【キングダム】羌瘣（きょうかい）の寿命が縮んだ理由は？最後は死亡するのか考察

キングダムの羌瘣（きょうかい）はコミック5巻の49話「伍」で初めて登場し、主人公の信と同じ「伍」の一員となり、「蛇甘平原の戦い」で華麗な剣技を披露します。その後、飛信隊の一員となって様々な戦場で活躍しますが、羌瘣の寿命が縮む出来事がありました。ここでは、なぜ羌瘣の寿命が縮んだのかについて、その理由を考察し、さらに羌瘣は最後に死亡する？についても考察していきます。

作者・原泰久による漫画・キングダムは週刊ヤングジャンプで連載中で、秦の始皇帝に仕えた大将軍・李信の生涯を描いた作品です。2006年に連載が開始されたキングダムはコミック最新刊・65巻が発売され、発行部数が累計9000万部を超えました。2012年に第1シリーズが放送されたテレビアニメ版も2022年4月からの放送で第4シリーズとなり、NHK総合で放送中です。

紀元前3世紀頃の古代中国（春秋戦国時代）を舞台にしたキングダムは、中国を初めて統一した秦の始皇帝に仕え、大将軍になった李信の生涯が描かれています。キングダムはコミックが50巻に到達したことを記念し、2019年に実写映画「キングダム」が公開されました。そして、2022年7月15日には続編となる「キングダム2 遥かなる大地へ」が公開予定です。

キングダムの主人公・信は秦の片田舎で「天下の大将軍」を夢見る少年です。下僕として働きながら訓練に励む信は、秦王・政とその異母弟・成蟜による王位争いに巻き込まれます。この争いの最中、幼なじみの漂を失った信は秦王・政に協力し、成蟜軍を討つことを決意。山の民・楊端和との交渉に成功した政は一気に王宮へと攻め込みます。成蟜軍を撃退した政と信は、中華統一と大将軍という壮大な夢に向かって戦いに明け暮れます。

キングダムの羌瘣（きょうかい）は飛信隊・副長であり、羌瘣隊・五千人将です。羌族の出身。刺客集団・蚩尤（しゆう）の後継者を決める「祭」で姉のように慕っていた羌象を殺され、復讐を決意。仇の情報を得るために戦場に赴いたところで、信と出会いました。「緑穂（りょくすい）」という剣で一族伝統の剣技である「巫舞（みぶ）」を使って戦います。刺客集団の後継として育てられただけあって、圧倒的な強さを備えています。

キングダムでは羌瘣は女性のキャラクターとして登場していますが、秦の始皇帝の時代、秦王・嬴政に仕える武将に、羌瘣という男性が実在しました。史実の紀元前229年、秦が趙に侵攻する際、王翦将軍の指揮の下、羌瘣は楊端和と共に戦いに従軍して趙を攻撃し、一年後には趙を陥落させています。史実の羌瘣の生没年については不明です。

ここまで、キングダムの羌瘣のプロフィールと史実の羌瘣について紹介しました。復讐のために故郷を離れた羌瘣は秦の国で信と出会い、共に戦う仲間となりました。刺客集団・蚩尤の後を継ぐ者として育った羌瘣は、見事な剣技で敵を倒す強者です。そんな圧倒的な強さを誇る羌瘣の寿命が縮んだと言われており、それはなぜ？理由は？についてネタバレで考察していきます。

キングダムの羌瘣の寿命が縮んだのはなぜ？理由は？について、まずそのきっかけとなった戦いについて見ていきます。趙の黒羊丘（こくようきゅう）の戦いで勝利した秦が、次に行ったのが「鄴（ぎょう）攻め」でした。キングダムの46巻で描かれた「鄴攻め」は、趙で最も攻めにくいとされている拠点、鄴を攻略する戦いでした。総大将は王翦、そこに桓騎、楊端和がそれぞれ率いる軍が加わります。

総勢20万という大軍となって鄴攻めが開始されました。対する趙は李牧が総大将で、総勢21万が集結しています。鄴攻めで最も激戦となった朱海平原の戦いが勃発してから15日目、王翦と李牧による秦、趙総大将による戦いが始まろうとしています。王翦軍と李牧軍が真っ向からぶつかり合う中、信は飛信隊を率いて李牧軍の左翼に挟撃を仕掛けます。しかし、李牧軍も挟撃を挟撃で返すという見事な作戦で王翦軍を窮地に陥れます。

李牧軍の勢いに押される秦軍ですが、そこに蒙恬と王賁が駆けつけ、王翦を救出。勝利を手繰り寄せることができた秦軍ですが、飛信隊の目の前に趙の三大天の一人、武神・龐煖（ほうけん）が現れました。龐煖の襲撃によって飛信隊は去亥（きょがい）という結成時からのメンバーを失います。羌瘣は信より先に龐煖に襲い掛かりますが、武神と呼ばれる龐煖の強大な戦闘力には勝てず、これまでに経験したことのない深手を負わされます。

そして、ついに信と龐煖の戦いが始まります。亡くなった王騎から受け継いだ矛で龐煖に挑む信ですが、強大な戦闘力を誇る龐煖の前に劣勢に立たされます。それでも信は何度打ちのめされようと立ち上がり、龐煖に立ち向かいます。そして、とうとう王騎の矛で龐煖を討ち果たすことができました。激闘の末、武神・龐煖を倒した信ですが、信自身も深刻なダメージを受けており、心臓が停止した状態となってしまいます。

信の死亡を認めたくない羌瘣をはじめとする飛信隊のメンバーは動かない信にひたすら声を掛け続けます。信の寿命は尽きていたと嘆く羌瘣は、自身の寿命を削って死亡した信に与える術を使う決心をします。この術は蚩尤に伝わる禁術で、死亡した人間を蘇生させることができます。

しかし、その代償として自分の寿命を差し出さなければなりません。決して使ってはいけないと言われているこの禁術を、羌瘣は信のために使う決心をします。羌瘣はたとえ自分の寿命がすべて無くなったとしても信を助けたいと思ったのでした。

自身の寿命を削って信に与える禁術によって深い瞑想状態になる羌瘣。気が付くと羌瘣は沼に立っており、信は赤い階段の前に立っています。その階段を上る前に信を止めなければならず、羌瘣は声を限りに叫びます。しかし、羌瘣は沼に寿命を吸われている状態です。体がすっかり沼に沈んでしまうと羌瘣の寿命は尽きてしまいます。次第に沈んでしまう体で、羌瘣はどうにか信の体を掴みますが、信はまだ羌瘣の存在に気づいていません。

羌瘣は信の体にしがみつきながら、飛信隊のことや「天下の大将軍」になる夢を思い出してもらおうと必死に語り掛けます。羌瘣の声にようやく気づいた信。羌瘣が信を優しく抱きしめると、元の世界に通じる光の道が開きました。この光の道を通った信は生き返ることができました。しかし、精魂尽き果てた羌瘣は、自力で沼から脱出することができなくなり、沈み始めます。

すると、そこに死亡した去亥と松左（しょうさ）が現れ、あと一歩のところで沼から羌瘣を救い出してくれました。そして、二人は羌瘣を元の光の道へと送り出してくれました。こうして、死亡したと思われた信は、自分の寿命をすべて使い切ったとしても助けたいと思った羌瘣によって生還することができました。ここまで、キングダムの羌瘣の寿命が縮んだのはなぜ？理由は？について見てきました。

キングダムの羌瘣の寿命が縮んだのはなぜ？その理由は？については、羌瘣が激闘の末に死亡した信のために自分の寿命を削って与えたからでした。ここからは、そんな羌瘣の最後は？寿命を削った結果、その寿命が尽きて死亡する？について考察していきます。

キングダムの羌瘣の最後について考察する前に、史実での羌瘣の最後について見ていきます。史実では始皇19年（紀元前228年）に王翦将軍の下、趙を攻めた際、趙の幽繆王（ゆうぼくおう）を捕らえています。趙の滅亡後、燕を攻略する際、中山（ちゅうざん）に駐留しています。この記述の後、史実で羌瘣が登場することはなくなり、その代わりに李信（信）の名が史実に見られるようになります。

史実での羌瘣のその後については記述が無いため、最後については謎のままです。それでは、キングダムでの羌瘣の最後はどうなるのでしょうか？キングダムの羌瘣は信を生き返らせた後、戦いの場から身を引く可能性があると言われています。ただし、キングダムの羌瘣はいつかは将軍に、という目標があります。

しかし、史実との兼ね合いから、羌瘣がこれ以上何らかの戦績を上げたり、出世することは考えにくいということです。そこで考えられているのが信との結婚です。羌瘣は将軍になる夢の他に信の子を産むという夢を持っており、信にも伝えています。信との関係は良好であり、羌瘣は自分の寿命を削ってでも信を助けており、信への想いは非常に強いと考えられます。

キングダムの羌瘣の最後について見ていくと、史実では燕攻略から不明となり、その最後は謎のままでした。ここからはキングダムの羌瘣の最後は寿命で死亡する？について考察します。もし羌瘣が信と結婚したなら、その最後は戦場での死亡ではなく、寿命で死亡すると考えられています。なぜ、寿命で死亡するのかについて、その理由を見ていきます。禁術で信に自分の寿命を与えた羌瘣ですが、その場で死亡しませんでした。

寿命を与えたはずの羌瘣がなぜ、死亡しなかったのでしょうか？その理由は、寿命をすべて使い切っていなかったからだということです。それでも寿命は削られており、死亡する時期が早まっていると考えられます。さらに禁術を使ったことで戦闘能力まで弱くなっているかもしれません。これまでのような強さを発揮できないかもしれず、それが理由で飛信隊を脱退。最後は自分の寿命が尽き、死亡するのでは？と考えられています。

ここまで、キングダムの羌瘣の寿命が縮んだのはなぜ？その理由は？について見てきました。そして、キングダムの羌瘣の最後は寿命で死亡する？について考察してきました。ここからは、アニメ版キングダムで羌瘣を演じている声優・日笠陽子の紹介を行っていきます。

キングダムの羌瘣の声優・日笠陽子は1985年7月16日生まれ、神奈川県出身、血液型・O型、「アイムエンタープライズ」に所属する声優、歌手です。2007年にアニメ声優としてデビューを果たします。「けいおん!」（秋山澪役）では作中で結成されたユニットで歌唱賞を獲得し、「進撃の巨人」（2013年）ではエンディング曲の歌唱を担当するなど、歌手としても活躍しています。

声優・日笠陽子の主な出演作とキャラ、「はたらく魔王さま!」勇者エミリア、「ダンガンロンパ」霧切響子、「魔法少女育成計画」ルーラ、「アイカツフレンズ!」天翔ひびき、「ありふれた職業で世界最強」ティオ・クラルス、「魔法科高校の劣等生 来訪者編」アンジェリーナ＝クドウ＝シールズ、「憂国のモリアーティ」アイリーン・アドラー、「SHAMAN KING」麻倉葉、「陰の実力者になりたくて!」アイリス・ミドガル。

キングダムの羌瘣と信の関係についての感想・評価です。羌瘣と信の関係については、結婚する？というところでも紹介しました。羌瘣は自分の寿命を削ってでも信を助けるなど、信への想いはとても強いということでした。こちらの感想では、羌瘣と信が交わす言葉は少なくても互いに信頼し合っている感じが好きということです。また、頑張り過ぎるところのある羌瘣を、しっかりと受け止める信が好きだという感想です。

キングダムの羌瘣はコミック62巻で、信のことが好きという気持ちを表しています。それ以前にもコミック34巻364話で、羌瘣は信に「お前の子を産む」と発言しています。そんな羌瘣と信の関係性が良いという感想です。

キングダムの羌瘣と信の関係についての感想・評価です。信が率いる飛信隊で副長を務める羌瘣。二人は戦場で数々の修羅場を潜り抜けてきました。作中では二人が良い関係を築いていると思われるシーンがよく登場しています。このような、羌瘣と信の組み合わせはとても好きで、ワクワクした気分だという感想です。

いかがでしたか？キングダムの羌瘣の寿命が縮んだのはなぜ？その理由は？についてと、羌瘣の最後は寿命で死亡する？について考察してきました。なぜ寿命が縮んだ？の理由は、死亡した信を助けるために自身の寿命を削って与える禁術を使ったためでした。また、羌瘣の最後については、信と結婚する可能性があり、戦場で死亡するというより、禁術で少なくなった寿命によって死亡すると考えられていました。

羌瘣と信の結婚について、羌瘣が信に告白していたということもあり、可能性があるということでした。そんな二人の関係性が好きという声が寄せられていました。これからも羌瘣の活躍や信との関係に注目して、キングダムをお楽しみください。