティーブン・スピルバーグ監督によるアメリカのSF作品『E.T.』が保持していた日本の歴代興行収入記録を塗り替えています。また、これまでに宮崎駿監督が監督した長編アニメに費やした作画枚数も比較的に多く、通常の5万~7万枚数を上回る14万枚以上の枚数が使用されました。

もののけ姫のあらすじ

ここからは『もののけ姫』のあらすじを簡単にネタバレしていきます。舞台は室町時代の頃の日本。エミシの村に住む少年アシタカは、ある日村を襲った化け物「タタリ神」を退治した際に右腕に呪いを受けてしまいます。その化け物の正体はタタリ神と化した巨大な猪神。そして呪いを受けたアシタカは村を追われてしまったため、その呪いを絶つべく巨大な猪神がやってきた西の地へと旅立つことに…

もののけ姫 - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

もののけ姫の石火矢衆(いしびやしゅう)とは何者?エボシとの関係は?

『もののけ姫』には鉄を作る村「タタラ場」が登場しています。そして、そこを治めているのがエボシという女性です。火砲「石火矢」を村人に作らせて山に住むもののけや鉄を狙う地侍たちから村を守っていたのですが、実はエボシが呪いを受けることとなった原因である猪神は、エボシから鉄のつぶてで撃ち込まれています。

物語における重要人物となっているエボシですが、彼女の周りには石火矢衆(いしびやしゅう)と呼ばれる者たちがいました。では、石火矢衆とは何者なのか?エボシとの関係は?ここからは、石火矢衆とは何者なのかをエボシや師匠連との関係、仕事内容、ヤ七、石火矢隊との違いといった情報を交えて解説していきます。

石火矢衆がエボシ御前に仕える理由は?師匠連から連れてこられた?

まず初めに石火矢衆(いしびやしゅう)とは、エボシ御前によって編成された石火矢を使う隊のことです。エボシが鉄を撃ち込んだ猪神は元々タタラ場の近くにある山のヌシで、周囲の人間に恐れられていました。そして、そこにはお宝の山があったため何人ものタタラ師が山を狙うも全て猪神にやられてしまいます。

しかし、タタラ師たちはそれでも懲りずに山の木を切っていたため、遂に猪神が怒り出します。それによって猪神はタタラ師たちを襲おうと姿を現すこととなるのですが、それを食い止めるべく現れたのがエボシに連れられてやってきた石火矢衆でした。石火矢衆は全員が腕部分の長さが七分丈程度の羽織りの着物を着ているのが特徴。

さらに、着物の色もオレンジ色で靴も草履で統一し、視界を遮らないように目だけを出した白い頭巾を頭に巻いているといった特徴的な姿をしているため、見た瞬間に石火矢衆であることが分かります。おそらく、石火矢衆の姿は石火矢を使うことを考慮して動きやすい服装にしてあるのでしょう。

ちなみに、石火矢という武器はエボシが海外から盗んできたものです。そしてその武器を使う専門の集団として石火矢衆が編成されることとなっているのですが、編成前の石火矢衆は「師匠連」という謎の組織から連れられてきた傭兵集団でした。師匠連は40名の人員(のちの石火矢衆)を与える条件として、猪神を退治することを提示しています。

石火矢衆の仕事内容

師匠連によって連れてこられた石火矢衆は、エボシからタタラ場や町を守る警備隊としての役割を与えられています。また、時には鉄や米などの物資を運搬する際の護衛を務めることも。警備隊としての具体的な仕事内容としては、町の人々からもののけ姫と恐れられているサンによる襲撃に備えるべく柵を固めたり、その柵の門を守ったりするといったものが挙げられます。

そして実際に石火矢衆が本領を発揮するのが戦闘シーンです。エボシの配下に入った石火矢衆はエボシの手下・ゴンザの指示の下、町にやってきた敵に石火矢を放って攻撃します。また、エボシが猪神の首を獲ろうとした時もエボシについて行っているのですが、その際に猪神を傷つけてタタリ神にしていました。石火矢衆の仕事内容を見ていくと、何かを管理する立場ではないというのが分かります。

実際に劇中では石火矢を使う立場にあるにも関わらず石火矢を管理している描写がありませんでした。その代わりにエボシの庭の方に新しい石火矢の製造を任せられた人々がいるのですが、彼らはあくまでもハンセン病患者であり石火矢衆のメンバーではありません。石火矢衆が安心して武器を使えるのも彼らのおかげで、そのハンセン病患者の者たちは身体中を包帯で覆っているためすぐに見分けがつきます。

石火矢衆のヤ七

劇中では谷に落ちて瀕死の状態になっているところをアシタカに助けられたヤ七という人物が登場しています。実はこのヤ七という人物は石火矢衆の一人です。谷底に転落した経緯としては、エボシが食料調達をしている道中にて牛飼いらを護衛していたタイミングで山犬に襲われ谷へ転落したというものでした。ちなみに、ヤ七が護衛していた牛飼いの甲六もアシタカに救われています。

石火矢衆と石火矢隊の違い

『もののけ姫』には石火矢衆と似た名前の集団「石火矢隊」が登場しています。そもそも、石火矢衆は謎の組織「師匠連」から連れてこられた傭兵集団であるため、エボシからあまり信用されていません。なぜなら、師匠連から連れてこられただけで村の人間ではないからです。

つまり、石火矢衆は師匠連の命令次第でいつでも村の人々を見捨てる、あるいは村の敵になる可能性があるということです。そこで、エボシは師匠連から連れてこられた石火矢衆だけでなく、信用できる村の人々の中から石火矢を使える者を厳選して石火矢隊を作っています。エボシの視点で見ると、石火矢衆と石火矢隊の違いは信用できるかできないかで見方が変わる存在だと言えるでしょう。

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もののけ姫の石火矢衆の最後やその後

『もののけ姫』に登場する石火矢衆(いしびやしゅう)は、ただ単に石火矢を放ったりもののけを殺したりするような戦闘集団ではなく、村や町を守る警備や運搬作業をおこなう者の護衛を担うなどさまざまな場面で活躍していました。しかし、劇中では石火矢衆の多くが最後に命を落としています。では、ここから『もののけ姫』の石火矢衆の最後やその後を見ていきましょう。

石火矢衆の多くが死亡した理由

猪神や侍などを戦う役割を担っている石火矢衆ですが、最後に多くのメンバーが命を落としています。石火矢衆の多くが最後に命を落としたシーンは、山を切り開いていったことで山の神である猪が人間に怒り、戦いを挑んだ時のことでした。猪神が人間に戦いを挑むと知ったエボシは煙を焚いて猪を挑発します。

石火矢衆の最後はその後の唐傘による行動が大きく影響しています。唐傘は石火矢衆を猪神をおびき寄せるための餌にしたのです。そして、猪神がおびき寄せられたと同時に地面を爆発させています。この爆発に加えて投げられた地雷火が決定打となり、石火矢衆の多くが最後に命を落とすこととなりました。

石火矢衆の生き残ったもののその後

最後に多くの石火矢衆が命を落としたのですが、果たして生き残った石火矢衆はその後どうなったのでしょうか?まず生き残った石火矢衆はエボシに付いていった前線に送られていない者たちです。エボシが猪神を討った時は水場に逃げ込んでいるのですが、その行動をするように促したのがアシタカでした。彼に会った石火矢衆の者たちはよほど運に恵まれていたのでしょう。その後最後まで生き残った石火矢衆はたたら場へと帰っています。

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もののけ姫の石火矢衆の名言や名セリフ

『もののけ姫』の石火矢衆(いしびやしゅう)は石火矢隊とは違いエボシからの信用を得ていませんでした。しかし石火矢衆の名言や名セリフを見ると、しっかりと村のためを思って行動しているのが窺えます。では、どのような内容の石火矢衆の名言や名セリフがあるのでしょうか?

石火矢衆の名言①「敵にしとうありません…」

敵にしとうありません。どうかお戻りを

『もののけ姫』に登場する石火矢衆の名言や名セリフの一つに「敵にしとうありません…」に続く一言があります。この名言はサンとエボシを気絶させることで双方の争いを止めたアシタカが、サンのみを連れて村の門から出ようとするのを止めている石火矢衆が放ったセリフです。門はエボシの許しを得なければ開けることができないため、アシタカの行動はエボシを敵に回す行為を意味しています。

そこで、門番を務める石火矢衆はアシタカを敵対者とみなさなければならないのですが、石火矢衆は猪神との戦闘時にアシタカから命を救ってもらった恩がありました。獣を仕留めたり村を襲う侍と戦ったりする石火矢衆ですが、彼らも人間であるため、このセリフから役目を全うすべきか恩人と戦うべきかで葛藤しているのが窺えます。

石火矢衆の名言②「エボシさま…」

エボシさま、戻りましょう

『もののけ姫』に登場する石火矢衆の名言や名セリフの一つに「エボシさま…」に続く一言があります。この名言はアシタカからの報告を聞いた石火矢衆の一人が、猪神の首を獲りに森へ向っていたエボシに向けて放ったセリフです。アシタカの報告内容は、町やタタラ場にいた女たちが町の襲撃者である侍たちの攻撃から耐えているというものでした。

その頃、エボシは石火矢衆と男を引き連れて森に向かっており、侍たちはその隙を突いたのです。しかし、エボシは石火矢衆の言葉に耳を傾けませんでした。この時に猪神を倒すのではなく侍を倒しに戻るとすれば女たちを確実に救うことができます。エボシの言い分では、女たちには備えさせてあるから問題ないとのことでした。

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もののけ姫の石火矢衆に関する感想や評価

ここまで『もののけ姫』の石火矢衆(いしびやしゅう)とは何者なのか?ということで、エボシとの関係、最後やその後、名言・名セリフを紹介してきました。では、石火矢衆についてネット上ではどのような感想や評価があがっているのでしょうか?ここからは、石火矢衆に関するネット上の感想や評価を紹介していきます。

『もののけ姫』に登場する石火矢衆(いしびやしゅう)の魅力に関する声があがっています。どうやら、この方は石火矢衆に不思議な魅力を感じているようです。感想では「どきどきする」とのことなのですが、石火矢衆のどういった要素に心が惹かれているのか気になります。

『もののけ姫』に登場する石火矢衆(いしびやしゅう)の正体に関する声があがっています。どうやら、この方は石火矢衆の正体が気になっているようです。また、石火矢衆は元々京都の寺院に住んでいたのではないかと言われているようなので、これを機にその真偽に迫ってみてはいかがでしょうか?

『もののけ姫』に登場する石火矢衆(いしびやしゅう)の戦力に関する声があがっています。こちらでは、タタラ場の戦力となる人物が列挙されているのですが、その内容を見ると40名の石火矢衆が一番高い戦力である可能性があると言えるかもしれません。

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もののけ姫の石火矢衆まとめ

『もののけ姫』に登場する石火矢衆(いしびやしゅう)とは何者なのか?ということで、エボシ御前に仕える理由と最後を紹介してきましたがいかがでしたか?石火矢衆(いしびやしゅう)とは、師匠連に連れてこられた40名の傭兵集団でした。

しかし、あくまでも師匠連に連れてこられた者たちで村の者ではないため信用されておらず、猪神との戦いでも猪神をおびき寄せるための餌にされて多くの者たちが最後に命を落としました。そんな苦境に立たされがちな石火矢衆ですが、恩義を感じているアシタカに忠告するなど人間らしいところがあります。これを機に『もののけ姫』をご覧になった際はぜひ石火矢衆の活躍や名言に注目してみてください。

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