【風都探偵】ドーパント一覧！強さ・能力やハイドープについてもまとめて解説

仮面ライダーWの正統続編として注目される漫画「風都探偵」に登場するドーパントは、裏風都と呼ばれる場所に潜む敵キャラの総称であり、漫画ならではの斬新なキャラデザや、攻略不可能とも呼べる能力の数々、ハイドープと呼ばれる新たな設定が目を引きます。以下では、漫画「風都探偵」から、ドーパントの一覧と各キャラの正体、ドーパントの能力・強さ、ハイドープの概要などを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

漫画「風都探偵」は、特撮ドラマ「仮面ライダーW」の続編に相当する物語で、石ノ森章太郎原作・三条陸脚本・佐藤まさき作画により、2017年8月から「週刊ビックコミックスピリッツ」にて連載されています。漫画「風都探偵」の単行本は、2021年8月時点で計11巻が刊行、累計発行部数は2022年4月時点で210万部を突破し、2022年8月からは、U-NEXTにてアニメ「風都探偵」の配信が予定されています。

特撮ドラマ最終回後の風都を舞台に、2人で1人の主人公・左翔太郎とフィリップの活躍を描いた正統続編「風都探偵」は、本編終了からおよそ5年後の世界と推測されています。また、漫画掲載誌が青年雑誌ということもあり、「風都探偵」ではグロテスク描写が描かれたり、ドーパントのデザインの複雑化など、特撮ドラマでは出来ない表現が取り入れられ、新たな仮面ライダーものとして注目されています。

風都の一角にある鳴海探偵事務所へ、T字路の魔女と呼ばれるときめの捜索依頼が舞い込みます。さっそく調査にあたった左翔太郎は、ときめが目撃された地域で起きた猟奇的殺人事件に遭遇し、警察が来る前にときめとの接触に成功します。しかし、すぐさまときめに逃げられてしまい、彼女を追いかけるうちに、風都とは似て異なる裏風都に到達し、翔太郎とフィリップは、新たな悪の組織との戦いに身を投じることとなります。

「仮面ライダーW」にて、主人公サイドの宿敵であり、地球のあらゆる記憶を内蔵したガイヤメモリを通じて能力を手に入れた異型の存在です。ガイヤメモリは、園咲琉兵衛率いるミュージアムによって生産され、闇ルートを通じて風都に広まったものの、仮面ライダーの活躍によって壊滅しました。組織の壊滅後は、ガイヤメモリの能力を悪用した凶悪な犯罪も起き、裏風都ではその力を利用したある企みも計画されています。

また、ガイヤメモリは、使用を続けることで変身していない状態でも特殊能力を扱えたり、メモリの限界を超える力を引き出すことができるハイドープに達することも稀にあり、裏風都の集団から秘密裏にスカウトを受けています。

漫画「風都探偵」の敵キャラであるドーパントは、前作・仮面ライダーWにも登場したキャラであり、続編では特撮ドラマでは表現できなかった複雑なキャラデザも、ドーパントへの注目を高めています。以下では、個性豊かなキャラデザが目を引く、風都探偵のドーパントのキャラ一覧と、各キャラの正体や特徴などを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

裏風都のいたる所で存在が確認される「路上」の記憶のドーパントであり、使用者は、ビルオーナーの立川蓮司の部下で、サブと呼ばれる男性です。外見は人型であるものの、仮面を被ったような顔と、鋭い牙のような歯、白線を思わせる舌の中央の模様を持つ異型の姿が特徴です。風都・夕凪町で目撃され、T字路の魔女ことときめとの関連が注目されるキャラです。

ゴキブリに似た外見が特徴のドーパントで、使用者は裏サイト・闇の害虫駆除の運営者で、同人漫画家の伊刈です。ドーパントに変身したきっかけは、何者かの手でガイヤメモリを左足裏に挿入されたことであり、ゴキブリのドーパントでありながら、一部の市民からはヒーローとして慕われる異色のキャラです。

毒キノコの記憶を宿したドーパントで、使用者は、鳴海探偵事務所の最初の依頼人・坪崎忠太です。当初は、一目ぼれしたときめの捜索依頼だったものの、本当の目的はときめに盗まれた鞄を取り返すためであり、鞄の中には、トードストールのガイヤメモリが入っていました。

裏風都の支配者・万灯雪侍のドーパントで、オーロラメモリとガイアドライバーrexを使って変身します。外見は、全身黒づくめの人型のドーパントで、長髪を後頭部で束ね、きらびやかな衣装をまとい、オーロラのような両手が特徴です。万灯雪侍によると、裏風都は選ばれた優れた人間だけが住める街とされ、また、財団Xとの関係も匂わされています。

古生代に生息していた巨大トンボ・メガネウラの能力を持つドーパントで、使用者はゲームライターであり、凄腕ゲーマとして名を馳せる美原睦夫です。漫画「風都探偵」では、人気ゲームアイドル・風祭メグへ脅迫状を送り付け、彼女のイベントで凶行に及ぼうとするなど危険な行為が目立ち、ゲーム界でも、己が勝つためから卑怯な手段を厭わないダーティーさを秘めています。

使用者の美原睦夫は、かつてハイドープの可能性から万灯から援助を受けていた時期があったものの、仮面ライダーWへの敗北を受け見限られ、搬送先の警察病院内で万灯に殺害されました。

ネコ科の動物・カラカルの記憶を宿したドーパントで、使用者は蝶野麻友です。結婚詐欺の被害により自暴自棄になっていた頃にドーパントと出会い、長い耳を持った巨大なネコに、狐のお面をかぶせたような外見に変身します。

ブラキオサウルスの記憶を司るドーパントで、使用者は裏風都を拠点とする万灯雪侍の部下・千葉秀夫です。ガイアメモリとガイアドライバーrexを使用する上級ドーパントであり、変身後は、ブラキオサウルスの骨格をまとったような外見と、ビルと同じくらいの高さにまで巨大化します。

千葉秀夫は、外見はやや幼い少年のようですが、その正体は、不老不死の研究で知られるヘルスタイン博士の息子であったことが判明し、本名はフィルデオ・ヘルスタインです。父親の不老不死の実験の成功例であり、すでに50年以上が経過していたことが明らかにされました。

絶叫をモチーフにしたグロテスクな外見が特徴のドーパントで、使用者は万灯雪侍の部下で、ゴスロリ衣装が特徴の五条一葉です。裏風都で暗躍する謎の勢力の幹部であり、ガイアメモリとガイアドライバーrexを使用する上級ドーパントであり、変身後は、やせ細った上半身と、蜘蛛を思わせる筋足、口の中に目玉をしのばせた、ドーパントの中でもっとも奇妙なキャラです。

また、使用者・五条一葉には殺人嗜好症と思われる節があり、自分が気に入った対象が見つかると、周囲の制止を振り切って暴走したり、殺害写真をコレクションするなど異常な思考を見せています。

アルコールの記憶を司るドーパントで、アルコールが噴き出しそうなぶよぶよの身体と、半透明となった頭部に目玉が浮き出た独特の外見が特徴です。使用者は、鏡野邸のおばばこと鏡野キクで、鏡野家の嫁選びと称して召集した、財前暦・久保倉環奈・有藤蛍・難波くるみをドンパートにしました。また、ミュージアムと手を組んでいたことが判明しており、自らを実験体にしてメモリを使い続け、ハイドープの先駆けとなりました。

パズルの記憶を宿したドーパントで、使用者は、イアドライバーrexを手に入れるべく、仮面ライダーWを倒した功績で、裏風都の幹部に昇格することを目指す、整体師・ポール東城です。ブロックの能力から、普段は身体から分離させた右腕で行動しており、バトル時に分離した身体を合体させて人型を形成します。

フクロウの能力を持つドーパントで、使用者は王道学習塾塾長で、メモリ密売組織ORIGINのトップ・鳥羽音吉です。フクロウの記憶を司るものの、変身後は首元から木の根をようなものを生やした白い巨人のような姿であり、フクロウの要素がないと思われましたが、実は巨体のドーパントは「巣」にあたり、フクロウ型のドーパントとセットであったことが判明します。

オウル・ドーパントのうち、フクロウとして活動する本体のドーパントは鳥羽音吉、ドーパントの胴体部分は、オウルメモリとの適合からドーパントとなった沖田舞です。

その名の通り「深淵」をモチーフにした能力で、使用者は裏風都で暗躍する、謎の組織・街の裏切り者と呼ばれる人物です。変身時には、クラゲを思わせる素材のダイバースーツを上半身にまとい、口元には鋭い針が付けられ、地面を海のように自由に移動できる能力が特徴です。

シザーズことはさみがモチーフのドーパントで、「迷路棟のh」にて登場しました。使用者の詳細は不明で、身体中を覆う切れ目や4本の腕、人差し指と中指が鋭利な刀に変化していることが外見の特徴です。

「炉」の能力を持つドーパントで、使用者は裏風都を根城とする組織・街の準幹部・二階堂守です。シルバーランクに位置づけられるリアクター・ドーパントは、触れただけで大やけどを負うほど体温が非常に高く、裏風都では、拠点のエネルギー供給や侵入者の排除などを担っています。リアクター・ドーパントは後に、ヒカルこと双見光へ渡りました。

蟻地獄の記憶を司るドーパントで、使用者は左翔太郎が少年時代に出会った、誰にも相手にされない男と言われています。ガイヤメモリを使用したきっかけは、街の人々を生贄にすることで自らが神になることを目論むも、最終的には自らの蟻地獄に埋もれて死亡しました。

廃棄物をモチーフにした珍しいドーパントであり、使用者は、「bたちの宝物」のゲスト怪人として登場した元カーレーサー・ビリー佛田です。外見は、仮面ライダーWを彷彿させるデザインは、右半分はヘドロのような黒い液体で、左半分は鉄くずを張り合わせたロボットという異型キャラです。

クラブこと蟹がモチーフのドーパントで、使用者は、暴徒集団・蒼炎群のヒカルと、そのリーダー・風吹鉄男です。細身のボディに外骨格を覆い、蟹のはさみを頭に絡めた出で立ちや、背中から生えた細長い足が、タカアシガニを思わせます。

笑いをモチーフにしたドーパントで、ガイヤメモリの最上級・ゴールドメモリの1つ、使用者は「L・A・S・T」のメンバー・ルーク・ランカスターです。専用回線による会議中にラーフ・ドーパントの襲撃に遭い、犠牲者の1人となったものの、実は襲撃したドーパントの正体がルーク本人であり、自身を容疑者から外すために、死んだふりをしていたことが判明します。

地球に存在するあらゆるものをモチーフにした能力が特徴のドーパントは、戦闘面よりも特殊能力に秀でるキャラが多く、チート過ぎる能力の数々は、仮面ライダーたちに苦戦を強いらせました。以下では、攻略不可能とも思える能力を持つ、風都探偵のドーパントの強さや能力一覧を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

ロード・ドーパントの能力は、自身の体組織を材料に、超高速と超高熱を使って異次元へ向かう道を作るものであり、裏風都の道路もロード・ドーパントによって生み出されました。道を作る能力は体力の消耗が激しく、エネルギーを補う手段として人間を捕食しているため、裏風都の道路は、人間の血が混じった赤黒い色をしています。

一方、バトル時には、高熱をまとった弾丸を放ったり、手足を車輪のように変形させて相手を追いかけたり、切り裂くなどの攻撃技を繰り出します。また、ときめの追剥に現れる異空間も、ロード・ドーパントの能力によるものと判明しています。

コックローチ・ドーパントの能力は、ゴキブリの特性を生かした生命力の高さや素早い動き、それらを生かした「ヘブンズトルネード」など、スピード感ある技が特徴です。また、青色の粘液を飛ばして相手を窒息させるなど、チート級の能力も秘めています。

毒キノコの特性を持つトードストール・ドーパントは、「風都探偵」でのバトルシーンがないため、強さや能力の詳細は不明です。一方、回想シーン等から、手足が生えた巨大なキノコのような外見と、周囲に胞子が降り積った描写から、毒の胞子をまき散らしてじわじわとダメージを与える戦い方だと考えられます。

オーロラをまとったような両手が特徴のオーロラ・ドーパントも、戦闘シーンがないため強さや能力の詳細は不明です。一方、劇中では、オーロラ状の手かビームを放ち、撃たれた人間を一瞬で白骨化させたことから、ドーパントキャラで一番の強さだと推測されます。

古生代の巨大トンボの特性を生かしたメガネウラ・ドーパントの能力は、飛行能力はもちろん、大きな翅の下に隠された小さい翅の群れを駆使して振動波を起こし、周囲の動きを鈍くする効果を発揮します。また、尻尾の先端にはトゲが生えており、突き刺す攻撃の他、剣のように使うこともできます。

カラカル・ドーパントの能力は、モデルとなったネコ科特有の素早い動きや、長く伸ばした鋭利な爪を武器いに、周囲を切り裂く戦い方だと推測されます。劇中では、ドーパントに変身後、元の姿に戻れなくなり、助けを呼んだつもりが、鳴き声を聞きつけた猫が寄り集まってしまい、街に猫がいなくなる現象が起きました。

恐竜の記憶を司るブラキオサウルス・ドーパントは、ビルの高さに匹敵す巨体や、あらゆるものを破壊する怪力や顎の力、がれきを一瞬で飛ばす力強い息吹が特徴です。また、体組織から黒い泥のようなものを分泌させ、化石兵・ボーンズを生み出せる能力や、思念波と呼ばれる相手をコントロールする能力も秘めています。

スクリーム・ドーパントは、自身の叫び声を超高周波に変換させ、相手の動きを疎外したり、攻撃を繰り出す能力で、人間を一瞬でバラバラにしてしまう威力やスピード力の高さ、ハイドープの聴力の高さが持ち味です。

アルコール・ドーパントは、その特性の通り、アルコールに酔った状態なので、ダメージを受けてもほとんど痛みを感じません。また、眼球から出る熱線と身体からにじみ出るアルコールを使って引火したり、相手を引きつけて爆発を起こすことも可能で、使い方次第では非常に強力な能力です。

パズル・ドーパントは、身体の一部をバラバラにして行動できる他、銃などの武器に変形させて戦うことができたり、箱型の物体を使って相手の腕を奪い取り、それらを自分の腕として使うことができる能力を秘めています。また、ハイドープになると、腕が2本から4本に進化し、相手の動きを読み取る能力が備わります。

首元から上が木の根元のような外見と、目に留まらぬ速さの斬撃が特徴のオウル・ドーパントは、「巣」と呼ばれる首から木が生えた巨体と、「本体」である小型のフクロウ型のドーパントで構成された、異色のドーパントです。一瞬で標的を切り刻む素早い斬撃の正体は、本体のフクロウによる攻撃であり、巣である巨体と融合することで完全体に進化します。

完全体は、ナスカの地上絵のフクロウ人間を彷彿させる見た目となり、手足を鳥の脚に変形させたり、背中などから翼を生やし、空中移動しながら攻撃することが可能です。

無機物であれば、あらゆる場所に潜ることができるディープ・ドーパントは、建物や地中などを自由に行き交いできる能力から防御力や回避力が桁外れに高く、仮面ライダー側にとっては非常に厄介なドーパントです。また、ディープ・ドーパントの能力は攻撃への転用も可能で、水を触手のように操って攻撃したり、広範囲にわたって無機質を破壊するなど、攻略が難しいキャラです。

シザーズ＝はさみの如く、人差し指と中指ではさみの手をつくり、直接触れたものをはさみで切るかのように切り裂きます。この能力は距離のある物体に対しても効果があり、狙いを定めて能力を発揮することで、遠くにいる相手にダメージを与えられます。また、発動までの時間が非常に短く、腕が4本もあるため、攻撃範囲も広く、バトル時には気が抜けません。

シザーズ・ドーパントで切れるものは、無機質の他、空間自体を切ることも可能で、空間に切れ目が生じている間に動いてしまうと、片方が吹き飛ばされる危険があります。一方、空間を切られても、切れ目が閉じるまで動かなければダメージはなく、いかに相手に注意を払うかが、シザーズ・ドーパントを攻略するコツでしょう。

裏風都のエネルギーを賄っているリアクター・ドーパントは、溶鉱炉や融合炉のように灼熱の炎や高い圧力を武器とし、高熱使いである仮面ライダーのアーマーを溶解するほどの熱放出や、傷一つ付けさせない強靭なボディが特徴です。

アントライオン・ドーパントの能力は、アリジゴクの如く巨大な巣へ相手を引きつけ、落ちてきたものの体液をすする能力の他、毒針を飛ばして攻撃を繰り出すことが可能です。

トラッシュ・ドーパントは、高い溶解性の他、生物やごみを身体の一部に取り込むことで身体の再生を行うことができる、回復力の高さが特徴です。溶解性は高熱で焼き潰すことで進行を抑えることができる一方、ゴミ捨て場のように、トラッシュ・ドーパントの回復に有利な場所での戦いは苦戦を強いられるため、能力あるいは環境のどちらかを封殺しないと、ドーパントを倒すことはほぼ不可能でしょう。

クラブ・ドーパントの能力は、蟹のはさみから放たれる切断力・貫通力・斬撃波の高さや、全身を覆う外骨格の硬さのように、攻撃力・防御力の高さが持ち味です。また、蟹の泡を繰り出すことで身体の修復再生を図ったり、身体の滑りをよくしてダメージを緩和させることもできます。

究極のエンターティナーを自称するラーフ・ドーパントの能力は、自らの皮膚を変化させて、人間から恐竜まであらゆる生物への擬態が可能なライブテクスチャーです。ラーフ・ドーパントは、ガイヤメモリの中でもゴールドランクに位置づけられ、使い方次第では非常に強力な能力となります。

漫画「風都探偵」から登場した新設定・ハイドープとは、ドーパントの上位にあたる存在で、ハイドープに覚醒すると、ガイヤメモリとは異なる自分だけの能力を獲得することが可能です。以下では、裏風都の謎の組織からも注目されている、風都探偵のハイドープの概要や能力について、あらすじネタバレを交えながら考察しました。

ガイヤメモリを長期に渡って使い続けると、まれに超能力に目覚めることがあり、その能力に目覚めたドーパントをハイドープと呼びます。ドーパントの一段階上の存在とされ、メモリ値の限界を超えた力を発揮することができると同時に、キャラごとに目覚める能力が異なることが特徴です。

また、裏風都では、ハイドープに目覚めているかどうかも重視されており、謎の組織・街を率いる万灯雪侍も、ハイドープとしての覚醒を街の住民の基準としています。

ドーパントからハイドープに覚醒することは、ガイヤメモリで得ることができない力の増大や、新たな能力の獲得だけでなく、ドーパントに変身しなくても能力を使えるというメリットがあります。ハイドープで得られる能力はキャラごとに異なり、メモリとの関連性が薄い、または関連がない能力に目覚める傾向があり、その人の悪意などの負の感情や性質によって能力が決まると考えられます。

また、ハイドープは鍛えることで、ドーパントに変身せず生身の人間で自身の能力を発揮したり、メモリに邪念を送り込むことで、メモリを使った者を間接的に操ることも可能です。

平成仮面ライダーシリーズにも登場する財団Xは、裏ではある壮大な目的のために暗躍する謎の組織であり、表向きには科学研究財団を名乗っています。財団Xは、漫画「風都探偵」でも言及され、財団の正体が暴かれるのではと注目されています。以下では、「風都探偵」から、財団Xの概要や平成仮面ライダーシリーズへの登場、「風都探偵」で言及された財団Xのその後について、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

風都探偵の財団Xとは、世間では科学研究財団として知られているものの、実態は強力な兵士の入手を目的とする闇の組織であり、いかがわしい組織または個人への援助を行っているとも推測され、死の商人とも評されています。財団Xは架空の組織とされ、世間に気づかれることなく、巨大企業や団体を母体にして利用しています。

組織や個人へ援助した見返りとして、彼らの研究成果を搾取し、自身の戦力を高めることに注力する財団Xの目的は、巨額の資金と世界中に張り巡らせたネットワークを使って、ある壮大な計画を成し遂げることとされるも、財団Xの目的は現時点では分かっていません。

風都探偵の謎の組織に数えられる財団Xは、平成ライダーシリーズにも登場しており、スピンオフ等の関連作品にて観ることができます。例えば、「MOVIE大戦MEGAMAX」では、レム・カンナギの反乱の影響で、組織の有力幹部たちが殺害され、活動の縮小を余儀なくされており、エグゼイドのスピンオフ「ビーストライダー・スクワッド」では、財団Xの者と見られるキャラが登場しています。

また、仮面ライダー平成ジェネレーションズFINALでは、意外な形で登場するなど、平成仮面ライダーシリーズには欠かせない要素になっています。

仮面ライダーシリーズの悪の組織にて、規模の大きさ・戦力共にトップレベルの財団Xは、たとえ幹部メンバーを多数失ってもすぐに戦力を取り戻して帰ってくる一番厄介な敵であり、その強靭さは、一地域を護る仮面ライダーレベルでは組織を崩壊することはできないと言われています。財団Xを壊滅させることは不可能に思える一方、漫画「風都探偵」では財団Xに関する興味深いセリフが登場しています。

照井竜によると、財団Xは組織としてすでに半壊しているとも呼べる状況にあることが指摘され、財団Xの崩壊も時間の問題と考えられるでしょう。また、「仮面ライダーフォーゼ」では、財団Xの会長の存在もほのめかされており、財団Xの全貌が明かされる日も近いでしょう。

「風都探偵」のヒロイン的存在で、T字路での追剥から「T字路の魔女」と呼ばれたときめは、破損したジョーカーのガイヤメモリの所有者であり、現在は主人公・左翔太郎の助手として活動する、記憶喪失の謎の美女です。以下では、「風都探偵」の謎であるときめのプロフィールや、T字路の魔女と呼ばれる理由となった、ロード・ドーパントとの関係を、あらすじネタバレを交えながら考察しました。

漫画「風都探偵」の第1話で登場した女性キャラで、物を浮かせる能力を悪用し、男性からはお金を、女性からは服を奪う行為を繰り返しました。劇中では、ときめに鞄を奪われた坪崎忠太が、鳴海探偵事務所を訪れたことでその存在が明かされ、正体を暴くべく、翔太郎はときめの行方を追い始めます。

ときめの追剥に遭った際、異空間のような場所が発生し、気が付くとT字路で彼女を見失う現象から、ときめは「T字路の魔女」とも呼ばれ、この不可解な現象は、ときめの能力と考えられていました。しかし、調査の結果、ときめのガイヤメモリはすでに壊れており、異空間の発生源は、ロード・ドーパントだったことが判明します。

漫画版ならではの幅広い表現から、グロテスクに感じられるキャラデザや、チート過ぎる能力を持つドーパントの登場が可能となり、特撮版では見ることが出来ない、仮面ライダーとの壮絶な戦いが目を引きます。以下では、漫画「風都探偵」から、ドーパントに関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

特撮ドラマでは、スーツの制作上の都合から敵キャラなどのデザインが限られてしまう一方、「風都探偵」では二次元ならではの表現の幅広さを活用し、実写では難しいとされてきた複雑なデザインのドーパントが登場しています。青年漫画として描かれているため、デザインによってはグロテスクさも感じられるも、ありそうでなかった斬新なデザインがファンを魅了しています。

特撮ドラマ・仮面ライダーWの正統続編として描かれた漫画「風都探偵」と言えば、前作の世界を引き継いだ世界観は勿論、漫画ならではの設定やキャラデザが人気に拍車をかけ、特撮ファンからも注目されています。「風都探偵」の感想の中には、漫画ならではのデザインや能力が目を引くドーパントの登場を称賛する声も見られ、新たなドーパントやそれらの上位・ハイドープの登場に期待が高まっています。

漫画「風都探偵」と言えば、敵キャラ・ドーパントは欠かせない要素であり、漫画化によって可能となった複雑なデザインがかっこいいとの感想が寄せられています。また、漫画版では、ドーパントに関する詳細な設定も見どころであり、主人公・左翔太郎たちの新たな活躍と同時に、読者の予想を上回る能力・強さを秘めるドーパントの登場にも注目が集まっています。

漫画「風都探偵」のドーパントのキャラ一覧と正体、能力や強さ、ハイドープの概要、謎の美女・ときめとロード・ドーパントとの関係などを、あらすじネタバレを交えながら紹介しました。特撮ドラマ版から登場するドーパントは、続編漫画編ではデザインの複雑化に加え、能力のバリエーションも幅広くなり、今後、どんなドーパントや能力が登場するのか、「風都探偵」の注目キャラクターです。